真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン 作:XX(旧山川海のすけ)
★★★(忍)
「ごめんください。どなたかいませんか?」
赤い屋根の建物。それはかなりデカかった。
皇居内で見た、宮殿くらいあった。
んで、窓が無いので中が良く見えない。
……人、住んでるんだろうか?
廃墟?
「ここ、何の建物なんだろうね?」
その謎の建物の入り口の扉を開けて、俺と一緒に中を覗きながら、真月。
謎だ……
中はどういうわけか……なんか明るかった。
ホントどういうわけだ?
電灯も何もないはずなのに。
ぼんやりとした明るさだけど、行動するのに支障の無い明るさがあった。
……どうしようかな。
ちなみに雨。
どんどん強くなってて、そろそろ土砂降りになりそうな雰囲気。
……これは不味いよ。
不法侵入……
この4文字がチラつくけど、しょうがない。
雨宿りさせたい。真月を濡らせたく無い。
「入ろう」
だから言った。
決断する言葉を。
真月も頷いた。
中に入ってみると。
明るいのは分かってたけど、妙な黴臭さとかも無くて。
なんか非常に快適な建物だった。
「……変な建物」
そういうしかなかった。
「……結構広いね」
真月がそう言って見回している。
……確かに。
建物自体はなんかお寺に似てる気がした。
窓が無いし縁側みたいなものも無いし。
ただ、作りは平屋っぽい。
天井がやけに高いから。
そして明かり……これが分らん。
本当に分らん。なんで明るいの……?
「どうする?」
真月、俺にそう訊いてくる。
う~ん。
こんな状態の建物なのに、本当に家主居ないのかな?
そこが本当に気になるというか……。
そう、考えながら腕を組み、指先で顎をトントンと叩ていると。
「うわー! 酷い雨!」
……何か知らんが、もうひとりのこの建物の侵入者が登場した。
「あ、あなたたちも雨宿りですか?」
……入って来たのは女で。
身長は真月より少し高い目。
白い丸首シャツに、藍色のジーンズ。
その上に茶色のジャケットを着ていた。
……このご時世にえらい軽装な気がする。
髪型はちゃんと整っていて、サラサラしている。長い黒髪。
清楚を絵にかいた感じだ。
顔も上品な感じで、まあわりと美人だった。
……で。
どうしようもない感じで、目を引くのが胸で。
かなり大きかった。Iカップ?
で。
雨に当たって、下の下着が透けていた。
気づいた瞬間、これはまずいと思ったので慌てて目を逸らしたが。
……逸らした先に真月の顔があり。
俺はなんかすごい不機嫌な顔で睨まれていた。
今のか?
今のが悪いのか?
罪悪感を感じてしまうが、それ以上は彼女は何も言わず。
「ええ。そうですよ。私たちは佐上と言います。私は真月でこっちが夫の忍。……あなたは?」
……今の不機嫌をどこにやった、という笑顔で、女に答える。
こういうところ、怖いよね女性は。
すると女は
「私、留井明日香といいます。ジャーナリストです」
笑顔でそう、言ってきた。
ジャーナリスト?
このご時世に?
……でも、言われてみるとなんか大きめの鞄を背負ってるなぁ。
こんな破壊後の世界でも、ジャーナリストって仕事あるんだろうか?
……そこで、俺は渋谷の街頭テレビのことを思い出した。
ああ……あのテレビニュースのネタを集めている人? ひょっとして?
あやか市トライアングルダークネス?