魔入りました!入間くん if Episode of ポケットモンスター   作:MTHR

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勤労感謝の日の半分を執筆に使っていたら、いつの間にか14000字越えていました…。
今回は『特訓!キャプテンピカチュウ』の話ですが、途中からリコとロイの特訓とは関係の無い話になっています。色々無理がある展開になっていると思うのですが、他に話が思い付かなかったのでこのまま投稿します。


12話 イルマとバチコ

 ホゲータとパートナーとなったロイを新たなメンバーに加え、ライジングボルテッカーズを乗せたブレイブアサギ号は、イルマとリコの故郷であるパルデア地方へと向かっていく。

 

「…この制服(ふく)ももうボロボロだなぁ……」

「もっふ」

 

 ハンガーに掛けられたセキエイ学園の制服のブレザーを見て、モクローを肩に乗せたイルマは苦笑気味に呟いた。

 短期間ながらも濃密な冒険の果てに所々に汚れやほつれが目立っている。これを着るのは少し恥ずかしい。暫くシャツで過ごすしかないだろう。

 

「「イルマ!!」」

「ッ!?」

 

 そこへ、イルマの部屋の扉が勢い良く開かれ、パートナーを抱えたリコとロイがイルマの部屋に入って来て、イルマはビクッと肩を震わせて反射的に二人の方を見た。

 

「ふ、二人とも…どうかしたの?」

「イルマ!これからバトルしようよ!」

「バ、バトル?」

「え、えーとね……」

 

 ロイの言葉を、リコが説明する。

 要するに、ロイがポケモントレーナーになったのだからバトルをしようと提案し、リコもそれを嬉々として承諾したと言うことだ。

 そこでリコとロイは、同じく新米トレーナーであるイルマも誘おうと言う事になったらしい。

 

「もっふぅ!!」

「って、モクローやる気満々……うん。良いよ」

 

 肩に乗ったモクローが翼を広げてヤル気満々といった風に声を上げたのを見て、イルマはその誘いを受けることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 展開されたウイングデッキ。バリアがはられたバトルフィールドで、ロイとホゲータ、イルマとモクローが向かい合っている。リコはニャオハを抱えて展望室前の階段に座り、フィールドには審判役を頼まれたバチコがジュナイパーと共にバトルの様子を見守っていた。

 

「ホゲータ、“ひのこ”!」

「モクロー、避けて!」

 

 ホゲータは小さな炎の塊をモクローに目掛けて吐き出し、モクローは迫り来る炎を横にジャンプしてがわす。

 

「“ひのこ”!“ひのこ”!“ひのこ”!」

「モクロー、接近して“おどろかす”!」

 

 目を瞑りながら何度も指示を出すロイの声を聞き、連続で炎の塊を吐き出し続けるホゲータ。

 しかし、モクローは丸っこい体躯に似合わない俊敏な動きで“ひのこ”と“ひのこ”の間を縫うように“ひのこ”の雨をかわして行き、だんだんとホゲータとの距離を縮めて行く。

 

「ッ!ホゲータ、“ひのこ”だ!」

「ホ……ゲーッ!!」

 

 ホゲータは一際大きな“ひのこ”を吐き出し、炎の塊がホゲータを目指してモクローに迫っていく。

 ……しかし、モクローはその炎を直前で体を斜めに向けて転がり、炎をスレスレでかわし、同時にホゲータとの距離を一気に縮めた。

 

「もっふ!」

「ホゲ!」

 

 ホゲータの目の前でモクローは両手を叩き、その際に発生した音に驚いたモクローはその場から飛び退き、ドテーンという音を立てながら仰向けに倒れ込んだ。

 

「…そこまで。勝者イルマ」

「負けた~…ガクッ」

 

 バチコが右腕を前に出してバトル終了を宣言し、ロイはガクッと膝から崩れ落ちた。

 そこでバチコは、展望室の階段にいたリコとニャオハに目を向ける。

 

「次、リコとイルマのバトルだ。リコ、ニャオハと一緒にフィールドに出ろ!」

「は、はい!」

 

 バチコに促され、リコはロイと入れ替わるようにフィールドに出てくると、ニャオハはモクローと向かい合うように前に出てきた。

 

「バトル、始め!」

 

 バトルが手刀を振り下ろすようにバトルの開始を宣言すると、リコが大声でニャオハに指示を出した。

 

「ニャオハ、“このは”!」

「モクロー、避けて!」

 

 ニャオハが首を振って放たれた“このは”を、モクローは真横にジャンプしてあっさりと避ける。

 

「“このは”!“このは”!“このは”!」

 

 先程のロイと同じように何度も同じ技を指示するリコに、ニャオハは首をメチャクチャに振って“このは”を何度も放つ。

 だが、やはりモクローは全て紙一重でかわしており、先程のホゲータ戦と全く同じ状況が繰り広げられていた。

 

「モクロー、“おどろかす”!」

 

「もっふ!」

「ニャァ!?」

 

 再びモクローがニャオハの目の前で両羽を叩き、猫であるが故にホゲータ以上にその音が耳に響き、ニャオハは反発した磁石のようにモクローから飛び退き、仰向けに倒れた。この時のイルマがデジャヴを感じたのは余談である。

 

「そこまで。勝者イルマ」

「はぁ、負けちゃった……」

 

 バチコが再び判定を下すと、リコは溜め息を吐きながら優しくニャオハを抱き上げる。どうやら音に驚いてやられただけらしく、外傷は何処にも見られない。

 イルマも同様にモクローを持ち上げると、バトルを終えたモクローに労りの言葉を掛けた。

 

「良く頑張ったねモクロー。お疲れs……モクロー?」

「………」

「モクロー、何か不満そうだね…?」

「本当だ…。まだバトルしたいのかな?」

 

 しかし、バトルに勝利した筈のモクローはムスゥッとリスのように頬を膨らませ、半目でイルマをジーっと見つめている。誰がどう見ても不機嫌全開という感情を絵に書いたような表情のモクローに、イルマはそんな表情になる理由が分からず困惑する。その様子に気付いたリコとロイもモクローの顔を覗き込み、理由が分からずに頭に疑問符を浮かべた。

 

「……」

 

 ココアシガレットを咥えながらイルマとモクロー(ついでにリコとロイも)の姿を見ていたバチコとジュナイパーは、静かにイルマの方に歩み寄ろうとすると…

 

『ロトロトロト…ロトロトロト…』

 

 突如、バチコのスマホロトムから着信音が鳴り、バチコとジュナイパーは足を止め、バチコ懐からスマホロトムを取り出した。リコ達が着信音に気付いてこちらを向いて来るのを視界の端にいれながら、バチコは画面に表示された通話相手の名前を見て、通話に応答した。

 

「フリードからだな…」

『皆、ミーティングルームに重合!』

 

 通話相手──フリードからの収集に、イルマ達は何の用だろうと疑問を持ちながらも、パートナー達と共にミーティングルームに向かって行った。

 

 

 

 

 

 

「アップデート完了だ」

「ポケモン図鑑が入ってる!」

「?このアプリは…」

「船のマーク…?」

 

 言われた通りミーティングルームに集まったイルマとリコとロイは、フリードから渡されたスマホロトムを受けった。ロイはポケモン図鑑が登録されている事に喜び、セキエイ学園にいた頃からそのアプリをインストールしていたイルマとリコは、スマホロトムのホーム画面にライジングボルテッカーズの旗のマークをしたアプリがインストールされている事に気付き、三人はそのアプリを起動させる

 

「『ライジングボルテッカーズアプリ』をインストールした。このアプリは仲間の証。お前達は正式に、この船の一員だ」

「メンバー同士で連絡を取り合えるグループ機能もあるから、何かあったら直ぐメッセージを送るように」

 

 フリードの説明にマードックが補足を入れると、ロイとライジングボルテッカーズのハンドサインをする。

 リコとイルマはそのアプリを眺めていると、ロイはフリードの方を振り反って礼を言う。

 

「ありがとうございます、フリードさん!」

「肩っ苦しいのは無しだ。フリードでいいぞ」

「分かった。フリード!」

「順応早」

 

 一瞬で『さん』付けを止めて呼び捨てにしたロイにモリーがツッコんだ。

 

「メンバー同士、フレンドリーに行こう。リコとイルマもな」

「え、あ、ありがとう…フ、フリード…」

「おっ。良いねぇ、だんだん俺達のやり方に慣れてきたな」

 

 戸惑いながらも呼び捨てにしたリコにウンウンと頷いたフリードは、今度はイルマに目を向け、その視線を向けられたイルマは「え?え?」と戸惑う。ふと見てみれば、リコや他もメンバーも自分に視線が向けられていた。

 

「えーと……フリード…………さん」

「って、さんなんて付けなくて良いんだよ」

「いえ、肩っ苦しいとかじゃなくて元々の性分というか何というか……すみません、すぐに直せなくて…」

「そう言うもんか…。まっ、少しずつ慣れていけば良いさ……って、ロイは聞いちゃいねぇな」

 

 結局、イルマのメンバーの呼び方は変わらなかった。元々イルマは年上には『さん』付けをするのが半ば癖みたいになってしまっているので、仕方がないかとフリードは納得するが、ロイは自分のスマホロトムに登録されたポケモン図鑑に夢中でその一連のやり取りに目を向けていなかった。

 

「僕のポケモン図鑑……絶対ここにレックウザを登録するんだ!」

「ホゲゲ!」

「でも、何処に行ったんだろう?」

「確かに、探しようがないかも……」

「手掛かりもないからね。せめて目撃情報だけでもあれば……やっぱり無いや」

 

 黒いレックウザをゲットすると決意したはいいが、肝心のレックウザの居場所が分からなければゲット以前の問題である。

 イルマもスマホロトムで検索してみるが、案の定何も情報はない。会うだけでも稀な伝説のポケモン、その上さらに稀少な色違いだからは無理はないかもしれないが、しらみ潰しに探すしかなくなれば、黒いレックウザを見つけるのは一体何年先になるのか……。

 

「そうだ、聞いてみるか?」

「え?」

「誰にですか?」

 

 そこで、フリードの提案を聞いたリコとイルマが頭に疑問符を浮かべ、それにフリード達が応える。

 

「この船にはもう一人、ドットっていうメンバーがいる。担当は情報収集」

「滅多に姿を見せないよ」

「会えたらレア」

「ライジングボルテッカーズアプリのシステムを開発したのもその子だよ」

「その子って事は…」

 

 バチコの呼び方にリコはある推測を立て、その推測をマードックが新たな情報と共に肯定した。

 

「俺の姪っ子でね。君らと同じくらいの年だよ」

「そうなんですか!」

「アプリ作れるなんてカッコいい!」

「僕らと同い年で……ドットさんって凄いんですね」

「レックウザについて何か教えてくれるかもな。部屋に行ってみたら良い」

 

 フリードにそう言われ、イルマ達3人は黒いレックウザの情報と顔見せのために、フリードから教えられたドットの部屋がある廊下の前までやって来た。

 

「…ってことだけど」

「!シッ、何か聞こえない…?」

「あ、本当だ。何か聞き覚えがあるような……」

 

 ロイの指摘した通り、一番奥の右側の扉の向こうから何かが聞こえてきた。物音と言うよりリズミカルな音がすることから、恐らく音楽だろう。

 イルマとロイ、そしてリコにはその音楽に聞き覚えがあり、真っ先にその曲の正体を看破したのはリコであった。

 

「この曲…ぐるみんの!!」

「あ、反応した」

 

 女子に人気の動画配信者ぐるみんが使っている曲である事を見抜いたリコがニャオハと共に真っ先にその曲が聞こえてくる部屋の前まで駆け出し、イルマとロイがパートナーと共にその後に続く。

 3人と3匹がドットの部屋の扉の前まで辿り着くと、その瞬間にぐるみんの曲が聞こえなくなった。

 

「止まった…」

「動画見てたとか……?」

 

 試しにリコは扉を3回ほどノックしてみるが、待っても待っても部屋の向こうからは何も聞こえてこない。

 

「返事ないね……」

「調子悪いのかな…?」

「すみませーん!ロイって言いますー!ライジングボルテッカーズの新人でーす!黒いレックウザについて知りませんか!?どうしてももう一度会いたくて!」

 

 突然、ロイが扉の向こうにいるドットに向かって大きな声で呼び掛ける。

 その時、三人の足元のペットドアが開き、そこから勢い良く何かが飛び出した。

 

「クワーーッス!」

 

「何だ、クワッスかぁ…」

「ビックリしたぁ……」

「よし、さっそく図鑑チャンス!」

 

 飛び出してきたのは、白い水鳥のような姿に頭部の青い帽子の如きボリューミーな頭髪と青い足が特徴的なポケモン、【クワッス】であった。

 クワッスもホゲータと同じパルデア地方のポケモンであり、ブレイブアサギ号に住み着いているポケモンだ。イルマとリコも、ランドウとよく一緒に居るのを何度か見たことがある。

 そこで、スマホロトムを取り出したロイがクワッスの情報を検索する。

 

『クワッス。こがもポケモン。みずタイプ。流れが急な川を自由に泳ぎ回る脚力を持つ。きれい好きで思い込みが強い』

 

「へぇ~!」

「綺麗好きなのね。ニャオハと一緒…」

「お前可愛いなぁ…」

 

 そう言ってロイがクワッスの頭を撫でようとすると、クワッスはその手を払った。

 

「何だよ…」

「頭の毛が乱れるのが嫌なのかな……」

「そっか、ごめんよ…」

「…ん?このクワッス、何か持ってる……」

 

 ロイがクワッスに謝った所で、イルマはクワッスの胸元にメモのようなものがあることに気付き、それを手に取る。紙は二枚あるようで、イルマはその二つを開いて書かれている内容を見る。リコとロイも、自然とイルマの持っているメモを覗き込んだ。

 

「これは……僕とモクロー?」

「こっちはロイとホゲータだよね?」

「バトルでやられてるって事…?」

 

 一枚の紙にはイルマとモクロー、二枚目にはロイとホゲータらしき人物が、目を×字にしたり目を回したりしている絵が描かれているイラストを見て、三人はドットの部屋の扉に目を向ける。

 

「何か、よく分からない人ですね……」

「仕方ないよ。私達新人なんだし……」

「確かに、さっきのバトルでイルマに負けちゃったけど…」

 

 そんな風に話ながら、三人はその場を後にする。

 そんな中、イルマは肩に乗っていたモクローが再び不機嫌そうな顔をしていることに気付いた。

 

「……」

「モクロー、どうしたの?また不機嫌そうになって……」

「…もっふ」

「あ、ちょっと!」

 

 モクローは一回だけ鳴くと、直ぐにイルマの肩から何処かに向かって飛び立って行ってしまった。イルマは慌てて、モクローの後を追いかける。

 

「ごめん二人とも。僕、ちょっとモクローを追いかけてくから!」

「あ、イルマ…」

 

 リコの制止を振り切り、イルマは小走りに飛び去っていくモクローの背中を追いかけて行った。

 その後ろ姿を眺めていたリコは少しの間だけ考え込むと、隣で同じ様にイルマの後ろ姿を見送っていたロイに声掛けた。

 

「……ロイ、私に考えがあるんだけど…」

「何?」

「ついてきて」

 

 そう言って、リコはロイとポケモン達を連れてイルマとモクローが向かって行ったのとは逆の方向、キャップとフリードがいる操舵室に向かって行った。

 

「……」

 

 そんな彼等から少し離れた所で、偶然その場を通り掛かってバチコとジュナイパーが、イルマ達の姿を無言で眺めていた。

 バチコはモクローとイルマが向かって行った方向をジッと眺めていると、傍らに佇むジュナイパー(パートナー)と顔を見合わせ、溜め息を吐きながら歩みを進めていった。

 

 

 

 

 

 

 

「モクロー…どうしたの、そんな所で?」

 

 モクローが向かっていった先はイルマの自室だった。自室に備え付けられた机の上で未だに不機嫌そうな表情です座っているモクローにイルマは呼び掛けるが、モクローからの返事はない。

 訳が分からない行動に、イルマは思わず溜め息を吐いて頭の後ろを掻いた。

 

「ドットさんの部屋に行ってからずっとこれだ…どうしたんだろう…?」

「…さっきのバトルを思い出したんじゃねーのか?」

 

 そこで後ろから聞き覚えのある声が聞こえ、イルマはバッと後ろを振り向いた。流石に気になったのか、モクローも同時に目を向けた。

 そこにいたのは、開け放たれた扉の前で佇んでいるバチコとジュナイパーの姿であった。

 

「バチコさん…それにジュナイパーも…!」

「よっ。邪魔するぜ」

「ジュナ」

「は、はい…」

 

 軽く手を上げて部屋に入るバチコとジュナイパー。

 イルマは突然の訪問に困惑しながらも、取り敢えず二人を部屋にいれる事を良しとする。

 そしてイルマのベッドに腰掛けたバチコの姿を見て、取り敢えず先ずは彼女の相手をしてからモクローの話を聞くことにしたイルマは、先程バチコが放った言葉を思い出し、その言葉の意味を訪問してきた理由と共に尋ねてみる事にした。

 

「あの…」

「あ?アドバイスだよ。リコとロイはフリードに特訓つけて貰ってるみてーだし、サリバンさんからの頼みあるからな。まだ了承した訳じゃねーが、少しは面倒みてやろうって事だ」

「お爺ちゃんからの頼み…?」

 

 イルマの祖父(サリバン)からの頼みと言えば、イルマをライジングボルテッカーズの旅に同行させるための依頼の事の筈だが、「了承」とはどう言うことだろう。イルマも一応、正式にメンバー入りを果たした筈なのだが…。

 不安になったイルマが思わず尋ねようとする直前に、バチコはビシッとイルマを指差した。

 

「今日のバトル、お前なんであの時“おどろかす”を使ったんだ?」

「え?」

 

 突然掛けられた質問にイルマは目を丸くする。

 だがバチコはそんなイルマの困惑など知ったことではないと言うようにもう一度問いかける。

 

「質問に答えろ。どーして“おどろかす”を使った?」

「は、はい。その…咄嗟にだったんですけど……“おどろかす”なら、ホゲータもニャオハも怪我しなくてすむんじゃないかなって……」

 

 イルマはそう答える。

 “おどろかす”の持ち味はどちからといえば相手ひるみ状態にする追加効果だ。30%という確率ではあるが相手をひるみ状態に出来るその有用性はアメジオの時で実証済みだ。しかし、その代わり“おどろかす”そのものの攻撃力は非常に低い。効果抜群を狙いでもしないとバトルの決定打にはならない。ニャオハとホゲータに勝てたのは、単純に2体のレベルがモクローに劣っていたことと、相手の隙を突いて攻撃したことによる物だ。

 尤も、それはあのバトルでホゲータと距離を積めたモクローを見たイルマが咄嗟に思い付いただけの戦法であり、ほぼ無意識でだした物なのだが。

 

 そんなイルマの返答に、バチコはベッドに腰掛けたまま数秒間イルマの目を見据えていると、ココアシガレットを咥えたまま口を開いた。

 

「…成程な。正直、ビックリしてるよ。ロイの故郷でサイドン相手に見せつけたあの常識破りな戦法。あんなもんフリードですら思い付かなかっただろうからな。それに加えて、バトル中の相手すら気遣えるそのお人好しな性格。お前って奴は本当に…

 

 

 

──超ッ絶にアホなんだな」

「…えっ」

 

 バチコから告げられた言葉に、イルマは目を見開いて凍り付いたように固まった。

 そんなイルマの様子を見つめながら、バチコは冷めきった態度で再び話す。

 

「ポケモンバトルは真剣勝負だ。対戦相手は全力をもってバトルに勝とうとしている。だからこそ自分達(トレーナー)は全力を持って相手をする。それが礼儀だ。それはポケモンも然りってな。……まっ、リコとロイはまだそれを理解できるレベルじゃなかったみてーだがな」

「……」

 

 イルマは何も言い返せない。バチコの言葉で、今朝のバトルで自分が無意識にリコとロイに対して失礼な事をしてしまったのだと理解してしまったからだ。

 イルマは基本、根っからのお人好しで平和主義者だ。それこそ、バトル中であろうと相手を気遣ってしまう程の。だからこそ、今朝のバトルでも無意識で相手にダメージが少ない技をモクローに出させたのだ。出させてしまったのだ。

 勿論、イルマにも線引きはある。エクスプローラズの様な悪党や、セキエイ学園にいた頃の授業であれば、イルマもバトルを躊躇うことは無いだろう。だが、日常生活でとなれば躊躇いを覚えてしまうのだ。

 

「別に、お人好し(それ)が悪いとは言わねーよ。けどな、オメーは相手に気ィ使いすぎる余り、相手しか見てねーんだよ。そう言う奴をアホって言うんだよ」

「……僕、リコとロイくんに謝らないと…」

「あー、別にそれはしなくていーよ。あッチから見ればあんなの子供のお遊戯だし、リコとロイもそうは全く思ってねーからな。謝っても困惑されるだけだろ」

「……はい」

 

 それに、ウイングデッキで楽しく特訓しているであろうリコ達のあの空気にこのどんよりした奴をぶちこみたくねーしな。と心の中で呟きつつ、バチコはベッドからピョンッと跳ねるように下り、ジュナイパーと共に部屋の扉に向かって歩き出した。

 

「それよりも、当初の目的を忘れてねーか?リコとロイ以上に謝んねーといけない奴がいんじゃねーか?………じゃっ、あッチはスイーツ食ってるわ。行くぞ、ジュナイパー」

「ジュナ」

 

 そう言って、バチコばジュナイパーと共に退室し、バタンと音を立てて扉を閉めていった。

 

 

 

 

 

 

 バチコとジュナイパーが退室し、イルマは暫くの間その場に佇んで俯いていた。先程から黙ってイルマとバチコの会話を聞いていたモクローは何も言わずに机の上に座ったままであった。

 しばしの沈黙の後、イルマは未だに顔を俯かせながら正座し、机の上にいるモクローに向けて口を開いた。

 

「……ごめんね、モクロー。バトルで手加減させちゃって」

「……」

 

 モクローは無言のままだった。しかし、話を聞くつもりではあるらしく、クルリと方向転換してイルマの方を振り返った。

 

「僕は…相手を気遣ってばかりで、モクローがどうしたいかなんて考えようともしなかった…。バトルをするのは、人間(ぼく)じゃなくてポケモン(きみたち)なのに……」

 

 モクローが不機嫌になっていた理由、それは言うなれば不完全燃焼だ。モクローは全力でバトルをしようとしていた。リコとロイの指示の出し方はがむしゃらに攻撃を出させていて避けるのも接近するのも簡単だったが、バトルはバトルだ。リコとロイも本気(彼等なりに)だったのだから、モクローも思いっきりバトルしたかったのだろう。

 だが、イルマに出された指示で“おどろかす”を使わざるをえなかったモクローは、手加減して勝った結果に納得できなかったのだろう。ドットの部屋から離れた時に再び不機嫌になったのは、バチコの言う通りバトルの話をしてその時の事を思い出したからだろう。

 

(本当、僕もリコの事を言える立場じゃなかったな…)

 

 セキエイ学園にいた頃、イルマは夜中にニャオハと共に特訓をしていたリコにアドバイスをしたことがあった。だが、今となっては後悔している。リコにあんなことを言う資格など、自分にはなかったのだから。

 

「…もふ!」

「モクロー…!」

 

 すると、机の上にいたモクローが飛び立ってイルマのの肩の上に止まると、笑顔で鳴き声を上げた。

 その表情を見て、許して貰えたと言うことを理解したイルマは笑顔を浮かべる。そして、ふとイルマの頭にある考えが思い浮かび、何処からか髪ゴムを取り出しながら、肩の上にいるモクローにある提案をした。

 

「……よし、決めた!」

「もふ?」

「モクロー、これからある人とバトルしに行かない?」

「…もふぅ!」

「決まりだね」

 

 モクローの返事を聞いて、イルマは手に持った髪ゴムで外ハネしている髪を一つに纏めると、ヤル気満々といった表情で自室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 それから数十分後、更に強くなるためにフリードに特訓をつけて欲しいと志願したリコとロイが、キャップの大量の“かげぶんしん”を使った特訓の末に相手のポケモンの動きを見る事が出来る様になり、あと一歩のところでキャップに攻撃を入れられそうになったところでニャオハとホゲータが寝てしまい、特訓はそこまでになった。

 その後、リコVSロイのバトルが開始され、キャップの特訓が実を結び相手の動きをよく見て技を出すタイミングを見れるようになった二人は接戦を繰り広げ、ニャオハは新たに習得した“でんこうせっか”により、二人のバトルはリコとニャオハの勝利となった。

 そして、ウイングデッキには再びバトルが始まろうとしていた。

 

「よーし、行くよモクロー!」

「もふぅ!」

「ジュナイパー、お前に任せるぜ」

「ジュナイ」

 

「イルマ、モクロー、頑張って!」

 

 バトルフィールドに立ったイルマとバチコ、そしてパートナーであるモクローもジュナイパー。イルマの掛け声にモクローは気合いをいれるように声を上げ、外野には先程までウイングデッキで特訓していた者と、それを見守っていた面々がいる。

 

(なーんでこーなったんだろうなぁ……)

 

 イルマからバトルを申し込まれたバチコはそう思う。先程見たバトルでイルマの欠点を指摘してやり、イルマとモクローの仲直りのきっかけ作りで終わりだと思っていたのに、まさかバトルを挑まれるとは思わなかった。しかもモクローの方もやる気だし。

 本音を言えば、結果が分かりきっているバトルにはあまり心が踊らない。イルマの意外性にはバチコも多少なりとも評価しているが、それでも自分が負ける理由が何一つないのだ。慢心と言われても仕方ないと自覚はしているが、それが事実なのだ。とはいえ、バチコもポケモントレーナーの端くれ、売られたバトルは買うのが礼儀だし、先程イルマにポケモントレーナーの礼儀云々を説いた手前、バトルを拒否する選択肢も、バトルに手を抜く選択肢もなかった(勿論、本気でやったらワンパンなので多少なりとも相手に合わせてはやるが)。

 

(それに、アイツがモクロー単独でジュナイパーを相手にどういう戦いかたをすんのか、興味が無いわけでもねーしな……)

 

 バチコがそこまで考えた所で、審判を勤める事となったモリーが互いに準備が完了した事を確認し、片腕を上げながら開始の合図を出した。

 

「バトル開始!」

 

 モリーの宣言が響いたのと同時に、イルマが声を張り上げた。

 

「モクロー、“このは”!」

「ジュナイパー、避けろ」

 

 モクロー両腕の羽を振るった事で放たれた光り輝く木葉がジュナイパーに迫り来るが、ジュナイパーはスッと体を横に反らすだけで“このは”が空振りとなってバリアに衝突し。

 

「もっと“このは”!!」

「リコとニャオハの真似か?ジュナイパー、全部吹っ飛ばせ!」

 

 モクローは今朝のリコとニャオハのように何度も“このは”を放つことで、蓄積された大量の木の葉が真っ直ぐに飛んで来るが、ジュナイパーは交差させた両腕の羽を勢い良く振り抜くことで発生させた風が、大量の“このは”を一瞬で吹き飛ばした。

 その時、散り散りになっま“このは”の影から、モクローがジュナイパーに向かって真っ直ぐに突進してくる姿を見えた。

 

「モクロー、“おどろk…」

「ジュナイパー、“けたぐり”」

「ッ!?」

 

 イルマの指示を遮り、バチコの静かな指示が響いた。

 

「ジュナ!」

「もふぅ!?」

 

 飛びかかってきたモクローを強靭な脚で蹴り飛ばし、モクローはスーパーボールのように弾き飛ばされ、イルマの前で倒れる。しかし、モクローら少しふらつきながらも直ぐに起き上がった。

 “けたぐり”は相手の体重が重ければ重い程威力が上がる技だ。1.5kgしかないモクローでは余り大きなダメージにはならなかったのだ。

 

「…イルマ、大丈夫なのかな?何だか何時もと戦い方が違う気がする……」

「ジュナイパー相手じゃ、イルマのペースに持ち込めないんだな」

「ペース?」

 

 ニャオハを抱き抱えながらバトルを観戦していたリコは、イルマとモクローの戦い方が何時もと違う気がする事に気付いて思わずといった風に呟き、フリードが説明をする。

 イルマは言うなればカウンタータイプだ。相手の攻撃を受け流す、もしくは相手の攻撃を誘発させて、それで相手に隙を作らせてダメージを与えるといった戦法を得意とする。

 だが、ジュナイパーにその様な戦法は通用しない。バチコのジュナイパーの実力はキャップやリザードン、アメジオのソウブレイズと同レベル。モクローを全ての面で上回っている相手なのだ。下手に先手を打たせれば避ける間もなく倒されるのは明白であり、イルマは攻めるしかないのだ。

 

「それじゃあ…イルマは勝てるんですか?」

「さぁな…それは、イルマとモクロー次第だ」

 

 ブレードの言葉を聞き、リコは再びバトルに視線を向けた。

 一方、バチコは腕を組んだ状態でイルマとモクローの顔を見ていた。

 ひこうタイプのモクローにかくとうタイプの“けたぐり”は技の性能もあって今一つ、だがポケモン自身のスペックの差からモクローはかなりのダメージを追いながらも立ち上がっている。そして、相棒(イルマ)と共に真っ直ぐに自分とジュナイパーを見据えていた。

 じっとこちらを正面から見据え、射抜くように真剣なその瞳を見て、バチコは心の内で笑みを浮かべた。

 

(…そんな顔してる奴に本気で向かわないのは失礼だなァ)

 

 最初はイルマとモクローの力を引き上げる為に時間を掛けようと思ったが、気が変わった。ジュナイパーも同じ考えのようで、チラリとこちらに視線を向けてきたのに気付き、二人は軽く頷き合った。

 

「ジュナイパー、“かげぬい”だ!」

「ッ!モクロー、“このは”で妨害!!」

 

 ジュナイパーが片方の翼を広げて弓のような形状してフードの紐部分に弦の様にして矢羽をセットする様子を見て、表情を険しくしたイルマが咄嗟に指示を出す。

 モクローが両羽を振るって“このは”を放ち、光り輝く木の葉がジュナイパーに迫るが、それらが直撃するよりも早く、ジュナイパーは矢羽を発射した。

 

 高速で放たれた矢羽はモクローの“このは”を軽々と弾いて真っ直ぐにモクローへと迫って行き、矢羽は目前であり得ない軌道を描きながら、飛んで回避しようとしたモクローの足元の影が写る地面に突き刺さった。

 その瞬間、飛び立とうとしたモクローがガクンとバトルフィールドに倒れた。

 

「もふ!?もっふぅーー!!」

「モクロー!?」

 

 モクローはその場から動こうともがき、時には自分の影を縫い付けている矢を抜こうとするが、何をどうやっても矢が抜けることも、その場から離れることも出来ない。

 

「え?モクローどうしたの!?」

「ジュナイパーの技、“かげぬい”で影を縫い止められるたポケモンは、その場から動くことが出来なくなってしまう。つまり、今モクローはその場を動くことが出来ないんだ」

 

 外野のフリードがそう説明をする。

 解説した通り、“かげぬい”の追加効果によって、モクローはその場を動くことが出来なくなった。つまり、今のモクローは完全に動かぬ的となってしまったのだ。

 そんな無防備な状態が、狙われない筈はなかった。

 

「そんじゃ、これで終わりだな。ジュナイパー、“ブレイブバード”」

「ジュナ……ジュナイッ!!」

 

 ジュナイパーは翼を羽ばたかせて空中へ飛び立つと、体に黄緑色のエネルギーを纏わせながら、物凄い勢いでモクロー目掛けて急降下しながら突撃していく。

 

「ッ、こうなったら……モクロー、迎え撃つよ!」

「もふ!………もふぅっ!?」

 

 イルマからの指示を聞いて、モクローは一度力強く頷くが、直ぐに指示の内容を理解した様で、絶体絶命でありながらイルマの方を振り返って突っ込むように声を上げた。

 

「や、やっぱりムリかな…?」

「もふ……もっふぅ!!

 

 イルマが自信無さそうに尋ねると、モクローは「それはまぁ…出来ますけど!?」と言うように声を上げ、今もなお距離を縮めてくるジュナイパーに向かい合った。

 しかし、ギャグやっていたせいでもう既にジュナイパーは目と鼻の先である。だからこそ、イルマは意識をジュナイパーに集中させ、タイミングを逃さずにモクローに指示を飛ばした。

 

「モクロー!」

「もふぅ~……!!」

 

 イルマの指示が届き、モクローは影を縫い止められてその場から動けない状態のまま両羽を大きく広げ、力を溜め込んだ。

 

(無駄だ……“このは”じゃあッチのジュナイパーは止められねェ)

 

 その様子を見たバチコは心の中でそう断言する。

 モクローが持つ遠距離攻撃は“このは”だけだが、『えんかく』を特性とするモクローの“このは”では“ブレイブバード”を迎え撃つ事は出来ない。蹴散らされて終わりだ。“たいあたり”はゴーストタイプのジュナイパーには効かないし、“おどろかす”で“ブレイブバード”を中断させるにはジュナイパーがモクローの目の前にいる事が絶対条件だ。モクローに“ブレイブバード”を使っているジュナイパーの速度を捉える事は出来ない。

 

 そうこうしている内にもジュナイパーがモクローと後1メートルの所まで迫り、同時にモクローが両手の羽を思いっきり交差するように振るった。

 

「もふぅ!!」

 

ズバァアアッ!!

 

「ジュナッ!?」

 

 次の瞬間、モクローの交差された翼から鋭い風が放たれた、その風がまるで鎌鼬のような鋭さを持ってジュナイパーに直撃した。

 その風の刃に確かな痛みを感じたジュナイパーは、思わず“ブレイブバード”を中断して地面に着しした。

 

「今のって……」

「ジュナイパー、“リーフブレード”!」

「ッ!?」

 

 予想外の出来事に呆然としていたイルマは、バチコの指示が聞こえた事でハッと我に返るが、既に遅かった。

 

「ジュナッ!!」

「もふぅーー!?」

 

 ジュナイパーの緑色の刃がモクローを切り裂き、モクローは悲鳴を上げながら吹き飛ばはれて地面に崩れ落ちる。

 フィールドに仰向けに墜落したモクローは、目を回しながら「もふぅ~…」と声を漏らしており、起き上がる様子は微塵も見られなかった。

 

「バトル終了!勝者、ジュナイパー!」

「…ハァ、ダメだったかぁ……モクロー、お疲れ様」

「もふぅ…」

 

 モリーの声を聞き、イルマは肩を落としてため息を吐きながら、倒れたモクローをそっと抱き上げたて膝に乗せた。

 自分もモクローも全力だった。勝てる気なんてまるでしなかったが、それでも勝とうと全力を尽くした。だが負けた。悔しいと言う思いはある。だが、それ以上に清々しい気分だった。

 

「にしてもモクロー、さっきの技って……」

「“エアカッター”だな。絶体絶命のピンチが、モクローの新しい力を引き出したんだろう」

 

 思考を切り替え、先程モクローが放った技に対して疑問符を浮かべたイルマへ、フリードがリザードンとキャップと共にイルマの元に歩み寄ってきた。

 そこへ、バチコもジュナイパーと共にイルマの元に歩み寄り、バチコはココアシガレットを咥えながら口を開いた。

 

「……イルマ、お前モクローがあのタイミングで新しい技を覚えられるって分かってたからジュナイパーのブレイブバードを『迎え撃て』何て言ったのか?」

「あ、いえ。その…ヤケクソだったと言うか無意識と言うか……モクローなら何とか出来るかなって思って……」

 

 そう語る苦笑い気味のイルマの目は本気(マジ)だった。本気でモクローなら何とか出来ると信じていたらしい。もしもあの時、モクローが“エアカッター”を覚えられなかったら、それだけでモクローはブレイブバードで一発KOだった筈だが、イルマの信頼とそれに応えようとするモクローの意思が、モクローの力を引き出した。結果はバチコの予想通りイルマの敗北だったが、上々の成果だったと言える。

 呆れ半分感心半分の気持ちで、バチコはニッと笑みを浮かべた。

 

「相っ変わらず危なっかしい奴だ。モクローの気が知れねーな……でも、良くやったな。あッチもそこそこ楽しめたぜ、イルマ」

 

 バチコはモクローをフィールドに座り込んでモクローを膝に乗せているイルマの頭に手を置いて、労りと称賛の言葉を贈った。

 

「……はい!」

 

 バチコの言葉に、イルマは自然と笑顔を浮かべて答えた。

 そんな中の良い(様に見える)2人の微笑ましい光景に、ロイやフリード、その他のメンバーやポケモン達も自然と笑みを浮かべた。

 

(な、なんか良い雰囲気……でも入り込む余地がない……)

 

 ただ一人、ニャオハを抱き抱えたリコだけは、複雑そうな表情で二人の様子を眺めていた。

 イルマとバチコのバトルは観戦していただけでも楽しめたし、二人とも凄かった。それは本気でそう思っている。

 しかし、イルマの頭に手を置いて笑顔を浮かべているバチコと、それに嬉しそうにしているイルマの姿を見ていると、何だかモヤモヤして、ほんの少しイライラしたような気持ちになっていたのだ。

 

 その後、ロイのスマホロトムにドットからのメールが送られ、ドットの部屋の前で再び現れたクワッスからのメモによって、黒いレックウザはパルデア地方に向かっていることが分かった。

 こうして、ライジングボルテッカーズはリコとイルマを実家に送り届けるため、そして黒いレックウザを探し出すために、ブレイブアサギ号はパルデア地方に向かって行くのであった。

 

 




アニポケと全然に近い空気になっちゃいました……最後は結構強引に終わらせましたし……。
イルマ君のモクロー強化とバチコのジュナイパーの技構成を明らかにするために書いたのですが、今見返しても色々無理があったと思います。

エアカッターはレベル技じゃなくてわざマシンで覚える技ですが、ホゲータもじだんだを覚えてましたし、別にレベル技じゃなくてもいいかなと思ってこの技にしました。

バチコのジュナイパーのステータスを書いてみました。『✨』はゲームと同じように色違いのポケモンを表しています。

ジュナイパー✨ (♀) イメージCV:西村ちなみ

テラスタイプ:ひこう
性格:おだやか
特性:えんかく
技:リーフブレード・かげぬい・ブレイブバード・けたぐり

こんな感じです。
テラスタイプも技構成は★7のテラレイドバトル第5弾の最強のジュナイパーの物です。テラスタルもいずれさせるつもりです。
ジュナイパーを♀にしたのは、作者がゲームで使っている色違いのジュナイパーがメスだからです。


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