ゼンガーみたいな立ち位置の女が生きるシンフォギア世界   作:のうち

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第7話

 前回からスタートした女3人での同居生活、なんだかんだで3人は仲良く暮らしていたのだが、とある日、エレナが仕事に使う資料を家に忘れていったことがきっかけで再び、風化しかけていた奏の復讐心に火がついてしまった。

 

 エレナが執務室で書類に目を通していると室内電話が鳴る。

 

 「私だ。」

 

 『副司令ですか?、大変なんです。玄関にお嬢さんがいらしてるんですけど、すごい剣幕でして』

 

  「む、わかった。すぐに向かうゆえ、しばしまて」

 ゼルマは急いで玄関に向かう。

 

   「・・・・奏」

 

 「エレナさん、何だよ。何でこんなのがあるのに私に教えてくれなかったんだよ!」と奏の手に握られていたのは第3号聖遺物ガングニールによるシンフォギア作成の計画書だった。

 

  「奏、そ、それは」

 

 「あんたが珍しく部屋に忘れ物してるって思ってみちまったんだ。

こんなものがあるのに、なんで黙ってたんだ!」と怒りをあらわにした表情でエレナを怒鳴りつける。

 

  「お前を巻き込む訳にはいかん」

 

 「なんでさ!、あの時からもう私は巻き込まれてんだよ。私の気持ちはノイズ共を全滅させるまで絶対にかわらねぇ!」と凄む奏

 

 「もう何?、入り口で騒いで」

 

  「どうしたんだ。随分と騒がしいようだが、君は」

 

  「む、櫻井女史、司令」

 

 「私にシンフォギアをよこせ!」

 

  「ちょっと待ってどういうこと?」

 

 「しらばっくれるな!、ここにノイズをぶっ潰す力があるのはわかってんだ。」

 

 「いい加減にしろ」とエレナは奏の頬を叩いていた。

 

  「⁉︎・・・・・・・何すんだ!」

 

「エレナさん、流石に暴力は」とエレナに注意する

流石にやりすぎたとエレナもはっとして、怪我の具合を見ようとするが

奏に腕をはらわれた。

 

 「触るな!、家族だと思ってた。ちゃんと私のこと見てくれるって思ってた、気持ちもわかってくれるってなのになんで黙ってたんだ。」

 

 ゼルマ「私はお前を腹を痛めて産んだ訳ではない。ましてやあって1ヶ月やそこらだ。それでも私はお前や翼と過ごしているのが当たり前になっている。そんな日常だ。ただ鋭いだけの刃では敵を切ることは出来ない、鋭すぎる刃は持ち主すら傷つける。そんな気持ちでシンフォギア を扱うことなどあってはならぬのだ。今のお前はこの国を守るどころか敵を斬り裂く刃物すらなり得ない。だから、お前には話さなかった。」

 

  「ふざけんな、私の憎悪をそんな気持ちなんて軽い一言で済ませてんじゃねえ!、私は今までだって1度たりとも自分の目的を忘れたことはないんだ。それをなんだたった1ヶ月一緒に暮らしただけで保護者面すんじゃねえよ!」と奏はゼルマの顔を殴りつける。

 その言葉と共にゼエレナは黙って奏の拳を受け止めた。

 

 「・・・・・気が済んだか。」

 

   「なんだと!」

 

 「喚くだけ喚いて気が済んだかと聞いている。」

 

  「そんな訳ないだろう!、ノイズを家族の仇をぶっ潰すまで私の気が済むことなんて絶対にない。邪魔をするならあんただってぶっ殺してやる!」

 

  「はいはいそこまで、いつまでも親子喧嘩しても何も進まない。とりあえず、適性があるかだけでも検査してみるってのはどうかしら、今日のところはそこを落としどころにしてもらえない、奏ちゃん、どう?」

 

  「わかった。今日はそれで引いてやるよ。」

と了子の提案によってシンフォギア適正を見るべく身体検査が行わることになった。

 そして検査を一通りこなして1時間が経過し、了子による診断結果が出された。

 

  「残念だけど、奏ちゃん貴女はシンフォギアの適合数値が足りなかったわ。今の状態だとシンフォギアを纏うどころか、起動することだって出来ないわ。」

 

  「そんな、どうしたら、どうしたらいいんだよ。」

 

 「そうね。今のところ、方法はない訳じゃないけど」

 

  「どんなだ!」

 

 「そうね。その方法をするってことは死ぬんだ方がマシって思えるぐらいの苦痛を味うことになるわよ。」

 

   「なら、それをやらせてくれ!」

 

 「駄目、今の貴女の保護者はエレナちゃんよ。彼女の承諾がなければ私はそれをすることはできない。貴女個人の決定では私や弦十郎君が勝手に許可を出す訳にはいかないわ。」

 

 「ふざけるなよ。何であの人の存在がここまで来て私の足を引っ張るんだよ。」

 

「じゃ、今日は帰りなさい。エレナちゃんにも話は通しておくから」

 

 「・・・わかった。」と奏はいかにも不機嫌ですと言わんばかりにニ課本部を後にするのだった。




最後まで読んでいただきありがとうございました。
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