真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン   作:XX(旧山川海のすけ)

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入ってみた。館に。


02:ジャーナリスト明日香

★★★(忍)

 

 

「ごめんください。どなたかいませんか?」

 

 赤い屋根の建物。それはかなりデカかった。

 皇居内で見た、宮殿くらいあった。

 んで、窓が無いので中が良く見えない。

 

 ……人、住んでるんだろうか?

 

 廃墟?

 

「ここ、何の建物なんだろうね?」

 

 その謎の建物の入り口の扉を開けて、俺と一緒に中を覗きながら、真月。

 謎だ……

 

 中はどういうわけか……なんか明るかった。

 ホントどういうわけだ?

 

 電灯も何もないはずなのに。

 

 ぼんやりとした明るさだけど、行動するのに支障の無い明るさがあった。

 

 ……どうしようかな。

 

 ちなみに雨。

 どんどん強くなってて、そろそろ土砂降りになりそうな雰囲気。

 

 ……これは不味いよ。

 

 不法侵入……

 

 この4文字がチラつくけど、しょうがない。

 雨宿りさせたい。真月を濡らせたく無い。

 

「入ろう」

 

 だから言った。

 決断する言葉を。

 

 真月も頷いた。

 

 

 

 中に入ってみると。

 明るいのは分かってたけど、妙な黴臭さとかも無くて。

 なんか非常に快適な建物だった。

 

「……変な建物」

 

 そういうしかなかった。

 

「……結構広いね」

 

 真月がそう言って見回している。

 ……確かに。

 

 建物自体はなんかお寺に似てる気がした。

 窓が無いし縁側みたいなものも無いし。

 

 ただ、作りは平屋っぽい。

 天井がやけに高いから。

 

 そして明かり……これが分らん。

 本当に分らん。なんで明るいの……?

 

「どうする?」

 

 真月、俺にそう訊いてくる。

 う~ん。

 

 こんな状態の建物なのに、本当に家主居ないのかな?

 そこが本当に気になるというか……。

 

 そう、考えながら腕を組み、指先で顎をトントンと叩ていると。

 

「うわー! 酷い雨!」

 

 ……何か知らんが、もうひとりのこの建物の侵入者が登場した。

 

 

 

「あ、あなたたちも雨宿りですか?」

 

 ……入って来たのは女で。

 身長は真月より少し高い目。

 白い丸首シャツに、藍色のジーンズ。

 その上に茶色のジャケットを着ていた。

 

 ……このご時世にえらい軽装な気がする。

 

 髪型はちゃんと整っていて、サラサラしている。長い黒髪。

 清楚を絵にかいた感じだ。

 顔も上品な感じで、まあわりと美人だった。

 

 ……で。

 どうしようもない感じで、目を引くのが胸で。

 かなり大きかった。Iカップ?

 で。

 

 雨に当たって、下の下着が透けていた。

 

 気づいた瞬間、これはまずいと思ったので慌てて目を逸らしたが。

 

 ……逸らした先に真月の顔があり。

 俺はなんかすごい不機嫌な顔で睨まれていた。

 

 今のか?

 今のが悪いのか?

 

 罪悪感を感じてしまうが、それ以上は彼女は何も言わず。

 

「ええ。そうですよ。私たちは佐上と言います。私は真月でこっちが夫の忍。……あなたは?」

 

 ……今の不機嫌をどこにやった、という笑顔で、女に答える。

 こういうところ、怖いよね女性は。

 

 すると女は

 

「私、留井明日香といいます。ジャーナリストです」

 

 笑顔でそう、言ってきた。

 

 ジャーナリスト?

 このご時世に?

 

 ……でも、言われてみるとなんか大きめの鞄を背負ってるなぁ。

 こんな破壊後の世界でも、ジャーナリストって仕事あるんだろうか?

 

 ……そこで、俺は渋谷の街頭テレビのことを思い出した。

 ああ……あのテレビニュースのネタを集めている人? ひょっとして?




あやか市トライアングルダークネス?
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