ぼっちからロインが届いた時にはびっくりした。今日はぼっちは休みだからぼっちの家に行くことを覚悟していたんだけど何故か下北沢に来ているらしい
気にはなるけど今は覚悟が決まったうちにはやくぼっちに会いたい気持ちでいっぱいだった。ぼっちの詳しい場所を聞くと私の家の近くだったので住所を送って待ち合わせることにした
ぼ「あっ先輩…えっと…大丈夫ですか?」
り「けひゅぅ…けひゅう…な、なん…とかね」
ぼ「これお水です…」
り「…あ、ありがと…ふぅ…少し落ち着いた…それじゃあ中に入ろっか」
ぼ「あっはい…お邪魔します 」
体力ないのに全力疾走するものじゃないね…少しは落ち着いたけどまだ体がきついから…でも今はそんな事言ってる場合じゃない。ぼっちを私の部屋に案内しよう
ぼ「ここが先輩のお部屋…」
り「うん、リラックスしていいからね」
ぼ「……は、はい」
り「……」
ぼ「……それで…何かありましたか…?」
り「……」
ぼ「先輩? 」
り「あっごめん…ちょっと緊張してね」
ぼ「先輩も緊張するんですね」
り「ぼっちは私をなんだと思ってるの?」
ぼ「え…なんでしょう…?」
り「…私の話の前に…なんでこの辺りにいたの?ぼっち今日は何も予定ないよね?」
ぼ「……実は…夢を見たんです」
ぼ「先輩が倒れた日の夜…変な出来事ばかりの夢でしたけど幸せそうに笑ってる先輩と私が見えたんです」
り「……」
ぼ「わ、私なんかがおこがましいと思うんですけど…付き合うってこんな感じなのかなって…そんなふうに思っていたら虹夏ちゃんみたいな天使?さんが現れたんです 」
ぼ「正直何を話したのか全く覚えていないのに起きたらこの辺りに行かなくちゃって感じて…」
り「それでこの辺りに居たってことね」
ぼ「はい…」
ニジカエル…元凶ではあるけどやっぱり虹夏に似て責任を感じてたのかな…話した感じ悪意を持ってこんな事をしたとは思えないからね…とりあえずは土台が出来た、虹夏や郁代…そしてニジカエル…また私は色んな人に手助けをしてもらってここにいるんだね…よし
り「……理由は分かった。次は私が呼んだ理由だね」
ぼ「は、はい」
り「……ぼっち、私ね?ぼっちの事が好きなんだ」
ぼ「へ?」
り「ライブのカッコイイときのぼっちも好きだし料理が上手いのも好き…」
ぼ「えっ…な。なんでそれを…」
り「他にも好きになった人には一途なのも好き…ぼっちの全部が好き」
ぼ「……」
り「こんな事突然言われても驚くかもしれないけど…私はこれを言いたくてぼっちを呼んだの」
り「……答え…聞いてもいい?ひとり」
言った…これでダメなら私は諦めるだけだ。私にはもう時間がない…多分断られたら今の私は消えるだけだ
暫くの間沈黙が続き私にとっては永遠にも感じられる程の長さだった。10分ほど位経った頃ぼっちが急に笑い始めた
ぼ「……えへへ」
り「……ぼっち、私真剣なんだけど…」
ぼ「あっ…すみません…なんだか待っていたみたいな気がして嬉しくて…」
り「待っていた…?」
ぼ「……私なんかで良ければ…これからもよろしくお願いします…!」
り「っ…ぼっち…!」
ぼ「わっ…えへへ…くすぐったいです…♪」
ぼっちに抱きついた…うん…この安心する所に帰ってこれたんだ…これで元の世界に戻れる…そう安心した瞬間強い眠気に襲われぼっちの胸の中で眠ってしまった
気がつくとまた砂時計の部屋に立っていた私に天使が笑顔で近づいてきた
「あっ戻ってきた!おつかれ!」
り「…虹夏」
「最後まで言わないね!?ニジカエルだって!」
り「私にとってはどっちも虹夏だよ」
「もー…とりあえずはおめでとう!これで暫くしたら元に戻れるよ!」
り「うん…良かった」
「それにしても熱烈なプロポーズだったね!惚れ惚れしちゃったよー」
り「うっ…それを言うなら虹夏だって私の事心配してぼっちの方に手回ししたんでしょ?」
「なっ…なんのことかなー?あはは」
わかりやすっ…私以上に分かりやす過ぎない?目は横に逸れてるし明らかに動揺しまくってる…これで天使なの??
「と、とりあえず…次に目が覚めたら元に戻ってるよ」
り「はぁ…虹夏のせいで大変な目にあったよ…」
「うう…悪かったって…」
り「…これでお別れ?」
「……そうだね。多分会えないよ」
り「それは嫌だ」
「なんで!?」
り「こっちの虹夏にもお世話になるから」
「老介護しないって言ったでしょ!?」
り「やっぱり虹夏じゃん」
「あっ」
り「なんでこんな事したの?」
「……私は別の世界の虹夏だよ…」
さっきまでの笑顔は消え悲しそうな笑いに変わった虹夏。やっぱり何か理由があったんだ
「今日リョウが体験したみたいに世界って言っても色々あるのは分かったよね?」
り「うん」
「私の世界では色々あって天使の私が下で生活してたって世界なんだよね」
り「天使なのは本当だったんだ」
「……それで戻ってきた時にその世界のリョウが私が居ないことで自○しちやって…色々あって転生してくれたんだ」
り「……重くない…?」
「私もそう思うよ。それでね最初は納得してたんだけどやっぱり話せないし会えないのは寂しくて…」
り「もしかして私のことが好きだったとか? 」
「鈍感なリョウにしてはよく分かったね。うん…大好きだった」
「そんな時にこの世界のリョウとだけは何故か繋がったんだ。それで気の迷いで呼んだの…まぁ恥ずかしくてすぐに行けなかったんだけどまさか砂時計をひっくり返すなんて思ってなかったかな」
……想像以上に重たい話で正直ビックリ…まぁ確かに私もぼっちがいなかったら虹夏に依存していたと思うし別の世界の私が自○したくなるのも分かるかな…それにしても呼んで置いて放置するのは酷いけどね
「ごめんね?私の事情に付き合わせちゃって…」
り「……寂しかったらたまに私の所で良かった来たら?」
「え?」
り「多分だけどそっちの私は転生してもまた会いに来ると思うしそれまでの間私で良ければ話すよ」
「……」
り「ここの世界の私はぼっちが好き。だけど多分そっちの世界の私は虹夏の事が好き…だったら同じ私の考えなら絶対に会いに行くと思うよ」
「…うん、そうだね…ここに来るって事は○ぬ事だから早くは来て欲しくはないけどアイツなら普通に○んでから来そうだね」
り「私だからね」
「ふふ…何それ」
「…そろそろ時間かな?また寂しくなったら話しかけるかもね」
り「その時はお茶よろしくね。あとはカレーとかも」
「だったらそっちはぼっちちゃんとのイチャイチャ話が聞きたいな!」
り「ぐっ…そ、それは恥ずかしい…」
「あはは!…それじゃあ…またね!」
り「うん、またね?虹夏」
良かった。重たい話だったから自身はなかったけど元気になってくれて…どんな世界でも虹夏には笑顔でいて欲しいから…
目を閉じてゆっくり開くと見慣れた天井が見えた…私の部屋だ。時計を確認すると9月19日の12時を刺していた…戻って来れたんだ…良かった…あれ…ぼっちからロインが来てる…私の家に来る…?
首を傾げていると玄関からチャイムが響き急いで身支度を済ませているとぼっちが私の部屋に入ってきた…元に戻ったと実感するけど遠慮なく入ってくるよね…いいけど
ぼ「お、お邪魔してます」
り「早いよ…」
ぼ「えへへ…何故か会いたくなったので…」
り「……私もだよ」
ぼ「え?」
り「なんでもないよ」
ぼ「あっ…そうだ…遅くなりましたけど…お誕生日おめでとうございます!」
り「うん…ありがと。ひとり」
ぼっちから紙袋を受け取って中を見ると…ぼっちと私の髪の色をした髪飾りだった
か、書き終えた…実はニジカエルは山田転生後の本物の設定でした。Hfdを使うのは卑怯だけどどうしても混ぜたくて使ってしまいました…
ちなみに補足でプレゼントは原作山田が付けているアレが2人の色のやつです)
り「ぼっち、よくお店で見つけてきたね」
ぼ「えへへ…インターネットって凄いです」
り「まさかの発注…」