【完結】掲示板 in The Backrooms 作:忍法ウミウシの舞
112:白1号
で、問題はどうやって我らが宇宙を復活させるかなんだが
それをあなたは知っているということでいいのか?
113:謎の女
>>112
もちろん
そのあたりをLevel Ωの所業とか、今のThe Backroomsの状況とかを交えながら説明してくね
114:謎の女
さっき話した通り、宇宙に比べこのBackroomsは物理的な制約が小さい
これは物理的には不安定であると言い換えることもできる
115:名無しの放浪者
ほーん
116:名無しの放浪者
不安定ってつまりどういうこと?
117:謎の女
消えやすいんだよ
宇宙を軸に存在するって言ったけど、しがみついてないと存在できないってこと
それ故、力を使ってその世界を安定させる"主"と呼ばれる存在がいることも多いんだよ
118:謎の女
1回ぐらいは見たことあるでしょう? なんかでかくて強そうな死体
それはだいたい"主"の死体だね
119:名無しの放浪者
でかつよじゃん!
120:名無しの放浪者
布モンスターのでかいやつとか主だったってことか?
あと駐車場のとか、大蛇もそうか?
121:名無しの放浪者
え
世界安定のための主が死んだらやばくね
世界ごと消えるって探索してた俺たちも危なかったのでは
122:謎の女
今はどこも安定してるよ、宇宙の中に入ったからね
123:謎の女
そしてそれを主導したのが、Level Ω……と私が呼んでいる連中だ
124:名無しの放浪者
そいつらが悪いってこと?
125:名無しの放浪者
わかりやすい犯人がいるの?大丈夫?
お前が黒幕だったりしない?
126:謎の女
それを証明できる手段は無いかなー
今こうやって説明してることを状況証拠として信用してもらうしか
127:名無しの放浪者
まあいいか
とりあえず話全部聞かないと始まらん
128:謎の女
とりあえず、今説明した通りどの世界にも消滅の懸念があった
そこに、Level Ωの連中がやってきて言ったんだよ
"神を殺して、そのエネルギーを使えば世界は安定する"とね
129:名無しの放浪者
神
130:名無しの放浪者
GOD……?
131:名無しの放浪者
そんなやつもいたわけ?
132:名無しの放浪者
宇宙といい神といい話がデカいぜ
133:名無しの放浪者
まあ俺たちが宇宙そのものだしな
134:名無しの放浪者
それには勝て……てないな
死体ってつまりそういうことだろ
135:謎の女
それに乗った世界もあったし、乗らなかった世界もあった
だが、Level ΩがThe Backrooms内に引き込んだ"神"は止まらなかった
止まらなかったんだよ
136:謎の女
あれは対面した者の顔を奪う
さらに、"こいつは神に逆らった悪党だ"とでもいうかのように周りの者からは"悪であった"という認識をされるようになる
そこから死ぬかどうかは場合によるが……戦った者は概ね死んでいるか、存在を消される
勝ち目はない、そういう存在が"神"だ
137:名無しの放浪者
顔が、か
138:名無しの放浪者
あの端っこに行くほど重力の向きが変わる街にいた、密室の死体とかは顔がなかったな
139:名無しの放浪者
布モンスターのでかつよも顔にケガしてたっぽいし奪われたか?
140:謎の女
>>138
あの人たちは確か補助効果のある対神の装飾品を作ってたね
割といい線言ってた気はするけど、だめだったね。密室で隠れたつもりだったようだけど、神には意味ないし
141:名無しの放浪者
あれ自分で閉じこもってたんだ……
142:名無しの放浪者
ていうかなんでそんなこと知ってるんだ
いや、最初からそうなんだけど
143:謎の女
それは私が全知の能力を持ってるから
正確には、全ての世界に存在する記録媒体を読み取る力だけど
144:名無しの放浪者
つよ
145:名無しの放浪者
この掲示板もいけるの?
146:謎の女
>>145
この掲示板は読めるけど、君たち宇宙本体の本心?みたいなのは読み取れないかな
宇宙が滅びる前のネット掲示板なら余裕だけど
147:名無しの放浪者
はあ
148:名無しの放浪者
それで位置特定して誘導のために猫が来たのか……
149:謎の女
宇宙と同様に、Level Ωの"神"に関する文章もほとんど読めなくてね
なんとか"神"に目をつけられないコツを掴んだ程度だ
150:謎の女
ま、そういうわけでこのThe Backroomsは死体だらけなのよ
数少ない生き残りもLevel Ωと"神"の認識改変に騙されてずっと警備員まがいのことさせられてるってわけ
151:名無しの放浪者
布モンスターとか普通にでかつよに食事あげてたけど認識改変効いてないん?
152:謎の女
>>151
あれはそこまでの知能が無いだけよ
153:名無しの放浪者
料理は一応してたんやけどなあ……
154:謎の女
はい、じゃあ本筋ね
宇宙の復活方法と、私の目的
155:名無しの放浪者
おー
156:名無しの放浪者
待ってました
157:謎の女
Level Ωはある時点でこの世界の外にいるはずの"神"に目をつけた
断片的に読めた資料から、それはかつてあなたたち宇宙とThe Backroomsを創った創世神であるらしいけど、それ以上はよくわからなかった
158:謎の女
Level Ωは前から技術的にはだいぶ突出した世界ではあったんだけど、いつからか観測したThe Backroomsや宇宙を抜けて新天地を目指す欲望ができたらしい
そしてそのためにはこの世界の外にいる"神"についての研究が不可欠、と結論付けた
159:名無しの放浪者
はあ
160:謎の女
そしていくつかの世界を味方につけ、"神"、もしくはその一部をThe Backroomsに召喚した
The Backroomsの多くの世界は滅んだけど、それでもLevel Ωは"神"のエネルギーの一部を捕獲し、用意した特殊な世界に閉じ込めることに成功した
161:謎の女
「"神"を世界に閉じ込める」ためには安定した世界が必要でね
The Backroomsの不安定な世界ではいけなかった
162:謎の女
だから、Level Ωはあなたたち宇宙を滅ぼし、その抜け殻にThe Backroomsの全世界を避難させたんだよ
163:名無しの放浪者
へえ
164:名無しの放浪者
ガチの黒幕じゃん
165:謎の女
どうやらLevel Ωはこの避難作業に"神"の力の一部を使ったっぽくてね
それが復活のカギとなる、と私は踏んでいる
166:名無しの放浪者
というと?
167:謎の女
避難ができるなら、その逆もできるはずだ
つまり、奴らがとった工程を逆転させればThe Backroomsを宇宙から追い出し、ついでに"神"も自分自身の力によって世界外に追放される
168:名無しの放浪者
いや、それそんなうまくいくもんなのか
大抵こういうのって不可逆だろ
169:謎の女
試すことはできないから確証は無いが、シミュレーション上はうまくいく
その方法だが、
170:管理者U
まだ、それは言わないでください
171:名無しの放浪者
お
172:名無しの放浪者
管理者さんだ
173:管理者U
まだ、あなたのことを信用できたわけではありません
ですから、ここから先は私たちが解析すべきことです
174:管理者U
時間をいただけますか?
175:謎の女
いいけど、あんまりもたもたしてるけどLevel Ωが外に行っちゃうから
早くしないと"神"のリソースを使い切られちゃうかも
大体……地球時間で14時間から8億年ぐらいかな
176:名無しの放浪者
幅がデカすぎるだろ!
177:謎の女
>>176
The Backrooms間の時間関係は複雑で一概には言えないんだよ~
そういう感じだから、焦らないとまずいよ
178:管理者U
わかりました。全力で解析します。
179:謎の女
ああ、Level Ωの位置情報は無いと不便でしょう
送っとくよ
180:名無しの放浪者
助かるぜ
181:名無しの放浪者
ちなみになんで君は俺たちの味方なんだ
182:名無しの放浪者
そうだそうだー
183:謎の女
まず"神"とかいう奴のせいで私の全知能力が妨げられてるのが腹が立つ
次に、この状況だとどこも娯楽どころじゃないからいったんリセットしたい。私は全世界の本を読むのが趣味だからね
最後に、"神"がThe Backrooms内に引き込まれてる現状は危険すぎるからさっさと追い出したい
こんなとこかな
184:名無しの放浪者
最初がそれかよ
185:名無しの放浪者
最後を最初にすべきなんだよなあ
186:謎の女
ま、全部うまく行っても私はうまいことこの世界を安定させられるし
気負わずにやってよ~
187:名無しの放浪者
軽い
188:名無しの放浪者
軽いな……
189:名無しの放浪者
ちなみに、神とかいうのはどういう見た目なのかは知ってる?
それとも実体とかもない感じ?
190:謎の女
宇宙で言うと、鳥に近い見た目をしている
ていうか実験室1号が出会ったのがそいつだよ
191:名無しの放浪者
あー……消えちゃったやつか
復活無理そうなんだっけ
192:管理者U
私が迂闊でした。
彼の復元は不可能ですが、解析結果に従って対策を打ち出しましたのでご安心ください。
193:名無しの放浪者
おお
194:名無しの放浪者
待て、その言い方はまた俺たちにあの実験室を探索させるつもりじゃないか!?!?
195:管理者U
>>194
ご了承ください。
"神"の力を利用するためには、危険に近づくことも必要と判断いたしました。
196:名無しの放浪者
いや、まあ、そうなんだけどなあ
わかりはするんだよなあ……
それが嫌なんだよなあ……
197:名無しの放浪者
理屈上は反論できないからタチ悪いぜ
198:名無しの放浪者
はーやればいいんだろやれば!
199:名無しの放浪者
これが……労働……!?
200:名無しの放浪者
つらすぎる
201:謎の女
私からも聞きたいんだけど、なんで君たちって顔が無いの?
宇宙の滅亡自体には"神"は関わってないはずだけど
202:名無しの放浪者
そういや顔ないよな
203:名無しの放浪者
感づいたら管理者に記憶消されたけどなHAHAHA
204:白1号
多分俺たちが普通の人間として活動できなくなるような事実に気づいたら記憶消された感じだよな
なんか一気に俺がもともと13だった記憶も消されたけど
205:管理者U
顔が無いのは、被害者を装うためです。
当時は詳細が不明でしたが、多くの存在の顔が奪われていることに気が付いたため、下手人を欺く仕掛けとして施しました
206:謎の女
確かに、"神"は顔のない者には攻撃性が少しだけ低下する
本来あの実験室には入っただけでヤバいからね
207:謎の女
顔を隠すんじゃなくて、もともと顔が無いとダメだからそこはLevel Ωの連中にもマネできないとこだよね
ロボットもカメラとかがあるだけでアウトだし
208:名無しの放浪者
ほえー
209:白1号
じゃあ、そろそろ出発するか
時間もないことだしな
210:名無しの放浪者
せやな
211:名無しの放浪者
頑張るか―
212:謎の女
行ってらっしゃい
私もそろそろこの掲示板からはお暇させてもらうよ
君たちが私と同じ結論に達することを願うばかりだ
213:名無しの放浪者
おう、達者でな
214:名無しの放浪者
分担しないとな
少なくとも"神"の解析とLevel Ωの悪行の調査はしないといけんし
215:名無しの放浪者
壁抜けでさえ割と時間かかってたのに行けるか、という問題はあるが
216:管理者U
問題ありません。
我々が宇宙そのものであると自覚したことにより、解析能力をより十全に使用できるようになりました。
既にこの空間から壁抜けする方法で言えば、2173種を解析済みです
217:名無しの放浪者
おお!
218:名無しの放浪者
それはありがたい
219:名無しの放浪者
桁違いのパワーアップイベントだったんやな……
220:名無しの放浪者
もしかして俺たちの人間自覚の管理にだいぶリソース割いてた感じ?
221:管理者U
また、新機能【
是非ご活用ください。
222:名無しの放浪者
なんだその機能は!
「そういえば、宇宙のインターネットの方のThe Backroomsにも私と似たような立ち位置のキャラクターがいるんだっけ?」
「まあ、私は別に訪問者に図書館を提供したりはしないけどね」
「本は私が読めればいいわけだし」
「だから、宇宙の君たちには期待してるよ」
「私では"神"の力には触れられないから」
「どうか」
「The Backroomsを、そして君たち自身をも──救ってくれ」