ゼンガーみたいな立ち位置の女が生きるシンフォギア世界   作:のうち

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第29話

響side

 私は現在、未来と一緒に校庭をランニングしていました。

(暴走するデュランダルの力・・・。怖いのは制御出来ないことじゃない。躊躇いもなく、あの子に向かって振り抜いたこと。私がいつまでも弱いばかりに・・・。それにデュランダルとは違った謎のエネルギー、そしてそれに精神を塗りつぶされていくような感覚、あれは何だったんだろう。)

「くっ・・・!」と私はペースを上げて走る。

前を走っていた未来が止まる。

しかし、響は止まらず走り続ける。

 

 「え?」

 

(私はゴールで終わっちゃダメだ。もっと遠くを目指さなきゃいけないんだ。・・・・もっと遠くへ、遠くへ。)

そんな私の様子をみて未来が心配しているなんてことをこの時の私は理解して居なかった。

響side nnd

 

一方、その頃二課では、弦十郎がいつもの派手なワイシャツとは変わり喪服で司令室に現れた。

 

「ああ、亡くなられた広木防衛大臣の繰り上げ法要でしたわね。」

 

「ああ。ぶつかることもあったが、それも俺たちを庇ってくれてのことだ。心強い後ろ盾を失ってしまったな・・・。こちらの進行はどうなっている?」 

 

「予定よりプラス17%。」

 

「デュランダル移送計画が頓挫して、正直安心しましたよ。」

 

「そのついでに防衛システム、本部の強度アップまで行うことなるとは。」

 

「ここは設計段階から限定解除でグレードアップしやすいように折り込んでいたの。

それに、この案は随分昔に政府に提出してあったのよ。」

 現在、デュランダルの移送計画が失敗したことにより、再び、二課の本部で保管することになった為、本部の防衛システムの見直しや強度などを向上させるべく、改装工事が行われている。

 

「でも、確か当たりの厳しい議員連に反対されていた、と・・・。」

 

「その反対派筆頭が広木防衛大臣だった。」

 

「「っ・・・。」」

 

「非公開の存在に血税の大量投入。無制限の超法規措置は許されない。ってな、はー・・・。大臣が反対していたのは、

俺たちに法令を遵守させることで余計な横やりが入ってこれないよう取り計らっていたからだ。」

 

「司令。広木防衛大臣の後任は?」

 

「副大臣がスライドだ。今回の本部改装計画を後押ししてくれた立役者でもある。あるんだが・・・。」

 

 「どうかしましたか?」

 

「協調路線を強く唱える、親米派の防衛大臣誕生。つまりは、日本の国防対策について米国政府の意向が通りやすくなったわけだ。」

 

「まさか、防衛大臣暗殺の件にも米国政府が・・・?」

 

ヴィー! ヴィー!

 

「っ!?」2人がカメラで様子を確認すると

作業員たちが何やら消火作業をしてる様子。

 

「大変! トラブル発生みたい。ちょっと、見てくるわね。」

と了子は慌てて、司令室を後にした。

「ああ。」

後には、口紅のついた紙コップだけが残されました

 

そしてそれから暫くして、エレナ、奏、翼の住んでいたマンションの部屋にて、奏、エクセレン、ミヤビが集まっていた。

 

「・・・・、でどうしたんですか。ミヤビさん、エクセレンさん。」

 

「いやね。私やミヤビ、奏ちゃんと翼ちゃんが一応の表の所属ってことでボスが代表をやってた芸能事務所があるじゃない。」

 

「そう、エレナ隊長が不在の状態で今後、どうしようかって権利書に関しては隊長名義で隊長が保管していたから、どうしようかなって」

 

「そうなのよ。ボス、翼ちゃん達が海外に進出したら、事務所も移籍って言う扱いになるからいっそのこと事務所を畳むことも考えてたみたい。あそこも結局はニ課のダミー会社みたいなところがあるしね。」

 

「でもな、私はもう歌手としては引退してるし、もう今はニ課のエージェントで現在は補欠の奏者ってことになってるからな。歌手も楽しかったけど、今のこの仕事もすげぇ楽しいんだ。思えば歌手を辞めて2年、いや、母さんに引き取られてからの三、四年間、ずっとあの人の背中を追い続けてきた。私は今、自分らしくって言うのが何なのかはわからない。でもな母さんの悪を断つ剣を絶やすことはしたくない。」

 

「まあ、悪を断つ剣、うんぬんはともかくとして、とりあえずは翼次第と言ったところかな。」

 

 「そうよね。やっぱり・・・・」

 

 「まあ、ここでどうこう言っても決まらないし、トロンベにでも言ってお昼にしよう。」

 

 「賛成!」

 

 「まあ、家でずっと話しているよりはいいか」と3人はトロンベに向かうのだった




 今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。
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