真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン   作:XX(旧山川海のすけ)

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テングを仲魔にして


04:風呂での出来事

★★★(真月)

 

 

 雨が止むまでこんなところで待つのもアレでしょう、ということで。

 

 私たちは奥に案内された。

 

 廊下を歩きながらのテングたちの話によれば。

 ここは鬼神ゾウチョウテンの館らしく。

 館の主のゾウチョウテンは現在封印中。

 

 封印を解くには……

 

「四門の玉という宝玉を探してくる必要がありますワイ」

 

 うん。そんなものは持ってない。

 あと、四天王を仲魔にしなきゃならない理由が無い。

 だからまあ、どうでもいい。

 

「しかし……」

 

 きょろきょろと、夫。

 

「こんな建物が、大破壊前からあったのか?」

 

 ……ん。

 そこはちょっとだけ気になるね。

 明らかに変だもの。

 

 こんな建物が大破壊前からあったら、いくら地方在住民でも知ってても良さそうなもんなのに。

 

「ああ、それは……」

 

 テングたちが説明してくれた。

 この建物、一種の異空間みたいなもので。

 元々四天王を祀る祠があった場所に、魔術的な手法で空間を歪めて作り上げた建物なんだとか。

 

 ……なるほど。

 だから色々変なのか。

 

「この館の中は一種の異界ですじゃ」

 

 面白いもんだね。

 こういう魔法、日常生活でも応用できたらいいのに。

 

 

 奥に通された。

 畳の部屋だった。

 

 ゆうに、20畳以上ある。

 結構広め。いや、かなり、か……?

 

「少し待っていてくだされ」

 

 ……テングの中の1体と契約したから。

 なんかお客さん扱いになってる。

 

 ……こんなつもりは流石に無かったんだけどなー

 

「ちょっと、服が濡れてしまって寒いです」

 

 すると。

 巨乳が何か言い出した。

 

 何だ巨乳? 何か不満でもあるのか巨乳の癖に?

 

「着替えは持ってらっしゃらないんですか?」

 

 そう訊くと

 

「あるにはあるんですが……」

 

 ちら、と夫を見る。

 

 うん。

 どっか他の場所で着替えてきて!

 

 ここで着替えたらぶちのめすから!

 

 すると

 

「お待たせしましたワイ」

 

 言って。

 テングが帰って来た。

 

 ……紫色の肌をした半裸の鬼女を連れて。

 

「鬼女ヤクシニーです。どうぞよろしく」

 

 頭を下げてくる。

 一応、こっちもそれに応えると。

 

「こいつが、館のお風呂について教えますゆえ」

 

 ……え。

 お風呂に入れるの?

 

 ちょっと、嬉しかった。

 今日は野宿だと思ってたし。

 

 

★★★(忍)

 

 

 雨に濡れた身体を温めるためということで。

 先に女性陣がヤクニシーに連れられて入浴に出て行った。

 

 俺はひとり畳の部屋に放置される。

 

 ……暇だ。

 

 ここで、留井さんがここに居なければ、お風呂は真月と一緒に入れたから、こんな暇さは味わわなくて済んだんだけど。

 しかしなぁ……

 

 外の雨、止むかな?

 結構な勢いだった気がするんだけども。

 

 座って腕を組む。

 

 もし今夜は止まないなら、今日はここで泊まり、ということになるんだけど。

 それは許可してもらえるんだろうか?

 

 ……お風呂がいけるなら宿泊もいける……?

 

 分らん。

 まあ、最悪暴力に訴えて認めさせる手もあるけど、できればそっちは使いたくないな。

 ……なんか。

 昔、アメリカ大陸を制覇した白人が、インディアンにしたことを悪魔にしているような気が、ちょっとだけしないこともないんだよな。

 

 すると

 

「お待たせ~」

 

 おお……!

 

 風呂上がりの真月と留井さんがやってきた。

 いつの間にやら女性が入浴する時間、一人で黙って考え込んでいたらしい。

 

 ふたりとも、浴衣を着ている。

 浴衣姿の嫁さんは、浴衣の裾から見えるその上気した肌がとてもエッチだった。

 

 ……うーん。

 風呂場で大変なことになるかもしれない。

 

「次は殿方を」

 

 ヤクシニーが言う。

 なるべく平常心を保とうとしながら、俺は立ち上がった。

 

 

 

 ヤクシニーに案内された風呂場。

 脱衣所で裸になって。

 浴室に入室。

 すると

 

「ああ……これは広いな」

 

 檜造りの湯船に。

 板張りの床。

 

 日本的浴室。

 

 浴槽は3人くらい一緒に入れそうなくらい大きい。

 

 ……嫁さんと二人きりで来たかったな。

 新宿での一夜を思い出してしまう。

 

 すると……

 

 俺の下半身が、反応してて。

 多分、思い出したんだろう。

 

 あのときの興奮を。

 

 うう……やばい。

 

 どうしよう……誰も見て無いよな?

 これは……

 

 色々思い出してしまう。

 ついさっきも、色々見たし。

 

 ……うん。

 まずは、身体を洗おうか。

 

 その後のことは後から考えよう。

 

 そう思い、どっこいしょとばかりに風呂場の椅子(木製)に腰掛けたときだった。

 

「……佐上さん?」

 

 脱衣所の方から、女の声が聞こえてきたんだ。

 その声は聞き覚えがあったというか……

 

「留井さんですか?」

 

 留井さんだ。

 ……何の用なんだろうか?




嫁ニー寸前に(おい)
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