遊戯王ARC-V 戦士の鼓動   作:ナタタク

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第126話 ブーン

「どうした…?お前は戦わないのか?」

デュエルディスクを展開させたままのヒイロが一向にデュエルをしようというそぶりを見せないブーンをにらむ。

そばにはデュエルに敗北し、倒れたサンダースの姿があり、仲間のはずの彼の敗北に対して、ブーンは見向きもしない。

「ああ…お前は確かにこの計画の邪魔をする脅威だ。だが…既に計画は最終段階に入っている。お前たちがここに来た時点でな」

「何…?」

「少しだけ、ヒントをやろう。すべての創造は破壊からしか生まれない。そして、お前がその破壊を目撃することはない」

サンダースが敗北の窮地に陥ったとしても加勢しなかったブーンが急にデュエルディスクを展開し、ヒイロをにらむ。

さらには逃げられないようにするため、デュエルアンカーを射出してヒイロのデュエルディスクと接続する。

「…何のつもりだ?」

「お前の望み通りにデュエルをしてやるというだけだ。最も、前に戦ったあのガキでもよかったがな。彼はどうしている?」

「さあな。もうすでに妹を救出したところじゃないのか?」

「で、あればいいがな」

「「デュエル…」」

 

ヒイロ

手札5

ライフ4000

 

ブーン

手札5

ライフ4000

 

「俺の先攻…。俺のフィールドにモンスターが存在しないとき、このカードはリリースなしで召喚できる。俺は《幻獣デスアニマ》を召喚」

地面から真っ黒な棺のようなものが現れ、それが開くとその中から両腕を交差させた状態で手錠をかけられ、さらには右目を除いて全身を包帯で包まれた女性というべきモンスターが現れる。

 

幻獣デスアニマ レベル7 攻撃2400

 

「そして、カードを1枚伏せ、ターンエンド」

 

ヒイロ

手札5→3

ライフ4000

場 幻獣デスアニマ レベル7 攻撃2400

  伏せカード1

 

ブーン

手札5

ライフ4000

場 なし

 

「俺のターン、ドロー」

 

ブーン

手札5→6

 

「俺は手札から《鋼の歯車人間》を召喚」

 

鋼の歯車人間 レベル2 攻撃1300

 

「さらに、手札から永続魔法《鋼の歯車の叫び》を発動。このカードの発動処理として、俺はデッキからメタルギア2体を墓地へ送る」

 

デッキから墓地へ送られたカード

・鋼の歯車蛸

・鋼の歯車弩級戦車

 

「《鋼の歯車の叫び》の効果。1ターンに1度、手札の《鋼の歯車融合》を相手に見せることで、墓地から融合モンスター以外のメタルギア1体を効果を無効にして特殊召喚できる。俺が特殊召喚するのは《鋼の歯車弩級戦車》」

《鋼の歯車工場》のソリッドビジョンの中から《鋼の歯車弩級戦車》が飛び出してくる。

緊急整備をされた上での出撃のためか、ところどころに破損したままの個所や取り付けられていない状態の砲台もあるものの、それでも融合素材としては十分な存在だ。

 

鋼の歯車弩級戦車 レベル8 攻撃3000→0

 

「そして、手札から《鋼の歯車融合》を発動。フィールドの《人間》《弩級戦車》を融合素材にする。任務を遂行する感情無き兵士よ、障害を踏み潰す戦車よ、、歯車を絡ませ、任務遂行の標となれ。融合召喚!現れろ、レベル5!《鋼の歯車G》」

2体のメタルギアが1つとなり、現れたのは《鋼の歯車兵士》のような二足歩行戦車で、違いがあるのはセンサーやカメラなどの情報支援装備が多く、足が3本爪になっているところだ。

フィールドに現れたそれは周囲の状況をそれらの装備で確認し始める。

 

鋼の歯車G レベル5 攻撃1900

 

「《鋼の歯車人間》の効果。このカードがメタルギアの融合素材として墓地へ送られたとき、デッキからカードを1枚ドローする。そして、《鋼の歯車G》の効果。このカードがフィールドに存在する限り、俺は通常の召喚に加えて、さらに手札のメタルギアを召喚できる。俺はさらに《鋼の歯車騎兵》を召喚」

 

鋼の歯車騎兵 レベル3 攻撃1000

 

「《鋼の歯車騎兵》の効果。このカードの召喚に成功したとき、さらに手札・デッキから《鋼の歯車騎兵》2体を特殊召喚する」

 

鋼の歯車騎兵×2 レベル3 攻撃1000

 

「そして、《鋼の歯車G》の効果。フィールド上に存在するこのカードを含む手札・フィールドのモンスターを素材にメタルギアの融合召喚を行う。俺が融合素材とするのは2体の《鋼の歯車騎兵》と《鋼の歯車G》。大地を走る兵器たちよ、歯車を絡ませ、任務遂行の標となれ。融合召喚。現れろ、レベル8、《鋼の歯車T-REX》」

 

鋼の歯車T-REX レベル8 攻撃2800

 

「さらに、墓地の《鋼の歯車融合》の効果。墓地のメタルギア融合モンスター1体をデッキに戻し、墓地から手札に加える。俺が墓地からデッキに戻すのは《鋼の歯車G》。そして、カードを2枚伏せ、バトル。《鋼の歯車T-REX》で《幻獣デスアニマ》を攻撃」

《鋼の歯車T-REX》から発射される複数のミサイルが《幻獣デスアニマ》に次々と命中し、爆炎の中で彼女は消滅する。

 

ヒイロ

ライフ4000→3600

 

「俺は罠カード《レベル・レジストウォール》を発動。俺のフィールドのモンスターが戦闘または相手の効果で破壊されたとき、レベルの合計がそのモンスターのレベルと同じになるように、デッキからモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。俺はデッキから《幻獣ホワイトビスマルク》、《シンクロ・エクスクルーダー》、《幻獣の子コロ》を特殊召喚」

 

幻獣ホワイトビスマルク レベル4 守備200(チューナー)

シンクロ・エクスクルーダー レベル2 守備0

幻獣の子コロ レベル1 守備0(チューナー)

 

「モンスターを増やしたとしても無駄だ。《T-REX》は1ターンに2度攻撃することができる。《T-REX》で《ホワイトビスマルク》を攻撃」

3体のモンスターの存在を補足した時点で、レーザー砲の準備を終えていた《鋼の歯車T-REX》が3体の中では一番排除すべきである《幻獣ホワイトビスマルク》に向けてそれを発射しようとする。

「俺は手札の《幻獣の守り手》の効果を発動。俺のフィールドの幻獣が相手の攻撃対象となった時、このカードを手札から特殊召喚し、攻撃対象をこのカードに変更させる」

レーザーを発射しようとする《鋼の歯車T-REX》のレドームにカンカンとリボルバーの銃弾が数発当たる。

フィールドには《シンクロ・エクスクルーダー》のように口元を布で隠しているものの、ボロボロなフード付きのマントで全身を隠した少年がいて、右手にはリボルバーが握られていた。

 

幻獣の救い手 レベル4 守備1500

 

「そして、この効果で特殊召喚されたこのカードはこのターン、戦闘では破壊されず、戦闘で発生する俺へのダメージは0となる」

レドームに執拗に攻撃を仕掛ける《幻獣の救い手》に照準を変更してレーザーを発射するが、少年は大きく跳躍してレーザーを回避する。

「ちっ…俺はこれで、ターンエンド」

 

ヒイロ

手札3→2

ライフ3600

場 幻獣ホワイトビスマルク(《レベル・レジストウォール》の影響下) レベル4 守備200(チューナー)

  シンクロ・エクスクルーダー(《レベル・レジストウォール》の影響下) レベル2 守備0

  幻獣の子コロ レベル1(《レベル・レジストウォール》の影響下) 守備0(チューナー)

  幻獣の救い手 レベル4 守備1500

 

ブーン

手札6→2(うち1枚《鋼の歯車融合》)

ライフ4000

場 鋼の歯車T-REX レベル8 攻撃2800

  鋼の歯車騎兵 レベル3 攻撃1000

  鋼の歯車の叫び(永続魔法)

  伏せカード2

 

「俺のターン」

 

ヒイロ

手札2→3

 

「《幻獣デスアニマ》の効果。召喚されたこのカードが相手によって破壊された次の俺のターンのスタンバイフェイズ時、このカードは墓地から特殊召喚できる」

地面に魔法陣が出現し、その中から棺が現れる。

それが開くと、再び《幻獣デスアニマ》が姿を現した。

 

幻獣デスアニマ レベル7 攻撃2400

 

「レベル7の《デスアニマ》にレベル1の《幻獣の子コロ》をチューニング。深海に眠りし破邪の水龍よ、敵の技を無にし、激流の如く邪悪を薙ぎ払え。シンクロ召喚。出でよ。《マリンフォース・ドラゴン》。頼むぞ、アクア」

「うん、マスター!」

 

マリンフォース・ドラゴン レベル8 攻撃2800

 

「さらに俺はレベル2の《シンクロ・エクスクルーダー》にレベル4の《ホワイトビスマルク》をチューニング。シンクロ召喚。現れろ、《幻獣海龍リヴァイアサン》」

 

幻獣海龍リヴァイアサン レベル6 攻撃2400

 

「…?どうした?アクア」

「マスター…この人って、何だろう?何も、感じられないよ」

プルプルと震えているように見えるアクアと彼の視線の先にいるブーン。

おそらく、こういうことになるとわかっていたヒイロは動揺するそぶりを見せない。

「同じだ…奴は。昔の俺とな」

ヒイロの脳裏に記憶をすべて奪われ、アルカディアムーブメントの尖兵として戦っていた時の記憶がよみがえる。

心を無くし、命令のままに人々を傷つけ、時には殺してきた忌まわしい記憶。

だが、忌まわしいと思い始めたのは記憶を取り戻してからで、それまでは何の変哲もない日常としかとらえていなかった。

(AIによって生み出され、AIによって育てられた…。そして、AIの命令のままに疑問もなく行動する…か)

「マスター…?」

「気にするな、奴を終わらせるぞ。《シンクロ・エクスクルーダー》の効果。このカードを素材にドラゴン族シンクロモンスターのシンクロ召喚に成功したとき、相手フィールドのモンスター1体の攻撃力と守備力を0にする。《T-REX》の攻撃力を0にするぞ」

「ふん…それによって《T-REX》を倒して、そのまま俺のライフを0にするつもりのようだが、そうはさせん。俺は速攻魔法《AI's strategy change》を発動。俺のフィールドに存在するメタルギア融合モンスター1体をデッキに戻し、墓地からそのモンスターの融合素材となったモンスターと同じ数だけメタルギアを効果を無効にして特殊召喚する。ただし、この効果で特殊召喚できる同名モンスターは1体だけだ。俺は《T-REX》をデッキに戻し、《鋼の歯車弩級戦車》、《鋼の歯車人間》、《鋼の歯車騎兵》を特殊召喚する」

《シンクロ・エクスクルーダー》の幻影が杖から放つ魔力を受ける前に《鋼の歯車T-REX》が姿を消し、入れ替わるように3体のメタルギアが姿を現す。

またフィールドには攻撃表示のまま残っている《鋼の歯車騎兵》が残っているものの、それでもこのターンの決着が厳しくなったことは間違いない。

 

鋼の歯車弩級戦車 レベル8 守備1800

鋼の歯車人間 レベル2 守備1200

鋼の歯車騎兵 レベル3 守備1000

 

「そして、この効果で特殊召喚されたモンスターを素材に融合召喚を行う」

「その効果で、再び《T-REX》の融合召喚を行うつもりか…?」

「どうだろうな?俺は再び《弩級戦車》、《人間》、《騎兵》を融合。障害を踏みつぶす戦車よ、心封じられし兵士よ、大地を走る兵器よ、歯車を絡ませ、任務遂行の標となれ。融合召喚。現れよ、《鋼の歯車TX-55》」

胴体の左半分が2連装の大型ミサイルポッドとガトリングガン、レーザー砲となっていて、《鋼の歯車T-REX》以上の巨体を誇る二足歩行戦車が出現するとともに、牛のような鳴き声が周囲に響き渡る。

 

鋼の歯車TX-55 レベル8 攻撃3000

 

「《鋼の歯車TX-55》は相手のカード効果を受けない。よって、《マリンフォース・ドラゴン》の効果は受けない。さらに、融合素材となった《鋼の歯車人間》の効果により、デッキからカードを1枚ドローする

「なら、俺は《リヴァイアサン》の効果を発動。手札1枚を墓地へ送り、デッキ・墓地からレベル4以下の幻獣1体を手札に加えることができる。俺はデッキから《幻獣クリエイトクーシー》を手札に加える」

 

手札から墓地へ送られたカード

・幻獣クレイエンキドゥ

 

「そして、俺はスケール3の《幻獣クリエイトクーシー》をペンデュラムゾーンにセッティング」

真っ白な大きな卵を抱えている羽根の生えた犬というべき幻獣がフィールドに現れ、青い光の柱を生み出す。

「《クリエイトクーシー》のペンデュラム効果。俺のフィールドに幻獣シンクロモンスターか《マリンフォース・ドラゴン》が存在するとき、ペンデュラムゾーンから特殊召喚できる」

青い光の柱が消え、《マリンフォース・ドラゴン》の頭に乗る形で《幻獣クリエイトクーシー》がモンスターゾーンへ移動する。

 

幻獣クリエイトクーシー レベル2 攻撃1000(チューナー)

 

「レベル6の《リヴァイアサン》にレベル2の《クリエイトクーシー》をチューニング」

《幻獣クリエイトクーシー》が背負っていた卵が割れ、その中から飛び出した白い光がチューニングリングを生み出して2体を包んでいく。

「幻獣の名を得た疾風の騎士よ、鎖なき翼ではばたけ。シンクロ召喚。現れろ、《幻獣騎士ウィンドナイト》」

(はああああ!!)

チューニングリングが強い光を発した後、現れたのはかつてヒイロが使っていた《EMウィンドナイト》だが、翼を拘束している鎖はなく、翼も青い光で構成されたものに変わっていた。

腰に差している軍刀を抜き、その切っ先を《鋼の歯車TX-55》に向けた。

 

幻獣騎士ウィンドナイト レベル8 攻撃2400

 

「2体目のレベル8のシンクロモンスター…だが、攻撃力はたったの2400では、《TX-55》には勝てない」

「ああ…そうだ。今のままじゃな。《ウィンドナイト》の効果。このカードをシンクロモンスターをシンクロ素材としてシンクロ召喚に成功したとき、墓地に存在するシンクロモンスター1体を装備カード扱いとしてこのカードに装備する。《幻獣海龍リヴァイアサン》を装備」

シンクロ素材として眠りについたはずの《幻獣海龍リヴァイアサン》が再びフィールドに姿を現すと、青い光となって《幻獣騎士ウィンドナイト》の軍刀に宿る。

刀身は青く染まり、激流のような水が放出されていた。

「そして、このカードの攻撃力は装備カードとなったモンスターの元々の攻撃力の半分の数値分アップする」

 

幻獣騎士ウィンドナイト レベル8 攻撃2400→3600

 

「攻撃力3600…ちぃ…」

「バトル。《幻獣騎士ウィンドナイト》で《TX-55》を攻撃」

(覚悟しろ、水流斬!!)

激流を放つ軍刀を手に、《幻獣騎士ウィンドナイト》が《鋼の歯車TX-55》に向けて突撃する。

接近してくる高エネルギー体を感知した《鋼の歯車TX-55》のAIはそのスピードから逃げるのは困難だと判断し、ミサイルとビームで迎撃を開始する。

だが、ミサイルもビームも水が生み出しバリアが阻み、止めることができない。

やがて至近距離まで接近した《幻獣騎士ウィンドナイト》の軍刀によって重厚な装甲もろとも両断され、爆散した。

 

ブーン

ライフ4000→3400

 

「そして、《ウィンドナイト》の効果。装備カードを装備しているこのカードが戦闘で相手モンスターを破壊したとき、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える」

「ふっ…これで、俺のライフも残り400ということか…。だが、俺は《TX-55》の効果を発動。このカードが相手によって破壊されて墓地へ送られたとき、デッキからメタルギアモンスター1体を手札に加える。俺は《鋼の歯車卵》を手札に加える」

 

ブーン

ライフ3400→400

 

「ああ…あとはこれで終わりだ。《マリンフォース・ドラゴン》で《鋼の歯車騎兵》を攻撃。マリン・ブラスト」

《マリンフォース・ドラゴン》が口から水のブレスを放ち、それがたった1体残された《鋼の歯車騎兵》に襲い掛かる。

ブレスを受けたそのモンスターは消滅し、水はブーンを襲うが、なぜか彼の目の前でそれは勢いを失い、彼の足元を水浸しにするだけでとどめる。

「何…?」

「悪いな、俺は手札に存在する《鋼の歯車卵》の効果を発動した。俺のライフが1000以下の状態で俺が戦闘ダメージを受けるとき、手札のこのカードを特殊召喚することで、そのダメージを0にする」

黒い卵型の機械がフィールドに現れると同時に、格納されていた3本の腕が展開される。

 

鋼の歯車卵 レベル1 攻撃500

 

「さらに、《鋼の歯車卵》の効果。この効果で特殊召喚に成功したとき、手札・デッキ・墓地からさらに《鋼の歯車卵》を2体まで特殊召喚できる」

 

 

鋼の歯車卵×2 レベル1 攻撃500

 

「これでさらにメタルギアを融合召喚できるということか…。俺は《マリンフォース・ドラゴン》の効果を発動。1ターンに1度、フィールド上のカード1枚を手札に戻すことができる。俺はセットされているカードを手札に戻す」

「なら俺は罠カード《AI's Garage》を発動。このターン、相手によって破壊されたメタルギア融合モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。再び現れろ、《鋼の歯車TX-55》」

《マリンフォース・ドラゴン》に押し流される前に発動したそのカードの中から飛び出す《鋼の歯車TX-55》。

せっかく破壊したモンスターが復活するだけでなく、さらなる融合召喚の呼び水となるモンスターをそろえる手伝いをしたという現実にヒイロは顔をしかめる。

 

鋼の歯車TX-55 レベル8 攻撃3000

 

「俺はモンスターを裏守備表示でセット。そして、カードを1枚伏せてターンエンド」

 

ヒイロ

手札3→0

ライフ3600

場 幻獣騎士ウィンドナイト(《幻獣海龍リヴァイアサン》装備) レベル8 攻撃3600

  マリンフォース・ドラゴン レベル8 攻撃2800

  裏守備モンスター1

  伏せカード1

 

ブーン

手札2→3(うち1枚《鋼の歯車融合》)

ライフ400

場 鋼の歯車TX-55(《Ai's garage》の影響下) レベル8 攻撃3000

  鋼の歯車卵×3 レベル1 攻撃500

  鋼の歯車の叫び(永続魔法)

 

「俺のターン…」

 

ブーン

手札3→4

 

「《鋼の歯車の叫び》の効果発動。手札の《鋼の歯車融合》を見せ、墓地の《鋼の歯車人間》を特殊召喚する」

 

鋼の歯車人間 レベル2 攻撃1200→0

 

「そして、《鋼の歯車融合》を発動。フィールドの《卵》3体と《人間》、そして《TX-55》を融合。砕かれし世界の再生を目指す歯車たちよ、今こそ至高の巨人となれ!!融合召喚!現れろ、レベル12!《鋼の歯車エクセルサス》!」

融合モンスターを含む5体のメタルギア達が渦の中へ消え、その中から赤熱化したカマキリの刃のような腕が2本出てくる。

やがてその中から出てきたのは、かつてデュエルをした地縛神たちを上回るほどの巨大な赤い蜘蛛のような形状の兵器で、現れたと同時に天井も壁も粉砕されていく。

「貴様は危険人物だ。このカードで処分するにふさわしいだろう」

 

鋼の歯車エクセルサス レベル12 攻撃4000

 

「なんだ…揺れ!?」

素良が開いてくれた道を進む翔太たちも、そのモンスターの登場による異常が発生していた。

その場で立つことさえままならなくなるほどの揺れにひび割れる天井。

「何が起こっているというのだ…!?まさか、誰かが破壊工作を…?」

「いや…デュエルだ。デュエルをしているんだ、誰かが…!」

「…わかるのかよ?」

「うん…これは、その影響だ」

なぜだかわからないが、遊矢には断言できた。

遊矢の目はオッドアイになっていて、一瞬ではあるが、黒い部分が赤く染まったように見えた。

 

「ヒイロ・リオニス…。これがジェルマン最高の切り札にして、メタルギアの究極の姿だ」

「確かにな…自分の住処を粉々にするほどにな」

巨大な《鋼の歯車エクセルサス》を前にしても、ヒイロは平然としていた。

こうしたモンスターは既にダークシグナーとの戦いの中で見慣れている。

「《鋼の歯車人間》の効果により、俺はデッキからカードを1枚ドローする。そして、《エクセルサス》の効果。このカードの融合召喚に成功したとき、墓地に存在するメタルギア融合モンスターを装備カード扱いとして、このカードに装備させる」

融合素材としてフィールドから消えたはずの《鋼の歯車TX-55》が再びフィールドに現れ、装備されているレールガンだけを残して消滅する。

レールガンは《鋼の歯車エクセルサス》の胴体に外付けされ、エネルギーが供給される。

「《エクソルサス》はメタルギアを1体しか装備できないが、装備したモンスターの効果を得る。よって、《エクソルサス》は相手のカード効果を受けない。バトル。《エクソルサス》で《マリンフォース・ドラゴン》を攻撃!」

「罠発動!《シンクロ・コンバットゾーン》!自分フィールドのカードが破壊されるとき、代わりに俺のシンクロモンスター1体を破壊する!」

「ふん…ならば身代わりに散れ!《ウィンドナイト》!!」

エネルギー供給を受けたレールガンから大型の質量弾が発射される。

弾速はビームに匹敵していて、《マリンフォース・ドラゴン》をかばった《幻獣騎士ウィンドナイト》の肉体に接触すると同時にその体を粉々に粉砕した。

「く…すまない…」

 

ヒイロ

ライフ3600→2400

 

「《ウィンドナイト》の効果。このカードがフィールドから離れたとき、このカードをペンデュラムゾーンに置く」

「俺は手札から速攻魔法《AI's combat》を発動。このターン、融合召喚された俺のメタルギアが戦闘で相手モンスターを破壊したとき、続けて2回まで攻撃できる。ヒイロ・リオニス…異物にはこのアークエリアプロジェクトに礎になってもらう」

前足部分に装備されているブレードにエネルギーが供給され、赤く染まっていく。

その熱量は周囲の可燃物に火をつけ、刃が《マリンフォース・ドラゴン》にむけてふるわれる。

(マスター!私の効果を使え!!)

「ああ…。俺は《ウィンドナイト》のペンデュラム効果を発動!俺のフィールドに《マリンフォース・ドラゴン》が存在するとき、ペンデュラムゾーンのこのカードを破壊することで、このターン、俺の《マリンフォース・ドラゴン》は破壊されない」

《マリンフォース・ドラゴン》とヒイロを覆うように滝のような水が降り注ぎ、巨大な刃を受け止める。

水は炎上する周囲の物質を沈下していく。

「そして、戦闘で発生する俺へのダメージも0となる。さらに俺はデッキから幻獣ペンデュラムモンスター1体を手札に加える。俺は《幻獣の守り手》を手札に加える」

「ふん…《マリンフォース・ドラゴン》を守ったとしても、このターンのみだ。ならば、その裏守備モンスターを攻撃だ!」

水を強引に破ろうと《鋼の歯車エクソルサス》が出力を上げていき、刃がヒイロと《マリンフォース・ドラゴン》へと向かう。

二人に危害が及ぶ様子を見て、剣のような角をつけた一角獣が裏守備表示を解除して飛び出し、2人に代わりに刃を受けて消滅した。

 

裏守備モンスター

幻獣ソードユニコーン レベル2 守備1200

 

「俺は魔法カード《AI's cure》を発動。俺のフィールドのメタルギア融合モンスターの攻撃力分俺のライフを回復する。そして、この効果の対象となったモンスターにAIカウンターを1つ置く」

 

ブーン

ライフ400→4400

 

鋼の歯車エクソルサス レベル12 AIカウンター0→1

 

「俺はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

 

ヒイロ

手札0→1(《幻獣の守り手》)

ライフ2400

場 マリンフォース・ドラゴン レベル8 攻撃2800

 

ブーン

手札1

ライフ4400

場 鋼の歯車エクソルサス(《鋼の歯車TX-55》装備 AIカウンター1) レベル12 攻撃4000

  鋼の歯車の叫び(永続魔法)

  伏せカード1

 

「俺のターン!」

 

ヒイロ

手札1→2

 

(《エクソルサス》は俺のカード効果を受けることがないとしても、装備カードになっている《TX-55》は…)

「罠発動。《デモンズ・チェーン》。フィールド上の効果モンスター1体の攻撃を不能にし、効果も無効にする」

《デモンズ・チェーン》から放たれた鎖が《幻獣騎士ウィンドナイト》が守った《マリンフォース・ドラゴン》を縛り上げ、その力を奪う。

《マリンフォース・ドラゴン》の効果が使えない以上、《鋼の歯車エクソルサス》は純粋に戦闘破壊しなければならなくなった。

「貴様のエースカードの力は使わせん」

「そうかな…?俺は俺はスケール8の《幻獣の守り手》をセッティング」

セッティングされたことでフィールドに現れたのは《シンクロ・エクスクルーダー》に似た服装と杖を手にしているものの、ツインテールからロングヘアーへと髪型が変わり、女性への成長途上といえる体つきとなった少女だ。

「《幻獣の守り手》の効果。このカードをペンデュラムゾーンに置いたとき、もう片方のペンデュラムゾーンにカードがない場合、エクストラデッキの《幻獣の救い手》をセッティングできる」

彼女の背後に《幻獣の救い手》が現れ、背中合わせとなった2人は静かにうなずき、ヒイロの左右へと移動する。

「そして、《幻獣の救い手》のペンデュラム効果発動。もう片方のペンデュラムゾーンに《幻獣の守り手》が存在する場合、エクストラデッキか墓地に存在する幻獣チューナー1体を特殊召喚できる。俺はエクストラデッキから《幻獣クリエイトクーシー》を特殊召喚」

《幻獣の救い手》が手にしている銃を地面に向けて発砲する。

銃弾が当たった床に魔法陣が出現し、その中から《幻獣クリエイトクーシー》が再び現れる。

 

幻獣クリエイトクーシー レベル2 攻撃1000(チューナー)

 

「そして、墓地の《幻獣クレイエンキドゥ》の効果。俺のフィールドにシンクロモンスターとチューナーモンスターが1体ずつ存在するとき、墓地から特殊召喚できる」

《幻獣クリエイトクーシー》に続けて現れたのは体中が土でできていて、獣のような毛と角のある人間の姿をしていた。

 

幻獣クレイエンキドゥ レベル2 攻撃0(チューナー)

 

「そして、俺は手札から魔法カード《融合》を発動。俺のフィールドの《クリエイトクーシー》と《クレイエンキドゥ》で融合する。命を生み出す子犬よ、神に作られし土の咎人よ、今一つとなり、未来への繋ぎ手となれ。融合召喚!現れろ、《幻獣共振機スタッグ》」

2体のチューナーが1つとなり、かつてヒイロにフュージョンシンクロへの道を示した共振機が幻獣の名を手にしてフィールドへと現れる。

機械的だったかつての外見とはやや異なり、ところどころに魔法陣が刻まれ、装甲の一部が岩石に代わっているなどの差異はあるものの、その役目は変わらない。

 

幻獣共振機スタッグ レベル2 攻撃1000(チューナー)

 

「融合チューナーだと!?」

「レベル8の《マリンフォース・ドラゴン》にレベル2の《スタッグ》をチューニング。欠片の運命によって交わりし2つの世界の力よ、深海の竜に宿り、運命を切り開く力となれ。フュージョンシンクロ!現れろ、《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》!」

《幻獣共振機スタッグ》が生み出したチューニングリングをくぐり、《マリンフォース・ドラゴン》の体を透き通った水晶のような鎧が宿る。

右手には同じ水晶でできた剣が出現し、その刃を振るった。

 

マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ レベル10 攻撃3200

 

「《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》の効果。このカードのシンクロ召喚に成功したとき、俺の墓地に存在するシンクロモンスターの数だけマリンカウンターを置く。俺の墓地に存在するシンクロモンスターは2体」

 

マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ マリンカウンター0→2

 

「バトルだ…。《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》で《エクソルサス》を攻撃」

(いくよ、マスター!!)

剣を手にしたアクアが自らよりも攻撃力の高い《鋼の歯車エクソルサス》へと向かう。

「何をするつもりだ…?」

「《メルビエイ》の効果。このカードの攻撃力はバトルフェイズ中、乗っているマリンカウンター1つにつき、攻撃力が1500アップする」

 

マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ レベル10 攻撃3200→5200(バトルフェイズ中のみ)

 

「だが、《TX-55》の効果を得た《エクソルサス》の効果。このカードが相手モンスターを戦闘を行うダメージステップ時、その相手モンスターの効果を無効化し、攻撃力と守備力を元の数値に戻す!」

「《幻獣の守り手》のペンデュラム効果。1ターンに1度、俺のフィールドの幻獣またはマリンフォース・ドラゴンと名の付くシンクロモンスターを対象に発動できる。そのモンスターはターン終了時まで相手のカード効果を受けない」

《幻獣の守り手》が杖から放つ波紋がアクアを包み込む。

接近してくるアクアに向けてレールガンを放つ《鋼の歯車エクソルサス》だが、波紋によってセンサーに異常が生じていたのか、弾丸はアクアのわずかに上を飛んでいき、やがて海へと消えていく。

懐に入ったアクアはマリンカウンターによって力を得た剣を《鋼の歯車エクソルサス》に向けてふるうが、刃は装甲を切り裂くことができなかった。

「ふん…」

 

ブーン

ライフ4400→3200

 

「何…?」

「《エクソルサス》の効果だ。このカードが破壊されるとき、代わりに自らの効果で装備されたカードを破壊できる。そして、このカードがメタルギア融合モンスターを装備していない場合、1ターンに1度、墓地かエクストラデッキのメタルギア融合モンスターを装備できる」

無事な姿を見せる《鋼の歯車エクソルサス》の姿に、不意にヒイロは《パワーツール・ドラゴン》を思い出す。

毎ターンのように装備カードを確保し、なおかつそれを身代わりにすることもできる。

だが、それが無敵の効果というわけでもない。

その抜け道をつくとしても、今のヒイロにはもう手札はない。

「俺はこれで、ターンエンドだ」

 

ヒイロ

手札2→0

ライフ2400

場 マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ(マリンカウンター2) レベル10 攻撃3200

  幻獣の救い手(青) ペンデュラムスケール1

  幻獣の守り手(赤) ペンデュラムスケール8

 

ブーン

手札1

ライフ3200

場 鋼の歯車エクソルサス(《AIカウンター1) レベル12 攻撃4000

  鋼の歯車の叫び(永続魔法)

  伏せカード1

 

「俺のターン…ドロー」

 

ブーン

手札1→2

 

「《エクソルサス》の効果。再び《TX-55》を《エクソルサス》に…」

「《メルビエイ》の効果!エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターの効果が発動したとき、マリンカウンターを1つ取り除くことで、相手フィールドに表側表示で存在するすべてのカードの効果をターン終了時まで無効化する!」

「何!?」

《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》の剣から放出される青い波紋が《鋼の歯車エクソルサス》を襲う。

波紋を受けたことで機体に異常が発生し、背後に現れつつあった《鋼の歯車TX-55》がその姿をくらます。

さらにはフィールドに残っていた《鋼の歯車の叫び》のソリッドビジョンも青く染まり、力を発揮できなくなる。

「さらに、この効果を発動したのが相手ターンの場合、相手フィールドのすべてのモンスターの攻撃力と守備力を次の俺のターンの終了時まで0にする!」

 

鋼の歯車エクソルサス レベル12 攻撃4000→0

 

マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ レベル10 マリンカウンター2→1

 

「攻撃力0…なるほど。ならば、俺は《エクセルサス》を守備表示に変更。ターンエンドだ」

 

ヒイロ

手札0

ライフ2400

場 マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ(マリンカウンター1) レベル10 攻撃3200

  幻獣の救い手(青) ペンデュラムスケール1

  幻獣の守り手(赤) ペンデュラムスケール8

 

ブーン

手札1

ライフ3200

場 鋼の歯車エクソルサス(AIカウンター1、《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》に影響下) レベル12 攻撃0→守備0

  鋼の歯車の叫び(永続魔法)(《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》の影響下)

  伏せカード1

 

「俺のターン…」

 

ヒイロ

手札0→1

 

「俺は手札から魔法カード《貪欲な壺》を発動。墓地のモンスター5体をデッキに戻し、デッキからカードを2枚ドローする」

 

墓地からデッキに戻ったカード

・幻獣デスアニマ

・幻獣の子コロ

・幻獣海龍リヴァイアサン

・シンクロ・エクスクルーダー

・幻獣ホワイトビスマルク

 

「俺は手札から装備魔法《幻獣王の剣-ロックブレード》を《メルビエイ》に装備。このカードは幻獣もしくはマリンフォースの名の付くモンスターにのみ装備できる。そして、1ターンに1度、デッキから幻獣1体を墓地へ送ることで、そのモンスターの攻撃力の半分の数値分、装備モンスターの攻撃力を次の相手のターン終了時までアップさせる。俺はデッキから《幻獣王ロックリザード》を墓地へ送る」

巨大な岩石が《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》の目の前に落ちてくる。

落ちてきた岩石は砕け、その中に隠された黒曜石でできた剣を手にした《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》の背後に《幻獣王ロックリザード》の幻影が現れる。

 

マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ レベル10 攻撃3200→4300

 

「そして、この効果を発動したターン、装備モンスターが守備モンスターを攻撃したとき、貫通ダメージを与える」

これで、守備力0になった《鋼の歯車エクソルサス》への攻撃が決まれば、ヒイロの勝利が決まる。

「ふっ…ジェルマン最大の切り札をここまで追いつめるとはな…ヒイロ・リオニス」

「バトルだ…《メルビエイ》で《鋼の歯車エクソルサス》を攻撃」

ブーンの言葉を無視して攻撃宣言するとともに、《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》が黒曜石でできた剣を振るう。

もはや反撃するだけの力を残していない《鋼の歯車エクソルサス》の六本脚を切断していき、最後はコアを切りつけて決着をつけようとする。

だが、胴体に攻撃を仕掛けようという直前でその中央部分からコックピットが射出され、それが《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》の眼前に落下する。

「何のつもりだ…?」

「《エクセルサス》の上に乗っているAIカウンターだ。このカウンターが乗っているモンスターの戦闘によって俺がダメージを受けるとき、代わりにこのカウンターを取り除くことができる。そして、《エクセルサス》の最後の効果だ。このカードが相手によって破壊されたとき、エクストラデッキから《鋼の歯車超人》を融合召喚扱いで特殊召喚する」

コックピットハッチが開き、その中から真っ黒な装甲で身を包んだ、2メートル近い筋肉質の男性というべき姿の機械が現れる。

《鋼の歯車エクソルサス》と比較するとはるかに小さいものの、その機械からはそれよりもはるかに上回る力のようなものが感じられる。

 

鋼の歯車超人 レベル12 攻撃0

 

「《鋼の歯車超人》の効果。このカードの特殊召喚に成功したとき、エクストラデッキか墓地のメタルギア融合モンスター1体の攻撃力と守備力をコピーする。俺は《エクソルサス》を選ぶ」

 

鋼の歯車超人 レベル12 攻撃0→4000

 

「そして、このカードがフィールドに存在する限り、このカード以外のフィールド上に存在するすべてのカードの効果は無効となる」

《鋼の歯車超人》の黒々とした拳にマグマのような熱が発生し、それを地面にたたきつける。

そこを中心に激しい揺れが発生し、同時に熱波が周囲に拡散する。

熱波を受けた《幻獣王の剣-ロックブレード》が粉々に砕け、《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》はひざを折る。

「効果が無効になったことで、《メルビエイ》に乗っているマリンカウンターも消える」

 

マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ レベル10 マリンカウンター1→0

 

「メインフェイズ2だ。俺は…」

「悪いが、ペンデュラム召喚はもうさせん。罠カード《AI's desutruction》を発動。俺がメタルギア融合モンスターの融合召喚に成功したとき、フィールドの魔法・罠カードをすべて破壊する。そして、このカードは無効化されない」

両拳をぶつけあった《鋼の歯車超人》が咆哮すると同時に発生した熱波がすべての魔法・罠カードのソリッドビジンを灰にし、ヒイロの左右にいる《幻獣の救い手》と《幻獣の守り手》を吹き飛ばした。

「俺はこれで、ターンエンドだ」

 

ヒイロ

手札1

ライフ2400

場 マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ(《鋼の歯車超人》の影響下) レベル10 攻撃3200

 

ブーン

手札1

ライフ3200

場 鋼の歯車超人 レベル12 攻撃4000

 

お互いのフィールドはモンスター1体ずつとなり、ブーンのターンへと移る。

単純な攻撃力では《鋼の歯車超人》が《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》を上回り、さらにはこのカード以外のフィールド上のすべてのカード効果は無効となる。

(俺の今の状況では、元々の攻撃力が4000以上のモンスターを召喚することはできない。だが…)

「俺の、ターン…」

 

ブーン

手札1→2

 

「どうやら…これで決着がつくようだな。俺は手札の《鋼の歯車零式》の効果を発動。手札のこのカードを墓地へ送ることで、メタルギア融合モンスター1体の攻撃力をターン終了時まで倍にする」

《鋼の歯車T-REX》に似た姿をしているものの、やや黄土色に近いカラーリングとなっているメタルギアが現れ、そのエネルギーが《鋼の歯車超人》へと送り込まれていく。

あまりにも膨大なエネルギーを吸収したことにより強い熱を帯びたそのモンスターは炎のような赤い光をフレームから発行すると同時に排熱も行っていた。

 

鋼の歯車超人 レベル12 攻撃4000→8000

 

「くっ…」

「《メルビエイ》の攻撃力は3200。攻撃力8000となった《鋼の歯車超人》の一撃で、貴様のライフは尽きる。バトルだ!《鋼の歯車超人》で《メルビエイ》を攻撃!」

激しく熱を放出させながら《鋼の歯車超人》が《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》に向けて突っ込んでいく。

そして、シンプルではあるがそれ故に力強い鉄拳を叩き込む。

腹部に大穴を開けた《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》が大爆発を起こし、それにヒイロも飲み込まれた。

「終わりだ、ヒイロ・リオニス…。貴様もまた、大きな障害だった」

ヒイロを倒したとしても、まだ戦いが終わったわけではなく、まだランサーズも止まっていない。

彼らを倒し、計画を完遂するまでジェルマンの任務は終わらない。

背を向けようとするブーンだが、デュエルが終わってもなお消えない《鋼の歯車超人》の姿と煙の中に未だに立っている人影に目を大きく開く。

「貴様…なぜまだ立っている?」

「まだデュエルが終わっていないからだ、そうだろう?コロ」

「クリクリー!!」

未だに立っているヒイロのそばにはコロが嬉しそうに飛び回る。

長年共にデュエルをしてきた相棒が再びヒイロを窮地から救って見せた。

「俺は手札の《プチクリボー》の効果を発動した。こいつを手札から特殊召喚することで、発生する俺へのいかなるダメージも1度だけ0にする」

 

プチクリボー レベル1 守備0

 

「ふん…死にぞこないが」

「ああ、そうだ。お前はこの一撃で俺を確実に倒せると思った…。だが、それは大きな間違いだ」

「何?」

「俺は墓地の罠カード《シンクロ・コンバットゾーン》の効果を発動!相手モンスターの攻撃によって俺のシンクロモンスターが破壊された時、墓地のこのカードを除外することで、破壊されたモンスターを復活させる。戻れ、《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》」

地面に出現した魔法陣からよみがえる《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》。

一度は敗れた《鋼の歯車超人》に今度こそ勝つといわんばかりに、仲間の《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をまねて右手で拳を作る。

 

マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ レベル10 攻撃3200

 

「そして、《メルビエイ》と《超人》で再度戦闘を行う!その時、《メルビエイ》の攻撃力は相手モンスターの攻撃力分アップする」

心の中で闘志を燃やす《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》の拳に水のオーラが宿る。

再び現れた敵の姿を見た《鋼の歯車超人》もまた、拳に力を籠めると彼に向けて突っ込んでいく。

そして、両者の拳がぶつかり合い、最初は《マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ》の拳に大きな亀裂ができた。

だが、その後で《鋼の歯車超人》の右腕全体にひびが入り、そこから胴体、頭部にもひびができていき、やがて爆散した。

「馬鹿…な…!?」

「勝利を急いだな…」

 

マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ レベル10 攻撃3200→11200

 

ブーン

ライフ3200→0

 

 

 

 

鋼の歯車の叫び(メタルギア・シャウト)

永続魔法カード

(1):このカードの発動時の効果処理として、自分はデッキから「メタルギア」モンスター2体を墓地へ送る。(同名のカードは1枚まで)

(2):1ターンに1度、手札の「鋼の歯車融合」1枚を相手に見せることで発動できる。自分の墓地から「メタルギア」モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化され、攻撃力・守備力は0となる。この効果を発動したターン、自分はEXデッキから「メタルギア」以外のモンスターを特殊召喚できない。

 

鋼の歯車G(グスタフ)

レベル5 攻撃1900 守備1900 融合 地属性 機械族

「鋼の歯車」モンスター×2

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードがフィールド上に存在する限り、通常召喚に加えてもう1度だけ、手札の「メタルギア」モンスター1体を召喚できる。

(2):自分メインフェイズ時に発動できる。自分の手札・フィールドから「メタルギア」融合モンスターカードによって決められたこのカードを含む融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

 

幻獣デスアニマ

レベル7 攻撃2400 守備1200 効果 闇属性 アンデッド族

(1):自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードはリリースなしで召喚できる。

(2);召喚されたこのカードが相手によって破壊された次の自分のスタンバイフェイズ時、このカードが墓地に存在する場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。

 

幻獣の救い手

レベル4 攻撃1900 守備1500 風属性 戦士族

【Pスケール:赤1/青1】

このカード名の(2)のP効果は1ターンに1度しか発動できない。

(1):自分フィールドの「幻獣」「マリンフォース」モンスターが相手によって破壊されるとき、Pゾーンに存在するこのカードを代わりに破壊できる。

(2):このカードがPゾーンに存在し、もう片方のPゾーンに「幻獣の守り手」が存在するときに発動できる。EXデッキ・墓地に存在する「幻獣」チューナーモンスター1体を特殊召喚する。

【モンスター効果】

(1):このカードが手札に存在し、自分フィールドの「幻獣」モンスターが相手の攻撃対象となった時に発動できる。このカードを特殊召喚し、攻撃対象をこのカードに変更させる。この効果で特殊召喚に成功したターン、このカードは戦闘では破壊されず、戦闘で発生する自分へのダメージは0となる。

(2);このカードがフィールドに存在する限り、相手はこのカード以外の「幻獣」「マリンフォース」モンスターを攻撃できず、効果の対象にできない。

 

AI's strategy change

速攻魔法カード

(1):自分メインフェイズ・相手メインフェイズかバトルフェイズ時、自分フィールドに存在する「メタルギア」融合モンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターをEXデッキに戻し、自分の墓地に存在する融合モンスター以外の「メタルギア」モンスターを融合素材としたモンスターと同じ数だけ自分フィールドに表側守備表示で特殊召喚する(同名モンスターは1体まで)。この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化される。その後、この効果で特殊召喚されたモンスターを素材に融合召喚を行う。この効果による特殊召喚は「鋼の歯車融合」による融合召喚として扱う。

 

幻獣クリエイトクーシー

レベル2 攻撃1000 守備1000 光属性 獣族

【Pスケール:青3/赤3】

このカード名の(1)のP効果は1ターンに1度しか発動できない。

(1):Pゾーンにこのカードが存在し、自分フィールドに「幻獣」Sモンスターまたは「マリンフォース・ドラゴン」が存在する場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。

【チューナー:モンスター効果】

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードの召喚に成功したとき、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地に存在するレベル4以下の「幻獣」モンスター2体を対象に発動できる。そのモンスターを表側攻撃表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化される。この効果を発動したターン、S召喚以外の方法でEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。

 

鋼の歯車TX-55

レベル8 攻撃3000 守備3000 融合 地属性 機械族

「メタルギア」モンスター3体

(1):このカードは相手のカード効果を受けない。

(2):このカードが戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。ダメージステップ終了時までそのモンスターの効果を無効化し、攻撃力と守備力を元の数値に戻す。

(3):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られたときに発動できる。デッキから「メタルギア」モンスター1体を手札に加える。

 

鋼の歯車卵(メタルギア・エッグ)

レベル1 攻撃500 守備500 効果 地属性 機械族

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが手札に存在し、自分のライフが1000以下で相手モンスターの攻撃によって自分が戦闘ダメージを受けるときに発動できる。手札に存在するこのカードを特殊召喚し、自分が受けるダメージを0にする。

(2):このカードを(1)の効果で特殊召喚に成功したときに発動できる。手札・デッキ・墓地から「鋼の歯車卵」を2体まで特殊召喚できる。この効果で特殊召喚されたモンスターがフィールドに存在する限り、自分は「メタルギア」以外のモンスターを特殊召喚できない。

 

AI's garage

通常罠カード

(1):自分フィールドの「メタルギア」融合モンスターが相手によって破壊されたターンにのみ発動できる。墓地に存在するこのターン破壊された「メタルギア」融合モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化される。

 

AI's combat

速攻魔法カード

(1):このターンに融合召喚に成功した「メタルギア」融合モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊したときに発動できる。そのモンスターはこのターン、続けて2回まで攻撃することができる。

 

AI's cure

通常魔法カード

(1):自分フィールドに存在する「メタルギア」融合モンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターの攻撃力分自分LPを回復する。その後、対象となったモンスターの上にAIカウンターを1つ置く。AIカウンターが乗っているモンスターが戦闘を行ったことで戦闘ダメージが発生するとき、代わりにそのモンスターに乗っているAIカウンターを1つ取り除く。

 

幻獣騎士ウィンドナイト

レベル8 攻撃2400 守備2000 風属性 鳥獣族

【Pスケール:青12/赤12】

(1):自分フィールドに存在する「幻獣」モンスターは戦闘では破壊されず、戦闘で発生するお互いへのダメージは0となる。

(2):自分フィールドに「マリンフォース・ドラゴン」が存在するとき、Pゾーンに存在するこのカードを破壊することで発動できる。このターン、自分フィールドに存在する「マリンフォース・ドラゴン」は戦闘および効果では破壊されず、戦闘で発生する自分へのダメージは0となる。その後、デッキから「幻獣」Pモンスター1体を手札に加える。

【シンクロ:効果】

「幻獣」チューナー1体+チューナー以外のモンスター1体以上

(1):このカードがSモンスターを素材にS召喚に成功したとき、自分の墓地に存在するSモンスター1体を対象に発動できる。そのカードを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。

(2):このカードの攻撃力は(1)の効果で装備したモンスターの元々の攻撃力の半分の数値分アップする。

(3):装備カードを装備しているこのカードが相手モンスターを戦闘で破壊したときに発動する。破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。

(4):このカードがフィールドから離れたときに発動できる。このカードを自分Pゾーンに置く。

 

幻獣共振機スタッグ

レベル2 攻撃1000 守備1000 地属性 機械族

【Pスケール:赤10/青10】

このカード名の(1)のP効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドに存在する「幻獣」モンスター1体を対象に発動できる。Pゾーンに存在するこのカードを特殊召喚する。その後、対象となったモンスターとこのモンスターのみを素材としてS召喚を行う。この効果でS召喚に成功したモンスターはカード効果では破壊されない。

【融合・チューナー】

レベル2以下のチューナー×2

このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれかしか発動できない。

(1):このカードの融合召喚に成功したとき、自分の墓地に存在するレベル8以下のSモンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚に成功したモンスターの効果は無効化され、攻撃力と守備力は0となる。また、この効果を発動したターン、自分はバトルフェイズを行えない。この効果はメインフェイズ1にしか発動できない。

(2):このカードをEXデッキからP召喚に成功したとき、自分フィールドに他にモンスターが存在しない場合に発動できる。自分の墓地に存在するSモンスター1体を特殊召喚する。その後、そのモンスター2体のみを素材としてS召喚を行う。

(3):このカードをS素材としてSモンスターのS召喚に成功した時に発動できる。このカードをPゾーンに置く。

 

幻獣の守り手

レベル3 攻撃1000 守備1200 光属性 魔法使い族

【Pスケール:青8/赤8】

このカード名の(1)のP効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードを発動したとき、もう片方の自分Pゾーンにカードがない場合に発動できる。EXデッキに表側表示で存在する「幻獣の救い手」をPゾーンに置く。

【モンスター効果】

このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しか行えず、(2)の効果は1ターンに1度しか発動できない。

(1):自分が「幻獣」チューナーの召喚に成功したときに発動できる。手札に存在するこのカードを特殊召喚できる。

(2):このカードをS素材として「幻獣」「マリンフォース」SモンスターのS召喚に成功したときに発動できる。相手フィールドのモンスター1体の攻撃力・守備力を0にする。

 

幻獣クレイエンキドゥ

レベル2 攻撃0 守備1000 チューナー 地属性 獣戦士族

(1):このカードが墓地に存在し、自分フィールドにSモンスターとチューナーモンスターが1体ずつ存在する場合に発動できる。このカードを自分フィールドに特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたこのカードはフィールドから離れたとき、除外される。

 

マリンフォース・ドラゴン・メルビエイ

レベル10 攻撃3200 守備2800 シンクロ 水属性 ドラゴン族

融合チューナー+チューナー以外のSモンスター1体

(1):このカードのS召喚に成功したときに発動する。自分の墓地に存在するSモンスターの数だけ、このカードの上にマリンカウンターを置く。

(2):バトルフェイズ時、このカードの攻撃力はこのカードの上にのっているマリンカウンターの数×1000アップする。

(3);EXデッキから特殊召喚された相手モンスターの効果が発動したとき、このカードに乗っているマリンカウンターを1つ取り除くことで発動できる。相手フィールドに表側表示で存在するすべてのカードの効果をターン終了時まで無効化する。その効果を相手ターンに発動した場合、相手フィールドに存在するモンスターの攻撃力と守備力は次の自分ターン終了時まで0にする。

 

幻獣王の剣-ロックブレード

装備魔法カード

「幻獣」「マリンフォース」モンスターにのみ装備可能。

(1):1ターンに1度、自分のデッキに存在する「幻獣」モンスター1体を墓地へ送ることで発動できる。装備モンスターの攻撃力は次の相手ターン終了時まで、墓地へ送ったカードの元々の攻撃力の半分の数値分アップする。この効果を発動したターン、装備モンスターが守備モンスターを攻撃した場合、の守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

(2):自分スタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在する時、手札の「幻獣」モンスター1体を墓地へ送ることで発動できる。このカードを手札に加える。

 

鋼の歯車エクソルサス

レベル12 攻撃4000 守備4000 融合 地属性 機械族

融合モンスターを含む「メタルギア」モンスター4体

(1):このカードの融合召喚に成功したとき、自分の墓地に存在する「メタルギア」融合モンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。

(2):1ターンに1度、このカードが「メタルギア」融合モンスターを装備していない場合に発動できる。墓地・EXデッキに存在する「メタルギア」融合モンスター1体を装備カード扱いとしてこのカードに装備する。

(3):このカードは装備カードを1枚しか装備できない。この効果は無効化されない。

(4):(1)または(2)の効果で「メタルギア」融合モンスターを装備しているこのカードはそのカードの元々の効果を得る。また、このカードが破壊されるとき、代わりに装備カード1枚を破壊することができる。

(5):このカードが相手によって破壊されたときに発動できる。EXデッキから「鋼の歯車鋼鉄超人」1体を融合召喚扱いで特殊召喚する。

 

鋼の歯車鋼鉄超人(メタルギア・サイボーグ)

レベル12 攻撃0 守備0 融合 地属性 戦士族

「メタルギア」融合モンスター5体

このカードは融合召喚または「鋼の歯車エクソルサス」の効果でしか特殊召喚できない。

(1):このカードの特殊召喚に成功したとき、墓地またはEXデッキに存在する「メタルギア」融合モンスター1体を対象に発動できる。このカードの元々の攻撃力・守備力はそのモンスターの攻撃力と同じ数値となる。この効果の発動に対して、相手はカード効果を発動できない。

(2):このカードがフィールドに存在する限り、このカード以外のフィールド上のすべてのカードの効果は無効化される。

 

AI's desutruction

通常罠カード

このカード名のカードはデュエル中1度しか発動できない。

(1):自分フィールドに「鋼の歯車」融合モンスターの融合召喚に成功したときに発動できる。フィールド上に存在する魔法・罠カードをすべて破壊する。この効果は無効化されない。

 

鋼の歯車零式(メタルギア・ジーク)

レベル8 攻撃2800 守備2400 効果 地属性 機械族

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドに「メタルギア」融合モンスターが表側表示で存在するとき、手札に存在するこのカードを捨てることで発動できる。ターン終了時まで、自分フィールドの「メタルギア」融合モンスター1体の攻撃力は倍となる。

(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドにカードが存在しない場合に発動できる。このカードを表側攻撃表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚に成功したこのカードはフィールドから離れたとき、除外される。

 

シンクロ・コンバットゾーン

通常罠カード

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドのカードが破壊されるとき、自分フィールドにSモンスターが存在する場合に発動できる。代わりに自分フィールドのSモンスター1体を破壊する。

(2):自分フィールドのSモンスターが相手モンスターによる攻撃で破壊されたとき、墓地に存在するこのカードを除外することで発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その後、この効果で特殊召喚されたモンスターとそのモンスターと戦闘を行った相手モンスターで戦闘を行い、ダメージ計算を行う。その時、攻撃モンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで戦闘を行った言相手モンスターの攻撃力分アップする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターン、発動できない。

 

「…まさか、この俺が敗れるとは…」

デュエルに敗北し、膝をつくブーンの姿を見たヒイロはデュエルディスクを収納すると、彼の目前まで近づく。

「教えてもらうぞ、プロフェッサーの居場所を」

「ふん…馬鹿な男だ。俺が素直に話すとでも…甘いな」

ニヤリと笑うブーンの目から何かを感じたヒイロは即座に彼から離れようとする。

その目は零羅を拾ったあの戦場の中で兵士の中が時折見せた目。

己の命に対して生殺与奪の権限を得たと思いあがった愚かな相手を道連れにできると確信できたときに見せる目だ。

隠し持っていた手りゅう弾のピンが抜かれ、爆発の中にブーンが消える。

爆発はかつては部屋だった空間を巻き込み、気絶していたサンダースもまた、巻き込まれることとなった。

 

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