「うーん…」
「どうしたの翔太君。あのデュエルを見てからずっとそんな感じだよ?」
数日後、無事退院した翔太は伊織と共に施設へ足を運んでいた。
入院している間、警察や医師からいろいろと調べられたが、結局自分が何者なのかわからなかった。
「ペンデュラム召喚…2体のペンデュラムモンスターのペンデュラムスケールの間のレベルのモンスターを同時に召喚できる召喚方法…」
「翔太君!!」
「あ…ごめん。ええっと、何か俺に言っていたのか?」
「あのデュエルを見てからずっとそーゆー感じだねって言ったの!女の子を無視するなんてひどーい」
「ごめん…」
すっかり落ち込んでしまった。
ちなみに今の翔太の服装は赤いTシャツと茶色いチノパンで、いずれも伊織が施設長からもらってきてくれたものだ。
「見えてきた。ここが私が住んでる施設!」
海沿いから少し離れたところにある少し大きめの鉄筋コンクリートの建物で、複数の遊具が中庭にある。
「伊織…」
「何?翔太君」
「その…いいのか?どこの馬の骨とも知らない俺を…」
「困ったときにはお互い様でしょ?さ、みんなにあいさつしないと!!」
「あ…ああ」
伊織に背中を押され、施設に入って行った。
「うう…」
「翔太君。気にしない気にしない」
「気にするだろう?恥ずかしすぎる…」
2階の自室で、翔太は真っ赤になった顔を隠している。
入った後、すぐに施設長と伊織によって集会室へ連れて行かれ、いきなり施設に入っている子供たちの前であいさつさせられたのだ。
そして、緊張と動揺によってかんでしまい、子供たちから大爆笑されてしまったのだ。
ちなみに、もともと彼の部屋は中学生くらいの男子が複数入る部屋なのだが、今施設にいる子供は伊織以外全員小学生以下で、実質的に個室となってしまっているのだ。
「あーあ、カメラがあったらさっきの撮影できたのになー」
「勘弁してくれ…。そうだ、カード屋は近くにあるか?」
「うん。歩いて5分くらいのところにあるよ。一緒に行く?」
「ああ。早くこのことを忘れたい…」
「それにしても、なんで急にカード屋へ行きたいと思ったの?」
「少し、気になることがあったからな」
「ペンデュラムモンスターのこと?」
「…。ああ、そうだ」
「やっぱり!!それにしてもすごかったよねー、ペンデュラム召喚」
あのデュエルを見て以来、ペンデュラム召喚がずっと彼の心に引っかかっていた。
ペンデュラム召喚で3体のモンスターを呼び出した遊矢はあの後、ペンデュラムスケールをセッティングした2体の魔術師の力を利用してストロング石島を撃破してしまった。
(ペンデュラムモンスター…あれは俺のデッキにも入っていた。そのモンスターは元々量産されているのか?それとも、彼と俺のデッキにしか入っていないカードなのか…?)
伊織はペンデュラム召喚について知らないといっていたため、量産されている可能性は低いが、翔太はどうしてもペンデュラムモンスターがどういう存在かの確証がほしかったのだ。
「わーん!!返してよぉーーー!!」
「うるせえ!!アンティルールで俺が勝ったんだ。だから、このカードは俺のものだ!」
黄色い髪で、少し乱れた感じに制服を着た少年が子供からレアカードを奪っている。
「ちょっと待ちなさいよ!!アンティルールなんてひどいよ!!」
頭に来たのか、伊織がその少年に詰め寄る。
「あぁん?部外者が口出しするなよな」
「そういうことそういうこと。沢渡さんの言うとおり」
「お嬢さんはさっさと消えな」
その少年の取り巻きかと思われる3人の同じ制服を着た不良が伊織の前に立つ。
「大丈夫か?」
伊織が抗議する中、翔太は泣いている子供をあやしている。
「お兄ちゃん…僕のカードが…僕の《暗黒恐獣》がとられたんだ!!」
「アンティルールでデュエルをしたのか?」
「そんなこと、一言も言ってないよ!!あのお兄ちゃんが僕に勝った後勝手に言いだしたんだ!!」
「ふう…そういうことか」
「返して!!それはあの子の…」
「うるせえ!!いい加減にしろよ!!」
「キャア!!」
取り巻きによって、伊織が突き飛ばされる。
尻餅をついた伊織を見て、翔太はゆっくりと立ち上がった。
「待て、お前ら」
「あん?だれだ、お前?」
「翔太だ。この子の《暗黒恐獣》を返してもらうぞ?」
「何言ってやがるんだ?これは正当な…」
「なら、それを賭けてデュエルをしろ。俺はデッキを賭ける」
「な…?」
「ええ!?」
「え…?翔太君!?」
翔太の言葉に一同が騒然とする。
しばしの沈黙ののち、沢渡が大笑いし始める。
「ハハハハハ!!お前、相手がわかってるのか?俺はLDSのデュエリスト、いわばエリートなんだぜ?」
「知らないな。そんなこと」
沢渡だけでなく、取り巻きたちも笑っている中、デュエルの準備を整える。
「お兄ちゃん…」
「安心しろ。お前のカードは必ず取り戻す」
「ヒーロー気取りかよ?あいつ」
「沢渡さんを相手にするなんて、こいつバカだ!!」
「ヒーロー君、そんなにこのカードを取り返したいなら相手になってやるよ。ただし、アクションデュエルで」
「アクションデュエル…?」
聞いたことのない単語に翔太は首をかしげる。
翔太たちはカード屋地下のデュエルフィールドへ移動した。
翔太と沢渡が対峙し、伊織と取り巻き、そしてカードを奪われた子供は簡易的な観客席で待機する。
「ここは…?」
「さて…まずはフィールド魔法を発動させてもらおうか。フィールド魔法《ダークタウンの時計塔》発動!」
足元に設置された大型のソリッドビジョンシステムが起動する。
すると、デュエルフィールドが夜のアメリカの都市をモチーフとした空間に変化し、中央には巨大な時計台がある橋がある。
そして、取り巻き達がデュエル開始の宣言をする。
「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが」
「モンスターと共に地を蹴り、宙を舞い」
「フィールド内を駆け巡る!」
「見よ、これぞ、デュエルの最強進化形、アクション…」
「「デュエル!!」」
翔太
手札5
ライフ4000
沢渡
手札5
ライフ4000
「これが…アクションデュエル専用のフィールド…」
リアリティあふれる空間に翔太は驚きを隠せずにいる。
「おいおい、こいつアクションデュエルを知らないのかよ?」
「それで沢渡さんと戦うなんて、笑えるぅ!!」
「先攻は譲ってやる。分かっているとは思うが、先攻は最初のターン、ドローできない」
「あ…ああ。俺のターン、俺は手札から《魔装獣ユニコーン》を召喚」
緑色の傷のない角と胸部に五芒星が刻まれていた鎧を装備している老いた一角獣が場に現れる。
魔装獣ユニコーン レベル4 攻撃1600
「えっ!?触れるのか…??」
急にそばに近づいた《魔装獣ユニコーン》に触れることができ、翔太は大いに驚く。
「翔太君!!アクションデュエルでは1分以内にカードのプレイングをしないと失格になるよ!!」
「え…?あ、そ…そうか。俺はカードを1枚伏せてターンエンド」
翔太
手札5→3
ライフ4000
場 魔装獣ユニコーン レベル4 攻撃1600
伏せカード1
沢渡
手札5
ライフ4000
場 なし
「おいおい、アクションカード探さないのかよこいつ!!」
「ア…アクションカード??」
「翔太君!アクションカードはフィールド中に散らばっているアクションデュエル専用のカードだよ!1枚まで手札に加えることができて、いつでも発動できるの!!」
「おいおい、こいつ本当にアクションデュエルを知らないんだな。俺のターン、ドロー」
沢渡
手札5→6
「俺は《ライトニング・ボード》を召喚」
電気を纏い、ダーツボードを咥えた悪魔の頭部が現れる。
そのカードはタバック加工が施されたレアカードだ。
ライトニング・ボード レベル4 攻撃1400
「さてっと、あの死にぞこないの馬を倒せるアクションカードを探すとするか」
沢渡を乗せた《ライトニング・ボード》はフィールド中を駆け巡る。
「翔太君!!早くアクションカードを探さないと!!」
「わ…分かった!」
翔太を乗せた《魔装獣ユニコーン》が沢渡を追いかける形で走り始める。
そのスピードは《ライトニング・ボード》よりも少しだけ速い程度だ。
「ちっ!老いぼれのくせにすばしっこい。だが…」
電線に引っかかっているアクションカードを沢渡が回収する。
「ハハハ!!いいカードが手に入った!アクション魔法《スピン・ショット》を発動!相手モンスター1体の攻撃力を500ポイントダウンさせる」
《スピン・ショット》から文字通り強烈なスピンがかかったバリヤードのボールが《魔装獣ユニコーン》に向けて放たれる。
「俺の魔装モンスターが相手の魔法・罠カードの対象となったとき、そのモンスターを手札に戻すことで、こいつは手札から特殊召喚できる。俺は《ユニコーン》を手札に戻し、《魔装鳥ガルーダ》を特殊召喚」
《魔装獣ユニコーン》が姿をけし、五芒星が中央に描かれた青いアーマーを装備し、炎を纏っている怪鳥が現れると、そのモンスターは翔太を掴み、飛翔する。
魔装鳥ガルーダ レベル3 攻撃1200
「ハハハ!!せっかく特殊召喚したモンスターの攻撃力がたった1200かよ!?」
「沢渡さん!そんなモンスターやっつけちゃってください!!」
「更に、このカードの特殊召喚に成功した時、相手モンスター1体の攻撃力を500ポイントダウンさせる」
「何!?」
《魔装鳥ガルーダ》の口から放たれた火球を受けた《ライトニング・ボード》のスピードがダウンする。
ライトニング・ボード レベル4 攻撃1400→900
スピン・ショット
アクション魔法カード
(1):相手モンスター1体の攻撃力を500ポイントダウンさせる。
魔装鳥ガルーダ
レベル3 攻撃1200 守備1200 効果 炎属性 鳥獣族
(1):自分フィールド上に表側表示で存在する「魔装」モンスター1体が相手の魔法・罠カードの対象となったときに発動できる。そのモンスターを手札に戻し、このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードの特殊召喚に成功した時、相手モンスター1体を選択する。選択したモンスターの攻撃力を500ポイントダウンさせる。
「ちっ…小賢しい真似を!」
《魔装鳥ガルーダ》はスピードが先ほどの《魔装鳥ユニコーン》よりも速く、更に立体的に行動することができる。
これにより、翔太のアクションカード捜索範囲が広がった。
「ちっ…これじゃあ攻撃できないか。なら俺は《ライトニング・ボード》の効果発動。このカードをリリースすることで、デッキからレベル5以上のモンスター1体を手札に加える!俺はデッキから《アーマード・ダーツ・シューター》を手札に加える!」
損傷した《ライトニング・ボード》が姿をけし、沢渡の手に《アーマード・ダーツ・シューター》が加わる。
ライトニング・ボード(アニメオリカ・調整)
レベル4 攻撃1400 守備1200 効果 光属性 雷族
(1):このカードをリリースして発動できる。デッキからレベル5以上のモンスター1体を手札に加える。
「ふん…さらに、このカードは相手フィールド上にのみモンスターが存在するとき、手札から特殊召喚できる。《アーマード・ダーツ・シューター》を特殊召喚」
右手にマシンガンのようなダーツ発射装置を装備している紫色の細身な人型機械が現れる。
アーマード・ダーツ・シューター レベル5 攻撃1700
「この効果で特殊召喚された時、俺はデッキからダーツモンスター1体を手札に加える。俺はデッキから《アルティメット・ダーツ・シューター》を手札に加える。ただし、この効果を発動したターンこのモンスターは攻撃できない。次のターンまでその鳥は生かしておいてやる」
「いよ!!さすがは選ばれたデュエリスト!!」
「沢渡さん、最高ッス!!」
「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド」
アーマード・ダーツ・シューター
レベル5 攻撃1700 守備1900 効果 闇属性 機械族
(1):相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しないとき、このカードは手札から特殊召喚することができる。この効果で特殊召喚に成功した時、自分はデッキから「ダーツ」と名のつくモンスター1体を選択して、手札に加えることができる。この効果を発動したターン、このカードは攻撃できない。
翔太
手札3(うち1枚《魔装獣ユニコーン》)
ライフ4000
場 魔装鳥ガルーダ レベル3 攻撃1200
伏せカード1
沢渡
手札6→5(うち1枚《アルティメット・ダーツ・シューター》)
ライフ4000
場 アーマード・ダーツ・シューター レベル5 攻撃1700
伏せカード1
「俺のターン」
翔太
手札3→4
「俺は手札に戻した《魔装獣ユニコーン》を再び召喚」
上空に再び《魔装獣ユニコーン》が現れ、ビルの上に着地する。
老齢であるにもかかわらず、着地の際に少しも体勢が崩れず、強い足を持っている。
魔装獣ユニコーン レベル4 攻撃1600
「おいおい、わざわざ《アーマード・ダーツ・シューター》よりも攻撃力が低い老いぼれをまた召喚するのか?」
「更に、俺は《ユニコーン》と《ガルーダ》を墓地へ送る」
「何!?」
急に《魔装獣ユニコーン》と《魔装鳥ガルーダ》が姿を消し、翔太は橋の中央の時計塔の上に着地する。
「精錬されし一角獣よ!炎の怪鳥よ!魔導の力によりて、今1つとならん。融合召喚!王家の獣、《魔装鳥獣グリフォン》!!」
デュエルディスクに搭載されているエクストラデッキ収納スペースが開き、《魔装鳥獣グリフォン》が排出され、翔太の手でモンスターカードゾーンに置かれる。
翔太の背後から五芒星が刻まれた赤い鎧を装備している伝説上の生物であるグリフォンが現れ、時計塔を旋回する。
魔装鳥獣グリフォン レベル6 攻撃2400
「何!?融合召喚だと??」
「嘘だろ!?融合召喚は融合魔法がないとできないはずだろ!?それに…そもそも融合召喚はLDSでもまだまだ教え始めたばかりの…」
(教え始めたばかり…?)
取り巻き達の発言に伊織は若干違和感を感じる。
「お前…まさかズルでも…」
「ズルはしてないぞ。このカードは俺の魔装モンスター2体を墓地へ送ることで、融合魔法無しで融合召喚できる!」
時計塔から飛び降り、《魔装鳥獣グリフォン》の背に乗り、縦横無尽にフィールドを駆け巡る。
「くそっ!!なんてスピードなんだ!?」
あっという間に中央に流れる巨大な河川に浮かぶ孤島に落ちているアクションカードを翔太が回収する。
「こうやって使うのか…?俺はアクション魔法《緊急召喚》を発動。手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる。俺は手札から《魔装銃士マゴイチ》を特殊召喚!」
五芒星が刻まれた火縄銃と八咫烏が描かれた茶色いマントをつけたカラスのような人型モンスターが現れる。
魔装銃士マゴイチ レベル4 攻撃1600
緊急召喚
アクション魔法カード
(1):手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
「うんうん!翔太君、お見事!」
「バトルだ。《魔装鳥獣グリフォン》で《アーマード・ダーツ・シューター》を攻撃。ノックダウン・ストライク」
《魔装鳥獣グリフォン》が再び時計塔上空まで飛ぶと、そこから猛スピードで《アーマード・ダーツ・シューター》に向けて落下し、鷲掴みしようとする。
「く…!!」
攻撃が届く前に、沢渡は周囲を見渡し、アクションカードを探す。
すると、攻撃の勢いで浮かんだアクションカードを見つけ、手に取る。
「ハハハ!!甘いぜ、アクション魔法《奇跡》!俺のモンスター1体は戦闘では破壊されず、俺が受ける戦闘ダメージも半分になる!」
《アーマード・ダーツ・シューター》が鷲掴みされ、河川に向けて放り投げられたものの、破壊だけは免れた。
沢渡
ライフ4000→3650
奇跡
アクション魔法カード
(1):自分フィールド上のモンスターが攻撃対象となったときに発動できる。そのモンスターは戦闘では破壊されず、自分が受ける戦闘ダメージは半分になる。
「まだだ!《魔装鳥獣グリフォン》は1ターンに2度攻撃することができる!」
「なら俺は罠カード《ブレイクスルー・スキル》を発動!このターン、《グリフィン》の効果は無効になる!」
「攻撃はここまでか…。なら俺はこれでターンエンド」
魔装鳥獣グリフォン
レベル6 攻撃2400 守備1200 融合 風属性 鳥獣族
「魔装」モンスター×2
(1):自分フィールド上の上記のカードをリリースすることでのみ、エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」魔法カードは必要としない)。
(2):このカードは1ターンに2度攻撃することができる。その場合、2回目の攻撃で発生する相手への戦闘ダメージは半分になる。
翔太
手札4→2
ライフ4000
場 魔装銃士マゴイチ レベル4 攻撃1600
魔装鳥獣グリフォン レベル6 攻撃2400
伏せカード1
沢渡
手札5(うち1枚《アルティメット・ダーツ・シューター》)
ライフ3650
場 アーマード・ダーツ・シューター レベル5 攻撃1700
「やった!翔太君が先制した!!」
「あの沢渡さんが先制された!?」
「嘘だろ…?」
伊織が喜ぶ中、取り巻き達はお通夜ムードだ。
どうやら、今まで沢渡のライフが先に削られたことがなかったのだろう。
「よくも俺のライフを…。俺のターン、ドロー!!」
沢渡
手札5→6
「俺を相手にしたことを後悔させてやる!俺は手札から魔法カード《ダーツ・ゲットライド》を発動!俺のライフが相手よりも低いとき、俺のフィールドに存在するレベル5以上のダーツモンスター1体を墓地へ送ることで、手札からダーツモンスター3体を攻撃表示で特殊召喚する!現れろ、《ロケット・ダーツ・シューター》、《パワー・ダーツ・シューター》、《アルティメット・ダーツ・シューター》!!」
ピンク色の装甲で、右腕がミサイルランチャーのようなダーツ発射装置を装備した女性型人型機械とオレンジ色の装甲で、3門のガトリングガンのようなダーツ発射装置が右腕になっている少し太目な人型兵器、そして青い装甲で、《ロケット・ダーツ・シューター》と同じ装備をしている細身の人型機械が現れる。
3機とも空は跳べないものの、対空防御としてはこれでどうにかなるだろう。
ロケット・ダーツ・シューター レベル6 攻撃1900
パワー・ダーツ・シューター レベル5 攻撃1800
アルティメット・ダーツ・シューター レベル7 攻撃2400
ダーツ・ゲットライド
通常魔法カード
「ダーツ・ゲットライド」は1ターンに1度しか発動できず、発動したターン自分はモンスターを通常召喚できない。
(1):自分のライフが相手よりも少ないとき、自分フィールド上に表側表示で存在する「ダーツ」モンスター1体を墓地へ送ることで発動できる。手札から「ダーツ」モンスターを3体選択し、表側攻撃表示で特殊召喚する。
「一気にダーツモンスターが3体!?」
「気を付けてお兄ちゃん!僕、それにやられたんだ!!」
少年の目に先ほどのデュエルの光景がよみがえる。
3体のダーツモンスターの連携攻撃によって、一気にライフを奪われてしまったときの光景を。
「まだあるぜ、俺は手札から永続魔法《ボム・ダーツ》を発動。これで、俺のダーツモンスターの攻撃力はそのモンスター1体につき500ポイントアップする」
3体のダーツモンスターのダーツはすべて爆薬が入ったものに交換される。
ロケット・ダーツ・シューター レベル6 攻撃1900→3400
パワー・ダーツ・シューター レベル5 攻撃1800→3300
アルティメット・ダーツ・シューター レベル7 攻撃2400→3900
ボム・ダーツ
永続魔法カード
「ボム・ダーツ」はフィールド上に1枚しか存在できない。
(1):自分フィールド上に表側表示で存在する「ダーツ」モンスターの攻撃力は自分フィールド上の「ダーツ」モンスター1体につき500ポイントアップする。
「すっげぇ!!これぞ沢渡さんの十八番!」
「ヒーロー君、諦めてデッキを差し出した方がいいんじゃないかーい?」
先程までのムードはどこへ行ったのか、取り巻き達が盛り上がる。
「翔太君…」
「お兄ちゃん…」
「さあ、ヒーロー君。このまま倒れてもらおうか?《ロケット・ダーツ・シューター》で《マゴイチ》を攻撃!」
《ロケット・ダーツ・シューター》の右腕から3発の爆発性のあるダーツが発射される。
《魔装銃士マゴイチ》はそのうちの2発を火縄銃で撃ち落すが、最後の1発を受けて爆散した。
「く…!!(《マゴイチ》…)」
翔太
ライフ4000→2200
「俺は《マゴイチ》の効果発動。このカードが戦闘で破壊された時、俺はデッキから魔装モンスター1体を手札に加える。俺はデッキから《魔装亀テンセキ》を手札に加える」
魔装銃士マゴイチ
レベル4 攻撃1600 守備1600 効果 闇属性 鳥獣族
(1):このカードが戦闘によって破壊され、墓地へ送られた時、デッキから「魔装」モンスター1体を選択して手札に加える。
「今更そんなカードを手札に加えようと、無駄だ!!《アルティメット・ダーツ・シューター》で《グリフォン》を攻撃!」
上空を飛び回る《魔装鳥獣グリフォン》にむけて追尾機能を追加したダーツを発射する。
「お前を空から落としてやるぜ!!」
「翔太君!!」
「俺は手札から《魔装亀テンセキ》の効果を発動」
翔太の目の前に五芒星が刻まれている青い甲羅がついた小柄な亀が現れる。
そして、五芒星を中心にバリアが展開され、ダーツがそれに阻まれる。
「何!?」
「このカードは手札から墓地へ送ることでこのターン、俺の魔装モンスターは戦闘では破壊されず、発生するダメージも0となる」
バリアで受け止められたダーツを手に取り、河川に投げ捨てる。
「計算外なことをしやがって!!俺はカードを1枚伏せ、ターンエンド!!(だが、俺の《パワー・ダーツ・シューター》と《ロケット・ダーツ・シューター》はそれぞれ攻撃力強化と貫通効果を与えるユニオンモンスター。たとえ、次のターンに守備表示モンスターを召喚してきても、これでダメージは与えられる。下がった分の攻撃力は他のダーツモンスターの召喚で埋め合わせればいい)」
沢渡の脳裏に勝利の方程式が完成しつつあった。
攻撃力3000以上のモンスターが3体いる状況を覆す力をアクションデュエルを初めてやる翔太にあるはずがないとも思っている。
次のターンになっていないのにもかかわらず。
魔装亀テンセキ
レベル1 攻撃0 守備0 効果 水属性 水族
(1):自分フィールド上に「魔装」モンスターが表側表示で存在するとき、このカードを手札から墓地へ送ることで発動できる。このターン、自分フィールド上の「魔装」モンスターは戦闘では破壊されず、そのモンスターの戦闘で発生する自分へのダメージは0となる。
パワー・ダーツ・シューター(アニメオリカ・調整)
レベル5 攻撃1800 守備2000 ユニオン 地属性 機械族
(1):1ターンに1度、だけ自分のメインフェイズに装備カード扱いとして自分の「ダーツ」モンスターに装備、または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。この効果で装備カード扱いになっている時のみ、装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。(1体のモンスターが装備できるユニオンは1枚まで。装備モンスターが戦闘によって破壊される場合は、代わりにこのカードを破壊する。)
ロケット・ダーツ・シューター(アニメオリカ・調整)
レベル6 攻撃1900 守備1000 ユニオン 地属性 機械族
(1):1ターンに1度、だけ自分のメインフェイズに装備カード扱いとして自分の「ダーツ」モンスターに装備、または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。この効果で装備カード扱いになっている時のみ、装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。。(1体のモンスターが装備できるユニオンは1枚まで。装備モンスターが戦闘によって破壊される場合は、代わりにこのカードを破壊する。)
アルティメット・ダーツ・シューター(アニメオリカ・調整)
レベル7 攻撃2400 守備1800 効果 地属性 機械族
(1):このカードはユニオンモンスターを2枚以上装備することができる。
(2):自分のターンのエンドフェイズ時に1度、このカードにユニオンモンスターが装備されているときに発動できる。そのユニオンモンスターの装備を解除し、可能な限り自分フィールド上に特殊召喚する。
翔太
手札2
ライフ2200
場 魔装鳥獣グリフォン レベル6 攻撃2400
伏せカード1
沢渡
手札6→0
ライフ3650
場 ロケット・ダーツ・シューター レベル6 攻撃3400
パワー・ダーツ・シューター レベル5 攻撃3300
アルティメット・ダーツ・シューター レベル7 攻撃3900
ボム・ダーツ(永続魔法カード)
伏せカード1
「そんな…こんなの逆転できるわけないよ…」
「そういうことだ。安心しろよ、沢渡さんか俺たちが大事に使ってやるからよ」
勝利を確信した取り巻き達がせせら笑う。
「翔太君…」
不安げな目で伊織は翔太を見つめる。
だが、翔太にあきらめの色はない。
(今の俺の手札では逆転できない。だが…)
今の翔太の手札にはペンデュラムモンスターが2枚ある。
だが、この2枚をセッティングしても何も意味がない。
(今俺がほしいのは…あのカードだけだ)
病室の中で伊織と一緒にデッキを調べて見つけた、一番スケールの幅が大きい組み合わせの片輪となるカード。
そのカードが来れば、状況が大きく変わる。
何も言わず、そのカードが来ることを願いながらカードを引いた。
翔太
手札2→3
ドローしたカードを見て、笑みを浮かべた。
「きた…。俺は手札からスケール2の《魔装槍士タダカツ》とスケール9の《魔装剣士ムネシゲ》でペンデュラムスケールをセッティング」
「何!?ペンデュラムだと…??」
翔太から見て右側に胸部に五芒星が刻まれている傷一つない鎧、角が左右に2本ずつついた兜、そして蜻蛉切という天下三名槍のうちの1本をモチーフとした槍を装備した巨漢が現れ、左側に紫の南蛮甲冑、五芒星が刻まれた丸楯と片刃の長剣を装備した茶髪の若武者が現れる。
「これで、俺はレベル3から8までのモンスターを同時召喚できる!そして、俺は手札から魔法カード《魔装の宝札》を発動。俺の攻撃力2000以上の魔装モンスター1体をリリースし、デッキからカードを2枚ドローする」
《魔装鳥獣グリフォン》が消え、翔太は時計塔から落下する。
「翔太君!?」
「おいおいこいつ、投身自殺する気かよ!?」
翔太はそのまま河川の一番深い位置に落下する。
そしてそこから顔を出し、そのまま向こう岸まで着衣水泳することで無事を証明した。
翔太
手札3→4
魔装の宝札
通常魔法カード
(1):自分フィールド上に表側表示で存在する攻撃力2000以上の「魔装」モンスター1体をリリースすることで発動できる。デッキからカードを2枚ドローする。
翔太の紫色の瞳が青白く光り始める。
「来たれ、時の果てに眠りし英雄の魂。希望の道を照らし、勝鬨を上げろ!ペンデュラム召喚!!現れろ、俺のモンスターたち!!」
遊矢とは異なり、上空に振り子のエフェクトは出現しなかったが、翔太の場に2体のモンスターが現れる。
「《魔装黒鮫サッチ》!」
額に五芒星が刻まれている黒い鮫が河川から顔を出す。
体中に刻まれた傷跡がそのモンスターが生粋の戦闘狂であることが感じられる。
魔装黒鮫サッチ レベル4 攻撃1400
「死を司る青き騎士、《魔装騎士ペイルライダー》!!」
時計塔の真上に青白い鎧と兜、そしてフェイズガードがついた騎士が現れる。
両腰には魔力で刃を作る光剣を、両手にはマシンガンと青い楯が装備されている。
五芒星は鎧の中央に刻まれている。
魔装騎士ペイルライダー レベル7 攻撃2500
「すごーい!!ペンデュラム召喚大成功!」
伊織が嬉しそうに翔太がペンデュラム召喚したモンスターを見る。
肝心の翔太は上空にいるため、目の色が変わったことには気づいていない。
「な…何がペンデュラム召喚だ!攻撃力は俺のダーツモンスターにははるかに及ばないじゃないか!!」
「罠発動!《リビングデッドの呼び声》。俺の墓地に存在するモンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。俺は墓地から《魔装獣ユニコーン》を特殊召喚する」
どこからともなく、《魔装獣ユニコーン》が現れ、沢渡を飛び越えてると時計塔へ向けて走り出す。
魔装獣ユニコーン レベル4 攻撃1600
「《ユニコーン》の効果発動。このカードは1ターンに1度、装備カードとなって魔装騎士に装備することができる。このカードを装備したモンスターの攻撃力は800ポイントアップする」
《魔装騎士ペイルライダー》は突然、時計塔から飛び降りて《魔装獣ユニコーン》に騎乗する。
その瞬間、《魔装獣ユニコーン》の毛が青く染まって行った。
魔装騎士ペイルライダー レベル7 攻撃2500→3300
「更に、《魔装鮫サッチ》の効果。このカードが存在する限り、俺の魔装モンスターの攻撃力は400ポイントアップする」
《魔装鮫サッチ》が咆哮すると、翔太のモンスターたちの五芒星が輝き、彼らの持つ魔力が活性化する。
魔装黒鮫サッチ レベル4 攻撃1400→1800
魔装騎士ペイルライダー レベル7 攻撃3300→3700
魔装黒鮫サッチ
レベル4 攻撃1400 守備200 効果 水属性 魚族
(1):このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する「魔装」モンスターの攻撃力は400ポイントアップする。
(2):自分フィールド上に他のモンスターが存在する場合、相手は表側表示で存在するこのカードを攻撃対象に選択する事はできない。
「攻撃力3700だと!?」
「バトル!俺は《魔装騎士ペイルライダー》で《ロケット・ダーツ・シューター》を攻撃!第4の騎士、敵を死へ誘え!!クアトロ・デスブレイク!」
《魔装騎士ペイルライダー》を乗せた《魔装獣ユニコーン》がクールベットした後、全力疾走し始める。
そして、その速度を保ったまま手持ちのマシンガンを《ロケット・ダーツ・シューター》に向けて発射する。
「なら俺は罠カード《ダーツ・ブラスト》を発動!俺のダーツモンスターを攻撃対象としたモンスター1体を破壊し、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージをお前に喰らわせてやる!!」
《ロケット・ダーツ・シューター》が反撃のために無数のダーツを《魔装騎士ペイルライダー》に向けて発射する。
「ハハハハ!!敵の動きを読んで先にわなを仕掛けた俺の勝ちだ!!」
「それはどうだろうな?」
「何?」
どこからともなく五芒星が刻まれた丸楯が《魔装騎士ペイルライダー》の前に現れ、すべてのダーツを受け止める。
「い…一体どうなっているんだ!?」
「《ムネシゲ》のペンデュラム効果だ。このカードは俺のペンデュラムモンスターを1ターンに1度破壊から守る」
丸楯が自動的に《魔装剣士ムネシゲ》の手に戻ると、動揺する彼に向けてそのモンスターはシニカルな笑みを浮かべた。
魔装剣士ムネシゲ
レベル3 攻撃0 守備2000 地属性 戦士族
【Pスケール青9:赤9】
(1):このカードはもう片方の自分のPゾーンに置かれているPモンスターが「魔装」モンスター以外の場合、墓地へ送られる。
(2):1ターンに1度、自分のモンスターゾーンのPモンスター1体を選択して発動する。そのモンスターは1度だけ破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。
【モンスター効果】
「魔装剣士ムネシゲ」の効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):このカードが破壊されたときに発動できる。デッキから「魔装」と名のつくPモンスター1体を手札に加える。
ダーツ・ブラスト
通常罠カード
(1):自分フィールド上に表側表示で存在する「ダーツ」モンスター1体が攻撃対象となったときに発動する。攻撃モンスター1体を破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
「また計算外なことを!!」
ダーツが尽きた《ロケット・ダーツ・シューター》にマシンガンの銃弾が叩き込まれる。
そして、弾が尽きると腰の光剣を抜き、そのままそのモンスターを切り裂いた。
「うわああああ!!」
沢渡
ライフ3650→3350
「だ…だが、もうお前にはほかに攻撃できるモンスターはいねえ!こんなの悪あがきにしか…」
「いいや、もう終わりだ。《魔装獣ユニコーン》の効果発動。このカードを装備した魔装騎士が戦闘で相手モンスターの破壊に成功した時、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える」
「え…ええーーーー!?」
沢渡の目に涙が浮かぶ。
「ま…待て待て!!1ターンだけ待ってくれ!!」
「誰が待つかよ!?とどめをさせ、《魔装獣ユニコーン》!」
《魔装獣ユニコーン》は先ほど老いぼれや死にぞこないと馬鹿にされたことを根に持っていたのか、沢渡を思いっきり後ろ足で蹴り飛ばした。
「ギャグァ!!」
蹴り飛ばされた沢渡は思いっきり吹き飛び、上半身がビルにめり込み、そのまま気絶した。
沢渡
ライフ3350→0
魔装獣ユニコーン
レベル4 攻撃1600 守備800 効果 地属性 獣族
(1):1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「魔装騎士」モンスター1体を選択して発動できる。このカードは攻撃力800アップの装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
(2):(1)の効果で装備カード扱いとなったこのカードを装備したモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊して墓地へ送ったとき、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
魔装槍士タダカツ
レベル5 攻撃2300 守備1600 地属性 戦士族
【Pスケール青2:赤2】
「魔装槍士タダカツ」の(2)の効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):このカードはもう片方の自分のPゾーンに置かれているPモンスターが「魔装」モンスター以外の場合、墓地へ送られる。
(2):自分フィールド上のPモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、発動できる。そのモンスターは続けてもう1度だけ攻撃できる。
【モンスター効果】
(1):このカードは1ターンに1度、戦闘では破壊されない。
魔装騎士ペイルライダー
レベル7 攻撃2500 守備2000 闇属性 戦士族
【Pスケール青4:赤4】
「魔装騎士ペイルライダー」の(1)のP効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):自分フィールド上に表側表示で存在するPモンスターの攻撃宣言時に発動できる。その戦闘で発生する相手への戦闘ダメージは倍になる。
(2):このカードをPゾーンに置いた状態でP召喚に成功した時、相手フィールド上に存在するカードを1枚破壊する。
【モンスター効果】
(1):このカードと戦闘を行った相手モンスターをダメージステップ終了時に破壊する。
デュエル終了と同時に、翔太の目の色が元に戻ったが、本人も含めてだれも気付かなかった。
「やったーーー!!翔太君の勝ち!!」
「お…お姉ちゃんちょっと!!」
うれしさのあまり伊織に抱きつかれた子供はかなり顔を赤くする。
デュエルが終わり、ソリッドビジョンが消えても沢渡は気絶したままだった。
「じゃあ、返してもらうぞ」
沢渡のカードケースから《暗黒恐獣》を取り出す。
「さ…沢渡さーん!!」
「お前、よくも沢渡さんを!!」
「覚えていろ!!」
突然デュエルフィールドに入ってきた取り巻き達が沢渡をタンカに乗せ、そそくさとその場から立ち去ってしまった。
「ほら、取り返したぞ」
店の外に出た翔太の手で、子供にカードが渡される。
翔太の首には伊織が持ってきてくれたタオルがかけられている。
「お兄ちゃん、ありがとう!」
笑顔でお礼を言うと、子供は迎えに来た両親の元へ走って行った。
「翔太君、アクションデュエル初陣ご苦労様であります!」
「あ…ああ、ありがとう…」
わざとらしい言葉とともに敬礼した伊織を見て、苦笑いする。
「そういえば、やっぱりペンデュラムモンスターは店に置いてなかったな」
「うん。ペンデュラムモンスターもペンデュラム召喚も今まで見たことも聞いたこともなかったし…」
「となったら、直接行って確かめたほうがいいか。遊勝塾へ…」
《魔装騎士ペイルライダー》を手に取る。
(それにしても、どうして俺はペンデュラムモンスターを持っているんだ…?)
一方、翔太がペンデュラム召喚を行った直後の別の場所では…。
「社長…」
「入れ」
「はい、失礼します」
灰色の髪で、赤いメガネをつけた、赤いマフラーがトレードマークの長身の少年がいる部屋へ黒髪で、メガネとスーツを身に着けたガッシリとした男が入ってくる。
「どうした、中島」
「社長、再びペンデュラム召喚の反応が確認されました」
「そうか…場所は遊勝塾か?」
「いいえ、それが…」
タブレット端末をだし、中島は召喚反応が出た地点を少年に見せる。
「遊勝塾とは全く異なる地点か。そこに偶然榊遊矢がいたのか、それとも全く別の人物が…。中島、そのデュエルの当事者、もしくは目撃者を見つけろ」
「分かりました、では」
中島が出ていくと、少年は手元のパソコンで再び遊矢とストロング石島のデュエルを見る。
ただし、遊矢がペンデュラム召喚を行った場面だけを。
主人公である翔太が使うのは魔装モンスターで、完全オリジナルです。
ちなみに魔装機神シリーズとは一切関係ありませんのであしからず。
名前は歴史上の偉人や伝説上の生物、武器をモチーフとしています(特別なカード以外は…)。
あと、主人公が使うオリカを募集しますので、思いついた方は是非メッセージに書いてください。