真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン   作:XX(旧山川海のすけ)

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問題解決に向けて。


03:正義のためなら公然わいせつしても許されるよね

★★★(忍)

 

 

「まず高城様とやらの居場所を調べないとな」

 

 食事を終えて、まずそれを口にする。

 当然だけど、異論は出ない。

 

「ヤマの目という人間を探した方が良いよね」

 

 俺の言葉を受けて、真月。

 同感だ。

 

 ついでにヤマの目がどういう状況で選ばれているのかも調べよう。

 情報は多い方が良い。

 

 

 

「どうやって呼び出す?」

 

「そうねぇ」

 

 真月は顎に手を当てて考える。

 色々考えている。

 

 で。

 

「ちょっとこうしようか」

 

 抱きっ

 真月は俺に抱き着き、その顔を俺の胸に擦り付けた。

 道の真ん中で。

 

「えっと」

 

 嬉しい。

 嬉しいけど。

 

「……いい匂い」

 

 真月は俺の胸で深呼吸している。

 俺の方も、その背中に手を回して。

 

 その髪を撫でた。

 

「……」

 

 ガイア教徒の夫婦はそんな俺たちに何も言わず。

 席を外すような感じで、そっと離れた。

 

 なんかこういう事例で、ヤマの目に注意されたという話を聞いたんだよな。

 アツアツのカップルがエグいイチャつきかたしてたら注意されたとか。

 

 で。

 本当にこれしかないのか、と少し考えたんだが。

 ……これしかない気がするな。

 

 何でって。

 他の方法でヤマの目を呼び寄せるとなると、犯罪紛いのことをしなきゃいけないじゃん。

 それは絶対ダメだろ。

 

 罪悪感無しで呼ぶ方法、これしかないよなぁ。

 俺は背中に腕を回してゆっくりと撫でる。

 真月の方も俺の背中に回した手で、俺を確かめるように撫でる。

 

 ……真月が太腿をそっと俺の脚に絡めるように擦り付けてきた。

 

 んん~、これは……

 

 すると真月、俺をじっと見つめて

 

 口を動かした。

 

 ……何と言っているのか。

 それをじっと見つめて

 ……分かってしまった。

 

(お・し・り)

 

 ……えっと

 

 つまり、この場で君の尻を触れと言ってるの?

 それはさすがに……

 

 でもさ

 

 池袋。

 これからの人生で何回来るのか?

 

 ……旅の恥は掻き捨て……

 

 そんな言葉が脳裏を過る。

 どうしよう……

 

 破壊前だったら警察に捕まるのかなぁ?

 公然わいせつとか、そんな罪状で。

 

 でも、今はそういうの無いだろ?

 警察組織が無いんだから。

 

 俺は彼女の目を見た。

 そして分かってしまった。

 

 ……これは期待している目だ。

 

 正当な理由を持って、公然わいせつができるということにワクワクしている!

 

 ……これは、行くしか無いのか……?

 頭の中がぐるぐるしてくる。

 

 手を伸ばす俺。

 そして俺の公然わいせつの覚悟が決定的な段階になる寸前……!

 

「アナタたち! 破廉恥よ! 何をしているの!?」

 

 ……おばさんの声が飛んで来た。

 見ると、典型的破壊後ファッションであるダボダボローブを着た年配女性が俺たちに鋭い眼光を向けている。

 

 ……これはアタリなのか?

 

 いや、まだ分からないな。

 確かめないと、と思っていたら

 真月が、えらく冷たい声でこう言ったんだ。

 

「……愛し合うふたりがどこで愛し合おうと勝手でしょ? ほっといてくれますか? オバサン」

 

 するとおばさんは地団太踏みそうな雰囲気を出してきて

 

「若いからって調子に乗りやがって小娘がッ!」

 

 ……いきなり発狂した。

 こ、これは……!

 

 そして言ったんだ。

 

「いいか!? この街は高城様という方の支配する土地なんだッ! 高城様に報告してやるからなッ! お前らこの街にいられなくしてやるからなッ!?」

 

 ……ビンゴ。




大事の前の小事だ。
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