真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン 作:XX(旧山川海のすけ)
★★★(忍)
「これからは、ここに住んでくれ」
と、言われて。
京都御所近くに建ってるマンションに案内された。
で。
例によって、そういう特殊な地域に建ってるマンションだから。
広い。
便利。
清潔。
実に良い!
「公務員になって良かった!」
隣にいる真月が感激していた。
ここ、家族で住むのが基本の広さよね。
……で、電気ガス水道が使える環境。
この感じだ〜! これだけで公務員になった価値は十分にある……!
「詳しいことはまた明日話す。今日はゆっくり休むように」
暫定政府の職員さんは、そう言って帰っていった……。
「今日は色々あったね」
二人きりになったので。
俺たちはくつろぐことにした。
風呂が普通に使える環境だから、早速風呂を沸かした。
汚れた戦闘服は脱いで、洗濯に回そうとしたが……また明日着ないといけないだろうから、やめておく。
代わりの服をどっかで調達しないとな。
で、交代で風呂に入って……
「幸せ~」
俺たちは、ソファやベッドに寝そべって話していた。
風呂上りなので、涼しい格好だ。
俺は白いTシャツと黒い短パン。
真月は黒いタンクトップと同色の短パン。
俺はベッドで横になり、真月はソファで水を飲んでいた。
俺は真月の方を見る。
ソファの背に体重を預けて、ミネラルウォーターをコップに注いで飲んでいる。
ソファから床に向かって伸びる生足のラインが綺麗で。
見惚れた。見慣れているはずなのにな。
タンクトップ姿も絵になってる。
決して大きくは無いんだけど、綺麗なラインの胸。
形が綺麗で、やっぱイイ。
「一時はどうなることかと思ったよ」
フゥ、と水を飲み干して。息を吐き。
真月は今日あったことを話してくれた。
俺が蜘蛛男にハチの巣にされた後。
なんとか俺を助ける方法は無いかと考えて。
思いついたのが、俺と魔王との悪魔合体。
それしかないと判断して、必死にやったんだ、って。
……感謝しか無いな。
頭のキレる嫁さんで本当に良かったよ。
「……しかし、俺が魔王に取り込まれてしまってたら、どうするつもりだったの?」
「え? その場合はきっと真っ先に私が殺されるから、別に問題は無いと思うんだけど?」
キョトン、といった感じで真月。
……正直、そのあまりに自然な物言いに、ドキッとしてしまう。
ずっと一緒に暮らしているのにな。
「だからまぁ、祈ったかな。どうか忍を仮面ライダーにしてください、って……」
遠い目をしつつ、彼女。
……仮面ライダー?
「……どうしてそこで仮面ライダーが出てくるの?」
「ああ、それはね……」
にこやかな感じで語る。
自分が何故、悪魔合体という方法を思いつくに至ったのか。
彼女が言うに、今日戦ったガイア教徒の悪魔使いが「悪魔と人間の悪魔合体の成功例」を「仮面ライダー」と称していたから、らしい。
「で、実際に変身した忍を見て、変身ヒーローみたいだなぁ、って思った」
……なるほど。
言われてみれば自分も、変身ヒーローっぽいことをしてた気がするし。
もう、仮面ライダーでいいんじゃないかなって気がしてきた……。
「……でさ、興味本位で聞くんだけど、あの壺の中身の魔王、何だったの? 合体してみて、何か気づいたとか、無い?」
ずい、と顔を寄せて。
真月は神話や伝説、大好きだし。
理系の人間ではあるんだけども。
俺としては何も教えない理由が無いし、普通に話す。
「魔王アモンって言ってた。魔界の侯爵だって」
「アモン……」
真月は、コップをテーブルに置いて、顎に手を当てて考え始める。
「あれだよね。確かソロモン72柱の悪魔の1柱だよね。蛇と狼と梟の合成体みたいな姿をしているとかいう……」
さすが真月。詳しいな。
さらに一人でぶつぶつ続ける。
「言われてみれば、忍の変身体はそういう意匠がいっぱいあったような気がするな。そういうの、合体後の姿に出てしまうんだね……」
そう、考えながら真月はソファを立った。
そしてこっちに歩いてくる。
それを何気なく見つめる俺。
そしてそのまま。
ベッドの上に上がって、俺の上に覆い被さって来た。
「じゃあさ、これからは変身後の姿を、仮面ライダーアモンって呼ぶことにしようよ」
……なんだか、嬉しそうだ。
それに……ゾクゾクする色気を感じてしまう。
これは……この流れは……
「仮面ライダーアモン……」
「そう」
言って。
真月は、彼女は俺の上に腰を下ろして跨りながら。
着ていたタンクトップを脱ぎ捨てた。
プルン、とあまり大きくないけれど、決して小さくもない彼女の綺麗な乳房が露わになる。
張りがあって、本当に綺麗な形。
美乳で間違いなかった。
腹部にも全く余計な肉がついておらず、理想的な腰回りをしている。
そんな彼女が、笑顔で言った。
「……ねぇ、しようよ? 久々に、まともなお風呂に入れたことだし、状態バッチリなんだから」
彼女はゾクゾクする笑顔を浮かべている。
俺に、そんな笑顔で近づいてくる。
「……子供出来たら今は不味いんじゃ……?」
と、俺は当然の問題点を口にした。
仕事があるのに、妊娠は不味いだろと。
だけど……
「危険日でも妊娠確率は50%くらいのはずなんだよね」
ここで確率を出すのが非常に真月らしい。
……彼女は微笑みながら続ける。
「大丈夫だよ。今が妊娠すべきときじゃないなら、きっと妊娠しないよ」
「どういう根拠……」
ツッコもうとしたとき。
彼女にキスをされた。
首筋に、だけど。
「それにさ、もし妊娠してしまったとしても悪魔使い的にはほとんど支障ないし。それに臨月で動けなくなってきたら、守ってくれるんだよね?」
にやあ、と俺に向けて笑っている。
「ねぇ、守ってくれるんでしょう? あなたぁ?」
俺に圧し掛かり、裸の乳房を俺の胸板にこすりつけてくる。
もう、限界だった。
俺は真月を抱き締めた。
嬌声をあげる真月。
「仮面ライダーアモン……私の、仮面ライダー……!」
真月が、吐息交じりにそんなことを呟いた気がした。
こういう考え方は日本あるある<妊娠すべきじゃないとき