真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン   作:XX(旧山川海のすけ)

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ガイア教徒は日本人ではもはや無い


宗教弾圧だ!

★★★(忍)

 

 

 真月に誘われて、岩場エリアまで出てきたら。

 ガイア教徒に遭遇した。

 

 前に御所を襲撃した連中だ。

 しかも、向こうもどう見てもレジャー。

 

 だって、水着着てるんだもの。

 

 で。

 真月が、向こうのガイア教徒の女……ベルゼブブの仮面ライダー変身者に相対してる。

 睨み合ってる。

 

 これはどうなってしまうんだ……?

 

 そしたら、真月が言った。

 

「……ここは日本政府の領域よ。卑しいガイア教徒の来るべき場所じゃないわ」

 

 ええ……

 そこまで言うか。

 

 すると、ガイア教徒の女は悔しそうに歯噛みして

 

「ガイア教徒には、家族団欒のレジャーを楽しむ権利すらないと言うの……?」

 

「上野でやれば? あ、上野海無いんだっけ?」

 

 それに悪魔もいっぱいかぁ。

 まるで大破壊前のクラゲみたいよね。

 

 ……すっごい酷薄な言い方をする真月。

 

「兎に角、ここは日本政府の支配領域! 密入国者はとっとと出ていって!」

 

 ガイア教徒の女を指差して怒鳴る。

 ガイア教徒の女はすごく悔しそうに

 

「……ちょっとぐらいいいでしょ減るもんじゃなし」

 

 そう洩らすと

 

「何がだふざけんなあああああ!」

 

 真月がキレた。

 

 そして続ける。

 

「御所を攻めてきたという事は、日本人を辞めたということ! それなのに、何日本政府の恩恵を受けようとしてんのよ!!」

 

 その卑しさに腹が立つ! 許せない!

 

 ……怒り心頭の真月。

 ああ、まあ。

 そういう事なら嫌いそうだな。

 

 気持ちは分かるかも。

 

 すると

 

 ウワアアアアアアン!!

 

 子供の泣く声。

 そこで、気づいた。

 

 このガイア教徒、子持ちだ。

 

 みると、3才くらいの女の子が、水着姿で居て。

 ガイア教徒の女の後ろで、パートナーのガイア教徒の男に抱かれている。

 

 そこに気づいた真月が、それをじっと凝視していた。

 

 

★★★(真月)

 

 

 ……何あれ? 子供?

 子連れなの、あの女?

 

 ああ……あの女、あの小さな子を抱っこして……というか。

 顔、似てるわよね。

 それで……

 

 ん? 3才?

 3才くらい?

 

 ちょっと待って。

 あの女、多分私と同い年。

 

 父親は多分あの男だから……

 

 そこから逆算すると……

 

 ……恐ろしい結論に辿り着いてしまった。

 

 

★★★(忍)

 

 

「忍」

 

 真月に手招きされたので近づくと。

 

「……落ち着いて、聞いてね」

 

 前置きされた。

 うん。

 

 すると真月は

 

「……あいつら、おそらく高校生で子供作ってる。無責任ヤローなのよ。さすがガイア教徒だわ」

 

 声を潜める感じでぼそぼそと。

 そして

 

「この出来事がもし文章に残るなら、おそらくあの女は登場するたびにR-18指定がつくでしょうね。とんでもない奴らよ」

 

 ……なるほど。

 真月がそう見立てるならそうなんだろうな多分。

 

 すると

 

「何をこそこそ俺の嫁の悪口を話してるんだ公務員!」

 

 ……今度は、向こうに男がキレだした。

 

「俺のことはいい! だが俺の嫁の悪口は許さん!」

 

 ……ふとみると、小さな子を抱っこしているガイア教徒の女の嬉しそうな顔。

 ああ、やっぱり。

 あいつら、夫婦なんだ?

 

「許さなかったらどうなのよ!」

 

 真月も引かない。

 

「……そのときは……」

 

 ……俺は冷静に状況を分析した。

 こっちの戦力は

 俺と真月。

 

 で、向こうの戦力は……

 

 ガイア教徒の女。

 一択なのでは?

 

 何故って、男の方がアームターミナルを装備してないし。

 つまり、悪魔を呼べない。

 

 これは勝てるだろ。

 

 そう、思うんだけど……

 

 ウワアアアアアン!

 

 また子供が泣き出した。

 

 んん

 

 んんん……

 

「……とりあえず、出てけ」

 

 真月が言った。

 

 ガイア教徒を見ながら、続ける。

 

「あなたたちがここを使うのは、公務員として見過ごせない。それは守ってもらう」

 

 それだけよ。

 そう言いつつ、真月は身を翻して元来たエリアに向かって行こうとした。

 

 そのときだった。

 

 金属を引っ搔くような音がしたんだ。

 しかも物凄い音量の。

 

 ……その音を聞いた瞬間、身体が動かなくなった。




次回に続く!
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