真・女神転生外伝 仮面ライダーアモン 作:XX(旧山川海のすけ)
✭★★(アリオク)
ヌフフフ。ワシの前に立ち塞がるとは。
この緑の仮面の戦士。
見たところ、魔法使いでは無いな。
格闘家。
それが一番近いと見える。
グッフフフ。
この「武術家殺し」と言われたこの身体を攻略することは出来ぬ。
格闘家ではな。
……さあ、存分に打ってくるがいい!
✭★★(忍)
……この悪魔。
見た目、ぶくぶくに太ってて、まるっきしハート様なんだが。
『気をつけろ。こいつは魔王アリオクだ。……別名・武術家殺し』
武術家殺し?
アモンの声に、俺はオウム返しに答えると
『物理攻撃が一切通じない身体を持っているのだ。なので、武術家ではヤツを倒すことが出来ぬ』
……物理攻撃が一切通じない……なるほど……
やっぱりハート様みたいだな。
でも、トリスインパクトは効くはずだよな……?
『無論。あれは魔法だ』
アモン、即答。
……ほっとした。
だけど……
ちょっと待て。
言ってからふと思ったんだが、あいつに鎧通し単体は効かないよな?
『効かないな。それは物理攻撃だ』
アモン、再度即答。
……それで、魔法効果の増強、意味あるの?
『………』
おい! いきなり沈黙すな!
『……やってみないと分らん……そういう場合は』
なんとも頼りないアモンの答え。
……マジかよ!
✭★★(五味山葛夫)
アリオクのやつ、別のやつに捕まってる。
でもまあ、相手は格闘タイプのようだし。
アリオクとは相性最悪のハズ。
気にしなくても良かろうよ。
さて。
俺は、向こうで自分の仲魔に指示を出し、処刑ライダーを行動不能に追い込んでいる女悪魔使いに意識を集中させる。
見たところ、あの女悪魔使い。
武装としては銃と鞭を持っている。
……なんとかなるな。
銃は、ある程度距離を取れば回避は可能。
鞭も同様だ。
あとは仲魔だけだが……
あのチ〇ポの悪魔は……ちょっと分らん。
だが、相当強力なのは確かだ。
それに、あの巨大骸骨。
あれが一番洒落にならないかもしれない。
あの何本もある腕で、処刑ライダーたちを薙ぎ払っている。
このままじゃ、同士討ちとあの攻撃で、処刑ライダーは全滅に追い込まれる。
それはまずい。
俺は地を蹴って飛び出す。
あの女に向かって。
組みつけば、動けまい。
そうなれば、こっちの勝ちだ。
✭★★(真月)
頭の中で警鐘が鳴った。
まずい、と。
反射的に横っ飛びに飛び、くるりと回る。
そのすぐ傍を、黒い風が吹き過ぎていく。
そのとき思った……速い。
それは、コートの男で。
左腕に、アームターミナルを装着していた。
パッと見は、レベルの高い男。
体型は綺麗だし、手足の長さ、頭の大きさ。
結構理想的。
だけど……
(こいつ、魔王マーラと同じ精神性を持ってる気がする……)
反射的に、言った。
「マーラ! あいつに催眠術!」
「承知じゃ!」
ほとんど反射的だったけど、この選択肢が最適だと私の直感で感じたんだ。
こいつ、放置するとやばいって。
「ワシの言葉は否定できない! ワシから目を離せない!」
マーラの催眠ワード。
マーラの魔力が籠ってる。
マーラに狙われ、これを聞かされた人間はただちに催眠状態になってしまうのだが。
……問題の男は……
平気な顔をして、こちらに歩いてくる……!
「……何をしたのか知らないが、無駄だ」
ニヤリ、と笑いながら。
私は銃を構え直す。
……当てられるのか……と、思いながら。
「ホッホッホ。五味山召喚士。私の助力は要らないかしら?」
上空から、背中に翼を持ち、仮面を被った全裸の女が、深紅の大蛇に乗って舞い降りてきた。
こいつも悪魔……しかも、相当高ランクの悪魔なのは想像に難くない……!
「いや、アスタルテ。とりあえずは助力は不要。君はテンプルナイトの殲滅を……」
そう、男が言いかけた瞬間だった。
「ヌガアアアアアアア!!!」
野太い、悪魔の悲鳴が聞こえてきたのは。
催眠は、幹部の男には効かないのです。(当たり前)