ゼンガーみたいな立ち位置の女が生きるシンフォギア世界 作:のうち
第44話
フィーネとの戦いから約二ヶ月が経った。特異災害機動部二課は特機型シンフォギアの仕様を櫻井了子の残した研究データに残されていた歌を使い聖遺物を起動させるFG式とは違い、装着者の精神力をキーとして聖遺物を起動するRN式という新たな聖遺物への適合の形を確かなものにするべく現在、RN式回天特機装束の試作機として開発された3本のゲシュペンストのギアの起動実験を行っていた。
汎用的な仕様としてロールアウト後に、滞空時間・機動性・運動性を上げるための改修作業が行われ、ニュートロンビームなどの支援用武器を装備させた。装甲不足、制空能力の低さ、手持ち式による遠距離射撃精度の低さといった欠点を機動性の向上で補い、目標とする高い汎用性に近付けている。結果として最も汎用性が高いタイプRを主にエクセレンや一課から適性が高いということで転属になったリン・マオがテストを行っている。
宙間戦闘重視仕様の汎用機としてロールアウト後に、装甲・火力を上げるための改修作業が行われ、さらにエネルギー不足を補うために国連の聖遺物とそれに付随するオーバーテクノロジーなどを研究するエンシェント・オーバー・テクノロジー、AoT研究機関が新開発したプラズマ・ジェネレーターを取り付けた。 装甲不足は重装甲化で、制空能力の低さや手持ち式による遠距離射撃精度の低さという弊害は、胸部内蔵の固定砲台などによる火力の充実で補い、目標とする高い汎用性に近付けているタイプSは主に奏やミヤコと一課時代のミヤコの上司、北村カイ、リン・マオとコンビを組むことが多い、風原イルムが行い
地上戦闘重視仕様の汎用機としてロールアウト後にゲシュペンストの改修が問題点解決のためタイプRとタイプSの2方向に進んだため、タイプRにする前の汎用的な001の仕様に改修され、後継機開発のテスト用にセンサーデバイスが取り付けられた機体であり、RやSの予備機として現在、二課に保管されている。
現在はRN式を扱う上でのオペレーションシステムつまりはOSの開発を行っている。
モーションパターンを蓄積させ、装着者が選択した行動をとる上で最も適切であるモーションパターンを人工知能が選び補助する|Tactical Cybernetics Operating System《タクティカル・サイバネティクス・オペレーティング・システム》略してTC-OSを今回のRN式の開発プロジェクトを発足した際に二課に出向してきたマオ社のカーク・ハミルの指揮のもと現在も開発が続けられている。
そして、現在もFN式を扱う装者達によるテストが続けられていた。
『テスト終了・・・・・奏ちゃん。おつかれ様。あとはイルムさんが変わるから一旦、ギアを解除して大丈夫よ。』
「了解。はぁ・・・・・やっぱりRN式は疲れるなぁ・・・・」
「おつかれさん。」と奏の横にスポーツドリンクのボトルが置かれる。
「リンさん」
「普段からFG式を扱う君たちもRN式は堪えるようだな。」
「そりゃあ、弦十郎の旦那でも最初は稼働時間を5分ともたせられなかったんだ。それをハミル博士が開発したTC-OSの補助があるって言ってもそれでようやく稼働時間が5分だぜ。リンカーを使ってのFG式の適合時間でもまだ長いぜ。」
「まあ、それほど精神力による聖遺物の欠片を起動させる、それは歌による適合よりも窓口が広い分、消耗も激しいんではな。だがモーションパターンの補助AIの成熟もまだ完全ではないんだ。だからこそ、我々のモーションパターンの蓄積が肝心になってくるんだ。」
「そうなるとライブに向けての準備中の翼やソロモンの杖の護送任務中の響やクリスがいないのが痛いな。」
「ふむ、格闘、射撃、剣術、それぞれのエキスパートと言うべき存在がいなければモーションパターン蓄積にも影響は出るか。」
「いやああ・・・・・それに関してはイルムさんやカイさんもリンさんだって、私達以上にできるだろう。エクセ姐さんやミヤコさんだって射撃や格闘戦は響より上だしな。」
「いや、君達やミヤコ、エクセレンには専用のギアがある
それらを操っている君達がギアの使用感に近いものに近づけることが多くの人間に力を与えることになる。北村さんや悔しいがあのバカにもそれぞれの役割があると言うことだ。おっ、噂をすれば」
とちょうど、S型を纏うイルムとT型を纏ったカイの模擬戦が始まろうとしていた。
今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。