真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン 作:XX(旧山川海のすけ)
★★★(真月)
雨が止むまでこんなところで待つのもアレでしょう、ということで。
私たちは奥に案内された。
廊下を歩きながらのテングたちの話によれば。
ここは鬼神ゾウチョウテンの館らしく。
館の主のゾウチョウテンは現在封印中。
封印を解くには……
「四門の玉という宝玉を探してくる必要がありますワイ」
うん。そんなものは持ってない。
あと、四天王を仲魔にしなきゃならない理由が無い。
だからまあ、どうでもいい。
「しかし……」
きょろきょろと、夫。
「こんな建物が、大破壊前からあったのか?」
……ん。
そこはちょっとだけ気になるね。
明らかに変だもの。
こんな建物が大破壊前からあったら、いくら地方在住民でも知ってても良さそうなもんなのに。
「ああ、それは……」
テングたちが説明してくれた。
この建物、一種の異空間みたいなもので。
元々四天王を祀る祠があった場所に、魔術的な手法で空間を歪めて作り上げた建物なんだとか。
……なるほど。
だから色々変なのか。
「この館の中は一種の異界ですじゃ」
面白いもんだね。
こういう魔法、日常生活でも応用できたらいいのに。
奥に通された。
畳の部屋だった。
ゆうに、20畳以上ある。
結構広め。いや、かなり、か……?
「少し待っていてくだされ」
……テングの中の1体と契約したから。
なんかお客さん扱いになってる。
……こんなつもりは流石に無かったんだけどなー
「ちょっと、服が濡れてしまって寒いです」
すると。
巨乳が何か言い出した。
何だ巨乳? 何か不満でもあるのか巨乳の癖に?
「着替えは持ってらっしゃらないんですか?」
そう訊くと
「あるにはあるんですが……」
ちら、と夫を見る。
うん。
どっか他の場所で着替えてきて!
ここで着替えたらぶちのめすから!
すると
「お待たせしましたワイ」
言って。
テングが帰って来た。
……紫色の肌をした半裸の鬼女を連れて。
「鬼女ヤクシニーです。どうぞよろしく」
頭を下げてくる。
一応、こっちもそれに応えると。
「こいつが、館のお風呂について教えますゆえ」
……え。
お風呂に入れるの?
ちょっと、嬉しかった。
今日は野宿だと思ってたし。
★★★(忍)
雨に濡れた身体を温めるためということで。
先に女性陣がヤクニシーに連れられて入浴に出て行った。
俺はひとり畳の部屋に放置される。
……暇だ。
ここで、留井さんがここに居なければ、お風呂は真月と一緒に入れたから、こんな暇さは味わわなくて済んだんだけど。
しかしなぁ……
外の雨、止むかな?
結構な勢いだった気がするんだけども。
座って腕を組む。
もし今夜は止まないなら、今日はここで泊まり、ということになるんだけど。
それは許可してもらえるんだろうか?
……お風呂がいけるなら宿泊もいける……?
分らん。
まあ、最悪暴力に訴えて認めさせる手もあるけど、できればそっちは使いたくないな。
……なんか。
昔、アメリカ大陸を制覇した白人が、インディアンにしたことを悪魔にしているような気が、ちょっとだけしないこともないんだよな。
すると
「お待たせ~」
おお……!
風呂上がりの真月と留井さんがやってきた。
いつの間にやら女性が入浴する時間、一人で黙って考え込んでいたらしい。
ふたりとも、浴衣を着ている。
浴衣姿の嫁さんは、浴衣の裾から見えるその上気した肌がとてもエッチだった。
……うーん。
風呂場で大変なことになるかもしれない。
「次は殿方を」
ヤクシニーが言う。
なるべく平常心を保とうとしながら、俺は立ち上がった。
ヤクシニーに案内された風呂場。
脱衣所で裸になって。
浴室に入室。
すると
「ああ……これは広いな」
檜造りの湯船に。
板張りの床。
日本的浴室。
浴槽は3人くらい一緒に入れそうなくらい大きい。
……嫁さんと二人きりで来たかったな。
新宿での一夜を思い出してしまう。
すると……
俺の下半身が、反応してて。
多分、思い出したんだろう。
あのときの興奮を。
うう……やばい。
どうしよう……誰も見て無いよな?
これは……
色々思い出してしまう。
ついさっきも、色々見たし。
……うん。
まずは、身体を洗おうか。
その後のことは後から考えよう。
そう思い、どっこいしょとばかりに風呂場の椅子(木製)に腰掛けたときだった。
「……佐上さん?」
脱衣所の方から、女の声が聞こえてきたんだ。
その声は聞き覚えがあったというか……
「留井さんですか?」
留井さんだ。
……何の用なんだろうか?
嫁ニー寸前に(おい)