真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン 作:XX(旧山川海のすけ)
★★★(真月)
相手はミッ〇ーマウスとミ〇ーマウスの悪魔。
ミッ〇ーは二刀流。ミ〇ーは魔法攻撃。
多分そういう感じだろう。
夫は三木(ミッ〇ーの意)と対峙しようとしてるけど……
確か、二刀流って防御の分厚さが問題なんだよね?
そのせいで、何かの剣道大会で、二刀流は禁止になったとかいう話を聞いた覚えがある。
だとしたら、素手の夫はさらに攻めづらい。
相手が刃物で武装してるだけでも問題なのに、それが二刀流。
攻めたら隙が出来るから、全く躊躇せずにそのまま、というわけにはいかないんだよ。
どうする……?
考えろ……!
私、あの人の妻だよね……?
時間制限がある中、数瞬考えて。
私は召喚すべき悪魔を選定した。
アームターミナルに手を走らせる。
そして
『女神召喚』
★★★(忍)
剣術使いに素手で挑む。
まあ、昔から夢見ていたことではあったんだけど。
……この間のギリメカラ戦もそれだったけどさ。
あれは戦いを堪能する前に、物理反射で空手がまともに使えない相手だったから。
心情的にはノーカンにしたい。
カズフェルも剣を持ってたが。
あれは後ろから奇襲して一気に畳みかけて仕留めたからなぁ。
あれもノーカン。
……いや、ノーカンとか言ってる場合じゃ無いか。
遊びに来てるわけじゃ無いんだからな。
……ああ、よくよく考えたら、すでにライドウさんと切り結ぶ経験してるわな。
あのときも、戦いを楽しむ余裕なかったよな。
嫁さん殺されそうだったし。
……そういうの、平和になってからかなぁ。やっぱり。
でも……
そうなってくると、今度は軽々しく立ち合うとかいえなくなるよな。
家庭持つことになるんだから。
嫁さんに迷惑掛かるだろ。
求道心で剣術家と立ち合いしたがる旦那、なんて。
最悪じゃん。
……と
そんなことを考えていたら
三木(ミッ〇ーの意)が踏み込んで斬り掛かってきた。
俺はその刃を躱す。
斬撃は両手から放たれて。
まず袈裟斬り、そこから刃を反転させて逆袈裟、その後もう一方の剣で胴薙ぎ。
……俺には鎧があるけど、信頼して鎧で受けるって手が、悪魔相手の剣術じゃ選びにくいからな。
人間相手なら、刃を掴みに行くんだけど。
こいつらの場合、それをやるとダメージを受ける恐れあるし。
「ボクの剣で斬り裂いてあげるよ!」
三木のカン高い声。
その声はやめろ。笑うから。
ステップや体捌きで斬撃を躱すけど、両手から来るので攻め難い。
どうしたものか。
そう思っていたところ
いきなり横から突っ込んできた人影が、三木にタックルをかました。
それは、ちょっとダウナー気味の白人の美女。
女神ヘラ。真月の主力悪魔の1体。
そのまま馬乗りになり。
「武器を持つ相手と戦るのは別にはじめてではありませんことよ」
彼女は溜息混じりにそう言うと、続いて三木の両手を押さえ込む。
おお……
さすがオリンポス最強の女神。
「さあ、契約主の旦那様、このネズミに止めを」
ありがとう!
お言葉に甘えて三木の頭部を踏み抜くよ!
俺は心でそう礼を言い、マウントを取られている三木に近づくのだが。
その瞬間だった。
「ミッ〇ー! 今助けるわ!」
稲光。
俺とヘラ、三木を巻き込む雷撃の嵐。
感電。
俺は膝を突きそうになる。
「ミ〇ー! この女、雷撃は効かないみたいだよ! 他の魔法を!」
三木は首を捩じってミ〇ーに言い、なんとか抜け出そうと足掻く。
……させるか!
俺は気合で感電から脱し、三木に近づく。
近づき……
「や、やめるんだー!」
カン高い声で俺にそんな言葉を。
もう、お前は喋るな。
色々な意味で。
俺は足を振り上げ。
体重を乗せて、思い切り踏み抜いた。
★★★(真月)
「アギャアアアー!」
カン高い断末魔の叫びが響き渡る。
これで1体……
残りは、こいつ。
ミ〇ー。
ミ〇ーは……
ぶるぶる震えていた。
……悪魔でも恋人がやられると辛いのか
私は彼女らの心の動きをほんの少しだけ感じて
アームターミナルを操作する手が少し、鈍る。
やってはいけないことだけど。
ちょっとだけ、悪魔に同情をしてしまったのかもしれない。
すると
「ミッ〇ーは……」
ミ〇ーは
「私が殺すつもりだったのよー!」
は……?
「私が殺して、オリジナルは私だってことをハッキリさせてやろうと思っていたのに!」
顔が一緒だから……?
名前も似てるし……!
それはダメ……それは……
怒られる!
『妖魔召喚』
足元に魔法陣が描かれ、黒い甲冑の有翼の乙女が召喚される。
妖魔ヴァルキリー。
ヴァルキリーは腰の剣を抜き、ミ〇ーに向かって突っ込んでいく。
そしてミ〇ーに斬り掛かり、切結ぶ。
ミ〇ーは樫の杖でヴァルキリーの剣を受け止めている。
「あなたたちを殺してッ! 私がッ! オリジナルに!」
ミ〇ーをこれ以上喋らせてはいけない……!
私はアームターミナルを続けて操作し
『造魔召喚』
フツコを呼び出した。
「真月様、御命令を」
「あの危険なネズミをすぐに黙らせて」
私の命令に
「承知しました」
青いボディコン姿の少女・フツコがミ〇ーに向かっていく。
時間は、ヴァルキリーが稼いでくれる。
ヴァルキリーのお陰で、ミ〇ーはその場から動けない。
そして
「キャアアア!」
突如、ミ〇ーは足元から出現した三角木馬に股間から突き上げられ。
「ギャアアアア!」
その後、背後に出現した振り子刃。
三日月の形をした、人間の胴体ほどもある大きさの刃だ。
それがミ〇ーの胴体を串刺しにした。
串刺しにされたミ〇ーは、ブラン、ブランと揺れる。
だらり、と両手を力なく垂らしながら。
そしてミ〇ーは分解し、マグネタイトに還っていく。
「色々な意味で危険極まりない相手だったわ……!」
私のその言葉は……私の心からのものだった。
いししのししおれたちゃふたごのさんぞく
ホントは三つ子だったけどふたごのさんぞくー(おい