ここは…どこだろう?さっきまで私はスターリーに居てそして…そうだ、何故か時が巻き戻っていて5月26日になってたんだ…それから私はぼっちに恋人がいるか聞いて…
「あっ起きた?…ってこっちだと眠ったになるのかな?」
り「……虹夏」
「だーかーらー!ニジカエル!本当にどこのリョウも話を聞かないね…」
り「分かってるよ。それで…あの世界はなに?」
目の前の虹夏にそっくりだけど天使の輪っかがあったりするニジカエルと名乗る女の子がプリプリ怒ってる…可愛いけど今はそんなに事に構う力はないんだよね
「あの世界はリョウが砂時計を回したせいでおかしくなったんだよね」
り「やっぱりあの砂時計が原因なんだ」
「うん…まぁ、手違いでこっちに入れた私も悪いんだけどさ…」
り「……私とぼっちは恋人じゃなくなったって事だよね?」
「そう…なるね」
り「……何か戻す手段はないの?」
「一応あるよ?」
り「そうだよね……え?」
「あるよ?」
あまりにも軽く言うものだからスルーしてしまう所だった…なんだ、あるならここまで落ち込まなくても良かったじゃん…
り「それで…どうやったら元に戻るの?」
「あの砂時計は見ての通り時間を進めるんだけど…元に戻しても時間「だけ」しか戻らないの」
り「時間…だけ?」
「そう、だから気持ちとかは戻らないんだよね」
り「つまりはぼっちが私を好きになれば完璧に元に戻る…ってわけ?」
「流石リョウだね!好きな物に対しては頭が働くじゃん!」
り「バカにしてる?」
でもそんな簡単な事で良かったんだ…つまりはぼっちに告白して付き合えば最後のピースが完成するんだよね?ならはやくこの地獄とも言える時間を終わらせないと
「それで…大丈夫そう?」
り「いつも言ってることを言えばいいだけでしょ?大丈夫だって」
「…じゃあ頑張ってね?無理だけはしないで」
り「?うん…分かった」
何故か天使は悲しそうにしていた…何なのだろう?今回は来るのが分かっていたからゆっくり目を閉じてまた目を開けると…見慣れない天井があった
嗅ぎなれた匂い…これは…虹夏の部屋…かな?体を起こすと横には虹夏がウトウトしていた
り「虹夏、起きて」
虹「んん…あっ!リョウ!?大丈夫…?」
り「うん…心配かけてごめん」
虹「なんだか素直…無茶しないでよ?」
り「分かってる…ぼっち達は?」
虹「もう夜も遅いしみんな帰ったよ」
り「……そっか」
虹「それで、なんで倒れたの?」
り「…………寝不足かな」
虹「……そう…さっきも言ったけど本当に無理だけはしないでよ?」
り「分かってる」
虹夏には何度も相談に乗ってもらった事もあったお陰で本当の事を言いかけたけど…今回のはダメだよね
だって…もし虹夏がぼっちを本気で追いかけたら今の私には勝ち目がない。つまりは一生元には戻せなくなるということだ
その場はなんとか誤魔化しつつも次の日ぼっちにロインを送ることにした。たまたま歌詞を見る約束もしていたからちょうど良かった
ぼ「あっ遅れてすみません…」
り「気にしないで、私が早く頼んだんだから」
ぼ「は、はい…あっ!お体の方は大丈夫でした?昨日急に倒れましたけど……」
り「あー…寝不足が祟ってね…虹夏にも怒られたよ」
ぼ「なるほど…では早速歌詞をお願いします」
り「んっ拝見いたす」
初めは約束通り歌詞を見ることにした。記憶に残っている通りいい歌詞だ…あれ?でもこの日に持ってきた歌詞ってこんなのだっけ…もっと先だったような…
私が長い間見ていると心配そうにぼっちが私を見ていた
ぼ「あ、あの…ダメでした?」
り「いや…とてもいいよ」
ぼ「よ、よかった…」
り「それじゃあこれを返すね」
ぼ「あっはい」
り「……」
ぼ「……」
ぼっちにノートを返した後の会話はほとんどなく…なんだか苦しい…未来?のぼっちならこの静けさも気にはならないはずなのになんでだろう…と、とりあえず…私が未来に戻るためにもぼっちに告白してOKを貰わないと…
り「ぼっち」
ぼ「は、はい!」
り「そんなに驚かなくてもいいよね?」
ぼ「あっすみません…」
り「それで…その…今日早く呼んだ理由なんだけど」
ぼ「あっ気になってました」
り「………」
何だか懐かしい…初めてぼっちに告白した時もこんなに心臓がバクバク言ってたよね…でもこれも2回目だから少しは慣れてるはず…言うぞ
り「ぼっち、私と…」
(いませんよ?好きな人もいませんし)
り「つ…つ…」
ぼっちが首を傾げながらも私を待ってくれている…これを言えば戻れる…でも…もし断られたら?あの時は薬の影響でぼっちとの仲が縮まって最終的に薬のお陰で付き合えることができた。でも今のぼっちにはそんな記憶なんてない…じゃあ…ここで断られたら私はどうなる?虹夏達から抜け駆けされたと言われてぼっちも断った相手とは居ずらいだろう…そしたら結束バンドは…でも…言うんだ…私は…
ぼ「…つ…?」
り「……釣りに行かない?」
ぼ「…またお金が無くなったんですか…?」
り「……うん」
ぼ「…こ、今度みんなで行きましょう」
り「そう…だね」
…臆病だった。やっぱりみんなとの居場所を壊す可能性があることを試し感覚で言えない
そうしてぼっちには先に帰ってもらって姿が見えなくなったのを確認してから私は声を抑えて泣き続けた
り「…戻れないのかな…私…」
あの幸せな時間は天使のミスと私の好奇心によって全て無くなってしまった。願わくばこの姿を誰にも見られずに結束バンドが続きますように
「………あれって…?」
書いてて辛いいい…見てて楽しみな人いるのかな…