ゼンガーみたいな立ち位置の女が生きるシンフォギア世界   作:のうち

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第41話

「謎の聖遺物反応二つです。その二つから生命反応が出ています。」

 

 「超機人、確かにそういったのか?」

 

「指令はご存じなのですか?」

 

「仙人によって創造された四匹の聖獣が特別な素養を持つ四人とともに百邪という妖を退治したという中国では割とポピュラーな伝説だ。」

 

「そしてその伝説に関する遺跡が国連直下の古代遺跡に関する発掘や研究を行う組織のLTR機構に発掘調査が行われていたの。その際、遺跡が謎の落雷に襲われ崩壊したというニュースが報じられたわ。そして崩壊したあとに残っていたのは何かが安置されていた場所だけがきれいに残っていたらしいわ。」

 

 そして地上では

 

「私の想いは、またも!?、でぇい!!どこまでも忌々しい!月の破壊はバラルの呪詛を解くと同時に重力崩壊を引き起こす。

惑星規模の天変地異に人類は恐怖し・・・。そして聖遺物の力を振るう私の元に帰順するはずであった!

痛みだけが人の心を繋ぐ絆! たった一つの真実なのに!それを・・・それをお前は!! お前らは!!」

フィーネに蹴り飛ばされる響。

 

「まあ、それでもお前や天羽は役に立ったよ。生体と聖遺物の初の融合症例。お前という先例が居たからこそ・・・。私は己が身をネフシュタンの鎧と同化させることが出来たのだからな。」

 

今度は投げ飛ばされる響。

 

「クリスちゃんは・・・。、もう居ない・・・。学校も壊れて、・・・。私は何のために? 何のために戦ったの・・・?」

 

地下では緒川が他の民間人の探索から帰ってきた。

「司令! 周辺区画のシェルターにて生存者発見しました!」

 

「そうか! 良かった。」

 

女の子「あ! お母さん、かっこいいお姉ちゃんだ!」

生存者の一人の女の子が画面を見て画面の前に駆け出す。

 

母親「あ! ちょっと、待ちなさい!」

 

「「?」」

 

母親「すいません・・・。」

 

「ビッキーのこと知ってるんですか?」

 

母親「詳しくは言えませんが、うちの子はあの子に助けていただいたんです。」

 

「え・・・?」

 

母親「自分の危険を顧みず、助けてくれたんです。きっと他にもそういう人たちが・・・。」

 

「響の人助け・・・。」

 

女の子「ねえ? かっこいいお姉ちゃん、助けられないの?」

 

「助けようと思ってもどうしようも出来ないんです。私たちには何も出来ないですし・・・。」

 

女の子「じゃあ一緒に応援しよう! ねえ、ここから話しかけられないの?」

 

「う、うん・・・。出来ないんだよ・・・。」

 

「あ・・・応援・・?ここから響に私たちの声を、無事を知らせるにはどうすればいいんですか?

響を助けたいんです。」

 

「助ける?」

 

「学校の施設がまだ生きていれば、リンクしてここから送れるかもしれません。」

 

 「っ!」

 

その頃、地上ではフィーネと奏、響との戦いが繰り広げられていた。

「もうずっと遠い昔、あの御方に使える巫女であった私は・・・。

いつしかあの御方を・・・創造主を愛するようになっていた。だが、この胸の内を告げることは出来なかった。その前に、私から、人類から言葉が奪われた。バラルの呪詛によって唯一創造主と語り合える言語が奪われたのだ。

私は数千年に渡りたった一人、バラルの呪詛を解き放つため抗ってきた。いつの日か胸の内の想いを届けるために・・・。」

 

 「胸の・・・想い? だからって・・・。」

 

「是非を問うだと!?、恋心も知らぬお前が!?」

ガシッ!

殴る音が響き渡る。

 

地下では

 「この向こうに切り替えレバーが?」

 

「こちらから動力を送ることで学校施設の再起動が出来るかもしれません。」

 

「でも、緒川さんだとこの隙間には・・・。」

 

 「っ・・・!あ、あたしが行くよ!」

 

「弓美!?」

 

「大人は無理でも、あたしならそこ隙間から入っていける。アニメだったらさ、こういう時体のちっこいキャラの役回りだしね。

それで響きを助けられるなら!」

 

 「でもそれはアニメの話じゃない。」

 

「アニメを真に受けて何が悪い! ここでやらなきゃ、あたしアニメ以下だよ!」

非実在青少年にもなれやしない!この先、響の友達と胸を張って答えられないじゃない!」

 

 「あ・・・。」

 

「ナイス決断です! 私もお手伝いしますわ。」

 

 「だね。ビッキーが頑張ってるのに、その友達が頑張らない理由はないよね。」

 

 「皆・・・。」

 

「フフフ。」

手が届かない!

 

皆「うぐ~・・・・。」

あとちょっとなのに!固唾を飲んで見守る緒川さん。

 

「うぐぐ・・・・。せーの!」

カチッ!エネルギー送電開始!

 

「「「わあっ!?あはは!」」」

 

「来ました! 動力、学校施設に接続!」

 

 「校庭のスピーカー、いけそうです!」

 

「やったー!」

 

 「うむ。」

ほとんどが更地になったリディアンの残った地上施設の電力復旧に成功したのだった。

 

「シンフォギアシステムの最大の問題は、絶唱使用時のバックファイア。それを特機型の補助があって風鳴翼はそれを軽減することが出来たのだ。それを融合体であり、それが原因で特機型に完走できないお前が絶唱を放った場合、どこまで負荷を抑えられるのか・・・?研究者として興味深いところではあるが、もはやお前で実験してみようとは思わぬ。この身も同じ融合体だからな。新霊長は私一人が居ればいい。私に並ぶ者は全て絶やしてくれる。」

ムチを構えるフィーネ。

 

「フ・・・。」

とその時、生き残っていたスピーカーからリディアンの校歌が流れる。

「ん?チッ、耳障りな・・・。何が聞こえている?」

 

「あ・・・・。」

その時、響の前に超機人の二体が立ちはだかる。

 

 「あなたたちはいったい。」

 

龍王機『久しくみぬ、強念者よ。』

 

虎王機『ここで月を破壊しては全ての根源たる邪悪が復活、百邪も再び活発に行動を再開するであろう。今回のこと本来の覚醒とは違う故、この戦いが終われば我らは再び眠りにつくがここで古代の巫女の思惑を成就させるわけにはいかん、さあ、強念者、叫べ我らがその名を!』

 

「・・・・・、わかりました。行きましょう!、二神合逸、汝、最強白虎、虎龍王!」

そこには虎龍王と呼ばれる龍王機と虎王機の融合した超機人本来の姿となり、その後、響のシンフォギアのような鎧の形状となるのだった。

「何だこれは?、まさか守護者が真の姿で顕現したのならまだわかる、何なのだその姿は」

 

(響、私たちは無事だよ。響きが帰ってくるのを待っている。だから、負けないで!)

♪誉れ胸を張る乙女よ 信ず夢を歌にして

 

歌が響き渡ると共に、光が集まってくる。

 

「どこから聞こえてくる? この不快な歌・・・。歌、だとッ!?」

 

「聞こえる・・・皆の声が・・・。」

夜が明ける。

 

「良かった・・・。私を支えてくれてる皆はいつだって傍に。皆が歌ってるんだ・・・。だからまだ歌える。頑張れる!戦えるッ!」

バーンッ!!響の纏った龍虎王に更に力が溢れる。

 

「なっ!?」

立ち上がる響。

 

「まだ戦えるだと? 何を支えに立ち上がる? 何を握って力と変える?

鳴り渡る不快な歌の仕業か? そうだ、お前が纏っている物は何だ?

心は確かに折り砕いたはず・・・!なのに、何を纏っている? それは私が作った物か?お前が纏うそれは一体何だッ!? 何なのだッ!?」

 

「っ!!」

響のはるか後方に3本の光の柱が立ち昇る!

 

ヴァレリーにささえられてクリスもこの場に到着し、光を纏う。

 

「シンフォギアアアアアアアアアアア!!!!」




今回も最後まで読んでくれてありがとうございました
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