ゼンガーみたいな立ち位置の女が生きるシンフォギア世界   作:のうち

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第25話

リディアン音楽院

「立花さん!? 立花響さんはいつものお節介でまた遅刻ですか!?」

 

「先生! ひび・・・立花さんですが、今日は風邪でお休みするそうです。」

 

  「ホントにしょうがないですね。」

 

「・・・うそつき。」

 

 

それからリディアン地下、特機部ニ本部

 

「はぁー。朝からハード過ぎますよー。」

 

  「頼んだぞ、明日のチャンピオン。」

 

「はい、ご苦労様。」

友里はスポーツドリンクを渡す。

「あはー! すいません!、んぐ、んぐ・・・ぷはっ。」

響は渡されたドリンクを一気に飲み干した。

 

「あのー、自分でやると決めたのに申し訳ないのですが。

何もうら若き女子高生に頼まなくてもノイズを戦える武器って他に無いんですか? 外国とか。」

 

「公式にはないな。日本だってシンフォギアは最重要機密事項として完全非公開だ。」

 

 「えー・・・。私、あまり気にしないで結構派手にやらかしてるかも・・・。」

 

「情報封鎖も二課の仕事だから。」

 

「だけど、時々無理を通すから・・・。今や我々のことをよく思ってない閣僚や省庁だらけだ。

特異対策機動部二課を縮め、”とっきぶつ”って揶揄されてる。」

 

「情報の秘匿は政府上層部の指示だってのにね・・・。やりきれない。」

 

「私たち零課を集めた時だって、結構世界から反感を買ったんだから、でも私達を集めることを認めたのだって各国の思惑が絡んでるのよね。」

 

「どう言うことですか?」

 

「我々は元々起動零課という試験部隊にいたのはこの前はなしたな。」

 

「起動零課ですか?」

 

「そう、日本では対ノイズ兵装のコンペを行った。でっ、それぞれの製作を行って、試験運動を行っていたのが私やミヤビやエクセレンだった。」

 

「他の起動零課の方たちは何処に」

 

「うん、零課解体を期に自国へ帰っていったり、現場を退いた者もいる。我々は別だがな。アメノハバキリの正式な制作が行われて以降、私は翼に戦い方を教えるべくニ課に移籍となったわけだ。零課の装者をニ課にまとめることが許されて、さらにそれの強化プランが許されているという現状を考えると、やはり、国の上層部は我々を・・・」

 

 「いずれシンフォギアを有利な外交カードにしようと目論んでいるんだろう。」

 

「EUや米国はいつだってカイテン(?)の機会を伺っているはず。シンフォギアの開発は基地の系統とは全く異なるところから突然発生した、理論と技術によって成り立っているわ。

日本以外の他の国では到底真似出来ないから、なおさら欲しいのでしょうね。」

 

「結局やっぱり色々とややこしいってことですよね・・・。あれ? 師匠。そういえば了子さんは?」

 

「永田町さ。」

了子の居場所を告げる。

 

「永田町?」

 

 「政府のお偉いさんに呼び出されてね。」

 

「はぁ・・・。」

 

 「本部の安全性、及び防衛システムについて関係閣僚に対して説明義務を果たしに行っている。

仕方のないことさ。

 

「ホント、何もかもがややこしいんですね・・・。」

 

「ルールをややこしくするのはいつも責任を取らずに立ち回りたい連中なんだが・・・。

その点、広木防衛大臣は・・・・。了子くんの戻りが遅れているようだな。」

 

一方噂の了子さんは山道を車で走って行く。

 

「ふぇっくしょん!誰かが私の事ウワサしてるのかな? 今日はいいお天気ねー。何だかラッキーなことがありそうな予感。」

快調に車を走らせる了子さんでした。

 

.

そして場所はリディアンの施設の隣にある病院に移る。

 風鳴翼の病室

「私・・・生きてる・・・? 違う。死に損なっただけ・・・。」

と病室を見回していると病室の扉が開く。

 

「おっ、翼、やっと起きたか。」

 

「私はは何のために生きて、何の為に戦っていたのかな。?」

 

  「真面目が過ぎるぞ、翼。」

 

「あんまりガチガチだと、そのうちポッキリいっちゃいそうだ。」

嬉しそうに笑う、翼。

 

「一人になって私は一層の研鑽を重ねてきた。数え切れないほどのノイズを倒し、死線を超え、

そこに意味など求めず、ただひたすら戦い続けてきた。

そして気づいたんだ・・・。私の命になど何の意味もない、と・・・。」

 

「戦いの裏側とか、その向こうには、また違ったものがあるんじゃないかな?あたしはそう考えてきたし、そいつを見てきた。ギアを纏えなくなって、母さんの下で働く様になってからも」

 

 「それは何?」

 

  「そいつは、自分で見つけるものじゃないかな。」

 

 「奏は私にイジワルだ。」

膨れ顔の翼に奏はこういう

 

 「そいつは結構なことじゃないか。生きていなけりゃ感じることができないんだからさ。」

 

そしてまた視点はかわり

「ハッハッハ。電話一本で予定を反故にされてしまったか。全くロホウズ(?)な連中だ。」

 

「旧陸軍由来の特務機関とはいえ、いささかホウジュウ(?)が過ぎるのではありませんか?」

 

「それでも特異災害に対抗し得る唯一無二の切り札だ。

私の役目は連中の勝手気ままを出来る限り守ってやることなのだ。」

 

「突起物とは、よく言ったもので・・・。」

防衛大臣と護衛のSPが乗った車はトンネルへ。

トンネルを進み、出口に差し掛かる。

なんと! トンネルの出口にトラックが!

運転手、ハンドルを切るが・・・当然ぶつかる。

2台目に乗ってる防衛大臣の車の止まれず。

3台目もぶつかる。

トラックの中から銃を持った男たちが現れま護衛は次々と倒され・・・。秘書も殺され・・・。

防衛大臣、アタッシュケースだけは守ろうとするが・・・。

「広木防衛大臣とお見受けしましたが。」

 

「貴様らは・・・!?」

トンネル内に銃声が鳴り響く。

 




今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。
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