(リョウ「これは私たち結束バンドの10年後のお話だよ。それでも良かったら見てね」)
(ピロン)
り「ロインだ。げっ…郁代か」
ぼ「え?…あー…」
ある日のこといつものようにゴロゴロしていると通知が鳴った。私とぼっちは曲作り(ほとんど私だけど)の時にしか発言しないからこういう時は郁代か虹夏のどちらかなんだけど今回は郁代みたいだ
正直郁代から始まるロインでいい思い出がないから勘弁して欲しい
り「ぼっち、今回も嫌な予感がするんだけど私だけかな」
ぼ「あっ私も嫌な予感がします」
り「だよね」
ぼ「と、とりあえず見てみましょうよ」
確かに見て見ないことにはなにも変わらないよね
これで嫌な予感が当たったらすごいけど…
喜(今度皆さんで懐かしい制服を持って来て着ませんか!?)
虹(何言ってるの)
喜(この前実家の掃除をしていたら高校の時の制服が見つかったのでもう一度来てみたいなーと思いました!)
虹(今の私達の年齢考えて言ってる?!)
うん、予想通り変な事だった
私達が少し話している間に虹夏が相手をしてくれてたみたいだけど…一応私たち昔の店長に近い年齢だからね?27歳で制服は少し…いやだいぶ抵抗があるから。大人でも近場でそんな人みた…あっ…ぼっちのお母さんがこの前ふたりの制服を着て本気で説教されてたの思い出した
まぁあれは別枠だけどさ
り(流石に恥ずかしいからね)
喜(先輩!よく考えてください!)
り(よく考えるのは郁代の方だと思うんだけど)
喜(昔は見れなかったひとりちゃんの制服姿が見れるんですよ?)
り「……見たいかも」
ぼ「リョウさん!?」
しまった、つい口が滑ってしまった
でも確かにぼっちは今とあまり変わらずにピンクジャージだけしか着ないし前に旅行に行った時に1回だけ違う服を来ただけだから見たいのは本当なんだよね…でもこの流れだと私まで探し出して着ることに…どうするか
ぼ「あ、あの…見たいのでしたらここで着替えますので断りませんか…?虹夏ちゃんも乗り気では無さそうですし…」
り「え?ここで着てくれる…というよりこの家に持ってきてるの?」
ぼ「あ、はい…流石に家に置いておくとお母さんが着替えますし…捨てるのも勿体なくて」
り「…それは言えてるけどさ」
ぼっちの顔が諦めてる気がする…まぁそれは置いといて確かにここで見られるのなら虹夏を助けられるし私も面倒な事をしなくてもいいし一石二鳥ではあるかな
ぼ「…あっ…でも流石に恥ずかしいので先輩も着てくださいね」
り「そうなるよね…」
うん、想像はしていたけど美味い話だけで終わるわけないよね…ぼっちにしか見られないとはいえ制服か…着る機会なんてなかったから流石に私も恥ずかしいな…そうだ
り「…私も着てあげたいけどここにはないからね。家のも見かけないし処分されてるんじゃない?」
うん、これを言えばさすがに無理だと判断してぼっちだけが着ることになるはず…ふふふ、我ながらいい考えだよね
ぼ「あ、リョウさんの制服なら持ってますよ」
り「なんで???」
私の聞き間違いじゃなければぼっちが持ってるって事だよね。百歩譲ってあるのなら分かるんだけどなんで持ってるの??…まさか…私の家に行った時に漁って持ってきたとか
り「…」
ぼ「そ、そんなに睨まないでください!?リョウ先輩のお母さんから貰ったんです!」
り「え?」
ぼ「引越しの時に貰いましたけど…今寝室のベットの下にあると思います」
り「…そうだっけ」
ぼ「…はい」
り「…疑ってごめん」
良かった…ぼっちなら確かにそんな事はしないと信じてたけど予想外のことで辱められたことがあるせいか怪しんでしまった…
しかしこれでは逃げ道が無くなってしまった…残念
り「とりあえず郁代の暴走は止めたし…着てみる?」
ぼ「…本当に着るんですか?」
り「私はぼっちのが見れたら満足だから着たくない」
ぼ「ダメです、リョウさんが着たら私も着ます」
り「だよね」
こういう時のぼっちはなんでここまで頑固なのだろう…仕方ない、入るか分からないけど…私もあれから何がとは言わないけどぼっちのせいで大きくなったと思うし…うん、入らなかったら諦めてもらおう
り「…じゃあ入らなかったら諦めてよね」
ぼ「あっ分かりました」
り「それじゃ着替えてくるね」
ベットの下…うわっ本当綺麗に取ってある…なんでまた着る羽目になったんだろう…今度郁代に会ったら草屋でも投げつけようかな
り「…嘘でしょ」
…私もあれから大きくなったりしたと思ってたはずなのにスカートもどこも変わらずに履けてしまった
これは太ってないと喜ぶべきなのかそれとも成長してないと悲しむべきか…悩むな…とりあえず…恥ずかしいしはやくぼっちに見せて脱ごう
り「着たよ」
ぼ「わぁ…前と同じ…」
り「それは私も気にしてるからやめて、もう少し大きくなってると思ったのに」
ぼ「でも…懐かしさが凄いですね…わっ…細い…」
そういうとぼっちは私の体を隅々まで見つめ挙句の果てに腰周りまで触り始めた。なんだか触り方がいつもよりぎこちない気がするけど…流石に恥ずかしいしぼっちの目が本気すぎる…恥ずかしさより少し恐怖も出てきたんだけど…
り「…私も着たんだからはやくぼっちも着て、ちゃんとジャージは脱いでよね」
ぼ「あっやっぱりジャージはダメですよね」
り「当たり前でしょ」
ぼ「うう…行ってきます」
ぼっちが制服を着る前に私が襲われる前にぼっちには早く着てもらわないと。一応カメラを用意して虹夏達にも見せてあげる準備もしておこうかな…この後は絶対に私が恥ずかしい目に会うんだろうけど…
り「………遅くない?」
ぼっちが着替えに行って数十分…流石におかしい…もしかして時間を稼いで逃げようとしてる…?いやぼっちの性格上それは無いはず
り「ぼっち、きがえおわ…何してるの?」
ぼ「わっ!?」
り「危なっ!?」
寝室を開けると何故か私の顔に目掛けてボタンが飛んできた。ギリギリで避けられたけど何してるのぼっち…はやく着てくれないと仕返し出来ないのに
り「…なにしてたの?」
ぼ「えっと…制服を着ようとしていたんですけど…チャックとボタンがハマらなくて…」
り「…」
ボタンが飛んできた衝撃でよく見えなかったけどスカートも上も確かに中途半端になっていた
…私は成長してなかったのにぼっちだけは成長し続けてたのか、なんだか悔しい…うん今何か頭の中で糸が切れたきがする
ぼ「っ!?りょ、リョウさん!?」
気がつくと私は床にぼっちを押し倒していた。普段は私がされて私からするのは苦手なはずなのに今日だけはなんだかいける気がする
り「ごめん、ひとり…抑えられないかも」
ぼ「えっ…っ〜!?!?////」
その日私はぼっちと付き合って10年、初めて自分からぼっちに勝利した