ゼンガーみたいな立ち位置の女が生きるシンフォギア世界 作:のうち
レナとヴァレリーが戦っていた頃、翼とネフシュタンの少女との戦いも佳境に入っていた。
響side
私がノイズから拘束されてから数分、翼さんとネフシュタンの少女との戦いは苛烈さを極めていた。
翼さんの攻撃をネフシュタンの少女はジャンプして躱す。
その間に翼は起き上がって移動。
「そうだ! アームドギア!、翼さん助ける為に、私にもアームドギアが必要なんだ! それさえあれば!
出ろ! 出てこい! アームドギア!」
そして私はカを渇望して叫ぶ。
しかし、アームは変形しません。
「何でだよ・・・。どうすればいいのかわかんないよ・・・。」
激しい攻防を繰り広げる二人を見ながら、自分の力の無さに情けなさを感じ、涙が溢れる。
「鎧に振り回されているわけではない・・・。この強さは、本物ッ!?」
「ここでふんわり考え事たァ。度し難えッ!」
蹴りを躱す翼さん
謎の少女は武器を構えて、ノイズを召喚する。
それを翼さんはあっさり。次々と。撃破。
三度の激しい攻防。
翼さんは小刀を3本投げつける。
「ちょせえ」
弾き飛ばされた小刀が宙を舞う。
謎の少女は鞭の先にエネルギーを集める。
NIRVANA GEDON
「っ!!」
剣で何とか受け止めようとするが・・・。
「翼さん!」
「くっ・・・・。」
ドカーン!
吹き飛ばされる翼。
「ふん。まるで出来損ない。」
「確かに、私は出来損ないだ。」
「あぁん?」
「この身を一振りと剣と鍛えてきたのに、あの日、無様に生き残ってしまった・・・。
出来損ないの剣として恥を晒してきた・・・。だが、それも今日までのこと。奪われたネフシュタンを取り戻すことで、この身の汚名を雪がせてもらう。」
「そーかい。脱がせるものなら脱がしてみ・・・・。何?」
さっきの小刀が影に刺さっている。
影縫い
「くっ・・・、こんなもんであたしの動きを・・・!、まさか・・・お前・・・!」
「さあ、月が覗いているうちに決着を着けましょう。」
「歌うのか? 絶唱を・・・!」
「翼さん!」
「防人の生き様、覚悟を見せてあげる!、あなたの胸に、焼き付けなさい!」
「あ・・・。」
現場に向かう人影が3つ
「翼ちゃん・・・歌うつもりなのね。」
「・・・。」
「やらせるかよ! 好きに、勝手に・・・!はっ!?」
とだが影ぬいの拘束力は強く、翼さんは歌い出す。
「Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el baral zizzl
Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el zizzl」
絶唱を口にしながら、ネフシュタンの少女に近づき、抱きしめる。
「ああああああああっ!!」
絶唱のエネルギーはノイズたちを吹き飛ばす。
「うわああああああっ!!」
絶唱をまともにくらっても、謎の少女は生きていました。
しかし、ダメージは甚大。
鎧は再生し始める。
「ちぃっ!」
ネフシュタンの少女は撤退。しました。
「翼さーん!」
翼さんに向かって駆け出した私は、転んでしまう。
身を起こしたところに、風鳴司令たちがやってくる。
「無事か!? 翼ッ!」
「私とて、人類守護の務めを果たす防人・・・。」
振り返った翼の胸元には血が・・・。
そして足元にも・・・。
「こんなところで折れる剣じゃありません・・・。」
ドサッ。
「翼さああああああああん!!!」
今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。