真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン   作:XX(旧山川海のすけ)

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ヒロインのパートです。


私たちの仕事

★★★(真月)

 

 

 私の名前は佐上真月。

 22才の女。ちなみに結婚してます。

 

 私の仕事はデビルバスター。

 今は「悪魔使いの何でも屋の総称」がそれなんだけど。

 元々は違ったらしい。

 大破壊前でのデビルバスターは、悪魔退治を生業にしている人々のことで。

 世界の裏で活躍していたとか。

 

 悪魔。

 それは神話や伝説で語られていた存在で。

 大破壊前にも、私たちが知らなかっただけで、本当に居たらしい。

 それがあの日……「大破壊」が起きた後。

 急激に拡大し、私たちの目にも見えるところに出てきた。

 

 そのせいで、世界は一変してしまった。

 かつてあった平和な世界はもう無い。

 学校の授業で習ったことのある、戦争後の世界よりもさらに酷い世の中になってしまった。

 

 何もかも変わってしまった。

 

 幸い、私には忍が居たから、何とかこれまでも耐えてこられたけど。

 佐上忍。

 同い年の、私の旦那さん。

 幼馴染だ。

 

 髪の毛は少しボサついてるけど、目つきは凛々しくて。

 体型は引き締まってて、かっこいいの。

 彼、普段から鍛えているから。

 

 お父様の親友が、忍のお父様で。

 その縁で知り合った。

 

 元気のいい男の子で、空手をやってるって聞いて。

 かっこいいと思ったのが、彼に興味を持った切っ掛け。

 

 その後一緒に遊ぶうち、彼なら私のことを絶対に裏切らないって確信を持てるようになった。

 

 そして中学に上がったときには、彼に興味を持ってもらいたくて

 

 彼が読んでる本を私も読んだり

 目が合ったときは逸らさなかったり

 彼が好きそうな人物を褒めてみたり

 

 色々したよ。

 そしたら、告白してくれた。

 

 お父様に「男には告白するな。告白させろ。責任を持たせるのがポイントだ」って教えられてたから、すごく嬉しかったのを覚えている。

 

 そして恋人になって……彼も私にずっと付いてきてくれた。

 特に嬉しかったのは……大学進学のとき。

 東北の国立大学が具合良いって分かったから、彼にも「同じ大学に行こうよ」って言ったら付いてきてくれたんだ。

 

 ここまで来たらもう、結婚するしかないよね。

 だから、大破壊が起きて、もう学歴も何もかも関係ない世界になったとき。

 

「書類も何もないけど、結婚してほしい」

 

 って言ったらOKしてくれた。

 ホントはここでもプロポーズをさせることが重要ポイントなんだろうけど。

 世界が世界なので、そうも言ってられないよね。

 

 で、それからずっと一緒に居る。

 大破壊が起きてから、実家に帰ってないけど。

 気にはなるけど……

 

 でも、忍がいるからなんとかなってる。

 

 ホント、彼はパートナー。

 仕事でも、人生でも。

 

 彼無しの人生なんて考えられない。

 

 ……さあ、お仕事をしよう。

 

 私はアームターミナルを操作した。

 

 アームターミナル。

 それは「悪魔召喚用モバイル端末」

 

 頭部に装着するゴーグル型のヘッドマウントディスプレイと左上腕に装着するバッテリー、それにマグネタイトパック、そして左下腕に装着する本体からなる構成。

 それらはコードでそれぞれ接続されているカタチ。

 本体にはキーボードがついており、そこを操作することで使用することができる機械。

 

 これに「悪魔召喚プログラム」をインストールすることで、悪魔使いに必要な「複雑な悪魔召喚や契約術式」を、手軽に扱えるようになる。

 デビルバスター必須のアイテムだよ。

 

 私は操作した。右手だけで。

 左手に装備するものだから、構造上そうなる。

 

 ついでに言うと、キーボードは一切見ない。

 戦闘中に使うものだから、それでなくては危なくてしょうがないし。

 

 ちなみに私の旦那さんは、これがキチンとできなくてデビルバスターを断念した。

 残念だけど、しょうがないよね。

 

 キーボードでコマンドを打ち込んでいく。

 

『妖魔召喚』

 

『龍神召喚』

 

 ディスプレイに打ち込んだコマンドが表示される。

 

 ……さあおいで。私の仲魔たち!

 

 私は2体の悪魔を召喚した。

 地面に描かれる光の魔法陣。

 

 そこから出現する2体の悪魔たち。

 

『召喚完了』

 

『召喚完了』

 

 ひとつは、漆黒の甲冑に身を包んだ美しい女戦士。背中には黒い翼が生えている。

 そして手には一振りの剣。

 北欧神話の戦乙女。妖魔ヴァルキリー。

 

 もうひとつは、和風美女の顔を持つ、人面大蛇。龍神キヨヒメ。

 

 ……ヴァルキリーは機動力があるから重宝するし、キヨヒメは火炎魔法が得意だから、広範囲殲滅にもってこいなんだよ。

 

「行って」

 

 私は命令した。

 仲魔たちは私の命令に従って飛び出して行って……

 

 視線の先にたむろしていた、9体のボディコニアンたちを切り裂いて、焼き払っていく。

 おお。圧倒的ですねぇ。

 

 私は……と。

 

 愛用の自動小銃を準備する。

 正式名称忘れてしまったけど、確か大破壊前には自衛隊に配備されてたやつだ、って話は覚えている。

 

 それで……ヴァルキリーとキヨヒメが討ち洩らしたヤツを始末する。

 あくまで討ち洩らしだ。

 弾だってタダじゃないもんね。

 

 私が銃を構えながら出番を待っていると……

 

「あ」

 

 1体だけ、出てきた。

 ヴァルキリーの斬撃と、キヨヒメの火炎魔法から逃れて、1体だけで逃げようとしている。

 

 そうはさせない……と。

 

 タタタッ

 

 ……ボディコニアンの頭が吹っ飛んだ。

 

 肉片が飛び散る。

 

 ……終わってしまった。

 何もやることなかったなぁ。

 

 楽な仕事なのはいいんだけどねぇ。




対抗ヒロインは出さないんで。
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