リョウ「ぼっちに赤面させられる話」   作:気弱

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番外編です!付き合ってない時空になります


番外編 虹夏「最近リョウがぼっちちゃんにイタズラしている」

最近私の幼なじみのリョウはあることに熱中しているんだけど…それがぼっちちゃんにイタズラをすることらしい。初めて聞いた時は私も怒って止めようもしたんだけどリョウ曰く簡単なイタズラでビックリさせるだけらしく内容を聞いても確かに友達同士ならやりそうではあるイタズラだったので何も言わないことにした

だけどちょっと…リョウが調子に乗ってるかも?と思ってしまった。それはいつものように私の家にご飯をたかりに来た時のことなんだけど…

 

り「ん、そういえば今日はミーティングの日だよね?」

 

虹「まさか忘れてたなんて言わないよね?」

 

り「そんな訳ないじゃん」

 

虹「それじゃあ何?」

 

り「今日ぼっちに死んだフリのドッキリをしようと思うんだ」

 

虹「はぁ?」

 

り「死んだフリのドッキリ」

 

虹「そこは聞こえてるから!」

 

私が聞こえていないと思ってるのかワザとなのかは分からないけどこのお気楽な幼なじみは何故かドヤ顔で話を続けた。本当に何がしたいの…

 

り「最近私がぼっちにイタズラするの知ってるよね?」

 

虹「まぁね、なんでだっけ?」

 

り「指が八本になるっていうドッキリ知ってる?」

 

虹「確か右手の親指と人差し指の間を開け、全ての指を曲げてから左手の人差し指、中指、薬指を右手の親指の横に重ねるやつだけ?私も見たことあるけど驚く?」

 

り「それがぼっち大慌で電話掛けてきて「指が増えてますよ!?の、呪いとか…大丈夫ですか!?」って必死に……それが面白くて」

 

虹「だから続けてたんだね…子供か…」

 

り「でも目の前で慌ててるぼっち面白いよ、この前なんか目が吹っ飛んでた」

 

虹「可哀想だからやめてあげなよ…それに死んだフリって喜多ちゃんが反応したらどうするの?」

 

り「そこは大丈夫、今許可取ったから」

 

虹「喜多ちゃん…どうなっても知らないからね?」

 

私の目の前にスマホを出すと、画面には喜多ちゃんとのトークが開いてあって確かに了承していた。喜多ちゃん…最初は唸ってるのにぼっちちゃんの可愛いところが見れるって言葉で即答するのはやめなよ…珍しくやる気になっているためリョウを止めることは出来ずに等々ミーティングの時間になってしまった。いつものように今後の事や練習とかを話しあとは締めの挨拶をするだけになった

 

虹「それじゃあ今日のミーティングは終わりだね!今月もがんばろー!」

 

ぼ「お、おー…」

 

り「ぼっち、元気ない…うっ…し、心臓が…あー…」

 

喜「えっ、先輩!?」

 

虹「リョウ!?」

 

ぼ「え?…リョウ先輩!?大丈夫ですか!?」

 

り「……」

 

ぼ「ど、どうしたら…あばば…」

 

突然始まるから私もビックリしたよ…でも確かにぼっちちゃん物凄くいい反応してくれるよね…喜多ちゃんも分かってるからなのかちょっとニコニコしてるし…というより「あー」ってなに!?わざとらし過ぎるでしょ!!それに騙されるぼっちちゃんもだけど!

数秒程ぼっちちゃんが慌てていると何故か急に覚悟が決まった顔つきになった…え?何するの?

 

ぼ「っ…」

 

虹「ぼっちちゃん…?なにするの…?」

 

ぼ「こ、こういう時は人工呼吸がいいって…わ、私いきます!!」

 

喜「え!?」

 

り「っ!?待ってぼ…んんんんー!!?!?////」

 

虹「ぼっちちゃーん!?」

 

喜「う、羨まし過ぎる…」

 

流石に慌てて起き上がろうとしたけどもう遅かった…目を開けて言い訳をしようとしたけどぼっちちゃんは目を瞑ってて見えてなかったようでもはやキスの状態に…ぼっちちゃん…人工呼吸は心臓が止まった人には意味がないんだよ…わっ…し、舌まで入れてる!?もはやそれディープキスってやつじゃない!?喜多ちゃんも顔を手で抑えながら隙間から見てるし…暫くジタバタと暴れていたリョウもぼっちちゃんのキスに蕩けてしまい最終的にはピクピクと痙攣するだけになっていた…しかも真っ赤で

 

ぼ「ぷはっ…あ、あれ…リョウ先輩…?」

 

虹「ぼ、ぼっちちゃん…大胆だね…///」

 

喜「わー…うわぁ…///」

 

ぼ「へ?」

 

り「……う、上手かった…です…///(チーン」

 

ぼ「りょ、リョウせんぱーい!?」

 

その日は腰が抜けたリョウの面倒を見るのに忙しくて心臓マッサージとの違いを教えるのを忘れちゃった…まぁリョウはこれに懲りたみたいでぼっちちゃんの顔が見れなくなってたりしたけど…いいよね!!今度時間がある時に救命の仕方をぼっちちゃんに教えないとね

 

ぼ「えっと…リョウ先輩…?」

 

り「っ…ま、また後でね!!////」

 

ぼ「に、逃げられた…ひん…」

 

 

 

○○○○○○○○○○○○○○○○○

 

 

 

 

星「うぅ…心臓がー…」

 

ぼ「て、店長さん!?」

 

そして次の日…私とぼっちちゃんだけがシフトの時何故かお姉ちゃんが胸を抑えて倒れてしまった…いや、わざとらしすぎるでしょ!!こっちチラチラ見てるしもはや棒読みだったし!!…って…いけない!?ぼっちちゃん心臓=人工呼吸って覚えちゃってるから…それが狙いか!?早く教えないと!

 

ぼ「に、虹夏ちゃんは119をお願いします!私は心臓マッサージをしますので!できればAEDもあれば嬉しいです!」

 

虹「え?」

 

星「待って!?冗談だからそこまで本気にならなくていいから!」

 

ぼ「へ?よ、よかった…心配しました…」

 

星「ぐっ…純粋な瞳が……私に刺さる」

 

虹「本当だよ!ふざけるにしても洒落にならないからね!」

 

星「はい…」

 

全くお姉ちゃんには困ったものだよね。それにしても…ぼっちちゃんの指示は教科書通りで完璧だったよね…喜多ちゃんとは昨日連絡して私が教えることになってるから心臓マッサージが正しいなんて知らないはずなのに…とぼとぼと去っていくお姉ちゃんを尻目にぼっちちゃんの所に行く

 

虹「ぼっちちゃん…昨日のって…」

 

ぼ「……この事はリョウ先輩に秘密ですよ…?」

 

虹「…う、うん」

 

ぼ「あっ…PAさん…何かお手伝いありますか…?」

 

私が昨日のことを聞こうとすると困ったように笑いながら口に人差し指をたてた…え…ぼっちちゃん…まさかね…?呆然とする私を他所にぼっちちゃんはどこかに行ってしまった

 

 

 

 

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