真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン 作:XX(旧山川海のすけ)
★★★(オザワ)
俺はオザワ。
新宿の王だ。
俺は偉い。
とても偉い。
俺は無敵だ!
何せ、日本神話にも出てくる有名な神である「国津神タケミナカタ様」を仲魔にしている悪魔使いだからな!
ここまで来るのにどれだけの苦労があったか。
最初は、五島とかいう自衛隊のオッサンに憧れたのが切っ掛けだ。
何せ、あいつは強かった。
喧嘩ではまるで歯が立たなかったし、何より「悪魔召喚」という、古代の秘法が使えた。
そして、社会的な地位も高かった。
こいつにさえついて行ければ、俺もビッグに……
そのときの判断。
今も間違っていなかったと思う。
ヤツの手下になる過程で悪魔召喚を覚え、そこからどんどんのし上がっていった。
トラブルもあったがね。
アメリカからミサイルを撃たれるという、ね。
あのときはマジ死ぬかと思ったぜ。
ジッサイ、当時の手下はあのとき全滅したからな。
あのバカども、ミサイルが落ちてきた場合、鉄筋コンクリートの建物内に逃げ込めば即死はしない、という基本事項を知らなかったからなぁ。
まあ、俺が教えなかったんだけどな。
別にあいつらがどうなろうとどうでも良かったし。
そして大破壊を生き延びて。
俺は力をつけるべく、色々な神社を回るようになった。
……強力な悪魔を仲魔にするためだ。
神社には強力な悪魔が眠っている。
いや、祀られているって言った方が良いのか?
まあ、どうでもいいけど。
俺は五島のオッサンから、そういう神々に声を届ける方法だけは覚えていたから、それに賭けたんだよ。
そして、諏訪まで足を延ばした。最終的に。
遠かったぜ。諏訪は。
でもな。
そこで、契約に成功したんだよ。国津神タケミナカタ様との。
タケミナカタ様は俺だけに打ち明けてくれたんだ。
俺の何が気に入ったのか知らんけどよ。
自分は本当は諏訪から外に出たい、っていう欲望を。
でも、諏訪から出ないという約束をした手前、自分から出ることが出来なくて。
諏訪を出るには、召喚士に頼るしかないらしい。
でも、自分のそんな本当の気持ちを知らず、どいつもこいつも、自分が一番の実力を発揮できるというだけで、ここ諏訪での召喚に拘る、と。
自分が一番の実力を出せなくてもいい! 我は外に出たい!
そういう思いで一杯だったみたいなんだ。だけど、俺が
「分かりましたタケミナカタ様! 俺は絶対にあなたを諏訪では使役しません! だから俺の仲魔になってください!」
って言ったから、スゲエ喜んでくれた。
そういう馴れ初めよ。俺とタケミナカタ様は。
タケミナカタ様は諏訪でなくても十分強いから問題ない。
だからこうして働いていただいている。
さて
「そろそろいいぞ。尻を向けな」
「はい……」
さっきまで俺のモノをしゃぶらせていた裸の女に、尻を向けさせた。
……こいつは税金が払えなくなった女だ。
払えなくなった税金を、身体で払わせている。
ちなみに顔がいいとかそういうのじゃあない。
普通。
特別好みとか、そういうのでもない。
俺にとっては便所行くのと変わらんし。
別にこだわってはいないのだけど。
ああでも、元々旦那持ちってのは面白かったかな。
そこくらいじゃね?
まあ、とりあえず一回出しとくか。
でないとおさまりがつかないしな。
そうして。
俺が気持ちよくなって一息ついたときだった。
突如、手下が泡食って俺のオフィスに駆け込んで来たんだ。
「オザワ様!」
「ちっ、ノックくらいしろ!」
慌ててパンツを履く。
手下はそれをすまなさそうに見ては来るが、本題を切り出したくてうずうずしているのか。
目で「まだですか?」と言ってくる。
チイッ!
パンツを履き、脱ぎ捨ててあったシャツを着る。
そしてズボンを履きながら
「要件を言え! 服を着ながらでも聞くくらいはできるに決まってるだろ!」
そう言ったら、ワケ分かんねえ事を言われた。
「私設警察の本部に殴り込みです!」
……は?
この俺が組織した、私設警察に殴り込みだと?
信じられなかった。
そのレベルでこの俺に立てつくヤツがまだいるなんて。
ぶつくさ陰口を叩いてるバカはたまにいるよ?
でもそういう奴らは全自動で洗脳処理して放り出してるからね。
そういう反乱反乱したのは久しぶり。
で、思う。
……なんだそいつ。
命、いらねえの?
だけど、こいつらにとっては手に余る相手らしく
「殴りこんで来てるのは、凄腕の悪魔使いと格闘技の達人なんです! 私設警察の面々では全く歯が立ちませんオザワ様! どうか!」
ペコペコ頭を下げてくるそいつ。
……ったくしょうがねぇなぁ。
つかえねーやつら。
そう、溜息を吐き。
俺はデスクに置いてあった、悪魔召喚用の管をポケットにねじ込んだ。
……タケミナカタ様を入れてある管だ。
正史の設定とちょっと変えてます。
正史だとタケミナカタが入ったターミナルを拾ったんだっけ?
でも、タケミナカタとオザーさんの関係性をちょっと色づけたかったんです。