真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン   作:XX(旧山川海のすけ)

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巨乳判定とは?


06:巨乳責任広報計画

★★★(忍)

 

 

「巨乳判定だと!?」

 

 ライドウさんが動揺していた。

 そりゃそうだ。

 

 何を言ってるんだ!?

 俺も動揺している。

 

 俺は自分の嫁さんを信用してるから、意味の無い提案なわけがないとは信じてはいるが……

 

「巨乳はEからだろう!?」

 

「いや、Dからでも巨乳だ!」

 

 他のメンバーも動揺している。

 主に男が。

 

 メンバーの菅野さんはポカンとしていた。

 

 だが真月は狼狽えず、続けた。

 

「落ち着いて下さい。話は最後まで聞いて欲しいです。前提条件として……」

 

 新生日本の問題で、大破壊の直接原因の問題がありますよね。

 大破壊の直接原因「空間歪曲転送装置の研究」の問題が。

 

 ……この研究、日米の合同研究だったんですよね。

 で、その結果、魔界へのゲートが開き、悪魔がこっちの世界に雪崩れ込んで来た。

 

 ようは、世界滅亡の直接原因は、日本とアメリカにあるわけですよ。

 この情報、公開できませんよね?

 

 公開したら吹っ飛びますよ。この政府。

 

 

 ……まあ、おそらく世界はほぼ滅亡状態だろうね。

 現に、日本が無法状態になったときに、救援も侵略も無かったんだから。

 おそらくそんなことをしている余裕が全くなかったのか、完全に滅んでそんなことができないのか。

 その二択だろ。

 

 で、そんな惨劇の原因を作った連中の流れを汲む暫定政府が新生日本の新しい政府?

 ……うん。そんな情報公開したらこの政府吹っ飛ぶわ。

 

 それはまずい。

 混乱を生む。

 どんなに穢かろうと、この情報は隠し通さないと。

 それは決定事項だ。

 

「だから……」

 

 真月の話し方は巧みだった。

 声の緩急が絶妙で、引き込まれる。

 

 彼女はこう、続けた。

 

 ……だから、魔界へのゲートが開いた原因を「悪堕ちした巨乳の積み重ねた悪行が、世界を闇落ちさせ、化け物の世界にこの世界を繋げてしまった」ということにするんです。

 そのために「かつての世界では悪堕ち巨乳が年間3億件悪行を起こしていた」と言えば良いと思います。こういう数値は盛るべきです。

 

「き……旧政府の過ちの責任を、巨乳に押し付けるというのか……」

 

「そんな非道が許されるわけが……!」

 

 主に、男の元老院メンバーから戦慄くような声があがる。

 菅野さんは周りを見回していた。

 

「……そんな戯言、誰が信じるんだ?」

 

 ライドウさんがそう、意見する。

 真月は

 

「え? 洗脳しますけど?」

 

 どうせこの後、新生日本の国民のために、戸籍制度の再始動しますよね?

 そうなると、再登録必須ですし。

 

 その際に、全国民にこのことを刷り込みます。

 

 ……抜かりないなぁ。

 

「親世代はそれで良いとしよう! でも子供世代はどうするんだ!」

 

 さらに食い下がるライドウさん。

 それに真月は

 

「……親世代が全員洗脳されてるのに、子供にその洗脳が伝播しないと本当に考えてますか?」

 

 この真月の言葉に。

 ライドウさんは詰まってしまった。

 

「それに……」

 

 悪いのはあくまで「悪堕ちした巨乳」であって、一般巨乳は何も悪くないんです。

 ですから、責任を問われて巨乳が差別はされません。

 

「その根拠は?」

 

 ……菅野さんがここで発言した。

 すると真月は

 

「……あなたがそれを言いますか? 本当に……差別されると思ってます? 本気で?」

 

 真顔でそう言った。

 

 ……胸囲格差ってやっぱ色々思うところあるのかなぁ?

 俺は嫁さんの胸しか要らんけども。

 

 まぁ、菅野さん。

 真月にそう問われると、腕を組んで考えて……

 

「うん……無いかな。きっと」

 

 そう、結論を出してしまう。

 真月はその答えに満足し、続けた。

 

「そこで巨乳判定です」

 

 巨乳判定とは、その「悪堕ちした巨乳を生まないために、その要素をもった胸の大きい女の子を選定するシステム」

 選定された子には、子供を持たない人生を諦めて貰って、全力で婚活に勤しんでいただきます。

 判定をするのは中2……14才で良いでしょう。そこから高校を卒業するまでに結婚してもらう。

 そのために婚活のプロたちに、彼女たちへ真に男性に愛される女の子になるための英才教育をして貰う。

 そうすれば、4年もあれば必ず結婚相手が見つかるはずです。だって巨乳なんですから。

 

 こうすることによって、婚活のプロの雇用が生まれ、女の子が幸せな結婚をすることにより、他の女の子に結婚への夢を持たせることが出来る。

 無論、結婚と妊娠出産は切っても切れませんので、この巨乳判定絡みで生まれた子供に対する出産費用、育児費用、学費は無料、もしくは補助がつくということで。

 

「そこまでするには流石に予算が……!」

 

 ライドウさんが口を挟むんだけど

 

「巨乳判定の基準を、中2の段階でDカップに届いている者、にすればいいじゃないですか。中2でそこまで届いている人……そんな子、ほとんど居ませんし」

 

 一刀両断。

 すると……

 

 しばらくライドウさんは悩み……

 やがて

 

「……分かった。もう少し、細部を詰めようか」

 

 ライドウさんが身を乗り出した。

 

 ……こうして。

 新しい政府に導入される新制度「巨乳判定」が定められたのだった。




巨乳責任とは、巨乳が引き起こした罪の責任という意味。
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