遊戯王ARC-V 戦士の鼓動   作:ナタタク

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第116話 精霊の魂を持つ男

ヒイロと遊矢、ユーゴペアのデュエルが終わり、入れ替わった侑斗と翔太を乗せた席が持ち上がり、ソリッドビジョンも起動する。

先ほどデュエルをした面々は柚子と同様、客席に映ってデュエルを観戦する。

「なぁ、あの剣崎ってデュエリストのことはあんまりよく知らねーんだけど、強いのか?」

「俺は実際にデュエルをしたことはないけど…どうなんだ?」

「剣崎さん…1人でアカデミアのデュエリストを5人も倒していたわ」

「5人をまとめて!?」

「も、もちろん途中で志島北斗が入って、それから2人追加で入ったけれど…圧倒していたわ。その時は確か、霊獣っていう融合召喚主体のデッキを使っていたわ」

柚子の脳裏に浮かぶのは融合召喚と解除をモンスター効果によって繰り返して効果をかわし、臨機応変に立ち回ってオベリスクフォースを翻弄する侑斗の姿だ。

今のデッキがそれかは分からないが、翔太が苦戦する未来が頭に浮かぶ。

「てめえが強かろうが弱かろうが関係ない。俺が勝つだけだからな」

「それでいい。それがベクターにも通じることを願うよ」

「そういうことは、勝ってから言えよ。いくぞ…」

「「デュエル!!」」

 

侑斗

手札5

ライフ4000

 

翔太

手札5

ライフ4000

 

「僕の先攻。僕はモンスターを裏守備表示でセット。カードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

侑斗

手札5→3

ライフ4000

場 裏守備モンスター1

  伏せカード1

 

翔太

手札5

ライフ4000

場 なし

 

「大口叩いた割には滅茶苦茶慎重じゃねえか、ビビってるのか?」

「仮にも、君はジェルマンを倒しているし、実力もある。様子を見ない手はないよ」

「けっ…!俺のターン!」

 

翔太

手札5→6

 

「俺は手札から《魔装陰陽師セイメイ》を召喚」

 

魔装陰陽師セイメイ レベル3 攻撃1000(チューナー)

 

「こいつの召喚に成功したとき、手札からレベル4以下の魔装モンスター1体を特殊召喚できる。俺は手札の《魔装妖ビャッコ》を特殊召喚」

「キュイ!!」

《魔装陰陽師セイメイ》が召喚した大きな人形が紙飛行機のように飛び、その上に乗っていたビャッコが飛び降りる。

そして、ランドセルから串に刺さった4つのみたらし団子を出して、食べ始める。

 

魔装妖ビャッコ レベル3 攻撃400

 

「こいつは魔装モンスターのシンクロ、エクシーズ素材となる場合、レベルを4としても扱うことができる。レベル4の《ビャッコ》にレベル3の《セイメイ》をチューニング。黄金の剛腕を持つ漆黒の戦士、その気高き力で道を拓け。シンクロ召喚!現れろ、《魔装剛毅クレイトス》!」

 

魔装剛毅クレイトス レベル7 攻撃2600

 

「攻撃力2600のシンクロモンスター…エクストラデッキから特殊召喚された相手モンスターと戦闘を行う場合、ダメージステップ終了時まで攻撃力が1000アップする、か…」

「ああ、そうだ。下手なモンスターをエクストラデッキから召喚したら、大けがするぜ。そして、シンクロ素材となった《ビャッコ》の効果により、デッキからカードを1枚ドローする。更に、俺は手札から永続魔法《魔装剣ソハヤ》を《クレイトス》に装備」

《魔装剛毅クレイトス》の右腕のグローブが外れ、その代わりに筋肉質な彼には不釣り合いともいえる、刀身に五芒星が刻まれた細身の太刀を手にする。

「このカードを装備したモンスターが守備モンスターを攻撃するとき、貫通ダメージを与える。いけ、《クレイトス》。その裏守備モンスターを真っ二つにしろ」

《魔装剛毅クレイトス》が大股でフィールドを駆け抜けると、持っている刀で裏守備モンスターを両断する。

 

裏守備モンスター

ガスタ・イグル レベル1 守備400(チューナー)

 

「裏守備モンスターの守備力は400。よって、お前に2200のダメージだ!」

五芒星の光に反応するように刀身が緑に染まり、再びそれを振るうと同時に緑の剣閃が侑斗を襲う。

「ぐうう!!」

 

侑斗

ライフ4000→1800

 

「へっ…いきなり2200のダメージだな」

「けれど、《イグル》の効果を発動。このカードが戦闘で破壊された時、デッキからレベル4以下でチューナー以外のガスタ1体を特殊召喚できる。僕はデッキから《ガスタの神官ムスト》を特殊召喚」

 

ガスタの神官ムスト レベル4 攻撃1800

 

「更に僕は罠カード《サブテラーの宣告》を発動。手札・フィールドの僕のモンスター1体を墓地へ送り、デッキからそのモンスターと同じ属性でカード名の異なるリバースモンスター1体をセットする。僕は手札の《ガスタ・グリフ》を墓地へ送り、デッキから《ガスタの希望カムイ》をセットする。そして、《ガスタ・グリフ》の効果。このカードが手札から墓地へ送られた時、デッキからガスタ1体を特殊召喚できる。僕はデッキから《ガスタの静寂カーム》を特殊召喚」

 

ガスタの静寂カーム レベル4 攻撃1700

 

「ちっ…なら俺はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ」

 

侑斗

手札3→2

ライフ1800

場 裏守備モンスター1(《ガスタの希望カムイ》)

  ガスタの神官ムスト レベル4 攻撃1800

  ガスタの静寂カーム レベル4 攻撃1700

 

翔太

手札6→2

ライフ4000

場 魔装剛毅クレイトス(《魔装剣ソハヤ》装備) レベル7 攻撃2600

  魔装剣ソハヤ(装備魔法)

  伏せカード1

 

「あれ?ガスタ…?聖霊獣騎じゃない??」

このターンに侑斗が召喚したモンスターはいずれも、以前侑斗が使っていた聖獣獣騎とは雰囲気は似ているものの、異なる特性や姿をしたモンスターばかりだ。

「デッキを変えたってことか?」

「いや、そうじゃない。聖霊獣騎はスタンダード次元で手に入れたカード。今使っているガスタが正真正銘、あいつの本来のデッキだ」

「本来のデッキ…ということは、これが侑斗さんの本気ですか?ヒイロさん」

「そうだ。よく見ておけ、あいつのデュエルを」

 

 

「僕のターン、ドロー」

 

侑斗

手札2→3

 

「僕はセットしている《ガスタの希望カムイ》を反転召喚」

 

ガスタの希望カムイ レベル2 攻撃200

 

「《カムイ》のリバース効果。デッキからガスタと名の付くチューナーモンスター1体を特殊召喚する。《ガスタ・ファルコ》を特殊召喚」

《ガスタの希望カムイ》が口笛を吹き、どこからともなく彼の相棒である《ガスタ・ファルコ》が飛んでくる。

《ガスタ・ファルコ》は彼の小さな肩の上に乗り、嬉しそうに頬ずりした。

 

ガスタ・ファルコ レベル2 守備1400(チューナー)

 

「ペンデュラム召喚なしで4体もモンスターを!?」

「更に僕は手札から永続魔法《風の継承》を発動。そして、僕はレベル2の《カムイ》にレベル2の《ファルコ》をチューニング。希望の風を呼ぶ少年よ、友の背に乗り、旋風を起こせ。シンクロ召喚。来い、《ダイガスタ・ファルコス》!!」

(久々にいくぜ、ユウ兄ちゃん!!)

大きくなった《ガスタ・ファルコ》の背に乗った《ガスタの希望カムイ》の声が侑斗の脳裏に響く。

2人で飛び回る姿を侑斗は微笑みながら見つめていた。

 

ダイガスタ・ファルコス レベル4 攻撃1400

 

「《ダイガスタ・ファルコス》の効果。このカードのシンクロ召喚に成功したとき、フィールド上のすべてのガスタの攻撃力を600アップさせる」

(うおりゃあああ!!みんな、パワーアップだぁ!!)

持っている杖を振り回し、風を起こすと3体のガスタが緑のオーラに包まれていく。

 

ダイガスタ・ファルコス レベル4 攻撃1400→2000

ガスタの静寂カーム レベル4 攻撃1700→2100

ガスタの神官ムスト レベル4 攻撃1800→2200

 

「はっ!攻撃力がそれでも《クレイトス》には届いてねえぞ!」

「そして、僕は《風の継承》の効果を発動。このカードは僕がエクストラデッキからガスタの特殊召喚に成功したとき、その種類によって効果を発動できる。ただし、どれも発動できるのは1ターンに1度だけだけどね。《ダイガスタ・ファルコス》はシンクロモンスター」

《風の継承》のソリッドビジョンから白がかった緑色の風が起こり、侑斗のデッキの中のカードを1枚を吹き飛ばす。

そして、風が収まると同時にそのカードはヒラヒラと侑斗の手に落ちてくる。

「デッキからガスタ1体を手札に加える。僕が手札に加えるのは《ガスタの新風レラ》」

(お久しぶりです、ユウ様)

手札に加わった《ガスタの新星レラ》の姿は霊獣使いの時と比較すると、瞳にガスタ共通の風車のようなシルエットがあり、身に着けているマントにはフードが追加されている。

(願っているよ、レラ。君と、ガスタの未来に幸があることを)

「ユウーーー??」

急に背後から冷たい感じがして、急に顔を青くした侑斗は後ろを見る。

そこには精霊に戻ったウィンダの姿があり、面白く無さげにその様子を見ていた。

「ユウ、レラちゃんとかガスタの未来を思ってもいいけど、今はデュエルに集中しようね?」

「は、はい…」

(何者なんだ…?あいつは)

ウィンダの正体は知っていて、レラやカムイも精霊らしいため、別に話していることは問題ではない。

だが、彼らの話を聞く限りは、まるで侑斗もガスタの精霊のような口ぶりだった。

「(後でウィンダに埋め合わせしとかないと…)僕は《カーム》の効果を発動。1ターンに1度、墓地のガスタ2体をデッキに戻し、デッキからカードを1枚ドローできる。僕は墓地の《カムイ》と《コドル》をデッキに戻し、デッキからカードを1枚ドローする。更に、《ムスト》の効果を発動。1ターンに1度、墓地のガスタ1体をデッキに戻すことで、フィールド上のモンスター1体の効果をターン終了時まで無効にする。ムスト先生、お願いします」

(ふっ…まだ年寄りを働かせるとはな)

《ガスタの神官ムスト》が杖に額を当てて祈ると、緑色の風が《魔装剛毅クレイトス》を包む。

風が消えると同時に苦しみ出した《魔装剛毅クレイトス》は膝をついた。

 

墓地からデッキに戻ったカード

・ガスタ・ファルコ

 

「そして、僕はレベル4の《ファルコス》と《カーム》でオーバーレイ!エクシーズ召喚。来い、《ガスタの剣豪オキクルミ》。頼みます、師匠」

(ユウか…。転生してからも磨き続けているようだな)

魔剣を手にした《ガスタの剣豪オキクルミ》は髭を撫でつつ、再会した愛弟子の成長した姿に喜びを見せる。

 

ガスタの剣豪オキクルミ ランク4 攻撃2300

 

「そして、《風の継承》の効果は発動。エクシーズモンスターをエクストラデッキから特殊召喚した場合、攻撃力を1000アップさせる」

 

ガスタの剣豪オキクルミ ランク4 攻撃2300→3300

 

「くっ…!」

「バトル。《オキクルミ》で《クレイトス》を攻撃。そして、《オキクルミ》の効果発動。攻撃時、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、このターン、僕のガスタが攻撃する場合、相手は魔法・罠カードを発動できなくなる」

《ガスタの剣豪オキクルミ》が左右に握る魔剣にオーバーレイユニットが宿ると同時に、翔太の伏せカードが緑色の風によって拘束される。

 

取り除かれたオーバーレイユニット

・ダイガスタ・ファルコス

 

「ちぃ…!!」

「ウィンディ・オリジン・ストラッシュ!」

《ガスタの剣豪オキクルミ》が両手の剣で《魔装剛毅クレイトス》を切り裂き、消滅させる。

 

翔太

ライフ4000→3300

 

「くそ…!だが俺はここで《魔装剣ソハヤ》の効果を発動!こいつを装備したモンスターが相手によって破壊された時、その装備モンスターがエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターの場合、デッキからそのモンスターのランクかレベルの数値以下のレベルの魔装モンスター1体を効果を無効にして特殊召喚できる。破壊された《クレイトス》のレベルは7。よって、俺はデッキから《魔装騎士ペイルライダー》を特殊召喚する!」

 

魔装騎士ペイルライダー レベル7 攻撃2500

 

「けれど、僕にはまだ通常召喚が残っているよ。僕は手札から《ガスタの新風レラ》を召喚!」

(ユウ様、ウィンダ様、私も頑張ります!)

浮遊する杖に乗った状態のレラがフィールドに現れ、地上へ降りると同時にスカートをポンポンと叩いてから杖を手にした。

 

ガスタの新風レラ レベル1 攻撃100

 

「このカードの召喚に成功したとき、僕の墓地に存在するシンクロモンスター、またはエクシーズモンスターのガスタ1体を効果を無効にして、守備表示で特殊召喚できる。僕は墓地の《ダイガスタ・ファルコス》を特殊召喚」

 

ダイガスタ・ファルコス レベル4 守備1200

 

「そして、この効果で特殊召喚されたモンスターをチューナー扱いにし、エクシーズモンスターの場合はそのランクをレベルとして扱う。僕はレベル1の《レラ》にレベル4の《ダイガスタ・ファルコス》をチューニング!」

「またシンクロ召喚するのか!」

(はあああああ!!!)

杖を空に掲げ、魔力を込めて叫ぶレラがチューニングリングと化した《ダイガスタ・ファルコス》の中へと飛び込む。

「族長の意思を代行する少女よ、友たる鳥獣の背に乗り、今こそ飛翔せよ!」

「さあ、私の出番だよ!」

精霊の姿のウィンダが口笛を吹くと、どこからか大きくなった《ガスタ・ガルド》が現れて、ウィンダがその背中に乗る。

「シンクロ召喚!来い、《ダイガスタ・ガルドス》!」

 

ダイガスタ・ガルドス レベル5 攻撃2200

 

「《レラ》はペンデュラムモンスター。よって、このカードは墓地へは行かずにエクストラデッキに行く。そして、《ダイガスタ・ガルドス》は1ターンに1度、墓地のガスタ2体をデッキに戻すことで、相手フィールドに表側表示で存在するモンスター1体を破壊できる!」

「けどなぁ、今のお前の墓地に存在するガスタは1体だけ。おまけにシンクロモンスターはその効果でデッキに戻せない。それじゃあ効果を発動できないぜ」

《ダイガスタ・ガルドス》の攻撃力は2200で、《魔装騎士ペイルライダー》の攻撃力は2500。

さすがに攻撃力3300となった《ガスタの剣豪オキクルミ》を倒すことはできないが、《ダイガスタ・ガルドス》を戦闘破壊することならできる。

「確かに、このままだと《ガルドス》が破壊されるだけ。だから、僕は手札から魔法カード《テイク・オーバー5》を発動。デッキの上から5枚のカードを墓地へ送る」

 

デッキから墓地へ送られたカード

・ガスタの疾風リーズ

・聖なるバリア-ミラーフォース

・ガスタの救命劇

・ガスタの見習い剣士ユウ

・ガスタ・サンボルト

 

「これで、条件を満たす墓地のガスタは3体。僕は《ガルドス》の効果を発動。墓地の《ユウ》と《リーズ》をデッキに戻し、《ペイルライダー》を破壊!」

「お願い、ガルド!!」

ウィンダの願いを聞いた《ダイガスタ・ガルドス》が両翼から風を起こし、《魔装騎士ペイルライダー》を吹き飛ばした。

「くそ…運のいい奴め!」

「そうかもね、けれど…それにちゃんと答えてくれるから。僕はこれで、ターンエンド」

 

侑斗

手札3→1

ライフ1800

場 ダイガスタ・ガルドス レベル5 攻撃2200

  ガスタの剣豪オキクルミ(オーバーレイユニット1 《風の継承》の影響下) ランク4 攻撃3300

  ガスタの神官ムスト レベル4 攻撃2200

  風の継承(永続魔法)

 

翔太

手札2

ライフ3300

場 伏せカード1

 

「ちっ…やってくれるぜ。俺のターン!」

 

翔太

手札2→3

 

《魔装剛毅クレイトス》が破壊される可能性を考えて、せっかく《魔装剣ソハヤ》の効果でエースカードを呼び出すことができたものの、結局そのモンスターも破壊されることになった。

おまけに、フィールドには攻撃力3300が1体と2200が2体。

たとえペンデュラム召喚で《魔装騎士ペイルライダー》を呼び戻すことができたとしても、それでは逆転には全然足りない。

「俺は手札から《魔装門》を発動。相手フィールドに《魔装幻影トークン》2体を特殊召喚する代わりに、デッキから魔装カード1枚を手札に加える。俺は《魔装の杯-ナルタモンガ》を手札に加える」

 

魔装幻影トークン×2 レベル6 攻撃2000

 

「そして、俺は《魔装獣ユニコーン》を召喚」

 

魔装獣ユニコーン レベル4 攻撃1600

 

「更に俺は手札から魔法カード《魔装の杯-ナルタモンガ》を発動。俺のフィールドの魔装モンスター1体のレベルまたはランクの数値以下のレベルの魔装モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。俺が特殊召喚するのは《魔装楯タカモリ》」

 

魔装盾タカモリ レベル4 守備2000(チューナー)

 

「更に《ナルタモンガ》は発動時、俺の墓地に魔装モンスターが3種類以上存在する場合、次の俺のターンのドローフェイズ時に更に1枚カードをドローできる。そして、俺のエクストラデッキに魔装モンスターが表向きで存在し、俺のペンデュラムゾーンにカードがない場合、手札の《魔装魚メロウ》を特殊召喚できる」

薄緑色の鱗と五芒星が刻まれた緑のフードが特徴的な人魚が姿を現す。

 

魔装魚メロウ レベル1 攻撃0

 

「レベル4の《ユニコーン》とレベル1の《メロウ》にレベル4の《タカモリ》をチューニング。勝利と支配をもたらす第2の騎士よ、終戦を告げるその矢で敗者を鎮めよ!シンクロ召喚!《魔装騎士ホワイトライダー》!!」

 

魔装騎士ホワイトライダー レベル9 攻撃3100

 

「《ホワイトライダー》…魔装装備カード以外のすべての効果を受けない第2の騎士」

「そうだ。《ダイガスタ・ガルドス》の効果もこれなら受けないだろう?そして、シンクロ素材となった《メロウ》の効果発動。フィールド上のこのカードを素材に魔装モンスターのシンクロ、エクシーズ、融合召喚に成功したとき、墓地の魔装カード1枚を除外することで、デッキから《魔装降臨の儀式》と魔装儀式モンスター1体を手札に加える。俺は儀式モンスター、《魔装騎士デュラハン》を手札に加える」

「儀式モンスターに儀式魔法…。今まで使ってきていないカードだね」

最初からシンクロ、エクシーズ、融合、ペンデュラムとこの世界のエクストラデッキを使うすべての召喚法を使って来た翔太だが、儀式召喚をしたことはこれまでに一度もない。

ランサーズやヴァプラ隊でも儀式召喚を使うデュエリストはわずかだ。

「俺も…進化するからな。俺は手札から《魔装降臨の儀式》を発動。俺の手札・フィールドの魔装モンスターを素材として、手札の魔装儀式モンスターを儀式召喚する」

「えー?でも、フィールドには《ホワイトライダー》しかいないし、それに手札には儀式モンスターの《魔装騎士デュラハン》しかいないよ」

《魔装騎士ホワイトライダー》は現段階では侑斗に大きなダメージを与えることのできるモンスターで、せっかくシンクロ召喚したそのモンスターをすぐに儀式素材として手放すのはもったいない話だ。

仮にそれをするとしたら、そのモンスター以上の効果を持つモンスターでなければ意味がない。

「そうだ、だが《魔装降臨の儀式》は俺のエクストラデッキに存在する魔装騎士1体を除外することで、儀式素材とすることができる。俺は《ペイルライダー》を除外する」

「《ペイルライダー》を破壊したことが仇になった…!」

《魔装騎士ペイルライダー》の幻影が翔太の頭上に現れ、その装甲が急速にさび付いていく。

そして、ひび割れていくと同時にその中にある青白い炎が上空に現れた、鎖で縛られている黒一色の棺桶へと取り込まれていく。

棺桶には十字架も名前も刻まれておらず、その周囲を7つの青い炎がともる。

「契約は交わされた。四騎士の魂よ、首なき死の予言者を呼び覚ませ。儀式召喚。現れろ、《魔装騎士デュラハン》」

鎖が砕けると同時に棺桶が開き、その中から五芒星がのどぼとけのあたりに刻まれた、《魔装獣ユニコーン》と似た体つきではあるが首のない馬が灰色の馬車を引いて出てくる。

その中に恐らくは《魔装騎士デュラハン》がいるのだろうが、中から出てくる気配はない。

 

魔装騎士デュラハン レベル7 攻撃2100

 

「バトルだ。《魔装騎士デュラハン》で《ガスタの剣豪オキクルミ》を攻撃」

「攻撃力の低い《デュラハン》で攻撃だって!?」

「ああ、だが《デュラハン》は戦闘では破壊されず、戦闘で発生する俺へのダメージも0になる」

攻撃命令を出されたにもかかわらず、騎士を乗せる馬は馬車の重量があるのか、ゆっくりと《ガスタの剣豪オキクルミ》の前まで歩くことしかしなかった。

攻撃力が自らよりも下で、迎撃できることから《ガスタの剣豪オキクルミ》は両手の剣を振るうが、刃はなぜかすり抜けるだけで斬ることができない。

「そして、戦闘を行った相手モンスターに宣告カウンターを1つ置く」

 

ガスタの剣豪オキクルミ ランク4 宣告カウンター0→1

 

「宣告カウンター…?」

「ああ、更に俺は《ホワイトライダー》で《ダイガスタ・ガルドス》を攻撃。アロー・オブ・ルール」

《魔装騎士ホワイトライダー》がその手に握る弓で矢を放つ。

矢を受けたガルドが羽根をまき散らして元の姿に戻る。

「ピー…」

「ごめん、2人とも…」

「気にしないで、それよりもユウ、ライフがもう…」

「最初の一撃は痛かったからね…」

 

侑斗

ライフ1800→900

 

「俺はこれでターンエンド。同時に《デュラハン》の効果発動。こいつはターン終了時に次の俺のターンのスタンバイフェイズ時まで墓地へ送られる」

《魔装騎士デュラハン》の背後に再び自分が入っていた棺桶が現れ、開くと自らその中へと戻っていく。

「そして、宣告カウンターの乗っているモンスターも墓地へ送られる」

「何!?師匠!」

ウググ、と苦しみ出した《ガスタの剣豪オキクルミ》の体が黒く染まり、何かに引っ張られるかのように棺桶に中へと引き込まれていく。

2体のモンスターを入れた棺桶は閉じると、姿を消してしまった。

 

侑斗

手札1

ライフ900

場 ガスタの神官ムスト レベル4 攻撃2200

  魔装幻影トークン×2 レベル6 攻撃2000

  風の継承(永続魔法)

 

翔太

手札3→0

ライフ3300

場 魔装騎士ホワイトライダー レベル9 攻撃3100

  伏せカード1

 

「おいおい、試すって大口叩いた割には大したことないじゃあねえか?」

確かに《ガスタの剣豪オキクルミ》や《ダイガスタ・ガルドス》といったモンスターは脅威であったものの、それでもこうして倒すことができた。

今フィールドに残っている《ガスタの神官ムスト》では《魔装騎士ホワイトライダー》を倒すことはできないうえに、次の翔太のターンに再び《魔装騎士デュラハン》が戻ってくる。

「確かにまずい状況だけど、逆転できないものじゃないよ。僕のターン、ドロー」

 

侑斗

手札1→2

 

「更にスタンバイフェイズ時に《テイク・オーバー5》の効果発動。このカードを墓地から除外して、更にもう1枚カードをドローする」

 

侑斗

手札2→3

 

「そして、手札から魔法カード《ガスタの再生術》を発動。墓地のガスタ4体をデッキに戻し、デッキからカードを2枚ドローする」

 

墓地からデッキに戻ったカード

・ガスタの剣豪オキクルミ

・ガスタの静寂カーム

・ダイガスタ。ファルコス

・ダイガスタ・ガルドス

 

侑斗

手札3→4

 

「一気に手札補充かよ…」

「まだだよ。更に僕は手札から速攻魔法《ガスタの口笛》を発動。僕のフィールドのモンスター1体をリリースし、デッキからそのモンスターよりも低いレベルのガスタ1体を手札に加える。僕は《魔装幻影トークン》1体をリリースし、デッキから《ガスタ・ライオン》を手札に加える。そして、僕は手札からスケール8の《ガスタ・ライオン》をセッティング」

《精霊獣アペライオ》と似て、赤い毛並みをしたライオンの子供が青い光の柱を生み出しながら宙を舞う。

彼の瞳にもウィンダらと同様の風車が宿っていて、眠たいのかあくびをしていた。

「ごめんごめん、まだ眠たい時間だった?ちょっとだけ、我慢して。僕は《ガスタ・ライオン》のペンデュラム効果を発動。もう片方のペンデュラムゾーンにカードが存在しない場合、僕のフィールドのモンスター1体をリリースすることで、エクストラデッキに存在するガスタをペンデュラムゾーンに置くことができる。僕は《魔装幻影トークン》をリリースして、《レラ》をセットする。もう1度、お願いするよ。レラ!」

(アペライオも来てくれた!おーい!)

青い光の柱を生み出したレラが相棒であるライオンの子供に嬉しそうに声をかける。

レラの声が聞こえたアペライオは彼女に目を向けると、嬉しそうに尻尾を振る。

「可愛いーー…」

「柚子??」

「これで僕はレベル2から7までのモンスターを同時に召喚可能。風と緑溢れる大地の守護者よ、今こそ異界より来たれ!ペンデュラム召喚!来い、僕のモンスターたち!《ガスタの静寂カーム》《ガスタの鍛冶職人セイ》《ガスタ・ガルド》!」

 

ガスタの静寂カーム レベル4 攻撃1700

ガスタの鍛冶職人セイ レベル4 攻撃1900

ガスタ・ガルド レベル3 攻撃500(チューナー)

 

「またチューナーモンスター…ってことは!」

「僕はレベル4の《セイ》にレベル3の《ガルド》をチューニング!守り手の剣を受け継ぎし新たな星よ、今ここへ力を示せ!シンクロ召喚!来い、新たなガスタの剣!《ガスタの新星ノチウ》!」

(ン…分かった)

侑斗の脳裏に少年の声が響く。

どこかそっけない声に思わず失笑してしまう。

(彼か…。新しい時代の、僕と同じ役目を持つのは…まぁ、世界は万人の手にある、人の数だけ世界があるのは、デュエルモンスターズも同じか)

そんなことを思う中で、風車が刻まれた分厚い刀身の片刃剣が降ってくる。

その後で背中のあたりに風車が刻まれた、ボロボロな茶色のマントで身を包んだ、薄緑色の若干長めの整っていない髪をした少年が降りて来て、最初に振って来たその片刃剣を軽々と右手で振るって、背中に背負った。

 

ガスタの新星ノチウ レベル7 攻撃2500

 

「《風の継承》の効果発動。シンクロ召喚に成功したことで、僕はデッキから新たなガスタ、《ガスタの神裔ピリカ》を手札に加える。そして、《ピリカ》を召か…」

(あーーーーー!!ノチウ!また髪の毛直してない!!)

いきなり青い光の柱の中からレラがフィールドの《ガスタの新星ノチウ》に怒った表情を見せると、勝手に彼のところへ行き、なぜか持ってきていた櫛で彼の髪を無理やり治そうとする。

(別にいいでしょ?どうせ、戦闘なんてしてたらまたボサボサになるし。この方がしっくりくるし)

(よくない!ユウ様みたいな魔剣士になるんでしょ!だったら、身なりをちゃんとしないと!!それだと、このマントが泣くわよ!!)

(あの人はあの人、俺は俺でしょ。俺なりの守り手になればいいだけだし)

プリプリ怒るレラをノチウがすました顔で受け流していく。

そんな精霊たちのやり取りを侑斗はハハハと力なく笑うしかない。

「ええっと…レラ、彼が…前世の僕の次の…?」

(あ、ユウ様、ごめんなさい!!その、彼が…)

尊敬するユウとウィンダを前にあまりにも恥ずかしい姿を見せてしまったことに、顔を赤くしたレラがペコペコと頭を下げる。

一方のノチウはそんなことを気にすることなく、獲物の剣を構える。

(彼、ノチウは孤児で、私と一緒に育って…悪い人じゃないんですけど、すごくズボラで…)

(孤児か…前世の僕と同じだ)

精霊だったころの侑斗もまた孤児で、ウィンダールの元でウィンダと一緒に育った。

そして、ウィンダールへの恩を返すため、そしてずっと一緒に育ってきた愛するウィンダを守るために魔剣を学び、守り手となった。

そんな自分と同じ守り手となった少年、ノチウも何の因果か同じ孤児という繋がりがあることは驚いたが、ひどくズボラなところや重量のある剣を手にしているところを見ると、違いがあまりにも多い。

「ねえ、剣崎さんってどうしたの?ソリッドビジョンに向けて何か話しているみたいなんだけど…」

精霊が見えない柚子には侑斗が何もしゃべらず、まだ動きを見せないモンスターのソリッドビジョンに向けて話しかけているようにしか見えない。

一方で、精霊が見える遊矢と翔太にとって、彼らの会話は驚きであふれていた。

「おい、剣崎。どういうことだ?前世が精霊??頭を打ったんじゃあないのか?」

次元戦争に巻き込まれ、自分もベクターと石倉純次がぶつかり合って生まれた、人の川をかぶった異形の存在であることからこうした現実ではありえないことについては耐性があるという自負がある。

しかし、この目の前の男は異世界から来たというだけでは飽き足らず、精霊の生まれ変わりだとも言ってきている。

「別に頭を打ったわけじゃないよ。言葉通りの意味だよ。僕は精霊の生まれ変わり。だから、精霊に触れることができて、声を聞くことができる。そのせいか、半分人間で半分精霊みたいなもの、かな。うまく説明できないけれど」

それを自覚し始めたのはウィンダと再会してから、そして彼女と共に仲間たちと出会い、ナンバーズを巡る戦いをしてきたことで前世の自分と一体化し、その影響で精霊としての力も目覚めた。

「まぁ、その話はまた追々で…」

 

ガスタの神裔ピリカ レベル3 攻撃1000

 

「《ピリカ》の効果発動。このカードの召喚に成功したとき、墓地から風属性チューナーモンスター1体を特殊召喚できる。もう1度戻って来い、《ガルド》!!」

 

ガスタ・ガルド レベル3 攻撃500(チューナー)

 

「レベル3の《ピリカ》にレベル3の《ガルド》をチューニング。機械天使に与えられし鎧を装備した風の女戦士よ。その報いの精神で仲間を守れ!シンクロ召喚!《ダイガスタ・スフィアード》!」

 

ダイガスタ・スフィアード レベル6 攻撃2000

 

「《ダイガスタ・スフィアード》の効果。このカードのシンクロ召喚に成功したとき、墓地からガスタカード1枚を手札に加える。僕はもう1度《ピリカ》を手札に加える。そして、レベル4の《カーム》と《ムスト》でオーバーレイ。エクシーズ召喚。来い、《No.00ガスタの魔剣士ユウ》!」

自らの前世のカードをモンスターゾーンに置くが、なぜかソリッドビジョンが反応を見せない。

「おい、こんな時にソリッドビジョンが故障か?」

「さあ、どうなんだろう?でも、すぐに解決するから待って」

「はぁ…?何を言って…」

「フォーチュン、お願い」

「ピー!!」

侑斗の声にこたえ、前世の彼の相棒であるフォーチュンが出てくる。

彼の周りで楽しそうに一回転したフォーチュンは緑の光を放ちながら彼に向けて背中から突撃する。

「これは…!?」

「え、何??いったい何が起こって…?」

(見ろ、小僧)

(どうやら、私たちは剣崎侑斗という人物の正体を見ることになりそうですね)

「あいつの正体を??っておい、なんだよ…これ。コスプレにしてはかなりリアルだぞ…!?」

フォーチュンと一体化した侑斗の姿は両目が風の目となり、背中からフォーチュンのような翼を生やした鳥人間ともいえる姿へと変わった。

「ふう…精霊としての力をすべて発揮できるのはいいけどな…」

 

No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500

 

「どうなってんだよ…あんたの体は…?」

「僕は精霊の生まれ変わりで、人間と精霊の魂を半分ずつ持っているんだ。だから精霊の力の一部を使うことができる。けれど、完全に使おうとするなら…こうして魂を精霊に近づけないといけない。だから、フォーチュンに協力してもらって、精霊化しているんだ」

精霊化しているせいなのか、若干エコーがある声が侑斗の口から出てくる。

戸惑いを見せる面々にまあ当然かと笑って受け流す。

「まあ、慣れないかもしれないけど、元にはいつでも戻れるから心配しないで。《風の継承》の効果発動。エクシーズ召喚に成功した《ユウ》の攻撃力は1000アップする」

 

ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500→3500

 

「ちぃ!!」

(なんか、生意気だな。大剣つかう俺よりも攻撃力が高くなるなんてさ)

(もう、ノチウ!ユウ様になんて失礼なことを!!)

「バトル。《スフィアード》で《ホワイトライダー》を攻撃」

「攻撃力の低い《スフィアード》で攻撃だと??」

「《スフィアード》は戦闘では破壊されず、このカードがフィールドに存在する限り、ガスタの戦闘で発生する僕へのダメージはすべて相手に跳ね返る!」

「何!?」

《ダイガスタ・スフィアード》が杖から波紋を発生させ、波紋を受けた《魔装騎士ホワイトライダー》は後ずさりする。

それと同時に、本来なら侑斗が受けるはずだった戦闘ダメージが翔太へと向かう。

「くそ…ふざけたことを!!」

 

翔太

ライフ3300→2200

 

「《ノチウ》で《ホワイトライダー》を攻撃」

「また反射ダメージを性懲りもなく!!」

「いや、僕は《ノチウ》の効果を発動。シンクロ召喚したこのカードが相手モンスターを攻撃するダメージステップ開始時、墓地のガスタカード2枚をデッキに戻すことで、その攻撃力をダメージステップ終了時まで元々の倍にする」

 

ガスタの新星ノチウ レベル7 攻撃2500→5000(ダメージステップ終了時まで)

 

墓地からデッキに戻ったカード

・ガスタの武器職人セイ

・ガスタ・ガルド

 

「攻撃力5000!?」

「ウィンディ・ブレイク!」

(しょうがない…一気にやるか)

2体のガスタの力を宿し、緑色に光り出した両手剣を手にしたノチウが本来なら攻撃力が上回るはずの《魔装騎士ホワイトライダー》に向けて突撃する。

弓矢で迎撃を開始するが、両手剣の分厚い刀身を盾替わりにしてしのぎ、ついに至近距離まで近づくと、相手に向けて横一閃する。

体が真っ二つになった《魔装騎士ホワイトライダー》は爆発と共に消滅し、その衝撃が翔太に及ぶ。

「ぐあああああ!!」

 

翔太

ライフ2200→300

 

「これで《ガスタの魔剣士ユウ》がダイレクトアタックをしたら、翔太のライフは0になる。けど…」

確かにこれで勝てるかもしれないが、それでも侑斗のプレイングは遊矢にとって少し疑問があった。

確かに《ガスタの神裔ピリカ》なしでは《ダイガスタ・スフィアード》のシンクロ召喚は難しかったため、彼女を手札に加えるためにシンクロ召喚を行ったことは分かる。

しかし、《ガスタ・ガルド》にはフィールドから墓地へ送られたときにデッキからレベル2以下のガスタを特殊召喚する効果がある。

そして、《ダイガスタ・スフィアード》による反射ダメージを利用することで、一気に勝負をつけることもできたはずだ。

「とどめだ。僕でダイレクトアタック!」

魔剣を抜いた侑斗が背中に生えた翼を使ってフィールドを旋回する。

そして、右手の魔剣の剣先を翔太に向けると、そこを中心に魔法陣が出現し、そこから緑色の魔力でできた魔剣が次々と翔太に向けて発射される。

「させる…かよ!俺は罠カード《魔装の呪縛》を発動!相手の直接攻撃宣言時、そのモンスターの攻撃と効果を封じ、バトルフェイズを終了させる」

翔太の前に五芒星の障壁が出現して、刃から翔太を守る。

そして、侑斗の魔剣にも同じ五芒星が刻まれ、剣に宿る魔力が封じられた。

「そうきたか…」

目的は達しているとはいえ、それでもエースである《No.00ガスタの魔剣士ユウ》の効果を封じられたことは少し恥ずかしいと思えてしまう。

「(もうNo.の力はないけど…カード効果を封じて、それがモンスターなら攻撃力をダウンさせることのできる《ガスタの魔剣士ユウ》の効果まで使えないのはな…)僕はこれで、ターンエンド」

 

侑斗

手札2→0

ライフ900

場 ガスタの新星ノチウ レベル7 攻撃2500

  No.00ガスタの魔剣士ユウ(《風の継承》《魔装の呪縛》の影響下 オーバーレイユニット2) ランク4 攻撃3500

  ダイガスタ・スフィアード レベル6 攻撃2000

  風の継承(永続魔法)

  ガスタの新風レラ(青) Pスケール1

  ガスタ・ライオン(赤) Pスケール8

 

翔太

手札0

ライフ300

場 魔装の呪縛(通常罠カード)

 

(次のターンで《デュラハン》が戻ってくる。だが…)

このターンを凌ぐことはできたが、問題は侑斗の《ダイガスタ・スフィアード》をどうするかだ。

このモンスターが存在する限り、戦闘ダメージが反射され、ライフが300しかない翔太が負ける可能性は濃厚だ。

《魔装騎士デュラハン》の効果を使えば、このターンで退場させることだけはできるが、あくまでもそれができるのはターン終了時。

「このドローで、勝ち負けがはっきりする…」

《魔装の杯-ナルタモルガ》の効果で、合計2枚のカードをドローできる。

考えるのはそれからだ。

「俺のターン!!」

 

翔太

手札0→2

 

「俺は墓地の《デュラハン》の効果発動。自分の効果で墓地へ送られたこのカードはスタンバイフェイズ時にフィールドへ戻る」

再び無機質な棺桶が翔太のフィールドに現れ、その中から《魔装騎士デュラハン》がフィールドへ舞い戻る。

 

魔装騎士デュラハン レベル7 攻撃2100

 

「そして、俺は《魔装の呪縛》の効果を発動。俺のフィールドに魔装騎士が特殊召喚された時、表側表示で存在するこのカードを墓地へ送ることで、エクストラデッキとデッキから魔装ペンデュラムモンスター1体ずつを手札に加える。俺は《魔装魚メロウ》と《魔装槍士タダカツ》を手札に加える。そして、俺はスケール2の《タダカツ》とスケール10の《メロウ》でペンデュラムスケールをセッティング!来たれ、時の果てに眠りし英雄の魂。漆黒の魂と契約し、封印から解き放たん!ペンデュラム召喚!現れろ、《魔装郷士リョウマ》、《魔装術士ジェルマン》」

《魔装郷士リョウマ》と共に、両目に五芒星が刻まれたフランス貴族のような装いをした青年がペンデュラムの導きによって現れる。

翔太が何度も戦ったジェルマンと同じ名前を持っているそのモンスターには演技の悪さを感じるが、この状況から逆転を狙うにはこの一手が大事だった。

 

魔装郷士リョウマ レベル4 攻撃1900

魔装術士ジェルマン レベル3 攻撃0

 

「手札からペンデュラム召喚した《リョウマ》の効果発動。墓地から《魔装盾タカモリ》を手札に加える。そして、《魔装魚メロウ》のペンデュラム効果発動。俺のフィールドの魔装モンスター1体をチューナーにするか、俺のフィールドのすべてのモンスターのレベルをそのモンスターに統一させることができる。俺は《デュラハン》のレベルで統一する」

 

魔装郷士リョウマ レベル4→7 攻撃1900

魔装術士ジェルマン レベル3→7 攻撃0

 

「レベル7のモンスターを3体に…。そこからランク7のエクシーズモンスターを!?」

「へっ、残念だが俺のデッキにはランク7のエクシーズモンスターは存在しない。だが…こいつならどうだ?俺は《ジェルマン》の効果発動。俺のフィールド上に存在するこのカードを含む融合素材を墓地へ送り、魔装融合モンスターを融合召喚できる!」

(けど…翔太の融合モンスターは…)

遊矢の脳裏に浮かぶのは《魔装騎士レッドライダー》だが、そのモンスターを使ってもこの状況を変えることはできない。

それに、そのモンスターの素材となるモンスターは魔装モンスター3体で、レベルの制限はかかっていない。

そう考えると、《魔装魚メロウ》の効果が無意味になる。

「俺が融合素材とするのはレベル7になった《ジェルマン》、《リョウマ》、《デュラハン》だ。幻の賢者よ、変革を求めし郷士よ、首なき死神よ、魔導の力によりて、今1つとならん。融合召喚!現れろ、月を支配する死の天使。《魔装天使サリエル》!」

上空に《魔装騎士ペイルライダー》の幻影が現れ、3体のモンスターが黒い瘴気となって取り込まれていく。

取り込んだ《魔装騎士ペイルライダー》の鎧は粉々に砕け散り、その中から現れたのは真っ黒な翼を生やし、背中から頭にかけて満月のような飾りをつけた黒髪の若い優男が姿を現す。

その手には黒い鍵のような形をした杖が握られていて、額にも目があり、自らの羽根で作ったと思われる装束からもその天使の不気味さを感じ取らずにはいられない。

(魔装…どうして、カードにコンセプトがまるでないのか分かってきた気がするよ)

日本や欧米、欧州などの世界中のあらゆる歴史や伝説、神話が混ざり合った魔装デッキとそれを生み出した原因であるであろうベクター。

この世界のあらゆるものをわがものにし、神となろうとたくらむ彼の考えが頭に浮かぶ。

 

魔装天使サリエル レベル10 攻撃0

 

「こいつは魔装騎士を含めたレベル7以上、またはランク5以上の魔装モンスターを素材とすることで融合召喚できるモンスターだ」

「なるほど…。だから、《メロウ》の効果を使ってわざわざレベルを上げたのか」

「そういうことだ。そして、バトルフェイズ開始時に《サリエル》の効果発動。ムーン・フォース・ドレイン」

《魔装天使サリエル》が杖を回転させると同時に背中の月の飾りが淡く光り始める。

その光を浴びた《ダイガスタ・スフィアード》と《No.00ガスタの魔剣士ユウ》の体もまた、同じ色のオーラを宿してしまう。

「うう…これは!?」

「ユウ!!」

(この光…まずい)

片膝をつき、苦しむ2人を見たノチウは《魔装天使サリエル》の効果に警戒する。

「バトルフェイズ開始時、相手フィールドのモンスター2体の効果を無効にし、その攻撃力をターン終了時まで自らの攻撃力にする」

 

魔装天使サリエル レベル10 攻撃0→5500

 

「《ダイガスタ・スフィアード》の効果がない今なら、反射ダメージを気にすることなく攻撃できる!」

「剣崎さんのライフは900。一番攻撃力の高い《ガスタの魔剣士ユウ》でも、その攻撃力は3500。そのまま《サリエル》の攻撃が決まれば、翔太が勝つ」

「バトルだ。《魔装天使サリエル》で《ダイガスタ・スフィアード》を攻撃。キー・オブ・デスペナルティ」

杖を振り回した《魔装天使サリエル》は《ダイガスタ・スフィアード》に狙いを定め、杖に魔力を注ぎ込む。

魔力を吸収した杖は真っ黒な光で染まり、その状態のまま投擲される。

真っ黒な矢のように飛ぶ杖は力を失った《ダイガスタ・スフィアード》を貫き、消滅させる。

同時に杖から黒い魔力の衝撃波が侑斗のフィールド全体を襲う。

「これで俺の勝ちだ。うん…?」

攻撃が決まり、デュエルが終わったはずだが、デュエルリングの電源は入ったまま。

そして、衝撃波が収まったフィールドにはまだ2体の魔剣士が無事な姿を見せていた。

「僕は墓地の《ガスタの口笛》の効果を発動したよ。墓地のこのカードとガスタカード1枚を除外することで、このターン、僕が受けるすべてのダメージが0になる」

 

墓地から除外されたカード

・ガスタの再生術

 

「くそ…!」

起死回生の一撃がまさかの形で回避され、翔太はこぶしを握り締める。

《No.00ガスタの魔剣士ユウ》の効果が決まれば、《魔装天使サリエル》は効果を失う。

そして、そのまま攻撃を受けて、勝負が決まる。

だが、もう翔太には打つ手が残されていなかった。

「俺はこれで…ターン、エンドだ…」

 

 

侑斗

手札2→0

ライフ900

場 ガスタの新星ノチウ レベル7 攻撃2500

  No.00ガスタの魔剣士ユウ(《風の継承》の影響下 オーバーレイユニット2) ランク4 攻撃3500

  風の継承(永続魔法)

  ガスタの新風レラ(青) Pスケール1

  ガスタ・ライオン(赤) Pスケール8

 

翔太

手札2→0

ライフ300

場 魔装天使サリエル レベル10 攻撃5500→0

 

「僕のターン、ドロー」

 

侑斗

手札0→1

 

「翔太君…。君がベクターと決着をつけることを願うよ。《ガスタの魔剣士ユウ》の効果発動。1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、相手フィールドのカード1枚の効果を無効にする。そして、そのカードがモンスターの場合、そのモンスターの攻撃力を500ダウンさせる。ウィンド・バインド」

オーバーレイユニットを右手に宿し、緑色の光る右手で印を切った侑斗は薄緑色の羽根がいくつも浮かぶ風を《魔装天使サリエル》に向けて放つ。

風を受けた《魔装天使サリエル》は自らに宿っている魔力を失う。

だが、たとえ敗れるとしてもこのまま素直に倒れるつもりはないのか、自らの獲物である杖を構えた。

 

取り除かれたオーバーレイユニット

・ガスタの神官ムスト

 

「バトル。《ガスタの魔剣士ユウ》で《魔装天使サリエル》を攻撃。ウィンディ・ストラッシュ!」

2本の魔剣を手にした侑斗が《魔装天使サリエル》に向けてとびかかる。

同時に振り下ろした刃を一度は杖で受け止められたが、地を蹴ると同時に後ろへ大きく飛翔するとともに、背中の羽根を弾丸のように飛ばす。

羽根そのものの威力はそれほど大したことはないが、わずかながら目くらましとなってしまい、その間に一瞬で肉薄した侑斗に胴体を切り裂かれ、消滅した。

 

翔太

ライフ900→0

 

 

魔装剣ソハヤ

装備魔法カード

「魔装」モンスターにのみ装備可能。

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか発動できない。

(1):装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

(2):装備モンスターが相手によって破壊された時に発動できる。デッキからそのモンスターのレベルまたはランクと同じ数値のレベルを持つ「魔装」モンスター1体を特殊召喚する。装備モンスターがEXデッキから特殊召喚されたモンスターの場合、代わりにそのモンスターのレベルまたはランクの数値以下のレベルを持つ「魔装」モンスターを選択できる。

 

ガスタの新風レラ

レベル1 攻撃100 守備2000 風属性 サイキック族

【Pスケール:青1/赤1】

(1):自分は「ガスタ」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。

(2):自分フィールドに存在する「ガスタ」Sモンスターが破壊されたターン、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。Pゾーンに存在するこのカードを手札に戻す。

【モンスター効果】

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか発動できない。

(1):このカードの召喚に成功したとき、自分の墓地に存在する「ガスタ」S・Xモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして、守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターはチューナーとして扱い、Xモンスターの場合は通常モンスターとして扱い、そのモンスターのランクと同じ数値のレベルとなる。この効果を発動後、ターン終了時まで自分は「ガスタ」モンスターしか特殊召喚できない。

 

魔装魚メロウ

レベル1 攻撃0 守備0 水属性 水族

【Pスケール:青10/赤10】

このカードの(2)のP効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードはもう片方の自分のPゾーンに置かれているPモンスターが「魔装」モンスター以外の場合、墓地へ送られる。

(2):自分フィールドに存在する「魔装」モンスター1体を対象に発動できる。以下の効果からいずれかを適用する。

●ターン終了時までそのモンスターをチューナーとして扱う。

●ターン終了時まで、それ以外の自分フィールドのモンスターのレベルをそのモンスターと同じにする。

【特殊召喚:モンスター効果】

このカードは通常召喚できない。

自分EXデッキに「魔装」モンスターが表側表示で存在し、自分Pゾーンにカードがない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

(1):このカードを素材として「魔装」S・X・融合モンスターの特殊召喚に成功したときに発動できる。自分の墓地に存在する「魔装」カード1枚を除外し、デッキから「魔装降臨の儀式」1枚と「魔装」儀式モンスター1体を手札に加える。

 

魔装降臨の儀式

儀式魔法カード

「魔装」儀式モンスターの降臨に必要。

(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上となるように、手札・フィールドに存在する「魔装」モンスターをリリースし、手札から「魔装」儀式モンスター1体を儀式召喚する。その時、自分フィールドに存在するモンスターが「魔装騎士」モンスター1体のみの場合、自分EXデッキに存在する「魔装騎士」モンスター1体を除外することで、その儀式召喚に必要なレベル分のモンスターとすることができる。

(2):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、墓地に存在するこのカードと「魔装騎士」モンスター1体を除外して発動できる。ゲームから除外されている儀式モンスター以外の「魔装騎士」モンスター1体を自分フィールドに特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターン、発動できない。

 

魔装騎士デュラハン

レベル7 攻撃2100 守備1200 儀式 無属性 戦士族

「魔装降臨の儀式」により降臨。

(1):このカードは戦闘では破壊されず、自分が受ける戦闘ダメージは0となる。

(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動できる。その相手モンスターに宣告カウンターを1つ置く。

(3):ターン終了時に発動する。自分フィールドに存在するこのカードを墓地へ送り、フィールド上に存在する宣告カウンターが乗っているカードをすべて墓地へ送る。

(4):(3)の効果を発動した次の自分スタンバイフェイズ時に発動できる。墓地に存在するこのカードを特殊召喚する。

 

サブテラーの宣告

通常罠カード

このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できない。

(1):手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、モンスター1体を選んで墓地へ送り、同じ属性でカード名が異なるリバースモンスター1体をデッキから自分フィールドにセットする。

 

風の継承

永続魔法カード

(1):自分フィールドに以下の種類の「ガスタ」モンスターがEXデッキから特殊召喚された時、それぞれの効果を1ターンに1度ずつ発動できる。

●Sモンスター:デッキから「ガスタ」モンスター1体を手札に加える。

●Xモンスター:そのモンスターの攻撃力を1000アップする。

●Pモンスター:次のターン終了時まで、自分が受けるすべてのダメージが半分になる。

 

ガスタの新星ノチウ

レベル7 攻撃2500 守備2100 風属性 サイキック族

【Pスケール/青8:赤8】

(1):自分フィールドの「ガスタ」モンスターがカードの効果によって特殊召喚に成功したとき、そのモンスターの数だけこのカードの上にガスタカウンターを1つ置く。

(2):このカードの上にガスタカウンターが6つ以上乗っているときに発動できる。Pゾーンに存在するこのカードを自分フィールドに特殊召喚する。

【シンクロ:効果】

「ガスタ」チューナー+チューナー以外の風属性モンスター1体以上

(1):このカードを「ガスタ」モンスターのみを素材としてS召喚に成功したこのカードが相手モンスターを攻撃するダメージステップ開始時に発動できる。墓地の「ガスタ」カード2枚をデッキに戻し、ダメージステップ終了時まで、このカードの攻撃力は元々の攻撃力の倍となる。

(2):P召喚またはこのカードのP効果によって、特殊召喚に成功したこのカードがフィールド上に存在する限り、バトルフェイズ中に相手はバトルフェイズ中にモンスター効果を発動できない。

(3):このカードが攻撃するとき、ダメージステップ終了時まで相手はカード効果を発動できない。

(4):このカードが破壊された時に発動できる。このカードを自分Pゾーンに置く。

 

ガスタの口笛

速攻魔法カード

このカード名の(1)(2)は1ターンにそれぞれ1度しか発動できない。

(1):自分フィールドのモンスター1体をリリースすることで発動できる。デッキからそのモンスターよりも低いレベルの「ガスタ」モンスター1体を手札に加える。

(2):墓地に存在するこのカードと「ガスタ」カード1枚を除外することで発動できる。このターン、自分が受けるすべてのダメージを0にする。

 

ガスタ・ライオン

レベル2 攻撃900 守備100 風属性 炎族

【Pスケール:青8/赤8】

このカード名の(1)のP効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードがPゾーンに存在し、もう片方の自分Pゾーンにカードがない場合、自分フィールドのモンスター1体をリリースすることで発動できる。EXデッキに表側表示で存在する「ガスタ」Pカード1枚を自分Pゾーンに置く。

【チューナー:効果】

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードがフィールドから離れたとき、自分のデッキに存在する「ガスタ」サイキック族モンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターの効果はターン終了時まで無効化される。

 

魔装の呪縛

通常罠カード

(1):相手の直接攻撃宣言時、その攻撃モンスターを対象に発動できる。その攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了させる。その後、選択されたモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。そのモンスターが破壊された時、このカードは破壊される。

(2):このカードが自分フィールドに表側表示で存在し、自分フィールドに「魔装騎士」モンスターが特殊召喚された時に発動できる。このカードを墓地へ送り、EXデッキに表側表示で存在する「魔装」Pカード1枚とデッキに存在する「魔装」Pモンスター1体(同名及び同じPスケールのカードは1枚まで)を手札に加える。この効果を発動したターン、自分は「魔装」以外のモンスターを召喚・特殊召喚できず、カードをセットすることができない。

 

魔装術士ジェルマン

レベル3 攻撃0 守備0 闇属性 魔法使い族

【Pスケール:青1/赤1】

(1):このカードはもう片方の自分のPゾーンに置かれているPモンスターが「魔装」モンスター以外の場合、墓地へ送られる。

(2):自分フィールドの「魔装」融合モンスターが相手によって破壊され墓地へ送れた時、Pゾーンに存在するこのカードを破壊することで発動できる。そのモンスターを墓地から表側守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化される。

【モンスター効果】

(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。「魔装」融合モンスターカードによって決められた、このカードを含む「魔装」融合素材モンスターを自分フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

(2):このカードを素材として融合召喚に成功したモンスターはこのターン、戦闘・効果では破壊されない。

 

魔装天使サリエル

レベル10 攻撃0 守備0 無属性 天使族

【Pスケール:青12/赤12】

(1):自分フィールドの「魔装」モンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動できる。その相手モンスターを破壊する。

【融合:モンスター効果】

「魔装騎士」を含めたレベル7以上、またはランク5以上の「魔装」モンスター3体

このカードはルール上、「魔装騎士」モンスターとしても扱う。

(1):バトルフェイズ開始時、相手フィールドに存在するモンスターを2体まで対象として発動できる。それらのモンスターの効果を無効化し、ターン終了時までそれらのモンスターの攻撃力の合計分、このカードの攻撃力がアップする。

(2):モンスターゾーンのこのカードがこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを自分のPゾーンに置く。

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