ゼンガーみたいな立ち位置の女が生きるシンフォギア世界   作:のうち

12 / 48
第12話

ライブ当日、エレナは関係者としてミヤビやエクセレンらとステージ裏に待機しており、有事の際はすぐに動けるように控え、弦十郎達は本部での映像による監視となった。

 

  そしてライブがスタート、2人の歌が会場は盛り上がり、フォニックゲインも最高潮に達している。だがその雰囲気に水を刺すかのようにノイズ警報がなり、ノイズが会場に出現する。

 

 エレナ「なんだと、ミヤビ、エクセレン、一般人の避難を急がせろ。慎二」

 

 「はい、エレナ副司令」と緒川が呼びかけに応じるように現れる。エレナは懐からlinkerを渡す。

 

 「これを奏に、この実験の為に、ここ最近はlinkerを投与していない。何かの拍子に限界が来るかもしれん。」

 

  「了解です。」と緒川はさっと消える。

 

 「よし、私は2人に先んじて、出撃する。ミヤビ、エクセレンは別名あるまで待機、一般人の警護を頼む。」

 

 エレナは舞台へと走り、詠唱し、新たな姿となった相棒を起動させる。

  

  そして舞台では

 

  「皆、逃げろ!」

 

  と、ツヴァイウィングの2人が避難指示を出しながら、一般人の避難を開始する。ミヤビやエクセレンの避難誘導によって何とかスムーズに進んでいるように見える。先程、緒川によってlinkerを受け取り、奏も戦闘準備は整った。

 

  「翼、いくぞ!」

 

 「ええ、今この場に置いて、剣と槍を携えているのは私達2人だけだ。」

 

  「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

  「Croitzal ronzell gungnir zizzl」

と2人は詠唱を唱えて、ギアを纏い、ノイズを倒していく。

 

 エレナ「チェスト!」とエレナの剣による一線がノイズを何割かを倒す。

 

  「師匠!」

 

  「母さん」

 

「奏、翼、エクセレンとミヤビに避難を急がせている。我々の仕事は避難が終わるまでノイズの目をこちらに向けておく。奏、linkerの限界時間を考慮して戦え、限界時間が近くなったら援護に回れ、良いな。」

 

  「「了解!」」

と3人は散開し、ノイズを倒していく。

そして戦い初めてから数分、漸く、一般人の避難が終わろうとしていたその時、観客席の一部が崩れて、1人の逃げ遅れた女の子が落ちてきた。

 

  その子は会場が崩れ、落ちた時、切ったのか所々出血しており、意識も朦朧としているようだ。

エレナ達はその子を守るように囲む。そして守っていながら戦うが奏のlinkerの限界時間が近いのか、槍が欠けていた。

 それを見たゼルマが倒れている女の子を抱きかかえる。

 

  「母さん、この子は」

 

 「わからない、だが危険なことに変わりはない。奏、お前はlinkerの限界も近い、この子を連れて行ってくれ。」

 

  「それじゃあ、母さんは」

 

「心配するな。私はこの程度で死ぬ程弱くはないし、翼もいるのだ、あまり心配するな。今のお前の使命はこの子の命を繋ぐことだ。急げ!」

 

 「わかった。」と奏はエレナからその子を受け取り、抱きかかえて戦場を後にする。

 

 

 「師匠、よかったのですか?」

 

 「何、もしあの子の状態を見た時、奏は絶唱でも歌いかねん優しい子だからこそ、心配なのだ。さて翼、我々でこのノイズ共をなんとかするぞ!」

 

  「はい!」と2人で歌う

 

とその歌と共に2人の剣が巨大化していく。

 

  「「奥義、斬艦刀、双刃閃!」」

と2人の巨大な一閃が会場のノイズ全てを一刀両断したのだ。

  

 「なんとかなったな。翼、よく合わせてくれた。」

 

 「いえ、師匠の示現流は私の戦い方にマッチしています。」

 

  「よし、本部に帰投するもしよう。」

 

とそのとき、エレナの通信機に連絡が入る。

 

 『副司令、奏さんが絶唱を歌い、重傷を負い、病院に搬送されました。』

 

 「なんだと!」

 

 翼とゼルマが会場に残って会場のノイズの相手をしているのと同時刻、ゼルマから託された女の子を抱えて、救急車のあるところまで走っていた。

 

 「まだか、何処、救急車!」と救急車を探していると奏の周りにノイズが出現する。

 

  「ここもかよ。」と奏は女の子を抱えながら槍でノイズを倒していくが、やはりもとより限界が近かったのか、槍に罅が入る。

 

 「くそ、時限式はここまでか・・・・・・」と諦めそうになるが

その時、奏は緒川から受け取ったlinker二本を取り出す。

  

 「やっぱり、これに頼るしかないか、後が怖いけどやるしかないよな。」

 そしてそれを躊躇なく、注射していく。

 

 「よし、今ならなんとかなりそうだな。・・・だけどこんな無茶したら絶対ゼル母さんに怒られるよな。いやゼル母さんだげで済めばいい方か・・・・・・・・、いくぞ!

・・Gatrandis babelziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl・・・・」

とシンフォギアの決戦機能の1つ、奏者の最終手段とされる力を高らかに歌う。そしてアームドギアの槍の先が展開し、巨大な光刃が展開され

る。それはまるでエレナの持つ斬艦刀を思わせる形であった。

 

「見せてやるよ!、母さんの奥義をみて私が編み出した最終奥義!・・・・いくぜ!」

 

BGM ・THE GATE OF MAGUS

 刀身を最大まで伸ばして、突進の勢いで振り回して、周囲のノイズの集団を吹き飛ばした。 

 

 『一閃・星薙の太刀!』

 

「我に断てぬものなし、ってか、カハっ!」と奏は吐血し、その場に倒れ込むのだった。

 

 女の子side

 私は立花響、親友と行くはずだったツヴァイウィングのライブに行って、ライブの途中、ノイズが会場に現れて会場がすごい混乱してた。

ツヴァイウィングの2人や会場の係りの人達が避難指示を出しているけど逃げ遅れた人達がノイズによって灰にかわるところを見た人たちはその恐怖に慌てふためき大混乱となった。私も避難しようと出口を目指して歩いてたんだけと、混乱した観客の波に踏み潰され、足や腕に鈍い痛みが走り、体が動かない、動かそうとすると激痛が走る。そして最悪なことはもっと続いた。会場の一部が崩れて、私はそこから落ちてしまった。

 そこから落ちた後、私の意識は朦朧としていたんだけど、これだけは

確かに覚えてる歌が聞こえた。その歌を最後に何かが体に刺さったような感覚に痛みを覚え、私は気絶した。




今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。