魔入りました!入間くん if Episode of ポケットモンスター 作:MTHR
近いうちにこの作品も投稿する予定なので、pixivを利用している方々はよろしくお願いいたします。
今回はくろむちゃんのライブ回。他作品のネタとか割りと多いので注意してください。
今回のサブタイトルは、東映特撮ファンクラブで配信されている作者のお気に入り『仮面ライダーアウトサイダーズ』の主題歌「What’s the Outsiders?」からです。
このお話にイルミちゃん達の挿し絵載せるつもりだったのですが、アップデートが失敗続きで不可能だったのでpixivに投稿しました。
https://www.pixiv.net/artworks/120633247
真っ暗な空間の中で、口髭をつけて、頭の上にピンクのハットや左肩には鳥の巣が乗った木の飾りを乗せていた奇抜なコスプレをしたフクスローが、ピンクのパラソルを広げながら口を開く。
「ボンヌ・レクチュール。皆大好きフクスローさんですよ~。女装してたイル坊がオトモダチ2人と一緒にステージで歌ってるって言う衝撃的なシーンから始まった第49話のあらすじを紹介するぜ~」
パラソルを閉じたフクスローは再び口を開く。
「今人気急上昇中のアイドルくろむのライブチケットが当たってライブが行われるウォルターシティにやって来たイル坊は、そこでセキエイ学園のルームメイトだったキラキラ君アリスと、カントーの離島で出会った珍獣娘クララと出会う。そんでイル坊がアリスとバトルするって展開になったんだけど、何だかんだでイル坊はオトモダチ2人と一緒にくろむのライブに行くことになったのさ。そんでは第50話……どうぞ!」
ウォルターシティ中心部に設置されたドーム。このドームでは今夜、若手No.1アイドル『くろむ』のライブが行われるということで、ドームには数千といった観客達が集まっていた。
そして、ドーム内の控え室では、一人の少女が椅子に座ってため息を吐いた。
地味な薄水色の髪に丸メガネを掛けた目立たなそうな容姿の少女は、パイプ椅子に背をもたせかけると、ため息を吐き出した。
「はぁ~……まさかお忍びであんなことが起きるなんて……」
「グレイ……」
水色の少女が座るパイプ椅子の元に歩み寄った水色のポケモン──グレイシアは、パートナーの様子を気遣うように彼女の足にスリスリと身を寄せる。
そう、彼女は一時間程前、町を散策するなかで素行の悪い男にナンパされ、振り払おうとしたらその男に力ずくで強姦されそうになったところをイルマ達に助けられた少女とそのパートナーのグレイシアであった。
「気遣ってくれてありがとう、グレイシア。でも大丈夫よ。これは仕方がない事だもの。だって……」
そう言った少女は、何処からか取り出したウィッグを被ってメガネを外す。
目の前の鏡に映るのは、紫の髪をした可愛らしい容姿をした少女──今人気急上昇中のアイドル、くろむの顔があった。
彼女の名前は【ケロリ】。
パルデア地方出身でオレンジアカデミーに在籍している、若手のエースくろむの正体であった。
──私……ものすごく可愛いから!!
ケロリの母は、凄腕のトレーナーにして教育熱心な女性だった。
ケロリの兄妹達は、そんな母に似て優秀なトレーナー達だった。彼らの答案にはいつもニコニコマークと一緒に『よく出来ました』の文字が並んでいたが、ケロリの答案にはいつも『頑張りましょう』の文字とがっかりマークが描かれていた。
それでケロリが叱られることもなく、無理に勉強をしろと言われたたりもしなかったが、悲しそうに眉を下げるあのがっかりマークが母が自分に対して抱いている気持ちなんだと思っていたケロリは、何時も家族を見返したいと思っていた彼女は、ある日突然気付いたことがあった。
商店街を1人で歩いていると、突然音が止まったのだ。
それに疑問を持ったケロリは気付いた。それは、自分の可愛さに見とれて、全員が足を止めて此方に見とれていたからだ。
何も言っていないのに花束を貰い、ケロリにプレゼントを渡そうとする人達が次々にやって来る。大柄の男性にぶつかりアイスをシャツにベッタリとつけてしまっても、許すどころか五段のアイスを買って貰った。
その理由は……ケロリが可愛いから。
「だからこそ私は、『可愛い』を何よりも活かせるアイドルになった!……まぁ、今回みたいなこともあるから、可愛すぎるのよ困り者なんだけどね」
「グレイ」
愚痴るように呟いたケロリは、フゥと溜め息を吐きながらパイプ椅子に沈める体をさらに深くする。
そこで、ケロリは男に絡まれていた自分を助けてくれた青い髪をした、珍しいポケモン達を連れた少年を思い出す。
「あの人がイルマ……」
ケロリはスマホロトムを操作し、少し前に話題になったネットニュースを検索する。
映し出された画面には、このような文字が書かれていた。
『衝撃!チャンピオンランク・アメリに恋人が!?相手は元オレンジアカデミー理事長サリバンの御令孫イルマ!』
というふざけた文面と共にでかでかと載せられているのは、先程ケロリを助けてくれた少年イルマが、赤い髪をした女性──パルデア地方のチャンピオンランク、アメリと共に笑みを浮かべあっている写真だった。
パルデア地方において、ネモと並ぶ程の実力者であり、オレンジアカデミーの副会長を勤めている人物だ。気高き立ち振舞いで常に威風堂々としており、その美貌とカリスマ性からパルデア地方でもよく校内新聞の一面やネットニュースに取り上げられており、その度にくろむの記事は新聞の端っこにちまーんと載せられており、その度にくろむは悔しさに震え、新聞をグシャグシャに握り締めていた。
そんな中、ケロリのスマホロトムに表示されたこの記事は、つい先月ネットを騒がせたをものであり、常に威風堂々とした佇まいを崩さないアメリが、オレンジアカデミーの現理事長【オモダカ】の前任者であるサリバンの孫、イルマの前で見せる恋する女の子のような顔で笑うを目撃したボウルタウン在住の記者が書いた記事だった。
イルマはセキエイ学園に入学する前から、テーブルシティで2体のギャロップの馬車を使って、大名のような登場をすることで割と注目の的になることも多く、パルデア内ではちょっとした有名人であった。
他にも、アメリがボウルタウンの町中でジャケットを羽織った黒髪の少女とイルマを奪い合って修羅場を発生させたとか言う話もあったらしいく、それによりイルマは天然のタラシだとか言われてイルマに対する嫉妬コメントで荒れていた事もあるが、それは割愛する。
「助けられたとは言え、私の可愛い素顔見られちゃったし、正体がバレちゃうんじゃ……いや、でもイルマさんは私とは何の接点もないし、カツラだって外してたんだから、バレる筈は……」
「お~い、くろむ、グレイシア。もうすぐ本番よ、衣装に着替えてきなさい」
「ッ!は、はい!」
「グレッ!」
その時、くろむのマネージャー、マルさんが控え室の扉を開けて声をかけてきたことで、ケロリもといくろむは本番の時間が来たことを察すると、慌てて控え室を後にする。
数分もすると、くろむは紫を基調とした衣装に着替え、同様におめかしをしたグレイシアと共に、ステージに続く道を歩く。
(何と言う布面積……でもしっかりしなきゃ!私はアイドルのトップに立つんです!イルマやアメリがなんだって言うんです!)
そして、ステージに立ったくろむは一瞬で思考を切り替え、笑顔を浮かべてステージに飛び出した。
「みんなーーー!げんき……」
「グレ?」
そこで、くろむの声と表情が固まり、相棒の変化にグレイシアは訝しげな表情でくろむを見上げる。
視線の先には、『VIP』と書かれた看板が立てられた席の内の一つ、黄緑の髪の少女とピンクの髪の青年の真ん中に座る、ペンライトを握りっている青い髪をした白スーツの少年がいた。
(イル○×△□△◎~~~~□△◎~~~~何故ここにーーーッ!!!??)
一時間後。
まさかイルマがライブ会場に来ていた事に驚愕して硬直してしまったが、グレイシアの支えによりなんとか気を取り直し、何とか休憩時間になるまで歌い続けることに成功した。
しかし、ケロリ……否くろむは、無言の笑顔で目の前の席に座る少年を見る。
(素顔を見られたとは言え、遠目でウィッグもつけてるからバレないと思ってたのに……なんで目の前にイルマがいるのよ……)
そう、そこにいたのは、うっかり素顔を見られてしまった少年、イルマであった。
イルマは、照れたように口を開く。
「えっと、当たったのがVIPチケットだったんです。VIP席の客は抽選でくろむさんと直にお話が出来ると言うお話を聞いたので抽選のくじを引いてみたら、まさか、抽選にも当たるなんて……。ボディチェック5回もされたの始めてです……」
「まぁ!」
「イーブイが、ネットでライブの動画を見てから、ずっとグレイシアに会いたがっていたみたいで……だからこうして話せて光栄です」
「そうなんですか!色違いのイーブイなんて、珍しいポケモンばかり連れてるんですね!」
「いえいえ、そんなことは……」
すぐ近くで、イルマが連れている白銀のイーブイが、くろむのパートナーであるグレイシアにキラキラした目を向けながら話しかけているのを横目で見ながら、くろむは内心でドキドキしていた。ライブの時はステージと席から距離が離れていたからバレる心配はないだろうと思っていたが、今くろむとイルマの距離は目と鼻の先だ。
「くろむさんは、学生とアイドルを両立してるんですよね。スゴいですよね!お仕事、大変なのに……」
「そっ、そうですね……(当たり前よ!私は引っ張りだこですもん!)」
くろむはイルマの言葉に期限を良くしたのか、鞄からスケジュール帳を取り出してページを開くと、得意気に鼻をならした。
「早朝からテレビ撮影。曲の収録に続いて、学校の合間でもダンスのレッスンとピアノのレッスンから、放課後は雑誌のインタビュー。追加で顔合わせとライブの打ち合わせに入って、とどめに宿題も新曲の暗記とファンレターへのお返事用意と……」
「そんなにッ!?って、すごーい!手帳に予定がびっしり!目が回りそう……」
「でしょう?これぞ、プロの……」
早口で捲し立てながら得意気な表情を浮かべるケロリは、そこでハッと気付いて、イルマから手帳を奪い取った。
「たっ、大したことは書いてませんけど!」
手帳には自身の予定やら素性も書いてある。プライベートを知られでもしたら大変だ。
その時、ケロリはキョトンとしているイルマの後ろ──化粧台の上に、メガネが置かれていることに気付いた。変装用として愛用している眼鏡だ。ついさっきも、イルマに助けられた時にフクスローが拾ってくれた。
ケロリは席から飛び出し、机の上に置いてある菓子やらを床に落としながらメガネを回収した。
「ええぇ……」
突然、謎ジャンプをしたケロリに、イルマ達は口元をひきつらせ、グレイシアは慌てている。
おかしな奴と思われたかもしれないが、素性が知られるよりはマシだ。
しかし、どうやら今日のケロリはとことん不幸に見回れているらしい。
「あの……ソレ……頭の上……」
「えっ?」
イルマの言葉を聞き、ケロリは頭をペタペタと触ると、ある違和感に気付き、バッと後ろを振り返る。
そこには、水色こ髪をした美少女──くろむとしての表の顔、ケロリの姿が化粧台の鏡に映っており、ケロリはサッと顔を青くした。先程のジャンプの衝撃で、ウィッグが取れてしまったのだ。
イルマは、不味いものを見たと言わんばかりにしどろもどろになるが、直ぐに踵を返して、帽子を被りながらそそくさと控え室のドアを開ける。
「あっ、あの……それじゃあ僕はここで」
「待ってください……」
だが、やはりそう上手くは行かず、退散しようとしたイルマの3本の触覚を、顔を真っ赤にしたくろむがガシッと掴んで引き留めた。
五分後。
くろむの控え室で、イルマ達はグレイシアの作り出した氷の牢獄に囚われていた。帰ろうとしたイルマ達をくろむが引き留めたと同時に“れいとうビーム”で拘束されたのだ。
「さっ、ささささ寒い……」
「ごっ、ごめんなさい。でも、逃げられたら困るし……」
氷の牢獄から出してもらい、椅子に座ったイルマは体に毛布を巻きながら、直ぐ様竈の面にチェンジしたオーガポンの棍棒の炎で暖を取り、フクスロー、イーブイ、オーガポンはそんなイルマに抱き付いて暖を取る。雪山生まれのラルトスはそこまで寒がっていなかったが、仲間外れは寂しいので、ピトッとイルマに寄り添った。
そんな押しくら饅頭状態のイルマに、頭を抱えていたケロリはメガネを掛けてからズイッと顔を寄せ、捲し立てるように口を開いた。
「とっ、兎に角!この事は内緒にしてください!私は今をときめく人気アイドル何ですから、異性との個人的な付き合いやらはスキャンダルのもとなんです!」
「いやいや、素顔を見てカツラだったことを知ったからって、別に脅しの種にしたりとかはしませんから!」
「それはそれでどうなんですか!私の素顔を見れたんですよ!?そこはコネクションを取ろうとしないんですか!?」
「いや、いってる意味がわかりません!!」
ワチャワチャと騒ぎまくる2人。
フクスローやグレイシア達はどうすればいいのかと視線をお右往左往させていると、くろむの不幸が立て続けに起こった。
「うわっ!?」
前のめりになってイルマにつめよっていたことで、ケロリは足を滑らせてしまった。というのも、先程グレイシアがイルマ達を拘束する際に出した氷の牢獄が溶け、足元が濡れてきていたせいなのでほぼ自業自得みたいなものなのだが。
兎に角、ケロリは突然のことに体勢を整えることも出来ず、目の前にいたイルマを巻き込みながらぶっ倒れた。
「くふぅ!くふ……」
「グレイ!レイ……」
音と共に、辺りのものを待ちきらしながらイルマとケロリが転倒し、フクスロー達は慌てて自身のトレーナーの元へ駆け寄ると、目の前の光景に絶句した。
「「!?」」
仰向けに倒れたイルマの上に倒れたケロリのそれなりに膨らんだ胸が、イルマの顔面に押し当てられていたのだ。
ケロリとイルマは一瞬で自分達の状況を理解すると、顔をオクタンのように真っ赤にし、イルマはケロリの柔らかい肌を掴んで自身から引き離した。
「すっ、すみません!わざとじゃないんですが……って、アレッ!?」
「……」
ケロリは顔を真っ赤にし、顔から湯気を吹き出しながらぶっ倒れた。
その頃、ピグトンタウンでは……。
「………」
「リコ、どうしたの?」
「何か……脈絡もなくイラッとした」
「……ニャー……(……まーたイルマが誰かといい雰囲気になってるのかな……)」
ロイと共に、
「くろむ、くろむ!?スゴい熱……グレイシア!氷をお願い!」
「グレ!」
マネージャーのマルさんがケロリを抱き上げ、ケロリに呼び掛ける。グレイシアは掌サイズの氷を産み出し、その氷をタオルで包んで、ソファーの上に横にさせたケロリの額の上に置く。
「あなたっ、この子に何かしたんじゃないでしょうね!?」
「いやっ、僕は何と言いますか…」
「グレイ」
マルさんは控え室で一緒にいたイルマに詰め寄る。
そんなつもりは更々なかったとは言え、とんでもない事をしてしまった為、イルマはしどろもどろになる。そんなイルマを、グレイシアが首を振ることで庇護した。元を正せばケロリが暴走していたせいでこうなったのだ。
「この娘、熱に弱いのよ。疲労とか感情の昂りとか……気を付けてた筈なのに……」
すると、控室の扉が勢いよく開いて、コンサートスタッフが顔を覗かせる。
「マルさん!くろむちゃん、倒れたって!?」
「容態は?ライブは……」
「ムリよ。この調子じゃあ……それに、ライブ再開まであと30分を切ってる。医者に診せたとしても間に合うかどうか……!」
(やっ、やっぱり僕のせいなのだろうか……)
聞けば聞くほど危機的な状況に、イルマは罪悪感を感じて顔を青くする。
「だから……今回のライブは、中止……」
「──だめよ」
その時、マルさんの言葉をくろむが遮った。
「私は……アイドルのトップに立つんです……。こんなところで、止まるわけには……」
「何でそんなに……」
何故そこまでするのか、イルマが戸惑ったように尋ねる。
「……家族を見返すの」
ケロリの家系は、氷のような無表情を浮かべる一族だった。
氷タイプのポケモンの扱いを得意とする一族は、鉄仮面のように表情を動かさなかった。
ケロリも例に漏れず、笑顔なんて興味はなかった。
しかし、ある時祖母が、テレビ番組をこっそり見せてくれた。
それがアイドルだった。
それを一目見た瞬間、ケロリの世界はひっくり返った。
笑顔なんて興味もなく、笑わない一族のもとで暮らしてきた筈なのに。一目見ただけで、その笑顔のパワーに、ケロリの心は圧倒された。
これならきっと家族を見返せると、そう思った。
「アイドルのトップに立つ事は……宿命なの。だって私は……すっっっごく可愛いんですから!」
その言葉と同時に、ケロリは糸が切れた人形のようにソファーの上に倒れた。
「くろむ!!」
「あのっ、僕にも何か出来ることは……」
イルマがケロリに駆け寄ろうとするが、マルさんはイルマの手を振り払った。
「触らないで……貴方に出来ることなんて、ないわ。アッチで大人しくしてて」
マルさんの鋭い視線を向けられ、若干怯むも、イルマら引き下がれない。ケロリをこんな状態にしてしまったのは、四割くらい自分にある。
それに、ケロリはあそこまで必死になってライブをやり遂げようとしていたのだ。その夢への一歩を自分のせいで潰してしまうなんて、イルマは受け入れることは出来なかった。
「あの、僕が……前座をやるわけには、いかないでしょうか?」
「……前座を?」
「パフォーマンスでも、何でもやります!くろむさんが動けるようになるまで。だから、ライブ中止は待ってほしいんです!」
「ムリだって言ってるでしょう!」
マルさんは邪険にイルマの提案を却下する。
「気持ちは嬉しいけど、大人しくしてて!お願いだから!」
「ッ……」
マルさんの剣幕に、イルマは僅かに気圧される。プロの現場に部外者が口出しするなんて烏滸がましいと、イルマ自身理解もしているのも要因だった。
イルマが言葉をつまらせていると、イルマの隣を通りすぎて、ある人物達が手を上げた。
「「嫌です」」
「アズくん!クララ!」
それは、イルマと共にくろむのライブにやって来ていたアリスとクララであった。
あまりにもイルマの帰りが遅いので、心配して様子を見に来ていたのだ。
「事情は分かりました。要はくろむさんが目を覚ますまで、客の注意を引き付ければいいのでしょう」
「私は鬼ごっこがいいと」
「コイツの言うことは気にしないでください。兎に角、なにか方法があるのでは?」
「……っダメよ!!」
頓珍漢な案を出すクララを下がらせながらアリスの言葉を聞いても、マルさんの意見は変わらない。
「お客は『くろむ』を見に来ているの!可愛くて華やかで!学生という特殊な
「じゃあ作る?」
そこへ、クララが声を上げた。控室から拝借したヒラヒラのフワフワの衣装を手にしながら。
唐突な台詞に、マルさんやスタッフ達が目を丸くし、イルマとアリスは嫌な予感がして、顔色を青くしながら一歩後退る。
「へい、お二人さん。覚悟はいいかい?」
クララは衣装を手にしながら、ジリジリとイルマとアリスに詰め寄った。
その謎の圧に気圧され、狼に追い詰められた羊のようなイルマとアリスに、クララとワニノコとピチューは衣装を手にしながら飛び付いた。
「ちょっ、待っ……」
「そ、それだけはっ、あっ」
「「キャアアア~~!!」」
クララに服を剥ぎ取られていくイルマとアリスの姿を、マルさん達は呆然と眺めていた。
「………ッ!」
「!グレッ!」
「グレイシア……ッ、ライブッ!」
ケロリはパチッと目を覚ますと、彼女の側にいたグレイシアが笑顔を浮かべてケロリにすり寄る。
ケロリは相棒の頭を撫でながら、バッと時計に目を向けると、時計の針が指している時間に絶望の表情を浮かべた。
「間に…合わなかった。お客さん……沢山来てくれたのに……笑顔に出来なかった……」
ケロリはかけられていたタオルケットを握り締める。
(……っ私は、プロ失格だッ!)
これではもうトップアイドルになれない。それを考えると、ケロリの目に涙が溢れてくる。
そんな彼女の手に、そっと優しく振れる手があった。
「グレッ」
「グレイシア……?」
彼女のパートナーのグレイシアは、彼女にニコッと笑いかける。まるで、「大丈夫」と言っているように。
その時、『ドンッ!!』と、控室の壁が震え、ライブ会場から衝撃が響き渡る。
ケロリはグレイシアを連れて起き上がると、控室を出てコンサート会場に向かう。廊下には、マルさんが立っていた。
「くろむ!」
「えぇ。それより、この声は……」
「……凄いわよ。とんだ逸材だわ」
マルさんは、感心したように息をついており、ケロリは再びコンサート会場に走り出すと、舞台袖に上がる。
そこでケロリが見たものは……
「いっ、いいいい……行くよっ♡」
可愛いアイドル衣装を着込み、おめかししたポケモン達と共に観客に向けて手を振っているイルマ達だった。
(本当に、何が起こってるの!?)
数十分前、ブレイブアサギ号。
ピグトンタウンで【クルちゃん】というニックネームのパフュートンのトレーナー【ユノ】のお悩みを解決し、幼馴染みの【レンタ】とオスのパフュートン【プリンス】との特訓を終えたリコとロイとクワッスはブレイブアサギ号に戻り、夕食を食べていた。
何時ものように、マードックの料理は絶品である。現にロイは何度もおかわりしている。
しかし、何か物足りなさを感じていたリコは自身の隣の空席を見て、表情を暗くする。
(……イルマ、まだ帰ってこない……)
「リコ、どうしたの?」
「えっ!?いやいや、何でもない!」
「……ニャー」
「……十中八九、アイツがいねーからだよな」
「マードックのご飯が不味いわけないしね。全く、可愛い彼女をほったらかしてアイドルのライブに行くなんてねぇ」
「普段はあんなにイチャついてるのに、お互いに無自覚なんだよね。早く自覚して告白すればいいのに……」
元気がなさそうなリコにロイが疑問を浮かべ、リコは慌てて誤魔化し、リコが元気がない理由を察したニャオハは呆れ、バチコ達女性陣はヒソヒソと話し合う。
「そう言えば、イルマは今日はライブに行ってるんだったな」
「ライブか~、僕たちも行ってみたかったなホゲータ」
「ボゲゲ」
そこへ、ついついイルマの分の皿までだしてしまっていたことに気付いて皿を片付けていたマードックが思い出したように呟き、ロイは歌好きのホゲータと行ってみたかったと呟く。
「……時間的には、ライブは後半ってところだな。ライブ中継やってるし、スクリーンに映してみるか?」
「いいね。BGM代わりに」
「う、うん」
スマホロトムで簡単にくろむのライブ状況を調べたフリードがそう提案し、今人気のアイドルのライブに多少なりとも興味のあった面々はその提案に頷き、リコも胸のなかにモヤモヤしたものを抱えながらも頷いた。
そしてスマホロトムを操作し、ミーティングルームのスクリーンに、ウォルターシティのドームのライブ映像が映し出されると、フリード達は映し出された人物の顔に驚愕した。
『皆様!お待たせして申し訳ありません!これより、前座のショーを行います!』
『──我ら!イルミと愉快な仲間達!!』
映し出された三人組の真ん中に立つ青い髪をした少女を見て、フリード、バチコ、マードック、オリオ、モリーは口に含んでいた飲み物を吹き出した。
「あれ?くろむちゃんのライブじゃないの?」
「前座のショーって言ってたけど……あの真ん中の子、可愛い……」
同じく映像を見ていたロイはくろむが出てこない事に疑問符を浮かべ、リコも疑問を持ちながらも、その三人組の真ん中に立つ少女を見て謎のトキメキを感じる。
どうやら、青い髪の少女の正体に気付いていないようだ。
(…お、おい。あの青い髪の子って、間違いなくアイツだよな?)
(連れてるポケモンまで同じだし、間違いないだろ……)
(だとしても、何があったら観に来た奴が観られる側に立つことになるんだよ?超展開にも程があんだろ)
(でもリコの言う通り、ずいぶん可愛いくなったね……)
(イルマ……もしかしてそんな趣味が……?)
一方で、イルマの正体に気付いたフリード達大人組は、何故こんなことになっているのかと頭を抱える。
『そ、そそそそれでは歌います!「ココロハレルヤ!」』
そうしている間にも、ステージに立つイルマ……もといイルミちゃんは、隣に立つ【アリスちゃん】と【クラりん】と、おめかししたポケモン達と共に、流れてくる音楽に合わせて体を踊らせ、歌を歌い出した。
「♫ココロハレルヤ!キラキラ 輝く 世界に 恋に落ちそう」
イルミはステージの真ん中に立ち、端から聞けば女性の声にしか聞こえない、可愛らしい声で歌をドーム内に響かせる。その横ではクラりんとそのポケモンであるワニノコとピチューが何処からか取り出した太鼓を叩き、リズムを取る。
そして、イルミの歌に合わせるようにアリスちゃんがポケモン達に指示をだし、フクスローは“リーフストーム”、アブソルは“かえんほうしゃ”、イーブイは“スピードスター”を放ち、ラルトスは“ねんりき”で四方八方にその技を分散させ、会場のあちこちに分散させた技の一部一部をぶつかり合わせると、絶妙な加減で混ざり合った技が弾け、会場内に小さな花火が咲く。
──青い髪可愛い!イルミ!イルミ!
──炎の美人!燃やされたい!
──1人おかしい!
告知も何もない、即興の前座のショーだというのに、くろむのライブに来たファン達からは不満の1つも飛んでこない。むしろ、イルミ達の美容と華やかなパフォーマンスに、全員が魅せられていた。
(あのイルミとか言う少女……似ている。凄く似ている。まさか、本人?いやいやいや、まさかまさかまさか!)
そんな中、沸き上がるファンのなかで一人、赤い髪をした長身の美女。世間からイルマとの交際関係を疑われていた、イルマの幼馴染み、アメリは、父から貰ったチケットを使って観に行ったライブで、ステージで歌声を披露する少女が、自分が恋心を抱いている幼馴染みとものっ凄く似ている事に、石のように固まっていた。
「あの子、どうしてもライブを中止してほしくないって」
(どうしてそんなことを……もしかして、ほぼ初対面の私のために……?)
舞台袖で呆然と立っているケロリに、マルさんが事の経緯を説明し、ケロリは目を丸くする。しかし次の瞬間、自然と笑みが溢れていた。
「全く……。お節介な子ね、イルマ。……グレイシア、行くよ」
「グレイ!」
感情の昂りと体の疼きに従い、ケロリはグレイシアに声をかけると、グレイシアは力強く頷いた。
相棒の返答に笑みを浮かべたケロリは、グレイシアと共に力強く踏み出した。
イルミによる『ココロハレルヤ!』が歌い終わると、観客席から歓声が沸き上がる。
その時、舞台袖から氷の階段が伸び、舞台の真ん中までの花道を作り上げる。イルミと愉快な仲間達や観客達は、一斉に舞台袖に視線を集めた。
「いつまで、私のステージで暴れる気ですか?」
「グレーーイ!」
──まってましたーーー!!
──くろむちゃーーん!!
──グレイシアーー!!
待ちわびたくろむとグレイシアのコンビの登場に、観客席から歓声が爆弾のように沸き上がる。
観客達の声援に手を振って答えながら、くろむとグレイシアは氷の階段を降りていき、イルミ達の前に立つ。
「ありがとう、皆さん。本当にありがとう」
真っ直ぐにイルミ達を見つめ、例を言うくろむ。
「じゃあ、僕たちはこれで……」
「待ちなさい」
舞台裏に戻ろうとしたイルミの触覚を掴んで引き留めると、くろむは二つあるマイクのうちの一つをイルミに差し出した。
「ここはプロの舞台。最後まで責任を持ってください」
「グレイ、グレイシ!」
「ぶい、ぶーいっ!」
足元では、青を基調とした衣装を身につけるグレイシアがイルミのイーブイに声をかけ、イーブイは力強く頷いた後に、イルミに視線を向ける。
イーブイの視線を受けて、イルミも気を引き締めてマイクを受け取った。
「「いくよ!『キミの小悪魔黙示録♡』」」
手を繋ぎ合わせたくろむとイルミが宣言すると、観客席から大歓声が弾け、くろむとイルミによるデュエットが始まった。
「「♪悪魔たるもの 油断は禁物! ある日 突然 ハートを 奪われる(ズッキュン!)」」
「♪あぁ かわいい あの
「♪話したい?」「♪触りたい?」
「「♪そんなに 言うなら 遊んであげる」」
「♪好き? どうかしら 見抜いてみてよ」
「♪私の為なら 魂だって 捧げるでしょ?」
グレイシアが“つららばり”、イーブイが“スピードスター”を同時に放ち、空中でぶつかり合った技同士が爆発を起こし、観客席にキラキラと雪の結晶が舞い落ちる。
「「♪
クラりんが太鼓を叩き、アリスちゃんが「参りましたーー!!」と叫ぶなか、イルミは腕を伝って肩を上まで登ってきたイーブイと頬擦りをしてから、再び歌い始める。
「♪悪魔たるもの 先手必勝」
「♪一目見た瞬間 いただきます」
「♪パックン!」
イーブイが“スピードスタを四方八方に放ち、そこへ”フクスローが“リーフストーム”、グレイシアが“れいとうビーム”、アブソルが“かえんほうしゃ”、ピチューが“でんきショック”を放ち、四つの技が“スピードスター”に纏われると、様々な光を宿した星の弾幕は会場内を飛び交い、観客の目を楽しませる。
「「♪そう わたしは かわいい
「♪手を伸ばせば 届きそう」「♪もどかしいでしょ」
「♪離さない! 逃がさない! 私は ワガママ 全部欲しいの」
「「♪好き? 知ってるわよ そんな事」」
「♪私のためなら 心臓だって 捧げるでしょ?」
竈の面にチェンジしたオーガポンとリザードンが放った炎をラルトスが操り、会場内に巨大な炎がハートの形を造り上げる。
「「♪
イルミとくろむがハイタッチをしながら歌い終えると、観客席から大歓声が上がり、ドーム全体に響き渡った。
「すみませんでした!私のせいで皆さんにご迷惑を……」
「グレイシア……」
「ライブは大成功!終わりよければ他は良し!」
他の歌も歌い終わり、ライブを終えたくろむとグレイシアは、舞台裏でスタッフ立ちに頭を下げて謝罪するが、スタッフ達は気にした様子もなく笑い飛ばす。
そのすぐ傍では、元の服装に着替え直したイルマ、アリス、クララに数人の人だかりが出来ていた。
「三人とも、凄かったな!」
「アイドル興味ない?」
さりげなくアイドルの勧誘も受けているイルマ達。
ケロリはくろむ姿のまま胸を撫で下ろしていると、マルさんがくろむに何かを差し出した。
「くろむ。今朝届いてたファンレターの中に、これが……」
【体に気を付けて 母より】
「見てるって」
それは、くろむに当てられた手紙だった。
文章の隅には、母が書いたニコニコマークが書かれており、それを見たくろむは、満面の笑みを浮かべた。
「今日は大変だったね~」
「そうだな……」
ライブ会場を出たイルマとアリスは、我が身に起きた怒涛の展開に疲れきったように大きな溜め息を吐いた。
「ドーーンッ!」
「うぇっ!?」
「ぬおぉっ!?」
その時、イルマとアリスの後ろから凄まじい勢いで何かが突撃してきて、イルマとアリスは前のめりに倒れる。
ガバッと二人が起き上がって後ろを振り替えると、そこにはクララとワニノコがケラケラと笑いながら立っていた。
「ストラーーイク!」
「ク、クララ……」
「貴様…いきなり何をする!」
アリスが怒りを露にして怒鳴ろうとすると、イルマとアリスの前にアイスを差し出してきた。
「ね!ね!アイス食べようよ!コンビニで買ってきた!はい、さんぶんこ!」
ニッコリと笑ってアイスを差し出してくるクララの笑顔に押され、イルマとアリスはおずおずとアイスを受け取った。
「みんな頑張って、すっごく楽しかったから、かんぱーーい!」
「「か、乾杯……」」
3人はアイスをグラスのように打ち合わせ、アイスを齧る。真夜中だが、ライブで動き回った事で汗をかいていた3人にはちょうど良いごほうびだった。
クララがアリスの分のアイスを横取りしようとしているのをアリスが頭を掴んで阻止している光景を見て、イルマはアイスを眺めながら、イルマはクスリと笑みを浮かべた。
「何か……たまにはこう言うのも良いな」
その時、クララが横から割り込んできて、イルマのアイスを一口齧った。
「あっ!」
「ん~~イチゴ味」
「貴様!三人に分けるのは何処へ行った!?」
「ア、アズくん、落ち着いて~!」
イルマが目を見開き、クララがアイスの感想を述べ、アリスがアイスを手にしたまま怒鳴ると、クララは脱兎の如く走りだし、それを追いかけるアリスをイルマが追いかける。
そんなバカらしい光景を眺めていたフクスローとリザードンは、互いに顔を見合わせて、呆れと微笑ましさが混じったような表情を浮かべるのだった。
その後、鬼ごっこを終えて「またいつか会おう」という約束をして別れたイルマ達。
そして、イルマはウォルターシティの入り口の前でスマホロトムの画面を確認する。
「結局1時間も走り回っちゃった……もう11時!?早く帰んないと……」
『ラルトス、頼んだぜ』
「ラルッ!(お任せください!)」
名を呼ばれたラルトスは手を上げながら答え、イルマ達はラルトスの“テレポート”でブレイブアサギ号に戻ろうとすると、後ろから声をかけられた。
「まっ、待ってください!」
「!ケロリさん?」
振り返ってみると、そこにはウィッグを取ってメガネをかけた姿のケロリとグレイシアが此方に向かって走ってきていた。
「ケロリさん、どうしたんですか?」
「いやっ、その……伝え忘れたことがあるんです……いっ、言っておきますが!ライブでは助かりましたが、私の正体をばらしたらタダじゃおきませんので!」
「グレッ」
「わ、分かってるわよグレイシア。……そのっ、どうぞ……よろしく……」
「…は、はい。これからよろしくお願いします」
真っ赤になって恥ずかしそうにそう言ったケロリに、イルマも笑顔を浮かべながらそう答えた。
そして、折角なのでケロリにサインを貰い、イルマはラルトスに“テレポート”を指示し、イルマ達はウォルターシティから一瞬でブレイブアサギ号の甲板へ瞬間移動した。
「……ふぅ、何だか長い一日だったなぁ。さてと、後は……」
「私の部屋に来てくれるって話だよね、イルマ?」
部屋へ戻ろうとすると、後ろから声がかけられた。
その声に、イルマはビクッと体を震わせて顔色を青くすると、錆びたブリキ人形のようにギギギ……という音が出そうな動きで振り替える。
そこにいたのは、頬を膨らませ、全身から不機嫌オーラを纏うリコであった。幼馴染みの異様な迫力に、イルマは一歩後退り、この後の展開が読めたフクスロー達はイルマから距離を取った。
「いやっ、リコ?今11時だよ?明日でも良いって言うか……別にやましいことは……無かったことはないけど……」
「あったんだね?イルマ、私の部屋で少しオハナシしよう?」
イルマの服の襟首を掴み、ズルズルとイルマを自室へ引き摺っていくリコ。最早、抵抗する術を失ったイルマは、さながら母猫に咥えられる子猫のようにリコの部屋へと連行されていき、フクスローはそんな憐れな主人の姿に呆れたような溜め息を吐くのだった。
翌日。
ドットの部屋に集まったリコ、ロイ、イルマは、ドットのパソコンの画面を覗き込んでいた。
その画面の中では、先日リコとロイがお悩み解決をしたユノとそのパートナーのクルちゃんが、ユノの幼馴染みレンタとそのパートナー、プリンスと共にバトル大会に優勝し、ぐるみんからのインタビューを受けていた。
「優勝しちゃうなんてすごいな!」
「ホント、良かったね。ユノ」
「予想通り、再生数もコメントも増えてるけど……ネットはこっちで持ちきりか」
ドットはやや不満気に、画面のぐるみんの動画から別の動画に切り替える。
「『くろむと謎の青髪アイドル、大盛り上がりのライブ映像』……うわぁ、今もすごい勢いで回数が上がってる」
「昨日のライブ、凄かったもんね……」
「……」
リコとロイがパソコンの画面を見て、昨晩のライブの会話をしているのを聞き、イルマはやや頬を赤くしながらそっぽを向くのだった……。
~冒頭のフクスロー~
TERASAにて限定配信していたスピンオフドラマ『仮面ライダーリバイス The_Mystery.』第4話冒頭のバイスによる振り返りシーンのオマージュ。
~ケロリが気絶した経緯~
原作と違い名前を上げていないイルマが原作通りケロリを気絶させられる理由を
~アメリとの交際疑惑~
魔入間40話にそんな記事が出ていたので此方でも取り上げてみました。端っこに「交」の字だけしか書かれてなかったが、原作を読めばそう言う記事が出るのも当然かと。
~イルミと愉快な仲間達~
本当はアリスちゃんとクラりんの代わりにリコとロイを立たせるつもりだったが、この2人が女装を提案するはずないだろうと考え直して原作通りアリスとクララをアイドル化させた。
~ココロハレルヤ!~
入間くんの声優を勤める村瀬歩さんが演じるキャラクター【華房心】の楽曲。華房心さんはイルミちゃんと同じく男の娘アイドルというこてでカバーさせた。
~キミの小悪魔黙示録~
この作品内に登場する魔入間キャラは全員人間の設定ですが、やはりくろむとイルミと言えばこれしかないと思ったのでこの曲にしました。一応、歌っている人を見分けやすくするために『イルミは青、くろむは紫』としてみました。
感想、評価お待ちしております。