真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン   作:XX(旧山川海のすけ)

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どういう作戦だったのか?


08:ふたりで考えてみた結果

★★★(明)

 

 

 明さん、キュウキを貸してください。

 私が変身を解き、キュウキに乗ってアイツの背後に回ります。

 ……アイツは悪魔人間の私しか見てません。変身解除すれば私に気づかない可能性が高いです。

 

 ……そういう発想は出なかったな。

 無意識に、アイツは俺の庇護対象で、前線には出すべきでは無いって意識があったのか。

 

 ……そういえば。

 

『私たち、二人で考えているんだから』

 

 アイツらとはじめて戦ったとき。

 こっちが負けたわけだけど。

 そんなことを言われたな。

 

 ……今度は正真正銘、二人で考えて勝利をもぎ取ってやったぞ。ざまぁみろ。

 

「……明さん、コウとシユウが……」

 

 仮面ライダーベルゼブブに変身したまま、夏子の奴が近づいて来た。

 戦いはまだ終わっていない。

 

 ただ、一番厄介な敵が倒されただけだ。

 

「……あの悪魔たち、契約するのに相当苦労したんだけどな。しょうがない」

 

 時間稼ぎで常用していた主力悪魔が2体とも堕とされた。

 この戦いが終わった後、何か代わりの悪魔と再契約しないとな。

 

 ……成り行きで中国系ばかりと契約していたから、中華の覇王なんて呼ばれてたけどさ。

 今度は別のにしようかね。

 

 そうすっと、二つ名が変わってしまうなぁ……

 

 そんなことを考えていたら

 

「……やぁ」

 

 ヘラヘラした笑顔で、とぼけたスーツの中年男が近寄って来た。

 ……足立。元13人幹部。

 

 ……こいつ、嫌いなんだけど。

 

 しょうがない

 

「……助かった。何をしたのかイマイチ分からないが、アンタのお陰で殺されずに済んだ」

 

 コウもシユウも2体とも一撃で倒されて、もう俺がやられるしか無い状態だったからな。

 コイツが横槍を入れてくれなければ、俺は死んでいた。

 

 そう、俺が礼を言うと

 

「キモチワルイからそういうのやめてくれるかな?」

 

 ヘラヘラしながら、そう返してくる。

 ……親しみとかそういうの、全くないな。

 まあ、当たり前だけど。

 

 しかし。

 

 こっちがこいつのことを嫌っている以上、おそらくこいつも俺たちのことを嫌ってるに決まってるのに。

 

 何で助けてくれたんだろうか?

 

 ……あの上弦の陸形式で13人幹部の席に座ってる公務員夫婦。

 あいつらに負けて、何か心境の変化があったのか?

 

 ……気にはなるなぁ……

 

 だからと言って、問い質すのは無理なんだけどな。

 親しくないから。

 

「……じゃあ、頑張ってね。ボクは消えるよ。もはや関係ないし」

 

 言って、足立が去っていく。

 掛ける言葉も無いし、そのまま見送る。

 

「……さて」

 

 俺は夏子を振り返る。

 そして言った。

 

「……都庁から、公務員たちが仮面ライダーサタンを倒して戻ってくるまでに、こっちを持たせるだけだ。後は」

 

「……ええ」

 

 楽じゃあないが、できるだろ。

 

 ……何故なら、俺たちふたりでやるんだから。

 

 俺は風神剣を握り締め、嫁と一緒に戦場へと再び臨んだ。




アダッチーに偏愛かね私。
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