俺の脳内選択肢が学園ラブコメ(男だけ)を全力で助けてくれる。   作:藤原久四郎

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どうもこんにちは、続くんですね。はい。

相変わらず短いのは許してください!なんでもしますから!


ここはどこの"世界"

 前回までのホモライブ!

 選択肢、貴様だけは絶対にゆ”る”さ”ん”!!

 

 再び俺に選択を迫る声が脳内に反響する。結局俺は自分の意志で様々な事を選択しているようで、脳内選択肢に振り回されているだけなのだ。さて、今回の選択肢だがいくつか問題がある。

 脳内選択肢は基本的に二択、酷い奴が一つで更に輪をかけて酷いものが一つ。これが基本の形だ。だが時折その例に合わないものが出てくる。それが今回のパターンだ。三択の場合だといつにもまして一つしか安全、いや一つは大抵安全なのだ。残りの二つが拙い事にひとつはまず意味が分からない。

 

 宇宙の神秘を見る。

 

 残念な事に脳内選択肢の前では本当に見せられることになるのだ。下手をすればいきなり何もない状態で宇宙空間に投げ込まれ、死ぬこともあるだろう。まぁ論外だ。

 

 神社に辿りつくが、何か起こる。

 

 一見安全そうに見えるだろ?これ罠なんだぜ……。前半はあくまで油断させるための罠で、キモは後半だ。何か起こる。何かってそれはもう何が起こっても不思議ではない。空からいきなりマグロが一億匹降ってくることも、突然目の前に爆弾が現れたり、いきなり命を狙われることになっても、あり得るのだ。

 

 つまり実質一択というのはこういうことだ。

 

 神社には辿りつけないが、何も起こらない。(別イベントあり)

 

 別イベントありはイベントと明記されているだけ良心的だ。つまり本来起こるはずだった神社でのイベントをカットさせてもらうぜ、という代わりに別イベントだZEというわけだ。勿論の事これを選択する。

 

 すると目の前に幻覚で見えていた選択肢が消え、見慣れない景色が再び視界一杯に広がる。そういえば神社には辿りつけないってどういうことなんだろう。物理的に行けないのか、それとも「な、なんだここはッ!! 前も通った道だぞッ!!」みたいなスタンド攻撃に会うのだろうか。

一つ言える事は触らぬ神に祟りなし、という事。

 

 俺は神社の方へ向けていた足をUターン。目的地を次に近くにあった駅と書かれた場所に変更した。

 

 地図を頼りに勝手知らぬ土地を歩くこと十分、人がごった返している駅にたどり着いた。駅名は秋葉原と書かれており、どうやらここはラブライブの世界でも出てきた秋葉原辺りというわけらしい。

 だからと言って知らぬ土地であることには変わらず、結局どうしたらいいのかもわからない。不審者よろしく辺りを見渡してみるものの、ただの秋葉原と言った景観で何も得られるものはない。さてどうした物か……。

「ちょっとアンタ」

 変質者の如く周りを見渡していたせいか、後ろから誰か女の人から声をかけられてしまった。マズイマズイ、これは「キャーコイツ変態です!」みたいなパターンだろうか。この世界で俺を知っている奴はいないはずだから誰かから声をかけられるはずもないからな。こうもいきなり最悪のパターンから考えるのは、脳内選択肢と付き合い始めた頃からの鉄則になっているのだ。

「ちょっともう無視しないでよ、っと!」

 そう言って声の主はそういったかと思うと俺が振り向く前に、俺の目の前に飛び出してきた。俺の目に映ったのは長い黒色の髪を二つに縛った、所謂ツインテールにした少女の様な外見をした女の子だった。俺は本来この世界居ないはずの人間なのでこの世界に知り合いはいないはずだが、だが目の前にいる彼女は何故か俺の記憶に引っかかった。

「え……?」

「え……?」

 俺と目の前の彼女の声がいい具合に重なる。俺は疑問をはらんだ声。彼女は困惑の色をした声だ。

「ちょっ……すみません、人違いでした……」

 本当に俺と探し人を間違えたようで声の主である彼女は俺の目の前から去ろうとするが、俺も一目彼女を見て簡単に逃がすわけにはいかなくなった。

「ちょ、ちょっと待って!」

 俺は引き留めるべく素早く移動し始めた彼女の腕を勢いよく、だが女の子なのでできるだけ優しくつかむ。

「ごめんなさいって! 人違いでした!」

「だから別に怒ってるわけじゃないから! ちょっと話を聞いてくれ!」

 俺の声の様子から危害を加えようとしていないのを理解したのか、必死に逃げようとしていた彼女はピタリと足を止め、こちらに背を向けたまま溜息を吐いているようだ。

「……何よ、アンタが誰かは知らないけどサインとかはお断りよ……?」

 そう言ってこちらを振り向いた彼女の顔は、本来このホモライブ!とかいうわけのわからない世界には居ないはずの――。

 

 まず状況を整理しよう。俺は選択肢を間違えホモライブとかいう意味のわからない世界にぶち込まれたはずだ。その根拠としては先程出会った高坂穂乃道と名乗った、ラブライブのキャラである高坂穂乃果に似通った容姿のイケメンの男は居ないはずだ。

 ならばここはホモライブというちょっとアレな世界の筈で、決してラブライブの世界ではないはずだ。ならば――。

 

「矢澤にこさん……?」

 

俺の目の前にいるラブライブの世界で登場する筈の彼女は一体誰なんだ?

 




やっぱり脳コメも見ていてもらえると楽しんでいただけるかと(ダイレクトマーケティング

聡い方はもうおわかりかもしれませんが、筆者は交互に別作品とこの作品を投稿しております。当分はこの流れで行くと思うので、良ければどちらも暖かく見守って頂けると幸いです。

感想や疑問、誤字の指摘等々お待ちしております。
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