まほ「知波単学園、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」 作:ゼブラーの野郎
―黒森峰女学園・食堂―
まほ「思うのだが」
エリカ「いえ、けっこうです」モグモグ
まほ「エリカ、最近厳しすぎるぞ。もっと笑え。笑顔は人生をライトアップしてくれる」
エリカ「隊長、変わりましたね。以前は口数も少なく、表情もあまり変えなかったのに」
まほ「そうか。いい傾向だ」
エリカ「よくありませんよ!」ダァン!
まほ「ゎ」
エリカ「ポンコツまぽりんの呼び名が執着し、もう二次創作じゃポンコツじゃない方が珍しいくらいになっちゃって!」ダァン!
エリカ「本編ではあんなにカッコよかったのに、やれシスコンだのやれカレーバカだのとネタにされて!」ダァン!
エリカ「あの頃のカッコイイ隊長を返してください!!!」ダァン!
まほ「エリカ、泣いているのか?」
エリカ「フー・・・フー・・・よしよし、大丈夫落ちついた・・・・・・すみません、少し取りみだしました」
まほ「構わない。で、先日のアンツィオ高校へのド短期転校の件だが」
エリカ「やはり」
まほ「『まほ「アンツィオ高校、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」』の話だ」
エリカ「自分から名乗っていくスタイル」
まほ「このSSは続きモノだがぶっちゃけ見てなくても問題ない。たぶん」
エリカ「あ、そうなんですか」
まほ「アンツィオは楽しかった。すごく楽しかった」
エリカ「よかったですね。おかげで私はめっちゃ太りましたけどね!アンツィオの良いトコを取り入れるとか言って食事量増やしたせいで!」
まほ「楽しくなかったか?」
エリカ「それは・・・楽しかったです。歌を歌ったり皆で踊ったり・・・チームの皆の距離も近づいたし、正直私も後輩達と話すことが増えたし・・・」
まほ「良い傾向じゃないか。我々は変わらねばならん」
エリカ「でも8キロ増はシャレにならんのです!やっと5キロ落とせたんですよ!」
まほ「で、話の続きだが・・・今度はどこに転校しようか」
エリカ「またですか!?」
まほ「見聞を広めることが目的だからな。知らぬ世界を知るということは楽しいものだぞ」
エリカ「これはまずい。味しめちゃってるわ。ぶらり一人旅感覚。後輩達が言ってた、隊長が本屋で旅行雑誌いっぱい買ってたってのは本当だったのね」
まほ「で、有力な所を調査してみた」バサァ
エリカ「もう学校の資料じゃなくて旅行雑誌広げてるし」
まほ「ほら、これを見てみろ。アメリ・・・じゃなくてサンダースはこんなにハデで楽しそうだぞ。こっちのイギリ・・・聖グ口リアーナはお洒落でキレイだぞ」
エリカ「ほらほら、観光旅行のノリ隠せてないですよ」
まほ「どこに行こうかな」キラキラ
エリカ「隊長、遊びに行くんじゃないんですよね?」
まほ「よし、どーれーにーしーよーおーかーなー」スッスッス
エリカ「遊びじゃないんですよね!?」
まほ「オットー・カーリーウースーどーろーまーみーれー」ノッスッ
>知波単<
まほ「という訳で知波単にけってーい。わー」パチパチ
エリカ「ま↑ったぁーーー!」
まほ「どうしたエリカ。妹の危機に格好よく駆けつけたと思ったらつい声の出し方を間違えた姉のように」
エリカ「知波単はダメって前言ったでしょ!突撃しか能のない学校ですよ!」
まほ「決めつけるのはよくない。見ろ、千葉・・・じゃなくて知波単の旅行雑誌を。国内だが楽しそうだ。チーバくんというのを知っているか?」
エリカ「ほら!遊びに行くつも・・・・・・いや、待った。知波単は上下関係が厳しく、規律や伝統を守る校風・・・そこに隊長が行けば、以前のような厳格でマジメでかっこいい隊長に戻るかも・・・」
まほ「エリカは厳しくされたいのか?あれだな、どえむという奴だな」
エリカ「なっ!?た、隊長!どこでそんな言葉を覚えたんですか!」ブンブン
まほ「うわーやめろー」グラグラ
エリカ「あの純粋で無垢でかっこいい隊長が・・・どうしてそんな言葉を!」
まほ「お母様がお父様とそんな話を夜に」
エリカ「まずい!西住家のイメージがもう・・・!」
ーーー・・・・・・
―知波単学園―
西「西住さん、我が知波単学園への短期転校を決意して頂き、誠にありがとうございます!」ペコーッ
まほ「世話になるな。受け入れを感謝する」
西「いえ!感謝するのはこちらであります!西住まほさんともあろう方が我が校へ関心を抱いて頂くだけでなく、学び舎を訪れてくださるとは、光栄であります!」ペコーッ
まほ「そろそろ頭を上げてくれ。さっきから君のつむじに話しかけているみたいだ」
西「いえいえ!わたくしめが黒森峰の隊長殿と・・・ましてや二年生である自分が上級三年生である西住まほさんと目線を揃えるなど恐れおおく・・・」
まほ(これはいかんな。礼儀正しいのがいきすぎてまともに相手をされない。考えてみれば、この前の全国大会でボッコボコにしてしまったのは私だ。恐怖されて当然・・・)
西「ははーっ」ペコォー
まほ(ここは・・・みほのように機転を利かすしかない。そう・・・みほのように!)
まほ「頭を上げてください」
西「いえ!私のような者は手前の足先を見続けているのが相応です!なんなら額を地面にこすりながら――」
まほ「私は黒森峰女学園3年生の西住まほではありません」
西「・・・・・・は?」クイ
まほ「私は西住家の三女・・・黒森峰女学園1年の西住むほです」ペコーッ
西「・・・・・・」
まほ「・・・・・・(さすがに無茶だったか)」
西「なぁ~んだ!そうだったのですかぁ!私すっかり騙されてしまいました!」ハッハッハ
まほ「わお」
西「いやぁ~、出鼻をくじかれましたなぁ!しかしなにゆえそのようなご冗談を?」
まほ「長女のまほとはよく似ているので、初めて話す方に試す決まり文句なのです」
西「これは一本取られました!確かによく顔を伺えば、目じりがすこーしだけ違い、鼻もすこーしだけ高いようですね!このような冗談も見抜けぬとは、自分の未熟加減を思い知らされます!」ハッハッハ
まほ「敬語を使う必要はありませんよ。私は1年、あなたは2年でしょう」
西「む・・・そうでありますな。では改めて、西住むほ殿、知波単学園にようこそおいで・・・くださ・・・・・・いました」
まほ「また敬語」
西「あっはっは!これは格好がつきませんな!ついいつもの癖で!」ハッハッハ
まほ「ふふ・・・では、話しやすい話し方でかまいません」
西「うむ、そうさせてもらい・・・もらう。ではこちらに・・・あ、いや、こちらに来てくれ・・・いや、来い。我が校へ案内しましょ・・・案内して・・・案内してやる!」クワ
まほ「適度というものをしらんのですか」
西「本来は戦車道隊員皆で迎えに来ようかと思っていたんですが、現在は午前の授業中故、私一人だけの出迎えになってしまい、申し訳ありま・・・ない。教師殿から特別な許可を頂いて、お迎えにあがった・・・のだ」ツカツカ
まほ「手間をとらせてすみません。お邪魔でしたか?(下級生の立場になるというのは久々だが・・・なんだか懐かしい感じがするものだな)」ツカツカ
西「いえいえ、黒森峰の西住さんが我が校に来賓されると聞いて、隊の皆も浮足立っておりま・・・ううむ、どうもうまくいかんなぁ」
まほ「無粋な質問かもしれませんが、なぜ私の短期転校を受け入れてくださったのですか?」
西「・・・と、言うと?」
まほ「先の全国大会にて我ら黒森峰は知波単学園と試合し、なんとか勝利できました。普通ならば、目の上のタンコブのような相手である黒森峰の生徒の転校など、拒否しても不思議ではないかと」
西「・・・・・・全国・・・あ、あー!そうでありましたな!第一回戦はお見事な試合運びでしたね!我々は完膚無きまで叩きのめされたということをすっかり忘れておりました!」
まほ「えっ」
西「いやぁ、お恥ずかしい話ですが、自分達は目の前の事で精一杯でありまして・・・私も新たな隊長に任命されてからというものの、目先の問題ばかりにしか目がいかず・・・」
西「過去を踏まえて反省することも大事だとは重々承知しておりますが、どうにも性分に合わず。あはは・・・」
まほ「・・・過去は振り返らない。今が見えなくなる、という奴ですな」
西「おおっ!格好良い言葉ですね!せんとぐろりあぁなのだぁじりん殿のようです!あ、いや、また言葉遣いが・・・言いなおそう」
西「おお、いかすことばだな。何時も妙ちきりんな言葉を並び立てるだぁじりんの真似事をしているようだ」
まほ「西殿、くだけた話し方と挑発的な話し方というのは違いますよ」
西「さあ、こちらが食堂であります。直に正午になるので、皆が集まる頃合だ。先にこちらで待機していよう」
まほ(まるで昭和の頃から時間が止まったままのような校舎だな。昔見た『となりのトトロ』に出てくる学校のようだ)
キーンコーンカーンコーン
西「む、そろそろだな」
・・・・・・ドドド>
・・・ドドドドドド>
!ドドドドドドドドドドドド>
「「「とつげきぃーーー!!!」」
ドタバタドタバタ!
まほ「わ」
福田「お昼であります!正午であります!」ワイワイ
玉田「飯だ飯だ!腹が減っては突撃できぬ!」ワイワイ
西「皆、午前の授業、御苦労だった。見事な食堂への突撃だ。私も鼻が高いぞ」
玉田「やや!西隊長、我らに先んじて既に食堂で待機されているとは!流石は我が知波単学園戦車道部隊隊長でありますな!」
細見「むむ!そちらの方は?・・・どこかで知った顔であるような気がしますが・・・」
西「聞いて驚け!見て笑え!この方は黒森峰女学園の隊長にして、西住流の長女、西住まほ殿だ!」バーン
まほ「西住まほだ」バーン
寺本「西住流・・・」ザワ・・・
池田「黒森峰女学園・・・」ザワ・・・
「「「・・・・・・」」」
\黒森峰ですと!/ \敵校ではありませんか!/ \密偵では!?/
\敵襲であります!襲来であります!/ \おん!おん!/ \なぜ西隊長の隣に!/
\ここは突撃で迎撃するしか!/ \今日の昼食はなんでしょね!/ \すぐに戦車に乗りこむであります!/
まほ「騒がしいな。すごく騒がしいな」
西「ふふふ、そろそろ頃合だな。皆、落ちつけ。この方は西住まほ殿ではない。西住家の三女、黒森峰女学園の一年生の西住むほ殿だ」
まほ「え?」
西「ん?」
まほ「あっ、そうだ。私は1年の西住むほです。その設定忘れかけていた」
玉田「・・・西住家三女?」ザワ・・・
細見「・・・一年坊?」ザワ・・・
西「ふふふ、皆見事に騙されたな。無理もない。むほ殿はまほ殿にくりそつだ。故に皆を冗談で引っかけたのだ」
「「「・・・・・・」」」
\なぁんだ!一年でありますか!/ \西隊長もお人が悪い!/ \たばかったのでありますか!?/
\後輩であります!新入りであります!/ \おん!おん!/ \ようこそ知波単学園へ!/
\べっぴんさんであります!/ \はまぐりときんめだいどっちが好き!?/ \歓迎するのであります!/
まほ「・・・西隊長、ここの生徒は皆、この調子なのですか?」
西「うむ。何ごとにも全力、全開、全突撃が我が校のモットーだからな。これでも皆、むほ殿を歓迎しているのですよ」
まほ「これはどえらい所へ来たようだ」
細見「西隊長、もしや昨日仰っていた、短期転校生徒というのはその者のことでありますか!」
西「その通りだ細見。むほ殿は己の見聞を広めるために我が知波単学園への短期転校をされて来たのだ。つまるところ、我らの新たな仲間ということだ!」
細見「おお!盟友ですな!」
寺本「一年坊にしては凛々しい顔立ち、めりはりのある身体、威風の有る佇まいですな。あまりにも西住長女にくりそつすぎるきらいもあるが・・・」
まほ「ギク」
西「まあまあ、積もる話は後だ。今は皆で昼食を喰らおうじゃないか!」
\オオオーーー!/
福田「これはむほ殿の分の昼食であります」ガタ
まほ「ありがとうございます」
福田「自分は知波単学園一年の福田であります。むほ殿と同学年であります故、よろしくしてやってくださいであります!」
まほ「こちらこそよろしく」
玉田「おお!今日の昼食は銀シャリに漬物、しかも鮎の塩焼きまで有るではないか!」
細見「昼間からこんな豪勢な物を食べてもよいのでしょうか!」
まほ「・・・」
西「では皆、せっかくの食事だ!全力で食そうではないか!いたぁーだきぃーます!」
「「「いたぁーだきぃーます!!!」」」
\ガツガツ!/ \ムシャムシャ!/ \バクバク!/
まほ(・・・・・・アンツィオの後に来るべき学校ではなかったかもしれない・・・)
西「さあ!昼食が済んで昼休憩だ!西住むほ殿への質疑応答の時間を設けたいと思う!問答を聞きたい者はいるか!?」
\突撃はお好きでありますか!?/ \一日に何度突撃を!?/ \黒森峰の突撃はどのようなものでありますか!/
\超信地突撃をこなしたことはありますか!?/ \突撃!突撃!/ \生身での突撃経験は!?/
\晩御飯への突撃について一言!/ \西住流家元はどのような突撃をなさるのですか!/ \突撃させてください!/
西「待て待て!お前達、一斉に質問を投げてはむほ殿も対応できんだろう。聖徳太子ではないのだぞ」
まほ「お母様はたまにお父様に突撃されています」
西「おお!流石むほ殿、ちゃんと聞き分けていたとは・・・皆、一旦落ち着け。質問の有る者は挙手するように」
福田「はい!」バッ
西「うむ、福田」ピッ
福田「きょしゅ、とは何でありましょうか?」
西「・・・今、福田がやったことだ。手を上げるということだ」
福田「あわわ・・・も、申し訳ございません!自分の知識不足を露呈してしまいました!」ハワワ
玉田「はい!」バッ
西「次、玉田」ピッ
玉田「単刀直入に申し上げます。西住むほ殿、引いては黒森峰女学園の者達は我が知波単学園のことをどう思っておられるのでしょうか」
まほ「!・・・・・・それは・・・」チラ
西「構わんさむほ殿。遠慮なく本当のことを言ってくれ」
まほ「・・・・・・正直に言うと、強敵とは認識されていません」
玉田「なんだと!?」
細見「貴様ぁ!我が知波単学園を愚弄する気かぁ!」
まほ「ですが、今後の動き次第では大きな脅威になりうる可能性があると思っております」
玉田「なに!」
まほ「知波単学園は無作為に突撃をすることで敵に返り討ちにされてしまうのが毎度の敗因であることは濃厚です。それは皆さんも重々承知しているでしょう」
玉田「ぐ、ぐむー・・・」
まほ「先の大洗連合と大学選抜チームとの試合で皆さんの戦いぶりを見ましたが、個々の練度は高かった。整った隊列、タイミングの合った砲撃、ここぞという時の根性。高いレベルでまとまった能力があると言える」
まほ「周囲に擬態してのゲリラ戦を実施した諸君の戦果は申し分ない。大学選抜の車輛を多数撃破し、チームの勝利に貢献してくれていた。皆もわかっているのではないか。突撃をこらえ、我慢強く戦えば・・・知波単は強いと」
玉田「・・・くっ!まさにその通りだ・・・!」
まほ「知波単は弱くない。強くなれる可能性を秘めている。こう見えて、私はひそかに期待しているんだ」
玉田「お、おお!は、ははは・・・そ、そうか・・・ほ、褒めても何も出ないぞ!」ワシャワシャ
西「すごいなむほ殿!一年なのに玉田に対して強い物言いだ!」
まほ「あっ、ついいつもの口調で言ってしまった。まあ、そういうことであります」ナゲヤリー
<カーンカーンカーンカーン
西「むむっ、午後の授業の開始を告げる鐘だ。皆、各々の教室へ戻って待機!」
\ハッ!/
福田「むほ殿、一年の教室へご案内いたします」
まほ「ありがとう」
玉田「あいや待たれよ西住ぃ!」バッ
まほ「わ」
玉田「たとえ西住流であろうと、下級生である貴様には他の一年同様、厳しくする!上下関係は徹底する!それが知波単のやり方だ!」
まほ「わかりました」
玉田「さっそくだが西住!貴様、芋は好きか!」
まほ「は?」
玉田「芋だ!農作物の芋は好きかと聞いている!」
まほ「特別好きという訳ではありませんが・・・黒森峰ではじゃがいもをよく食べておりました」
玉田「そうか!もういい!行け!」
まほ「はっ」バッ
~~~
細見「玉田、午後の授業は終わったぞ。早く戦車道の練習に向かおう」
玉田「先に行っておいてくれ!私は芋を蒸かしてから行く!」
細見「やあ・・・西住に食わしてやるのだな」
玉田「勘違いをするんじゃない!転校したばかりで心細いだろうから芋を食わせて元気づけてやろうとしているだけだ!」
〜〜〜
福田「大変有意義な座学でありましたなむほ殿!」
まほ「ああ、夏目漱石が書いたような文章の戦車道物語・・・実におもしろかった」
福田「この後は戦車道の訓練であります!訓練兵舎へと向かいましょうぞ!」
―戦車道訓練兵舎
西「皆、揃っているな!」
細見「西隊長、玉田が少しだけ遅れるようであります!」
西「む、そうか。では玉田が来るまで待機!」
福田「むほ殿、知波単学園の制服、とてもお似合いですな。お見事な着こなしであります」
まほ「なかなか機能的な制服であるな」チハタ〜ン
玉田「申し訳ありませんっ!玉田、ただ今到着いたしましたぁ!」ガラ
西「来たか。慌てることはないぞ玉田。今から始めるところだったのだ。やや?その巾着袋は?」
玉田「はっ!これは私物であります!」
西「そうか、まあいい。皆、席に着いたな。これから我々は西住むほ殿が我が校に来校して初の戦車道授業を行う。そこで私は考えた。果たしていかなる訓練を施したものか・・・黒森峰のことをよく知らずにむほ殿を隊に引き入れるのは、かえって統制が乱れて混乱するのではないのかと危惧している」
\おお!流石は西隊長!聡明であります!/ \そこまで考えが及ぶとは!/ \隊長かっこいーであります!/
西「考えてみれば、私は黒森峰女学園のことをほとんど知らぬのだ。この中に、黒森峰に詳しい者はいるか!」
「「「・・・・・・」」」
シ~~~ン・・・
まほ「・・・」キョシュッ
西「うむ、やはりな。そこで私は考えた・・・まずは我らは黒森峰のことを学ぼうではないかと!今日の訓練は黒森峰研究会を執り行う!」
\おお!なるほど!/ \合点がいきますな!/ \敵を知るにはまず味方からということですね!/
西「そこで我らの盟友である、せんとぐろりあぁなのだぁじりん殿に電報を送った。すると二つ返事でこう返された。『黒森峰を知るにはドイツを知るべし。ドイツに関する資料映像を送る』と!」
\おお!ドイツですか!/ \日本とドイツとイタリアはかつての同盟!/ \黒森峰とも仲良くできそうであります!/
西「そろそろせんとぐろりあぁなから船舶が来て、その資料というものが届く頃合なのだが・・・」
ガラ!
ローズヒップ「来ましたでございますわ!」バーン
福田「やや!あなたはせんとぐ・・・せん・・・せんとぐろりあ・・・の、ろぅ・・・ろぅずひっ・・・ひっ・・・」
細見「福田!無理をするな!外来語は難しくて当然だ!」
福田「しかし西隊長はあんなにも流暢に・・・」
西「外来語が難しければ日本語に言い換えるといいぞ。私の手本を見ているといい。知波単学園にようこそおいでくださいました!薔薇尻殿!」
福田「おおっ!なるほど!」
西「して薔薇尻殿、何故ここに?まさか資料映像をわざわざ届けに・・・?」
ローズヒップ「もっちろんでございますわ!船で来るよりもわたくしが直に来る方がずーっと早いんですもの!」
まほ「えっ」
西「流石は韋駄天の薔薇尻殿でありますな!」
ローズヒップ「こちらがダージリン様より配送を任せられた、ドイツの資料映像でごっざいますですの!」
西「して、その資料とは一体・・・」
ローズヒップ「チャップリンの映画『独裁者』ですわ!」
まほ「それはドイツとは・・・」
西「おお!活動写真でありますか!さっそく映写機を持って来よう!」バッ
まほ「待↑った。ローズヒップ殿、その映像資料はどんなものですか?」
ローズヒップ「もっちろん、DVDですわ!」
まほ「映写機ではDVDは見れん」
ローズヒップ「あらぁ!?黒森峰の隊長様ではあーりませんか!?なしてこんなトコにいやがるんですの!」
まほ「実は、コレコレシカジカ・・・」
ローズヒップ「カクカクウマウマ・・・と、つまり貴方は私とタメの西住むほ様という訳ですのね!納得いたしましたわ!」
西「しかし困ったな、我が校にだーぶいだーを再生する機械は無いぞ」
ローズヒップ「心配無用天地無用!ダージリン様は全てお見通しですわ!そんなこったろうとVHSビデオ版も同梱してありますの!」バーン
玉田「びでおてぇぷ!なんとはいてくな・・・」
西「すみません、我が校には映写機しかなく・・・ふいるむはありませんか?」
ローズヒップ「んなこったろーなとダージリン様はビデオデッキも持って行けと言っておりましたの!」バーン
細見「おお・・・なんと太っ腹な」
ローズヒップ「さらに骨董品レベルのテレビしかねーだろーって思ったダージリン様から4Kテレビも託されておりますの!」バーン
福田「はわわ・・・これほど薄いてれびじょんは初めて見ました」
まほ「奮発どころの騒ぎではないぞ」
ローズヒップ「ダージリン様が言うには、知波単の皆様はどーにも放っておけない愛らしさがあるとかないとか!」
〜ソレカラドシタノ〜
寺本「では、再生始めますであります!」ポチ
玉田「活動写真を見るのは久しぶりだな・・・ゴジラ以来だ」ドキドキ
細見「自分は黒澤明の用心棒からこっち、新しい作品は見ていない」
「「「・・・・・・」」」ゴクリ・・・
TV<パァァァーーー・・・
\始まった!始まったであります!/ \映像が綺麗だ!すごい!/ \西洋の活動写真は初めてであります!/
TV<クルクルクルー
\どっ!/ \ははははは!見ろ、あの動き!/ \なんとひょうきんな!/
〜〜〜
福田「ややっ、ゆだや人と呼ばれる方々が軍隊の者に痛めつけられておりますぞ・・・」
細見「ああっ、なんて横暴な・・・」
TV<ドタバタドタバタ
「「「・・・・・・」」」
\おのれ!卑劣な!/ \悪漢めが!/ \我らが相手になってやる!/
\そこになおれ!突撃してやる!/ \おん!おん!/ \外道がぁぁぁー!/
\成敗!/ \天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ!悪を倒せと我ら呼ぶ!聞け悪人ども!我らは知波単!知波単学園戦車道部隊!/ \突撃ぃ!/
まほ「落ちついてください皆さん。これは映画です。テレビに向かって突撃をしないでください」
福田「でもであります!」プンスカプン
まほ「とりあえず座って続きを」
玉田「っく・・・仕方あるまい。だが後で突撃だからな!」
〜〜〜
TV<♪~♪~
\どっ!/ \わっははははは!/ \なんとひょうきんな!/
玉田「ははははは!見ろ西住!あの御人の動きを!見事という他あるまい!」
まほ「喜怒哀楽が激しすぎるな」
〜〜〜
TV<♪~・・・♪~・・・
TV<THE END
細見「っ・・・うう・・・」グスン
寺本「・・・わだぐじっ・・・が、がんどう・・・ううっ・・・」ズビー
池田「なんと・・・勇気のっあるっ・・・」ウルウル
ローズヒップ「は~、かっこいい殿方でごぜーましたわー」ズズ
玉田「西住ぃ!ドイツを模した校風である貴様らもあのような悪事を働いているのか!鬼畜黒森峰が!」
西「待て玉田!黒森峰はドイツを模してはいるがナチスを真似てはいない!それに現在のドイツはあのような悪徳政治を行っていない。全て過去の話だ。今は大丈夫!」
玉田「なんですと!ならよし。すまん西住ぃ!疑ってしまった!」
まほ「素直ですな」
名倉「このような素晴らしい活動写真を提供してくださった聖ぐろの田尻殿には頭が上がりません!」
池田「それを届けてくださった薔薇尻殿にも感謝感激雨霰!」
ローズヒップ「照れますですわぞ」デヘヘ
西「うんうん。実に有意義な時間であったな!皆、これでむほ殿と黒森峰がどのような所かわかったな!?」
「「「・・・・・・」」」
\さっぱりであります!/
西「うむ!実は私もわからん!」
西「さあ、今日の戦車道訓練は活動写真の観賞だけとなったが、これより夕食だ!いざ!食堂に突撃ー!」
\突撃ぃぃぃーーー!!!/
ダダダダダダ!
まほ「とつげきー」タタタ
玉田「西住ぃ!遅れているぞ!一緒に走ってやるから私の突撃ぶりを参考にしろ!」タタタ
まほ「は、恐れ入ります」タタタ
ガラ! チャクセキィー!
西「皆、座ったな!今日のめにうは銀シャリとほうれん草のおひたし、そして・・・なんと瓶のりだ!」モモヤー
\おおー!/ \瓶の海苔であります!/ \ごはんですよ!/
ローズヒップ「あらぁ、随分とヘルシーなディナーですのね。みんなでおダイエット大会でもしてるのですの?」
まほ(・・・アンツィオ転校の反動か・・・少し物足りなく感じてしまうな・・・)シュン
玉田「西住ぃ!腹に余分はあるか!」
まほ「は・・・実のところ・・・」
玉田「そうか!ならこれを食え!」バッ
まほ「これは・・・蒸かし芋ですか」
玉田「勘違いするな!上級生が下級生を案ずるのは当然のこと!困ったことがあれば直ぐに言え!私がなんとかしてやるからな!」
まほ「はっ・・・ありがとうございます」
〜〜〜
西「皆、荷物は持ったな!では、銭湯へしゅっぱーつ!」
\とつげきぃーーー!/ ワー! ドタバタドタバタ
西「すまんなむほ殿、生徒用の宿舎にも風呂はあるのだが、現在水道管の修繕中でな。手間かもしれんが、学外の大衆浴場に行くしかないのだ」
まほ「いえ、銭湯は初めてなので楽しみであります。しかし知波単の方々は移動の基本が走るなのですな」
西「うむ!いついかなる時も全力全開全突撃!」
ローズヒップ「ほらほらー!そんなことでは聖グロ一の俊足には勝てませんわよー!」スタタター
細見「なっ、なんて速度だっ・・・!」
福田「ぬおおお!これは我々も負けてられんー!とつげきぃー!」
\おっしゃあああああ!/ ドドドドドド
西「ははは、薔薇尻殿に触発されて皆も気合が入っているな」
まほ「あれ?なぜあの子はまだ知波単に?」
西「・・・ハテ?」
\とつげきぃ~~~!/
バッシャアアア~~~ン!
まほ「大きな風呂だな。アンツィオのテルマエと似ているが、風情がまるで違うものだな」
福田「見てくださいむほ殿!あひる殿の玩具であります!」ガーガー
まほ「かわゆいな」
細見「ヤヤッ!?西住・・・貴様その身体・・・!」
まほ「?」ボバ~ン
細見「はちきれんほどのメリハリの利いた身体・・・なんと破廉恥な!」
玉田「くっ・・・!上級生であるのに・・・負けた!私の完全敗北だ!」ガクー
福田「あわわ・・・制服を着ている時はさほど気にならなかったのに・・・」ガクガク
まほ「はずかしいからやめて」
玉田「しかぁし!まだだぞ西住ぃ!我が知波単学園戦車道部隊隊長である西隊長もかなりの身体美だ!」サッ
細見「その通り!隊長は可憐な顔立ちに加え、知波単一の胸囲を誇るのだ!」ササッ
西「や、やめろ!///その手の話はするなといつも言っているだろう!///」
玉田「それ見ろ!この爆弾級の胸囲を!これが我らの隊長である!」グイグイ
細見「どうだ!どうだぁ!」グイグイ
まほ(アンツィオとは違った仲の良い関係だなぁ)
ローズヒップ「・・・」ストーン
福田「はて、いかがなされました薔薇尻殿」
ローズヒップ「もしかして私って・・・ペチャパイってやつですの?メスとしての魅力ない?」
福田「ぺちゃ?」
まほ「気にする必要ない。こんなもの、あるだけ面倒なくらいだ。君は君のままで充分魅力があるさ」
ローズヒップ「ハッ!そーですわね!でっけえモンぶらさがってちゃあ速さが落ちる!わたくしはわたくしだからわたくしなのですわ!ウッカリ忘れるとこでしたぜ!ありがとうございますですわ!」
まほ「価値観の基準が速さとは」
福田「・・・・・・よくわかりませんが良かった良かったであります」
ゴキュ!ゴキュ!ゴキュ!
細見「っぷはぁ~!風呂上がりの牛乳は格別でありますな!」
玉田「福田、細見が頭髪を洗うところを見たか?」ヒソヒソ
福田「申し訳ありません。見ていませんでした」ヒソヒソ
玉田「う~む、あの頭はどのようになっているのだろうか・・・」ヒソヒソ
西「むほ殿、銭湯はいかがでした?」
まほ「楽しかったです。富士の絵が実に雄大でした」
西「はっはっは!そうかそうか!銭湯の壁画は数か月で描き替えられるから、また今度来た時には別の絵になっているかもしれんな!」
池田「西隊長!見てください!この銭湯、洗濯機がありますぞ!」
西「なんと!これが洗濯機・・・す、すごい・・・かっこいい・・・」キラキラ
まほ「?・・・横にレバーとローラーが付いているな。これは一体?」
福田「使い方が書いてあります!やってみましょう!」
洗濯機<ガラガラガラ・・・
\おお~~~!/
福田「洗った衣類をこちらのろぅらぁと呼ばれる隙間に入れ、ればぁと呼ばれる取っ手を回すのだそうです」
洗濯機<ベ~~~
\おおおおお~~~!/
細見「濡れた衣類が乾いているぞ!どういうことだ!」
寺本「忍術であります!」
まほ「こんなに古いタイプの洗濯機は初めて見たので驚きです」
西「このような最新家電は初めてみるから驚きだな!」
ローズヒップ「ウチのおばあ様の家に兄弟皆で泊まりに行ったのを思い出しますの~」
〜〜〜
\突撃~~~!/ ボッファー
福田「布団がふかふかであります~」フカフカ
まほ「皆で雑魚寝か・・・黒森峰でもアンツィオでもしなかったな」
<ビュン!
まほ「も」ボフ
細見「ははは!油断したな西住!消灯までの枕投げ乱闘は我が知波単名物だ!」
まほ「むむむ・・・」
玉田「闘志に火がついたようだな西住ぃ!私が援護する!共に奴らと戦い、頃合いを見て突撃だ!」
まほ「了解」グッ
\ワー!/ \ビュンビュン!/ \トツゲキィー!/
まほ「とりゃー」ブン
福田「ぐあー!やられたでありますー!」ボフ
ローズヒップ「オホホホホホ!1秒間に10回地面を蹴り駆けることができる私には当たりませんわー!」シュババババババ
玉田「ぬぬぬ!彼奴め残像を・・・!こうなればゆくぞ西住ぃ!突撃ぃー!」
まほ「とつげきー」
\ウオー!/ \ボフォー/ \リミッターハズシマスノー!/
〜〜〜
西「消灯ー!」
\スヤァ!/
まほ「・・・皆、もう寝たのですか?」
玉田<スヤァ!
細見<スヤァ!
\スヤヤカァ!/
まほ「・・・なんと寝付きのいい」
西「・・・むほ殿、眠れないのですか?」ヒソヒソ
まほ「あ、いえ・・・まだ消灯して10秒くらいなので・・・」
西「どうでしたか?知波単学園での一日は」
まほ「なんといいますか・・・文化の違いに驚きの連続です。楽しかったですが」
西「おお!楽しかったですか!それは何よりの賞讃であります!我が校の隊長に選ばれて以来、戦車道部隊をどう率いるのが正しいのかとあくせくしていたのですが、それを聞いて安心いたしました!」
まほ「隊長、声量を下げて。皆が起きてしまいます」
西「おおっと、すまん」
まほ「戦車道の隊長の役目はどうですか?」
西「それが・・・たまに思うのだ。私は果たして知波単学園の隊長に相応しいのかと・・・」
まほ「・・・」
西「前隊長が私を次期隊長に指名された時は耳を疑いました。仲間達と比べても私は特別腕が良いという訳ではありません。なぜ私が隊長なのか・・・ずっと悩んでおりました」
西「私よりも別の者の方が隊を率いるべきなのではないかと・・・仲間を指揮するなど荷が重いと感じていました」
西「ですが、福田から聞いたのです。私が隊長に任命された日の夜、前隊長が私以外の皆を集め、こう言ったそうです。『新しい隊長は西だ。彼女を皆で支えてやってくれ』と・・・」
まほ「・・・」
西「『戦車道は皆が力を合わせることに意義がある。西を支え、手を取り合い、そして突撃してくれ』と」
まほ「最後」
西「・・・それとこうも言っていたそうだ・・・『知波単学園戦車道部隊の皆が束になっても、西の根性に勝るものはない』と・・・」
まほ「信頼されているのですね。隊の皆を見ていてもわかります。あなたは慕われている」
まほ「人を率いる者とは、技能が優れていることが全てではない。状況を迅速に判断し、正確な指示を出すことも重要だ。だがそれより何より、仲間を思いやり、仲間に慕われる人徳が必要だ」
まほ「あなたは誰よりも、知波単学園の隊長に相応しい人間だ」
西「っ・・・・・・ありがたい言葉ですが、まさか一年生の西住むほ殿に叱咤激励されるとは・・・いささか情けなくなります!下級生に指導されるとは・・・やはり自分は隊長失格か・・・」
まほ「・・・あー・・・」
まほ「西殿」チョイチョイ
西「は?」ススス
まほ「実は私は西住むほではない。黒森峰女学園3年、戦車道チーム隊長、西住家長女の西住まほだ」
西「・・・・・・」
まほ「・・・・・・」
西「?」
まほ「だろうな」
西「ハテ?・・・えーっと・・・むほ殿は西住家三女で、長女のまほ殿にくりそつだから冗談でまほ殿のふりをして・・・」
まほ「そうだ。私は長女のまほに似ているから名を語っただけで、本当は三女のむほだと言ったな」
西「ええ」
まほ「あれは嘘だ」
西「・・・・・・」
まほ「・・・・・・」
西「!?!?!?!?!?!?!?」ガバァ!
まほ「隊長、静かに。皆寝ているのですぞ」
西「そそそそそそれはつつつつつつまり・・・まほ殿だというのは嘘だと言ってむほ殿だと言うことが本当だと言っていたことが実は嘘で本当の本当は実のところ三年のまほ殿だということで・・・」
まほ「よくわからんがそういうことだ」
西「申し訳ありませんでしたぁぁぁぁぁぁ!!!」ズザァーーー!
まほ「よせ。頭を上げろ」
西「いいいいいいいえっっっ!まほ殿の冗句を真に受けて下級生と思い込み、あれやこれやと無礼な振る舞いをしてしまい、申し訳ありますぇん!本来学ぶべき立場にいる私が偉そうに・・・!」
まほ「西、話を聞け」
西「でもであります!」
まほ「西、私が嘘をついたのは君に頭を下げてほしくなかったからだ。そんな接し方では、我々が友人になるのは難しいだろうと思ってな」
西「・・・友人・・・自分とまほ殿がですか!」
まほ「私はそうありたいと思っている」
西「っ・・・よ、よろしいのでしょうか・・・自分のような不束者が西住まほ殿と・・・」
まほ「ダメか?」
西「いえ!この西絹代!西住まほ殿の友人として誠心誠意努力いたします!」シュバ
まほ「ありがとう。だが、他の皆には黙っていてくれないか?一年の西住むほとして振る舞った方が他の者達も接しやすいだろう」
西「それは・・・まほ殿がよろしければ・・・と、ということは自分はまほ殿をむほ殿という建て前で接すように演じろと!?」
まほ「そういうことだ」
西「っ・・・せ、誠心誠意努力いたしますっ・・・」
まほ「すまん。騙していて」
西「いえっ!まほ殿が気を使ってくださったことは十二分に理解しております!皆も同様でしょう!」
ローズヒップ「聞~いちゃいましたー聞いちゃいました~ですの」
まほ「あ」
西「薔薇尻殿!?起きていたのですか!」
ローズヒップ「私、寝付きはいいけれど枕が変わると眠れないクチですの。お二人の会話はぜ~んぶ耳を通り抜けましたわ!」
まほ「ん?」
西「あああああああのここここここのことはどうか内密に・・・皆が知れば混乱すること受け合いなので」
ローズヒップ「ふふふ、ごっ安心くださいませ!私のおクチはあずきバーのようにお堅いんですのよ!」
まほ「それは・・・」