魔入りました!入間くん if Episode of ポケットモンスター 作:MTHR
モモワロウ戦です。最初はモクローですが、途中でオーガポンに交替します。モモワロウの技はゲームと同じ構成ですが、今回が初バトルとなるオーガポンの技構成は作者が決めています。
「モクロー、“エアカッター”」
「カミッチュ、“りゅうのいぶき”」
モモワロウとヤバソチャがほぼ同じタイミングで撃ち放った2つの禍々しいエネルギー弾を、モクローが放った風の刃とカミッチュが吐き出した紫の息吹が迎え撃つ。互いの中間地点で技同士がぶつかり合い、爆発を起こす。
「“シャドークロー”!」
「もふぅ!」
影で作られた爪を翼に纏わせたモクローが、爆発の煙に紛れてモモワロウを切り裂こうと飛び出す。煙で視界が悪くなっていたモモワロウは、煙の奥から飛び出してきたモクローに驚いて反応が一歩遅れてしまう。その間にも、目前まで迫ってきたモクローが、漆黒の爪でモモワロウを切り裂こうとするが……
「キビキビーー!!」
「ソチャチャ!」
「ッ!?モクロー、反れて!」
「もふぅ!?」
ゼイユの叫びに反応するようにモモワロウの前にヤバソチャが出てきて、モモワロウを守るように手を広げる。咄嗟にイルマがモクローに呼び掛け、モクローはヤバソチャと後数センチといった所で方向転換し、“シャドークロー”がヤバソチャに直撃するのを回避した。
モクローがバランスを取り直して地面に着地すると同時に、ヤバソチャの後ろにいたモモワロウが“シャドーボール”を放った。
「カミッチュ、“みずあめボム”!」
「ミチューー!」
そこへ、カミッチュが吐き出した水飴がモモワロウのシャドーボールに直撃して爆発を起こすことで、モクローへの直撃を防いだ。
「ありがとうスグリ君、カミッチュ」
「う、うん…」
モクローを助けてくれたスグリとカミッチュに礼を言った入間は、自身の相棒に眼を向ける。今もなおモモワロウと対峙するモクローは、僅かに肩を上下させて荒い息を吐いており、彼が疲労しているのは明白だった。
(やっぱり、モクローは消耗してる。それに、ヤバソチャに当てるのも気が引けるし……)
元々、モクローは巨大化したイイネイヌとのバトルで大きなダメージを負っていた。特性の効果であった毒状態こそすでに治っているが、後ろでフリード達と激戦を繰り広げるイイネイヌ達と違い、モモワロウに洗脳された人々に追い回されたせいで殆ど息をつく暇がなかった。
加えて、モモワロウを守ろうとするゼイユとヤバソチャの相手も、イルマの心情的に厄介だった。これがもしも、普段船の上でリコ達と行うようなバトルであれば、イルマも躊躇しなかったかもしれないが、今、ゼイユとヤバソチャがモモワロウき洗脳されているとなると、少し話が違ってくる。本来は友人であり、洗脳されて無理矢理自分達の相手をさせられている相手に、イルマは思わず攻撃するのを躊躇ってしまうのだ。甘いという自覚はあるし、そんな事言っている場合でないと頭で理科いはしているのだが、どうしてもゼイユとヤバソチャを傷付けたくないと思ってしまう。
「キビキビーー!!」
「ソチャチャ…チャー!!」
「“このは”で弾いて!」
すると、ゼイユが奇声を上げ、ヤバソチャひお椀の中で身体をかき混ぜて、モクローとカミッチュに向けて“シャカシャカほう”を放った。それを見たイルマはモクローに指示を出し、モクローは光る葉を放ち、ヤバソチャが放ったお茶を相殺する。
「カミッチュ、ヤバソチャに“みずあめボム”!」
カミッチュが水飴を吐き出すのを見て、イルマは心の中で「よし!」と声を出す。ヤバソチャが“みずあめボム”の水飴によって動きが鈍くなってくれれば、イルマ達はモモワロウに集中してバトルが出来る。
…しかし、その一瞬の油断が致命的であった。
「モゲゲー!!」
「ッ!モクロー避けて!」
「もっふ……もっ!?」
殻から姿を現したモモワロウが、自身の真横で浮かんでいる殻の内側から、ともっこ達にも巻き付いている物とよく似た鎖が射出され、モクローに襲いかかった。イルマは慌ててモクローに回避をするように叫ぶが、モクローの反応が少し遅かった。
「もふぅうううううっ!!!!」
「モクロー!!」
鎖を身体に巻き付けられたモクローは、身体を締め付けられると同時に身体を蝕む痛みに叫び声を上げる。鎖を解かれたモクローは力無く地面に崩れ落ち、イルマは慌てて駆け寄ってモクローを抱き上げた。モクローは傷だらけで眼を回しており、これ以上のバトルはどう見ても不可能だろう。
しかしモモワロウはその隙を見逃さず、カミッチュの相手をヤバソチャに任せ、殻からくさりもちをマシンガンのように乱射した。
その光景を見て、イルマは顔を青くして、鎖餅が口に入ってしまわないように、自分とモクローの口を手で塞ぐ。
「ぽにぃ!」
その時、碧の仮面を被ったオーガポンがイルマ達の前に飛び出し、蔦が巻き付いているような棍棒に緑色のエネルギーを纏わせ、メジャーリーガー顔負けのフルスイングで、モモワロウの鎖餅を凪払った。
「オーガポン…ありがとう!」
「ぽに!がお!」
「?何を言ってるの…?」
オーガポンはイルマの方に向き直り、お面をずらして素顔を露にして、イルマに何かを訴えるように声を上げる。ポケモンの言葉を理解することが出来ないイルマは首をかしげるが、頭の中にある可能性が思い浮かび、おずおずとオーガポンに尋ねた。
「もしかして…指示を出してって言ってるの?」
「ぽに!」
オーガポンは笑顔で頷いた。どうやら、イルマがトレーナー役になってバトルの指示を出してくれと言うことらしい。
同じ草タイプとは言え、イルマはモクロー以外のポケモンでバトルするという経験がない…というより、オーガポンがどんな技を持っているかすら知らない。しかし、イルマの唯一の手持ちであるモクローが戦闘不能になってしまった今、イルマがモモワロウと戦える手段はそれしかない。
「……分かった。一緒に戦おう!」
「ぽにぃ!」
モクローを休ませるためにモンスターボールに戻したイルマの言葉に応えながら、再びお面で素顔を隠してモモワロウの前に立つオーガポン。
それを見て、かつてお面を狙い、自分やお供達を単独で蹂躙したオーガポンが相手だということを悟ると、スグリとカミッチュの足止めをしていたゼイユとヤバソチャを呼び寄せた。彼女は自分一人で倒せるような相手ではない為、モクローの時と同じ様にゼイユとヤバソチャを盾にしてイルマの動揺を誘おうとしているのだろう。
モモワロウの考えを読み取って顔をしかめるイルマの元に、スグリとカミッチュが駆け寄ってきた。
「イルマ!モクロー、大丈夫だべ?」
「スグリ君…モクローはもうバトルは無理そうなんだ。今はオーガポンが僕の指示で戦うって」
「ッ!鬼さまが……うん。わかった」
イルマの前に立ってモモワロウと対峙するオーガポンの姿を見て、スグリは心臓の辺りで服をギュッと掴んで俯くも、気を取り直してモモワロウとゼイユ&ヤバソチャに向かい合った。
「モゲゲー!!」
「キビキビーー!!」
「ソチャーー!!」
最初に動いたのはモモワロウ達だった。
モモワロウは“わるだくみ”で特殊技の火力を上げてから“シャドーボール”を放ち、ヤバソチャは“ねっとう”を放つ。
「オーガポン、避けて!」
「カミッチュも!」
イルマとスグリの指示が響き、オーガポンは右、カミッチュは左に避け、“シャドーボール”と“ねっとう”の直撃を回避した。
「そのままモモワロウに攻撃!」
「ぽにぃ!」
イルマの指示を聞いたオーガポンはモモワロウに向かって走り出し、碧の仮面の額部分にマゼンタ色のエネルギーが溜まっていき、オーガポンはそのエネルギーを纏わせた額でモモワロウに頭突きをかまそうとするが、モモワロウとヤバソチャは慌てて回避する。空振りになった頭突きが破壊されたともっこの墓を更に粉々になり、オーガポンはジャンプしてイルマ達の前に戻る。
「今のは……」
『“しねんのずつき”です』
スマホロトムでその技を検索するイルマ。毒タイプと思われるモモワロウには、エスパータイプの技である“しねんのずつき”は有効だ。
「…よし!オーガポン、ヤバソチャを避けて“しねんのずつき”!」
「ぽーにぃ!」
オーガポンは再びお面の額部分にサイコパワーを纏わせてモモワロウに突撃し、今度こそ頭突きを御見舞いしようとしする。
「キビキビーー!!」
「ソチャチャ!」
「カミッチュ、“りゅうのいぶき”!」
「ミッチューー!」
そうはさせるものかとヤバソチャが“ねっとう”でオーガポンを吹き飛ばそうとするが、そこへスグリの指示を聞いたカミッチュが紫の息吹で熱湯を相殺した。
ゼイユとヤバソチャの妨害が失敗に終わり僅かに動揺するモモワロウに、オーガポンは効果抜群となる“しねんのずつき”を御見舞いしようと飛びかるが、モモワロウは慌てて空中のオーガポンに“シャドーボール”を浴びせることで、オーガポンの攻撃が不発に終わった。
「モゲゲーーッ!!」
オーガポンがイルマの前に降り立った瞬間、モモワロウは殻から紫の鎖を射出する。
「オーガポン!鎖をかわして棍棒技…えっと……“ツタこんぼう”!!」
「ツタこんぼう!?」
「まんまじゃん!!」
「カミッチュ、鬼さまに続いて“りゅうのいぶき”!」
それを見たイルマは、オーガポンに鎖をかわして、先程見たツタが巻き付いた棍棒に碧のエネルギーを纏わせた技を使うように指示を出そうとしたが、その技名を知らなかったゆえに、咄嗟に頭の中に思い浮かんだ名前を叫ぶ。しかしあまりにもそのまんまなネーミングであるため、ともっこ達や洗脳されていた人達を相手にしていたリコ達からツッコミが飛ぶ。
だがオーガポンはそれで何をしてほしいのか理解したようで、取り出した碧の棍棒にエネルギーを纏わせてモモワロウに向けて走り出す。そしてスグリも続いて指示を出し、カミッチュは紫の息吹を吐く。
「モモー!」
「キビキビーー!!」
「ソチャーー!」
「ぽにっ!」
「チュ!」
2つの技が迫り来る瞬間、モモワロウが命令をするように叫び、それに従うように声を上げたゼイユの奇声を聞いたヤバソチャが、自身の体をかき混ぜて“シャカシャカほう”を放つ。広範囲に撒き散らされたお茶は、紫の息吹とぶつかって爆発を起こし、技を放つ途中でお茶をぶっかけられたオーガポンは思わず技を中断して地面に降り立つ。
その瞬間、オーガポンは自身の身体を襲う熱に、思わずその場で片膝を付いた。
「オーガポン!!」
「鬼さま!?」
「ぽ、ぽに…」
オーガポンは立ち上がるが、体に走る高熱に、仮面の下で顔を歪める。
“シャカシャカほう”には、“ねっとう”より低確率ではあるが、直撃した相手をやけど状態にすることが出来るのだ。
(不味い……このままじゃ此方が不利だ…!)
イルマは焦りを見せる。これでオーガポンは常に体力を削られ、なおかつ攻撃力が半減してしまうようになってしまった。まだ2つしか見ていないが、オーガポンが物理技に特化している事は察していた。ヤバソチャには手が出しにくいのに、これでは更に此方が不利になってしまった。オーガポンに状態異常を治す技があるか聞いてみるが、首を振る辺り持っていないらしい。
その時、どうするべきかと頭をフル回転させるイルマの脳裏に、ある記憶が蘇った。
鬼は 不思議な 四つの 輝く面を 持っておった
被る面に よって 鬼が振るう 棒の力が 変わったそうな
碧の面を 被れば 枯れた植物を 生き返らせ
赤の面を 被れば 蝋燭の火を ごうごうと 燃やし
青の面を 被れば 川の流れを せき止め
灰の面を 被れば 硬い岩も やすやすと砕いた
ともっこ達は 倒れ際 三つの面を 奪い 鬼の力を 殆んど 封じたと される
『この看板は、鬼について書かれてるんだね…』
『そにしても、お面で力が変わるポケモンか~…会ってみたいねホゲータ』
『ホゲ!』
それは、イルマとオーガポンが初めて出会う少し前に読んだ、オモテ祭りにキタカミセンターに設置されていた内容だった。
(オーガポンはお面で力を変えるポケモン……確か前に、フォルムチェンジって言うのを授業でやってたよね。もしかして……)
そこまで考えたところで、イルマはオーガポンに声をかけた。
「オーガポン、赤いお面に変えて!」
「!ぽにぃっ!」
イルマの指示を聞き入れたオーガポンは、厳つい形相の碧の面を外すと、羽織の内側から、リコとバチコがキチキギスから取り返した、赤い燃える炎を模した“竈の面”を取り出した。
竈の面を被って顔を隠したオーガポンは、羽織に包まれた手をお面の額の宝石の前で交差し、一気に開く。
その瞬間、竈の面につけられている宝石が輝きを放ち、オーガポンの碧を基調とした羽織が、一瞬で赤・赤茶・黄色の配色の羽織に変わる。
赤い姿に変身したオーガポンが棍棒を取り出すと、棒に巻き付いている蔦に、灼熱の炎が灯った。
「鬼さまが、赤くなった……」
「やっぱり…オーガポンはお面でタイプが変わるんだ!」
「ぽに!」
“かまどのめん”と呼ばれる形態に変身したオーガポンは、数百年ぶりとなる姿に歓喜するように、燃え盛る棍棒を天に掲げる。体を蝕んでいた火傷状態の熱は、嘘のように消え去っていた。
一部のポケモンには、一定の条件で自身の姿や能力を変える力を持つポケモンがいる。代表的なのは【ロトム】や【ポワルン】等だ。そして、フォルムチェンジをするポケモンの中には、タイプや特性を変えるポケモンもいる。
オーガポンのフォルムチェンジもそれに該当する。かまどのめんの時、オーガポンは元のくさ単タイプから、くさとほのおの複合タイプになったのだ。そして、ほのおタイプが追加された結果、オーガポンのやけど状態が無効になったのだ。
しかし、オーガポンのフォルムを知らないモモワロウは、オーガポンに未知の恐怖を感じ、ヤバソチャと共に“シャドーボール”を放つ。
「“ツタこんぼう”で弾いて!」
「ぽにおぉっ!」
高速で迫る禍々しいエネルギー弾を前に、イルマの指示を聞いたオーガポンは炎を纏わせた棍棒を振り抜いて、“シャドーボール”を野球ボールのように明後日の方角に吹き飛ばさした。
「モ、モモ…」
「キビキビーー!!」
「ソチャーー!!」
「カミッチュ、“みずあめボム”!」
「ミッチュ!」
「モゲッ!」
オーガポンの強さに怯えて殻に籠るモモワロウを守るように前に出てきたヤバソチャが“ねっとう”を放った。ほのおタイプに変わってやけど状態にならなくなった為やけど状態は期待できないが、みずタイプの技はいまひとつにならないと考えたのだろう。咄嗟にスグリがカミッチュに指示を出して防ごうとするが、それをモモワロウが“シャドーボール”で弾いて不発に終わらせる。
「青いお面に変えて!」
「ぽにぃ!」
オーガポンは顔を隠す竈の面を取り外し、ロイとフリードがマシマシラから取り返した、青いハートの形をした涙を流す女の造形の“井戸の面”を取り出し、それを素早く竈の面と付け替えた。
お面に取り付けられた宝石が輝き、オーガポンの羽織が青・水色・白の配色に一瞬で変わる。
“いどのめん”と呼ばれる姿にチェンジした直後、ヤバソチャの“ねっとう”がオーガポンのお面に直撃する。
「……ぽにっ!」
「キビッ!?」
「ソチャ!?」
しかし、熱湯の直撃を受けたオーガポンは全くの無傷であり、寧ろ体力が回復したのか、元気一杯だと言うように両手を万歳する。その様子に、流石に無傷を予測できなかったゼイユとヤバソチャは驚く。
いどのめんの状態の時、オーガポンはくさ・みずタイプの複合に変わると同時に、自身の特性も“ちょすい”という特性に変化する。これは、相手のみずタイプの技を無効化し、逆にダメージを回復させる特性だ。イルマとしては、みずタイプが追加されて威力が半減されるかと思って井戸の面を被るように指示したのだが、選んだお面によって変化したこの特性により、オーガポンはヤバソチャの“ねっとう”を完全に無効化したのだ。
「モモ…モゲゲーー!」
今のオーガポンに水技は効かないと理解したモモワロウは、体から毒々しい紫のドロドロした液体を分泌すると、そのドロドロの液体は、まるで意思を持っているかのように飛び交い、オーガポンに襲いかかる。
モモワロウが放った技は“どくどく”という、相手に猛毒を浴びせる技だ。猛毒を浴びて状態異常になったポケモンは、通常の毒状態と違い、時間が経つ毎に削られる体力が多くなっていくという凶悪な物だ。
「オーガポン、“ツタこんぼう”で弾いて!」
「ぽにっ!」
避けることが出来ないわけでもないが、追尾する毒なら迎撃した方がいいと判断した入間の指示が響き、オーガポンは棍棒に水流を纏わせ、それをグルグルと風車のように回転させる。高速回転する棍棒に纏われた水がまるで壁のようになり、振りかかる“どくどく”を弾き飛ばした。
「今だよ、スグリ君!」
「う、うん!カミッチュ、“りゅうのいぶき”!」
「カミーッチュ!」
「モモモー!?」
その隙を見たイルマがスグリに向けて声をかけると、スグリの指示を聞いたカミッチュが紫の息吹を吐き、オーガポンが“どくどく”を防いでいたことに驚いていたモモワロウとゼイユとヤバソチャはそれを察知することが出来ず、モモワロウは竜の力が込められた息吹に飲み込まれて吹き飛び、地面に倒れる。
これでやったかと期待する二人だが、流石に一撃で仕留める事は出来なかったらしく、ダメージは受けたものの、モモワロウは傷を負いながらもフヨフヨと浮かび上がった。
しかし、見るからに弱っていることを見抜いていたイルマとスグリの2人は、すぐに追撃しようと各々のポケモンに指示を出そうとするが、
「ソチャーー!」
「ッ!?オーガポン避けて!」
「カミッチュも!」
その時、モモワロウの前に出てきたヤバソチャが“シャカシャカほう”を放ち、それを見たオーガポンとヤバソチャはトレーナーの指示で、咄嗟に後ろに跳んで直撃を回避した。
「ゼイユさんとヤバソチャを何とかしないと…」
「カミッチュの“みずあめボム”なら動きを止められると思うけど…」
モモワロウを守るようにこちらの妨害をしてくるゼイユとヤバソチャに、イルマはやはり何とか彼女達を抑えないと面倒だと言い、スグリはカミッチュの“みずあめボム”なら少しの間だけ動きを止められるかもしれないと提案する。イルマもそれがいいとは思うが、その為には確実に水飴を浴びせられる状況を作る必要がある。がむしゃらに撃って、間違って顔に当たって窒息死なんてなったら、シャレにならない。ゼイユとヤバソチャを出来る限り傷付けたくないイルマは、どうにか出来ないか思考を巡らし、一か八かといった風にオーガポンに尋ねる。
「オーガポン。君ってゼイユさんとヤバソチャの動きを止められるような技って持ってる?」
「ぽに!」
オーガポンは頷く。どうやらそのような技を持っていたらしい。
「よし。じゃあスグリ君、オーガポンが二人の動きを止めたら、“みずあめボム”で二人を止めて。そしてら一気にモモワロウを倒そう!」
「う、うん!」
「モゲゲーー!」
「ソチャーー!」
2人の作戦が決まったところで、モモワロウとヤバソチャは同時に“シャドーボール”を放ち、禍々しい2つのエネルギー弾がオーガポンとカミッチュに迫る。
「オーガポン!灰色のお面に変えて地面に“ツタこんぼう”!」
「がおっ!」
オーガポンは井戸の面を取り外し、イルマとゼイユがイイネイヌから取り返した灰色の“礎の面”を被る。
その瞬間、オーガポンの羽織が黒・灰色を基調とした色に変わり、オーガポンは棍棒に岩石を纏わせ、地面に叩きつける。地面の土はいとも簡単に砕け、衝撃波により地面の土が巻き上げられ、オーガポンとカミッチュの姿が土煙に隠れる。
土煙の中に“シャドーボール”が突入して、なにかに着弾したのか爆発を起こすが、オーガポンやカミッチュの声は聞こえない。
モモワロウ達は土煙の中に潜んでいるオーガポンとカミッチュを探すように土煙を凝視すると、土煙の中から、オーガポンが上空に飛び出した。
「今だよ!」
「ぽにーー!!」
「キビキビッ!?」
「ヤバチャ!?」
イルマの声に応えるように、オーガポンの身体から緑色の蔦が2本飛び出し、その蔦は意思を持つように、ゼイユとヤバソチャに絡み付いた。
「これは…“つるのムチ”!」
“つるのムチ”は、フシギダネ等がよく使う草タイプの基本的な物理技だ。本来はあいてに蔓を叩き付けるこの技は、攻撃の他にも拘束にも使える非常に汎用性の高い技のだ。しかもその蔦の強度と耐久性はかなりのもので、ゼイユとヤバソチャがどれだけもがいてもビクともしない。
「動きが止まった!今だよ、スグリ君!」
「う、うん!カミッチュ、“みずあめボム”!」
「ミッチュ!」
「モゲゲーー!」
「させない!オーガポン、棍棒を投げて!」
「ぽーにぃ!」
「モモワ!?」
カミッチュが蔦に巻き付けられたゼイユとヤバソチャに水飴を振り掛けようとすると、そうはさせるものかとモモワロウが殻から紫の鎖をカミッチュに向けて射出しようとするが、それをいち早く察したイルマが指示を出し、蔓で二人を拘束していたオーガポンは岩石を纏わせた棍棒をモモワロウに投げつけ、無防備にそれを受けたモモワロウは吹っ飛ばされる。
そうしている間に、カミッチュは口から水飴を吐き出し、直前で蔓の拘束から解放されたゼイユとヤバソチャに水飴が振りかかった。
「キビ、キビキビッ!?」
「ソチャチャ…!?」
ゼイユとヤバソチャは、身体についたベタベタの水飴で思うように動けない。
「動きが止まった!」
「よし、一気に決めるよ!」
「ぽにぃ!」
「カミッチュッ!」
今が好機だと気合いを入れるイルマとスグリに応えるように声を上げるオーガポンとカミッチュ。
時を同じくして、フリード達とともっこの戦いは、決着を迎えていた。
「ヌンダァアアアアッ!」
「避けろ、キャップ!」
「ピッカ!」
イイネイヌは素早い動きでキャップに突進し、猛烈な拳のラッシュを放つ。対して船長帽を脱いだキャップは、自身の小柄な体躯と機動力を活かし、イイネイヌの驚異のパワーから繰り出される“インファイト”を避ける。
「“かげぶんしん”!」
「ピッカ…ピカ!」
「ピカ!」「ピカ!」「ピカ!」「ピカ!」「ピカ!」「ピカ!」「ピカ!」「ピカ!」「ピカ!」「ピカ!」
「ヌッ、ヌンダフ!?」
そこから、キャップはイイネイヌの周りにに無数の分身を発生させる。本体を含めた無数のキャップは、驚くイイネイヌに向けて縦横無尽に走り回り、イイネイヌを錯乱する。
「行け!“ボルテッカー”ッ!!」
「ピカッ!ピカピカピカピカピカ……」
頃合いを見計らったフリードの指示を聞き、走り回るキャップと分身達の身体が電気に包まれ、イイネイヌの周りを目映い光で照らし、イイネイヌは目が眩む。
その一瞬の隙をつき、本物のキャップはイイネイヌに向けて一直線に突撃した。
「ピカピッカーーーッ!!」
「ヌンダァフルッ!!?!?」
反動で自身にもダメージが返ってくる程の威力を秘めた雷の突進がイイネイヌの鳩尾に直撃し、イイネイヌは唾液を吐きながら吹っ飛ばされる。そして地面を滑りながら倒れたイイネイヌは身体を振るわせて起き上がろうとするが、直ぐに目を回しながら倒れた。
「ジュナイパー、上から“けたぐり”だ!」
「ジュナァッ!」
「キチチチ!?」
ジュナイパーは“リーフブレード”、キチキギスは“ダブルウイング”を使って空中を飛び交いながらぶつかり合う中、キチキギスの上に飛んだジュナイパーは、キチキギスにキックを御見舞いする。威力は半減されるが、空中で上から掛けられた強烈なキックにより、キチキギスは地面に叩き付けられる。
「“かげぬい”!」
「ジュナッ!」
「キチッ!?」
同時に、地面に降り立ったジュナイパーが放った矢羽が、倒れるキチキギスの影に突き刺さり、キチキギスはその場所に縫い止められる。
「トドメだ!“ブレイブバード”!」
「ジュナーーーッ!!!」
「キチチッ!!?」
バチコの指示を聞き入れたジュナイパーは気緑色のオーラを纏いながら空を飛び、動かぬ的となったキチキギスに向けて急降下する。その場から動けなくなったことに混乱していたキチキギスはそれに対応することが出来ず、本日2度目のジュナイパーの必殺の突撃を食らってしまった。
反動で多少のダメージを負ったジュナイパーがバサバサと翼を羽ばたかせて地に降りると、キチキギスは目を回してピクピクと痙攣していた。
「アブリボン、連続で“ねばねばネット”」
「ぶりぃ!」
「マシシシッ!」
空に飛び上がったアブリボンが、空中から粘着性のある糸を連続で発射するが、マシマシラは自身の能力で“ねばねばネット”の軌道を予知し、ピョンピョンと飛び跳ねながら避ける。
「“マジカルシャイン”」
「あぶりぃーー!」
「マシシッ」
糸を撃ち負えたアブリボンは、身体から目映い光を放ち、七色の光が降り注ぐ。しかし、やはりそれも予知していたマシマシラはアブリボンとパイモンをバカにするような表情で光を避ける。
しかし、光を避けて飛び跳ねたマシマシラが地面に着地した瞬間、妙な感覚が足にして、足がネバネバした何かにくっついた。
マシマシラは驚いて反射的に足元を見てみると、そこにはクモの巣状に張られた糸のようなものが、自身の足に絡み付いていた。
「かかったべな」
「あぶり!」
パイモンが呟き、アブリボンがフンスッと胸を張る。
敏腕トレーナーである彼女は、マシマシラが未来を見る能力を持つポケモンだと見抜き、“ねばねばネット”をあちこちに張り巡らせて罠を仕掛け、“マジカルシャイン”でそのポイントまで誘導していたのだ。アブリボンにしか集中していなかったマシマシラは、まんまとこの罠に引っ掛かってしまった。
「アブリボン、“ムーンフォース”」
「ぶぶー……りぃっ!!」
「マシッキャキャーー!!?」
動けなくなった敵に対し、パイモンはトドメの一手を指示。アブリボンは上空に浮かぶ月の光を集め、ミルク色のエネルギー弾をマシマシラに向けて撃ち出した。神秘の光を宿した光球は避けることが出来ないマシマシラに直撃し、爆発を起こす。マシマシラはそれに耐えきれず、足元の糸を千切りながら遠くに吹き飛ばされた。
「モッ、モモモ……」
味方であったゼイユとヤバソチャが動けなくされ、
「ぽにぽにぃ!」
「よーし!ここからがハイラ…んっ?」
気合いの入ったオーガポンの声に応えるように某キツネライダーの決め台詞を言おうとしたイルマは、ふとポケットの中で何かが光り輝いた事に気付き、ポケットに手を突っ込んでそれを取り出す。
それは、イイネイヌとのバトルでも使っていたテラスタルオーブだった。
「エネルギーが戻った…」
テラスタルオーブは一度使うと、特異な環境でない限りエネルギーが自然充填されない代物だが、ここはテラスタル現象が確認されているキタカミの里。イイネイヌ戦からこの時間になるまでの間で、エネルギーが充填されても不思議ではない。因みに、フリードとバチコのテラスタルオーブは既にチャージ完了しているのは余談である。
イルマの手の中にあるテラスタルオーブを見たオーガポンは、普段の姿でもある緑色の羽織に戻ると、碧の面を被った顔をイルマに向けた。
「がおっ、ぽーにぃ!」
「テラスタルしろって事?」
「ぽにぃ!」
「よし!わかった!」
イルマはテラスタルオーブを前に突き出すように構えると、テラスタルオーブに虹色の光が集まり出す。そのエネルギーの勢いに飛ばされそうになる帽子を抑えながら、イルマは光り輝くテラスタルオーブをオーガポンの頭上に向けて投げた。
頭上に投げられたテラスタルオーブが光輝き、オーガポンの身体が目映い宝石に包まれ、それが砕け散る。
「ぽーにぃーーっ!!」
現れたのは、巨大なお面だった。
オーガポンが被っていた碧の面の造形が派手なものとなり、まるでテラスタルジュエルのように光り輝くお面が、オーガポンの眼前に浮かんでいた。
「お面がテラスタルしちゃった…!?」
「これがオーガポンの力…!」
その輝きに、キビキビ洗脳された人達を足止めをしていたリコ達は、オーガポン達の方を向いて思わず声を漏らす。リコ達と共に町の人々を足止めしていたフリード達も同様だった。
そんな中、リコ達と同じようにオーガポンのテラスタルに驚いていたイルマだったが、気を取り直すと、モモワロウを見据えて声を張り上げた。
「オーガポン、“ツタこんぼう”!!」
オーガポンは棍棒を取り出すと、その棍棒が緑色のエネルギーに包まれる。素の状態よりも、遥かに強いエネルギーだ。
「モモワーイッ!」
「カミッチュ、“りゅうのいぶき”!」
「ミッチューー!」
「モゲゲッ!?」
過去に同じ技で永い眠りに陥られた経験から、モモワロウはそうはさせるものかと殻から紫の鎖を発射する“じゃどくのくさり”でオーガポンの“ツタこんぼう”を妨害しようとしたが、それを妨害するようにカミッチュが紫の息吹を吐く。オーガポンに集中していたモモワロウはそれを察知することが出来ず、技を無理矢理中断させられ、ともっこの墓の残骸の上まで後退する。
不意打ちの痛みに顔を歪めながらも顔を上げたモモワロウの視界に入ってきたものは……宝石のように身体を煌めかせ、棍棒を振り上げるオーガポンの姿だった。
テラスタルの輝きに、モモワロウが状況を忘れて一瞬だけみほれてしまう瞬間、オーガポンの棍棒が振り下ろされた。
「がお゛ぼう゛っ!!」
「モゲゲゲゲゲゲーーッ!?」
棍棒の一撃が、モモワロウを破壊されている墓の上に叩き付け、クレーターを作る。
オーガポンがジャンプしてイルマ達の前に降り立つと、テラスタルが解除されて素の状態に戻る。
オーガポンが作ったクレーターの中央に沈んでいるモモワロウは、目を回して「モゲ~…」と小さく声を出しており、どう見てもこれ以上の戦闘は不可能であった。
「もう、起き上がってこないよね…?」
「たぶん…」
「ぽに~」
「ミッチュ~」
イルマはモモワロウを遠目で見ながら呟き、スグリがそう答えると、オーガポンとカミッチュは気が抜けたのかその場に座り込んでため息を吐いた。
すると、キビキビ洗脳されていた人達の足止めをしていたリコ達が此方に向かって走ってきた。
「皆、大丈夫でしたか?」
「うん、大丈夫だよ。イルマとスグリの方は?」
「僕達も怪我はないよ。…あっ、そう言えば洗脳された人達は正気に戻ったんですか?」
「いや、洗脳が解けた訳じゃないんだ…。モモワロウが気絶して皆混乱しているのか、キビキビ踊って慌てるだけでその場から動かなくてな……」
「ホントだ。ねーちゃんも戻んねぇ……」
カミッチュのみずあめボムで身体中をベタベタにされたゼイユとヤバソチャ、そしてスイリョクタウンの住人やポケモン達は、未だにキビキビと、しかし弱々しく喋っている。どうやら、倒すことは洗脳解除に繋がらないらしい。
「ならモモワロウを起こして…ッ!?」
モモワロウを起こして洗脳を解くようにお願いしてみようとイルマがともっこ像の残骸の上で未だに気絶しているモモワロウの方に顔を向けた時、不思議な事が起こった。
突如飛来した丸い何かが、意思を持っているように飛び、気絶しているモモワロウにぶつかったのだ。目を凝らしてみると、それは光に覆われたモンスターボールだ。モモワロウの額にぶつかったモンスターボールは空中で開き、モモワロウを吸い込んだ。そして、モンスターボールは蓋が閉じると同時に何処かに飛んでいってしまった。
予想外の光景に、イルマ達は呆然としてしまっていたが、ハッとなって互いに顔を見合せる。
「今のって、モンスターボールですよね…?」
「モモワロウが誰かにゲットされちゃったってこと!?」
「そうみたい…でも、誰が…?」
「タイミングからして、モンスターボールを投げた奴は何処かに隠れてバトルの様子を見ていて、モモワロウが倒されて俺達がモモワロウから離れた瞬間に、“サイコキネシス”でボールを操ってゲットしたって事か…だとすると、ソイツはまだ近くにいるはずだ」
フリードの予測に頷いた全員が辺りを探そうとした瞬間、ともっこプラザの入り口の方から声が聞こえてきた。
「……あれ?皆、どうしただ?」
「私、どうしてともっこプラザに…?」
「!皆正気に戻ったみたい…」
紫のオーラが身体から消え、紫の目から普通の目に戻ったスイリョクタウンの人々が、踊るのを止めて、何故ともっこプラザにいるのか分からないと言った様子でキョロキョロと辺りを見渡していたのだ。モモワロウがボールに入った影響なのか、洗脳が解けたようだ。
「スグ!イルマ!?何で私とヤバソチャは全身ベタベタなのよ!?……それに、モモワロウはどうしたのよ!?」
「ソチャ~!」
「ねーちゃん!」
「ゼイユさんも戻ったんですね」
カミッチュの水飴まみれになっていたゼイユとヤバソチャも正気を取り戻したらしいが、操られていた間の事は記憶に無いのか、ベタベタの身体に困惑してイルマ達に何があったのかを訪ねるゼイユと、必死に身体のベタベタを取ろうとしているヤバソチャ。
そんな彼女に苦笑いしながら、彼女とヤバソチャを助けねやらねばとイルマはモモワロウの事を一時的に後にして歩きだそうとすると、不意に足に力が入らず、体制がカクンと崩れた。
「あ、あれ…?」
「イルマッ!?」
「ぽにぃ!?」
イルマは思うように力が入らず、フラリと仰向けに倒れそうになり、リコは咄嗟にイルマを抱き止め、オーガポンは心配そうな表情で彼に駆け寄る。
だがイルマはそれに答えることが出来ず、意識が急速に遠退いていき……ブラックアウトした。
「ね、寝ちゃった…」
「ぽ~…」
「呑気な奴だな……あー、いや…考えてみれば、コイツ一番頑張ってたもんな。もう夜遅ェし、無理もないか…」
リコの胸の中でスヤスヤと眠るイルマに、顔を赤くしながらも寝顔を覗き込んで呟くリコと、ジーっとイルマの寝顔を覗き込むオーガポン。まだモモワロウの行方がどうなったか分からないのにとバチコが呟いたところで、オーガポンのために東奔西走していたイルマが、モモワロウを倒したことで緊張が緩んで眠ってしまったのだろうと推測する。スマホロトムで時間を確認してみると、既に夜中の3時を回っている。リコ、ロイ、ドット達もバチコの言葉で時間の感覚が戻ってきたのか、少し眠たそうにしている。
「おい、あれ見てみろ!」
「お、鬼か…!?」
「!ぽに…」
すると、正気に戻った町の人々の中から、心配そうにリコに抱えられたイルマを見るオーガポンを見てそんな声が聞こえてくる。イルマを見ていたオーガポンは、村人達の視線や声に気付き、ビクッと身体を震わせた。真実は全くの逆だが、スイリョクタウンの人々の間ではオーガポンは悪いポケモンと言い伝えられてしまったせいで、忌み嫌われているのだ。怯えるのも当然だろう。
リコやフリード達が咄嗟にオーガポンの姿を隠すための盾になろうとした瞬間、横から大きな声が上がった。
「皆、待って!」
「ぽ?」
「スグ!?」
オーガポンの前に立ち、村の人達に呼び掛けたのはスグリだった。突然の事にオーガポンは首を傾げ、弟のまさかの行動に水飴でベタベタのままのゼイユも目を見開く。スグリは一度、振り向いてオーガポンと目を合わせる。
「…大丈夫。鬼さま、おれを信じて」
「……ぽに?」
その言葉にオーガポンがますます首を傾けると同時に、スグリはスイリョクタウンの人々達の方に向かって歩きだし、未だにともっこプラザにいる事やオーガポンに困惑している人々に向けて、静かに語りかけた。
「皆、おれな話さ聞いてほしい。鬼さまの本当の話……」
本作では、オーガポンは戦闘の最中でも自由にお面を付け替えられる設定です。アニポケSM編でシルヴァディがバトル中にタイプを変えていたので、オーガポンも同じようにしてみました。余談ですが、作者がゲームのモモワロウ戦で使ったオーガポンは碧の面でした。
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