真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン   作:XX(旧山川海のすけ)

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バトル本格始動


09:暗黒空間の男

✭★★(アリオク)

 

 

 ヌフフフ。ワシの前に立ち塞がるとは。

 この緑の仮面の戦士。

 見たところ、魔法使いでは無いな。

 格闘家。

 それが一番近いと見える。

 

 グッフフフ。

 この「武術家殺し」と言われたこの身体を攻略することは出来ぬ。

 格闘家ではな。

 

 ……さあ、存分に打ってくるがいい!

 

 

✭★★(忍)

 

 

 ……この悪魔。

 見た目、ぶくぶくに太ってて、まるっきしハート様なんだが。

 

『気をつけろ。こいつは魔王アリオクだ。……別名・武術家殺し』

 

 武術家殺し?

 アモンの声に、俺はオウム返しに答えると

 

『物理攻撃が一切通じない身体を持っているのだ。なので、武術家ではヤツを倒すことが出来ぬ』

 

 ……物理攻撃が一切通じない……なるほど……

 

 やっぱりハート様みたいだな。

 

 でも、トリスインパクトは効くはずだよな……?

 

『無論。あれは魔法だ』

 

 アモン、即答。

 

 ……ほっとした。

 

 だけど……

 

 ちょっと待て。

 

 言ってからふと思ったんだが、あいつに鎧通し単体は効かないよな?

 

『効かないな。それは物理攻撃だ』

 

 アモン、再度即答。

 

 ……それで、魔法効果の増強、意味あるの?

 

『………』

 

 おい! いきなり沈黙すな!

 

『……やってみないと分らん……そういう場合は』

 

 なんとも頼りないアモンの答え。

 

 ……マジかよ!

 

 

✭★★(五味山葛夫)

 

 

 アリオクのやつ、別のやつに捕まってる。

 でもまあ、相手は格闘タイプのようだし。

 アリオクとは相性最悪のハズ。

 

 気にしなくても良かろうよ。

 

 さて。

 

 俺は、向こうで自分の仲魔に指示を出し、処刑ライダーを行動不能に追い込んでいる女悪魔使いに意識を集中させる。

 見たところ、あの女悪魔使い。

 武装としては銃と鞭を持っている。

 

 ……なんとかなるな。

 銃は、ある程度距離を取れば回避は可能。

 鞭も同様だ。

 

 あとは仲魔だけだが……

 

 あのチ〇ポの悪魔は……ちょっと分らん。

 だが、相当強力なのは確かだ。

 

 それに、あの巨大骸骨。

 あれが一番洒落にならないかもしれない。

 

 あの何本もある腕で、処刑ライダーたちを薙ぎ払っている。

 

 このままじゃ、同士討ちとあの攻撃で、処刑ライダーは全滅に追い込まれる。

 それはまずい。

 

 俺は地を蹴って飛び出す。

 あの女に向かって。

 

 組みつけば、動けまい。

 そうなれば、こっちの勝ちだ。

 

 

✭★★(真月)

 

 

 頭の中で警鐘が鳴った。

 まずい、と。

 

 反射的に横っ飛びに飛び、くるりと回る。

 

 そのすぐ傍を、黒い風が吹き過ぎていく。

 

 そのとき思った……速い。

 

 それは、コートの男で。

 左腕に、アームターミナルを装着していた。

 

 パッと見は、レベルの高い男。

 体型は綺麗だし、手足の長さ、頭の大きさ。

 結構理想的。

 

 だけど……

 

(こいつ、魔王マーラと同じ精神性を持ってる気がする……)

 

 反射的に、言った。

 

「マーラ! あいつに催眠術!」

 

「承知じゃ!」

 

 ほとんど反射的だったけど、この選択肢が最適だと私の直感で感じたんだ。

 こいつ、放置するとやばいって。

 

「ワシの言葉は否定できない! ワシから目を離せない!」

 

 マーラの催眠ワード。

 マーラの魔力が籠ってる。

 

 マーラに狙われ、これを聞かされた人間はただちに催眠状態になってしまうのだが。

 

 ……問題の男は……

 

 平気な顔をして、こちらに歩いてくる……!

 

「……何をしたのか知らないが、無駄だ」

 

 ニヤリ、と笑いながら。

 私は銃を構え直す。

 

 ……当てられるのか……と、思いながら。

 

「ホッホッホ。五味山召喚士。私の助力は要らないかしら?」

 

 上空から、背中に翼を持ち、仮面を被った全裸の女が、深紅の大蛇に乗って舞い降りてきた。

 こいつも悪魔……しかも、相当高ランクの悪魔なのは想像に難くない……!

 

「いや、アスタルテ。とりあえずは助力は不要。君はテンプルナイトの殲滅を……」

 

 そう、男が言いかけた瞬間だった。

 

「ヌガアアアアアアア!!!」

 

 野太い、悪魔の悲鳴が聞こえてきたのは。




催眠は、幹部の男には効かないのです。(当たり前)
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