真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン 作:XX(旧山川海のすけ)
★★★(真月)
忍が……あの蜘蛛男を倒した。
それも一方的な実力で。
あの戦い方……。
間違いなく忍だった。
絶対に間違いない。
だから、私は確信を持って彼に近づいた。
忍……
戦いが終わって立ち尽くしている彼に、私は後ろから抱き着いた。
★★★(忍)
蜘蛛男の爆発炎上を見届けて、俺は残心を解いた。
そのときに、俺は後ろから真月に抱き着かれた。
真月……
愛おしさがこみ上げるが、そこで俺はハタと気づく。
……この姿、もう、元には戻らないのかな?
変身と、拡大された能力のすごさに圧倒されて、よく考えていなかったけど。
……それはさすがに辛いんだが。
もう、そうなったら真月の夫やれないじゃん。
人間の夫やるには、少なくとも外面は人間でないとまずいだろどう考えても。
真月はそれでも気にしないなんて言ってくれるかもしれないけど、それは無理があり過ぎる……
戻れないのかな……?
それこそ、魔法で……
そう思っていると。
俺の姿が、揺らぐような感じになり……
数瞬の揺らぎの後、俺は元の姿に……
真月とよく似た戦闘服姿に戻った。
お……
おお……!
俺は手を目の前に翳して確かめる。
元に、戻れた……!
★★★(真月)
あら……!
私は驚き、同時に胸を撫でおろした。
私は愛していく自信はあったんだけど、忍が元の姿に戻れないかもしれない、とはちょっとだけ考えていたから。
戻ってくれて、良かった……!
本当に嬉しい……!
「真月」
忍が私に向き直ってくる。
私は正面から忍を見つめて
「生きててくれて良かったよ」
そう言って、笑って今度は正面からハグをした。
★★★(忍)
俺は真月のハグを受けながら、俺は考える。
これからどうするべきなのか。
今回のことで、真月がメシア教徒に狙われていることが分かった。
これからは、彼女を守っていかないといけないわけで。
今までと同じようには行かないよ。
どうしよう……?
ふたりして、旅に出るか……?
でも、旅によって疲弊したところを、あの怪物に襲われるのだけは……
クルセイダー、だったっけ?
決して弱い相手じゃなかったし……
そんな風に。
俺がこれからの人生について考えていると。
そこに、来たんだ。
「……佐上真月はお前だな?」
その場に、音もなく現れた。
虎かライオンくらいの大きさの、犬のような獣型悪魔……
それに跨った、ひとりの少年……
すぐそばに、異様に大きいカラス……足が3本ある……が羽ばたいている。
少年は、異様な少年だった。
若いのは間違いないのだけど、雰囲気が大人なんだな。
目つきがおかしい。異様に鋭い。
そして髪が少し長めだった。
格好も変。漆黒の、帝国陸軍軍人みたいな姿だ。
それに同色の将校マントっぽいものを身に着けて、腰には刀を一振り差している。
帽子、軍服、マント、刀。
……帝国陸軍軍人のコスプレですか?
真月も固まっている。
異様な風体に気圧されてるのか?
俺たちのそんな混乱を他所に。
彼は言ったのだ。
「悪いが死んでもらう。この国のためだ」
……腰の刀を抜き放ちつつ。
この人、裏設定では別にオリジナルでは無かったりする。