ゼンガーみたいな立ち位置の女が生きるシンフォギア世界   作:のうち

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第26話

「大変長らくおまたせしましたー!」

 

「了子くん!」

 

「何よ? そんなにさみしくさせちゃった?」

 

 「広木防衛大臣が殺害された。」

 

「えぇっ!? ホント!?」

 

「複数の革命グループから犯行声明が出されている詳しいことは把握出来ていない。目下全力で捜査中だ。」

 

「了子さん、連絡も取れないから皆心配してたんです!」

 

「え?」

と了子はポケットから携帯を取り出す。

 

  「壊れてるみたいね・・・。」

 

 「あは・・・。」

 

「でも心配してくれてありがとう。そして・・・。」

と手に持っていたアタッシュケースを見せる。

 

 「政府から受領した機密司令は無事よ。任務遂行こそ、広木防衛大臣の弔いだわ。」

そしてアタッシュケースはエレナに渡す了子

 

エレナはアタッシュケースを受け取ると

 

「・・・・?」とアタッシュケースの端の部分が少しぬめっとした感覚がしたので掴んだ手を見てみるとそこには赤い液体が乾き、黒く変色を起こしたものがついていた。

 

 「⁉︎・・・・」

 

「エレナさん、どうした?」

 

「いや、少しな、用を思い出した。すまぬが奏、今回のことは後で報告書にまとめて教えてくれ。ミヤビ、エクセレン、手伝ってくれ。」

 

「・・ああ、わかった。」

 

 「あっ、待ってよボス。」

 

「了解」

とエレナはミヤビとエクセレンを連れて部屋を出ていった。

 

「・・⁉︎、まあいいわ。」

 と了子は向き直り、喋る。

「私立リディアン音楽院高等科。つまり特異災害対策機動部二課本部を中心に頻発しているノイズ発生の事例から、その狙いは本部最奥区画アビスに厳重保管されている・・・。

サクリストD。デュランダルの強奪目的と政府は結論付けました。」

 

「デュランダル?」

 

「EU連合が経済破綻した際、不良債権の一部肩代わりを条件に日本政府が管理保管することになった数少ない完全聖遺物の一つ。」

 

「移送するったってどこにですか? ここ以上の防衛システムなんて・・・。」

 

「永田町地下の特別電算室。通称記憶の遺跡。そこならば、と言うことだ。どの道、俺たちが木っ端役人である以上、お上の意向には逆らえないさ。」

 

「デュランダルの予定移送日時は明朝0500。詳細はこのメモリーチップに記載されています。」と了子はアタッシュケースを開ける。

ウィーン、と機械が動き・・・。チップが出てくる。

そして、響はアビスへと案内され、デュランダルを目にする。

デュランダルの入ったケースを掴む。

 「あそこがアビスですか?」

 

「東京スカイタワー3本分。地下1800メートルにあるのよ。

はい! じゃあ予定時間まで休んでいなさい。あなたのお仕事はそれからよ。」

 

「はい。」

と響はやる気を見せるのだった。




今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。
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