アーマードコア6 ~621レイヴンと622梟~   作:正海苔

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アーマードコア6……3周目真エンディング見てクリアして、小説見たら久しぶりに作ろうと思った。


CHAPTER 1
コジマ粒子の次は、コーラル粒子を求めて


 

「まいったなぁ……どうしようかね。

あのくそでかい化け物(AFアンサラー)()

 

彼の乗機、タンク型AC「アウル・キャッスル(梟の城)」をまるで四脚型のように乗り回し。彼の目の前を飛行する飛行型A F(アームズフォート)。識別名「アンサラー」を見上げながら愚痴を呟いてた。()

 

目の前を飛行するアンサラーは、インテリオルとオーメルの合作アームズフォート。わざわざORCA旅団を殲滅する為に投入したという。

 

「こんな無茶苦茶な任務……受けなきゃ良かったかなぁ……」

 

彼は、作戦開始前に起きた出来事を思い出していた。

 

それは、衛星掃射破壊砲防衛完了に続いて、テルミドールから与えられた通信経由で送られた任務の内容は。

 

「この後すぐ来るであろう。インテリオル・オーメルの合作機、AFアンサラーを撃破してくれ」

 

という補給修理完了間近になって無茶苦茶な任務通信来た。すぐさまORCA旅団長リーダー。

No.1 テルミドール(アンサング)に通信を入れた。

 

「もしもしテルミドールさん?これ勘弁してください、今すぐ増援ください。無理なら俺帰ります」

「アウル。残念ながら君の要望は無理だよ。というか帰ったら速攻で殺すよ?」

「あんな見てくれ花咲かじいさんよろしく、コジマ粒子を花に水がやる如く周辺にばら撒きながら。環境破壊する鬼畜所業のAFに単騎で挑めと?俺に死ねと?」

「死ねとは言わないさ。ただそのアンサラーを葬れば、企業はORCA旅団との戦闘に諦めがつく。あとは私達が後を引き継ぐ」

 

テルミドールの意見には最もだった。対ORCA旅団戦における企業連最後の拠り所を落とすことによって、企業の老人たちとの取引の糸口とする。それがGA本社ビルに展開してるメルツェルの目論見だった。

 

だが、衛星破壊砲の攻撃失敗を悟ったグループ宗主である企業2社の技術力を結集して建造されたアンサラ-は、両社の兵器とコジマ技術の塊である。

その巨体を宙に浮かせ、多種多数の兵器を搭載し、周囲に開放空間でありながら致命的な濃度のコジマ粒子を放出させ、さらには機体周辺にアサルトアーマーすら撃ちだす。 内包するコジマ粒子を無差別に放出して兵器とする、罪悪感の欠片も存在しない悪魔の兵器。()

 

圧倒的な戦闘力と、周囲に致命的なコジマ汚染を撒き散らしていくその姿は、まさに今まで相手してきたネクストやA F(アームズフォート)を超える破壊天使だった。

 

テルミドールの言う通りここで勝てば、企業はORCAから手を引く。首輪付の飼い猫達も飼い主に従い、ORCAに牙を向けることをやめるだろう。

 

「どうせならヴァォーさん連れてくりゃ良かった。あのガトリングガンマンならデカ物相手にヤル気になるだろう。それかトーティエントさんか、P Q(鎧土竜)でもね」

「アウル。無いもの強請ってもどうしようも無いぞ。彼らも君の実力はそれを評価してる」

水没王子(・・・・)に言われてもね。テルミドー……いやカラードランク1、オッツダルヴァ(・・・・・・・)さんや?」

 

あまり呼ばれたくないその名前を言われて、テルミドールは苦笑した。

 

水没王子(・・・・)は酷いね。それを言う君は、私を含めアリーナ全員を真正面から挑んで打ち負かした。

鉄砲玉のアウル(・・・・・・・)かな」

「鉄砲玉か……まぁ確かに。ここまで来た以上、その任務やり遂げるよ」

「すまない、作戦成功と帰還の無事を祈る」

「了解」

 

作戦開始からすぐ飛来してきたアンサラーと戦闘開始して、2時間が経過した……。

武装はハイレーザー、垂直ミサイル、コジマ爆発を起こす杭、そしてアサルトアーマー。

 

「アウル・キャッスル」は、上空からの地上攻撃を回避する為。廃ビルを転々と伝って「アンサラー」の上空に到達し、距離を開けつつ。右手にガトリング砲、左手にグレネードランチャーと攻撃しつつ「アンサラー」のAPを削り取っていった。

 

だが「アウル」はここで、事前に得た「アンサラー」の機体情報に違和感があることを気づいた。

 

「事前情報だとこいつはまだ、未完成のはず。だとしたら……企業共め。ORCA決起に嗅ぎついて、完成を急がせたな!」

文句垂れながら戦闘してると、発射されたコジマミサイルから更にレーザーを断続的に打ち込んできた。

 

「やべぇ!ミサイルに気を取られてた。無いものねだりだがデコイでも喰らえ!」

 

片っ端から目につくレーザー砲やコジマミサイル発射機を破壊し回るが……。

 

「やばい!弾薬が4割を切ったし、APも35000か。予備兵器は……もうないか、ん?まずい!AAだと、あいつヤル気か!」

 

「アンサラー」のAA発動が発動し、コジマ爆発を伴うコジマミサイルが放たれ地上へ炸裂すると。

 

「うわぁぁぁ!ゲロ吐きそう」

 

爆風でありとあらゆる方向へタライ回しされ、顔がグロッキーになりつつあるも彼は、怯む事無く攻撃を続けた。

「アンサラー」は度重なる攻撃でボロボロになり……僅か数機のコジマミサイル発射機が稼働しているのが見えて……。

 

「仕掛けるのが一発勝負か……仕方ない。この調子だと光学迷彩すら無理だ。それなら高度取って、ミサイル発射機へ集中砲火させて、アイツを道ずれにしよう。」

 

「アンサラー」を見上げながら目標に向きを変えて……一呼吸を置いて。

 

「玉砕覚悟上等!行くぜ!」

 

彼は、躊躇う事無くオーバードブーストを稼働させ、迫り来るレーザー砲の攻撃をクイックブーストで躱すも時間の経過と共にPAが剥がれはじめた。

機体が「アンサラー」を通過する頃には、急激にAPが下がり始めた。

 

「まさか……こいつ?嘘だろ?高濃度コジマ粒子をばら撒き始めたな!向こう数十年は不毛の荒野になる事間違いナシと言われてるのに……躊躇う必要なしかよ。くそAPが徐々に減っていくのはそれか、ならば」

 

コジマミサイル発射機上空に辿り着き、発射口が開いたままのコジマミサイルへ手持ちの火砲を向けて……。

 

「人様の住処を荒らしやがって、地獄に落ちやがれ!」

 

ありとあらゆる火砲をミサイルへ向けて発射し、ミサイルが誘爆し始め機体は連鎖的な爆発を起こし始め墜落した。

「アウル」は、墜落していく「アンサラー」の機体を見届けながら通信を入れた。

 

「テルミドール、こちらアウル。アンサラーは撃墜した。繰り返す。アンサラーは撃墜した。」()

 

テルミドールからの返信を待たず。墜落していく機体のコジマ爆発に巻き込まれないために急いで、作戦地域を離れようとしたが……。

 

周辺には異様な光景、しかもコジマ粒子ではなく。見たことも無い赤い粒子(・・・・)が空中に漂っていた。

 

「なんだこれは?あっそうだ。コジマ爆発から離れないと……あれ?」

 

「アウル・キャッスル」のコクピット画面には、墜落した「アンサラー」の機体があるが。爆発すら無いままスクラップになっていたのだ。

そして「アウル」の目の前の上空には、赤い球体が出現していた。

 

「なんなんだ……こいつは?ともかく退避を?嘘だろ?コジマ出力(KP)がゼロ?マジかよ」

 

コジマジェネレーターの出力(KP)がゼロになると、機体が動かなくなり。ブーストも反応しない。だが、「アンサラー」のとの戦闘では動いていた。

 

「くそ!こんな時に限って……通信もダメか……悪運尽きたか、まぁアンサラーを撃墜できただけマシか……」

 

そう言って彼の乗るACは、突如現れた赤い粒子を纏う球体へ吸い込まれていった。

その後、赤い球体が消えると。墜落した機体は、爆発を再開し広範囲に高濃度コジマ粒子を放出した。

 

これにより企業側は、AC1機と引き換えに「アンサラー」を失い作戦失敗。ORCA旅団との交渉により企業は、ORCA旅団から手を引いたのだった。

 

だがORCA旅団側も彼の死亡という。手痛い損害を受けたことに、変わりはなかった。

 




続くかな?
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