魔入りました!入間くん if Episode of ポケットモンスター 作:MTHR
今回もまたオリジナル回。
サブタイトルの元ネタは、『仮面ライダー
時系列は前回の数十分後くらいの設定です。イルマくんとリコのイチャイチャシーンも、ほんの少しだけ書いてあります。
様々な露店が並ぶ道で、リコはイルマを連れて露店の内の1つの前で足を止め、並べられた品々を見渡した。
「色々売ってるね……」
「流石は露店街、アクセサリーやら骨董品やら、色んな物があるのは世界共通なんだね……あっ、あそこには食べ物も売ってる!」
「イルマ、せめて一個までね」
「はい……」
露店に並ぶ品々を興味深そうに見つめ、イルマは特に露店に並べられた食材やお土産の品の数々に目を輝かせて触覚をピコピコと動かしているが、リコは品物に目を向けながらもイルマに注意し、イルマはガックリと肩を落とした。
そしてイルマは、数多くの品々の内の1つを手にとって財布を取り出そうとした時、
「「!?」」
イルマ達がいる地点からさらに奥にある露店から、轟音を立てながら何かが飛び出してきた。
「「グァアーーーッ!」」
「きゃあっ!?」
「うわっ!?」
飛び出してきたポケモンは、全身に青いオーラを纏って飛び上がり、そのオーラがドラゴンの形を形成すると、そのポケモンは一気に駆け出した。
イルマはその進行上にいたリコを抱き寄せて、そのポケモンの“ドラゴンダイブ”から回避させるが、技が空振りになったそのポケモンは、“ドラゴンダイブ”のエネルギーを維持したまま四方八方に飛び回り、露店や住人達のポケモンに激突しながら、何処かへと飛び去っていってしまった。
「な、なんだったの今のは……」
「畜生!またアイツかよ!」
「これで何件目だ!?」
イルマとリコが呆然とポケモンが飛び去っていった方を眺めていると、破壊された露店の店員達からそんな声が上がってきた。
気になったイルマとリコは顔を見合わせ、イルマはお菓子を買おうとしていた店の店長に尋ねる。
「あの……今のはなんだったんですか?」
「ん?君は観光客か?……アイツは2ヶ月くらい前から、露店に現れてはメチャクチャに暴れまわってるポケモンだ。突然現れて、木の実や肉といった食材を取り扱っている露店を荒し、“ドラゴンダイブ”で逃げ去っていくんだ。神出鬼没とこの辺りではちょっと有名だから、君達も気を付けておいた方がいいよ」
話によると、あの正体不明のポケモンはこの辺りでは悪い意味で有名らしい。店員から注意の言葉をもらい、イルマとリコは露店街を後にした。
すると、イルマの右肩に乗るラルトスと、リコのフードの中のミブリムが互いに顔を見合わせて声を上げた。
「……ラルッ」
「ミッ」
「ミブリム、どうしたの?」
「ラルトスまで……」
イルマとリコが何かを訴えるように鳴き続ける2体に首をかしげていると、その言葉を聞いたフクスローが声を上げた。
『ソイツ等が言うには、あのポケモンからは暴れん坊って感じはしなかったらしいぜ』
「それ、どう言うこと?」
『あのポケモンの感情をキャッチしたんだと。二人が言うには、アイツからは怒りや悪意は欠片も感じられなかったって言ってる』
「どう言うことなんだろ……」
『俺に言われても分からん』
「ラルゥ……」
「ぽに……」
「ぶぃ……」
フクスローが通訳したラルトスとミブリムの言葉を聞き、イルマだけでなくイーブイ、オーガポンも一緒に頭を捻って考え込むが、当然ながら答えが出てくる筈もなかった。
そんなイルマ達をジッと見つめながら、隣を歩いていたリコは口を開いた。
「……イルマ、フクスローの言葉が分かるの?」
「うぇっ!?いやっ、フクスローが何か言いたそうだったから、考えてみただけだよ。アハハ……」
また変な人を見るような目を向けられては溜まらず、イルマは慌てて誤魔化そうとするが、リコはイルマを真っ直ぐに見据えたまま話し掛ける。
「信じるよ、イルマの話」
「え?」
「未だにポケモンの言葉が分かるようになったなんて、現実味がなくて信じられないんだけど、イルマの言葉なら信じられるから」
「……」
イルマは呆然とリコを見つめる。リコの目は真っ直ぐに此方をの目を見つめており、嘘やら揶揄するような感情は見当たらなかった。
「……あ、ありがとう……」
「うん」
イルマややや頬を赤くしてそっぽを向き、リコもつられて顔を赤くする。
その時、ラルトスとミブリムが再び何かに反応して、肩の上とフードの中から声を上げた。
「ミッ、ミー!」
「ラーラルル!」
「今度はどうしたの?」
『ラルトスとミブリムは、「この先にさっき感じたポケモンの感情がある」って言ってるぜ』
「それってもしかして……さっきのポケモンがこの先にいるってこと?」
「イルマ、その話が本当なら行ってみよう」
リコの言葉に頷き、2人はラルトスとミブリムが指し示す方向に向けて走りだし、やがて薄暗い路地裏へと辿り着いた。
路地裏は余り人が立ち寄ったりしないのか余り掃除やら何やらが行き届いておらず、辺り一面にゴミやらが散乱しており、イルマのリコは顔をしかめながらもその路地裏を進んでいくと、曲がり角の先から何かのポケモンらしき声が聞こえてきた。
イルマとリコは顔を見合わせたあと、小走りに路地裏を進んでいき、曲がり角を覗き込むと、その先には一体のポケモンの姿があった。
「ジヘッ!ジーッド!」
「ヘド!ヘドヘド!」
小型の竜脚下目型のような姿をしており、体色は青く、背中には翼を持ち、ボサボサの黒い体毛で覆われて顔もほとんど隠れている首を二つ持ったドラゴン型のポケモンだった。
そのポケモンは、ろくに食べていないのかかなり痩せ細り、口には口輪がつけられており、足下の木の実を食べようとしているが、口輪が邪魔をして食べられず、頭を木の実に打ち付けては、ベチャベチャと潰してしまう。
「あのポケモンは……」
リコはスマホロトムを取り出し、目の前で頭を地面に打ち付けているのようにも見える行動を繰り返すポケモンのデータを検索する。
『ジヘッド。らんぼうポケモン。あく・ドラゴンタイプ。頭同士の仲は悪い。2つの頭を可愛がらないと、嫉妬で大喧嘩を始める』
「ジヘッド……あれが街を騒がせてるポケモンの正体…?」
「……あの子、口輪を付けられてる。そのせいでご飯が食べられないんだ。リコ、助けて上げよう」
「う、うん」
イルマの言葉に、リコはジヘッドが街を騒がせているポケモンであるかもしれないからと一瞬躊躇するが、あのジヘッドの口輪によってエサを食べられないという姿を見て放っておける筈もなく、イルマとリコはジヘッドの下に歩み寄る。
二人の靴音を聞き付けたのか、地面に頭をうちけていたジヘッドの2つの頭が、イルマとリコの方を向いた。
「大丈夫?今その口輪を……」
「「シャアァアアッ!!」」
「うわっ!?」
「きゃっ!?」
イルマがジヘッドに手を伸ばした瞬間、ジヘッドは大きな声を上げてイルマに飛び掛かった。
突然の不意打ちだったが、イルマ達は先ほどのこともあってヒラリとジヘッドの突進を避けると、ジヘッドの勢いは止まらずにイルマとリコの真横を通り抜ける。
「「ジヘッ!?」」
その時、ジヘッドはイルマとリコの真後ろにあった建物の壁に顔面を打ち付けた。
なんとも間抜けな光景にイルマとリコが目を丸くするが、壁と顔にぶつけたままのジヘッドは、ズルズルと崩れ落ち、ドサリと地面に倒れ込んだ。
「「……」」
暫くその姿を無言で眺めていたイルマとリコだったが、イルマはその場で膝をついてジヘッドの口元に手をやった。
「「ジヘッ!!」」
「落ち着いて、僕達はなにもしない。口輪をはずして上げるからね」
そう言って、イルマは近くで散乱していたガラスの破片を拾い上げ、ジヘッドの2つの頭に付けられた口輪のベルトを破片で切った。
支えを失った口輪がガシャンッと音を立てながら地面に落ちる。
「「……ヘッド!!」」
「アダァッ!?」
「イルマ!?」
その瞬間、ジヘッドは突然、イルマの手に噛みついた。イルマは痛みで短く悲鳴を上げ、それを見たリコが慌ててイルマを助けようとしたその時、
「「ヘッ……」」
「ジヘッド!?」
ジヘッドが噛む力を強くしようとした瞬間、2つの頭は突如噛みつく力を弱めて口を手から離すと、ドサッと音を立てて、地面に力なく倒れ込んだ。
イルマは慌ててジヘッドの頸動脈に手を当ててみると、一瞬で顔を強張らせた。
「このジヘッド……やけに体が冷えてるし、脈もかなり弱い……!リコ、ここからそんなに離れてない所にポケモンセンターがあるから、今すぐに連れてかないと!」
「ッ!?わ、分かった!」
イルマの診断結果を聞き、同じ様にリコは血相を変えてジヘッドに駆け寄り、イルマとリコは2人でジヘッドの体を持ち上げた。身体中汚れていて、つい先程海水に浸かったのを洗濯した二人の服が汚れるが、イルマもリコも気にする筈がない。
ジヘッドの平均的な体重は約50キロもあり、イルマ達でも持ち上げられるか分からない体重だが、このジヘッドはかなり痩せ細っており、少しズシッとくる程度のものだった。
イルマとリコがポケモンセンターに辿り着き、治療室でジョーイさんや医療機器によって治療を施されているジヘッドをガラス越しに眺めていたイルマ達。
暫くすると、治療室からジョーイさんが助手のタブンネと共に出てきた。
「ジョーイさん、どうでしたか?あのジヘッドは……」
「かなり衰弱していましたが、命に別状はありませんでした。……どうして、あんな状態になるまで放っていたんですか!?」
心苦しそうな表情で状態を伝えたジョーイさんは、次いでイルマとリコに厳しい表情で声を上げる。どうやら、あのジヘッドはイルマとリコのどちらかのポケモンで、あの状態になるまで放置していた張本人だと思われたらしい。
慌てて、2人はそれを否定する。
「ち、違います!私達、最近ここで暴れまわってるポケモンを探していたんですけど、そのポケモンがあのジヘッドだったんです」
「でも、見つけた時にはもうあの状態で、口輪を付けられてロクにご飯も食べられなかったみたいなんです」
「噂のポケモンがこの子?それに口輪って……!もしかして、このジヘッドは…!」
「なにか知ってるんですか!?」
リコとイルマの言葉を聞いて何か心辺りがあるような反応をするジョーイさんに、イルマとリコは顔を寄せながら尋ねると、ジョーイさんは悲痛そうな表情でジヘッドを見ながら口を開いた。
「あのジヘッド……捨てられたポケモンなのよ」
「「えっ!?」」
ジョーイさんから告げられた情報に、イルマとリコは驚愕したように目を見開いた。
「2ヶ月くらい前……ジヘッドを連れたトレーナーがこのポケモンセンターの近くにあるバトルコートでバトルしてね。あのジヘッドは、そのバトルで負けちゃったのよ」
「あく・ドラゴンタイプですしね……フェアリータイプが相手だったんですか?」
「そうじゃないの、あの2つの頭の仲が悪かったのよ」
「へ?」
すっとんきょうに思える答えにイルマとリコは揃って首をかしげ、それを見たジョーイさんはスマホロトムを取り出し、あるポケモンの映像を二人に見せた。
「ジヘッドの進化系、サザンドラはとても強力なポケモンだけど、育成にはとても時間がかかるの。それに、ジヘッドの2つの頭は仲が悪くて、バトル中でもどっちの頭が先に技を出すのかで喧嘩することもよくあるの。進化や育成、バトルをさせるにしても、とても扱いが難しいポケモンなのよ」
「図鑑説明にも書いてあったね……」
「体は1つ頭は2つ、しかも仲が悪いって中々不便な話だね……」
サザンドラとジヘッドの生体データを見ながらそう呟く。そこで、話がジヘッドの生態に刷り変わっていたことに気付いたジョーイ算が、話を件のジヘッドに修正した。
「バトルの最中にも喧嘩ばかりで連敗してね、あのジヘッドを連れたトレーナーは、彼を逃がそうとしたの。でも、ジヘッドはそのトレーナーと離れたくないって訴えたわ。そしたら、そのトレーナーはジヘッドに口輪を付けて置いていったのよ。見かねた私が保護しようとしたんだけど、ジヘッドは鎖を引き継ぎってトレーナーを追いかけていって、そのまま行方不明になっちゃったのよ。でもまさか、食料を求めて街を騒がせていたなんて……」
ジョーイさんは悲しそうにジヘッドを見る。
「そんな……育てるのが大変でバトルに負けてばっかりだったからポケモンを捨てるなんて……」
「……」
リコは憤ったような声を上げる。ライジングボルテッカーズとの冒険の中で、時にはハンターのような悪事を働く者達を見てきたが、それでも人間とポケモンの絆を見続けてきた身としては、ジヘッドのトレーナーの行った事は理解の外だった。エクスプローラーズでさえ、自信の所有するポケモン達とだけは信頼感系があったというのに。
腕を組んで黙り込んでいたイルマの方も、かつてとある資産家の子息の依頼で醜悪な人間を見てきてしまった為、この様なことをするポケモントレーナーがいると理解できてしまったが、だとしもジョーイさんの話したトレーナーがジヘッドに対して行った事を認めることなど到底出来ず、組んだ腕を掴み、シワが出来る程強く、拳を握り締める。
「それで……あのジヘッドはどうなるんですか?」
何とかやりきれない気持ちを抑えたイルマは、続いてジヘッドがどうなるのかを尋ねる。
「取り敢えず、治療を終えてからね。トレーナーに育てられていたポケモンをいきなり野生に返すのは出来ないから、何処かの保護施設に送るわ」
「そうですか……」
取り敢えず、今後のジヘッドの安全と生活は保証されるらしい。イルマとリコは安堵の息を吐き、ベッドに横になっているジヘッドを見つめた時だった。
「「ヘド……」」
「あっ、起きた」
ジヘッドが目を覚まし(目は隠れて見えないが)、ゆっくりと首を持ち上げたのだ。
キョロキョロと辺りを見回しているジヘッドを見て、ジョーイさんはジヘッドの様子を確認しようと治療室に駆け込もうとすると……
「グァーー!」
「シャーー!」
「えっ?きゃああっ!!?」
「タブンネ!?」
ジヘッドは突如、“あくのはどう”を放ち、ジョーイさんとタブンネを攻撃し出したのだ。ジョーイさんとタブンネは咄嗟にしゃがみ込む事で光線の直撃を回避するが、代わりに治療室の扉に直撃し、爆発を起こした。
「ヘッド!」
「ジヘヘ!」
「あっ、ちょっと!」
「逃げた!?」
ジヘッドがベッドから飛び出し、治療室を抜け出したのだ。イルマが咄嗟にジヘッドを引き留めようとするが、闘牛の如く猛スピードで走るジヘッドの勢いに吹き飛ばされ、リコを巻き込んで倒れる。
その間にも、ジヘッドは突然の自体に驚いているポケモンセンターにいる人々の間を通り抜け、出口から飛び出していってしまった。
「じ、ジョーイさん。大丈夫ですか!?」
「えぇ、なんとか……でも、あのジヘッド、まだ完治してないのに……」
「リコ、追いかけよう!」
「うん!」
ジョーイさんの安否を確認したあと、イルマとリコは直ぐ様ポケモンセンターを飛び出し、キョロキョロと辺りを見回すと、差程離れていない場所にジヘッドの後ろ姿を見つけた。
「あそこだ!」
「行こう!」
2人は直ぐ様、ジヘッドを追いかけて走り出す。
「ジヘッドーー!」
「待って!」
2人の声を聞いて、ジヘッドはこちらに気付いたように足を止める。しかし、直ぐ様ジヘッドは2つの口を開き、口内に赤黒いエネルギーを貯めていく。
ジヘッドが止まってくれるのではなく、自分達をぶっ飛ばそうと考えているのだと察したイルマとリコは足を止め、先程見た“あくのはどう”の威力を前にして後退る、その時だった。
「ヘドッ!ヘドドッ!」
「ジヘッ、ヘッド!」
突如、右の頭が左の頭に頭突きを食らわせ、それを受けた左の頭が右の頭に噛みつき、そのまま2つの頭は互いの頭をぶつけ合い続ける。最早、イルマ達のことは眼中になさそうだった。
「け、喧嘩はじめちゃった……」
「仲悪いんだね……」
バトルの予感だと感じていたイルマとリコは、なにもしてないのにジヘッドが突然一人(二人?)で喧嘩を始めたことに、口角をひきつらせて苦笑いする。
「ヘド……」
「ジヘ……」
ジヘッドのお腹から大きな音がしたかと思うと、ヘナヘナと倒れ込んでしまった。それを見たイルマとリコは、慌ててジヘッドの元へ駆け寄り、二人で協力して、ジヘッドを人気のない公園のベンチの前の芝生でジヘッドを横たわらせた。
「だ、大丈夫?お腹空いてるの!?」
「「ジヘド……」」
「それなら……これ、食べて!」
口輪を付けられたせいでロクに食事もとれなかった日々が災いし、立っているのもままならないほどに腹を空かせたジヘッドを見て、イルマはジャケットの内側から取り出したお菓子の袋詰めを取り出し、ジヘッドの前に広げると、ジヘッドはスンスンと匂いを嗅いだあと、少しずつそのお菓子を食べ始めた。
「よかったぁ、食べてくれて……」
「うん……でもイルマ。こんなお菓子なんて何処に隠し持ってたの?」
「ヴェッ!?そ、それは……」
「………今回だけは許してあげるから」
普段からおやつやらの間食が多いため、間食はマードックから出されるおやつ以外ダメだと禁止していたリコの視線に、イルマは顔を青くして目を右往左往させる。その目から、イルマがおやつを隠し持って食べていたことを看破したリコだが、今回は空腹のジヘッドを助ける事に繋がったので、お説教はなしにすることにした。
「ジヘッ!」
「ヘッド!」
「もう食べきっちゃった……ねぇ、ジヘッド。これからポケモンセンターに来てくれる?そこに来れば、これからはもっと安心できる暮らしが出きると思うんだ」
「「ヘッド!」」
「……ダメみたい」
「なんで僕が……?」
あっという間にお菓子を食べ終えたジヘッドが声をあげると、リコは一度ジヘッドにポケモンセンターに戻れば、今より豊かな暮らしが出きると教えると、ジヘッドはその提案を拒否するように噛み付いた。
……イルマの頭に。
「この町から、離れたくないの?」
「「ジヘッ」」
『トレーナーが言ってたそうだよ、「必ず迎えに行くって」。だからこの町から離れたくないそうだ』
「……そっか、トレーナーさんの事が大事だったんだね」
フクスローが訳したジヘッドの言葉を聞き、イルマはジヘッドと目線を合わせて、話しかける。
「それなら、一度ポケモンセンターに来てくれないかな?トレーナーさんを待ってる君を別の場所に連れていこうなんて考えてないけど、そこまで弱ってる君を放っておけないんだ」
「「……」」
イルマのまっすぐな言葉に、ジヘッドも黙り込んでジッとイルマの顔を見る。
しばらくイルマの顔を見つめていたジヘッドの2つの頭は、同じタイミングでコクリと頷いたことで、イルマとリコの顔がパアッと明るくなる。
「それじゃあ、行こう!」
「ヘッド!」
「ジヘ!」
『その前に、なんか食わせろだってよ』
「……その前に、何か買わないとね」
続けてフクスローが訳したジヘッドの言葉に、イルマは財布の中を見ながらそう呟いた。
「「ヘッド~!」」
「満足したみたいだけど……すごい食欲だったね。ロイやホゲータみたいだった……まぁ、何日も食べてないみたいだし、仕方ないのかな?」
「分かるよ、ジヘッドの気持ち。僕も前にレポートが書き終わらなくて徹夜する羽目になって夕飯抜いちゃってさ。翌朝は餓え死ぬかと思ったよ」
「イルマはもう少し餓えた方がいいんじゃない?」
木の実を二十個近く食べてようやく満足したらしいジヘッドを見て苦笑いするリコ。リコとイルマは、近くの売店で購入したアイスを食べながら、ゆっくりとしたペースでポケモンセンターに向かっていた。因みに代金は全てイルマが支払っていたりする。
チョコ味のアイスを食べていたイルマは、ふとリコの二段のアイスを見て呟く。
「リコのアイスは……抹茶とバニラ?」
「うん、ニャオハが抹茶味好きだから」
「ニャ~」
リコのかたに乗るニャオハは、抹茶アイスを食べて笑顔を浮かべる。
それに笑みを浮かべ、自身も抹茶アイスを一口齧ったリコは、ふとイルマも抹茶味好きだった(基本、彼に好き嫌いという概念は存在しないが)事を思い出した。
「イルマも一口食べる?」
「……えっ?」
「え?」
何故かイルマが立ち止まったことで、リコも疑問符を浮かべて立ち止まる。
しかし、次の瞬間、リコは自分が無意識のうちにとんでもない事を言ってしまったことをようやく自覚し、途端に顔を真っ赤にさせる。
「あっ、あのね!今のは……」
「そ、それじゃあ一口だけ……」
「ふぇ?」
イルマから帰ってきた返答にリコは目を丸くするが、そうしている間にも、イルマはリコの手を触れ、リコの持つ食べかけのアイスに顔を寄せ、抹茶アイスを一口齧った。
「……美味しい、ありがとう」
「ふぁ、ふぁい……」
リコが齧っていた所が一回り大きくなっている抹茶アイスを見て、羞恥心がMAXになったリコはアイスを溶かせてしまうのではないかと思う程の熱を発する。
「ニャ~……」
「くふぅ……」
「ぶい……」
それを見ていたニャオハ、フクスロー、イーブイは、本日何度目になるかわからない溜め息を吐いた。
その様子に疑問を浮かべていたその時、路地を通りかかったイルマの耳に、とある会話が入ってきた。
「──にしても、ジヘッドがいなくなったと思ったら、まさかそんなに強いポケモンを持ってくるなんてな~」
「!!」
その言葉を聞き、イルマは足を止め、その路地裏を覗き込む。当然の行動に、リコやフクスロー達も、イルマと共にその路地裏を覗き込んだ。
そこには、ガラの悪そうな三人組と、彼等のポケモンと思われる【アリアドス】と【クイタラン】、そしてジヘッドと同じドラゴンタイプの【クリムガン】の姿だった。
同じ様に路地裏を覗き込んだジヘッドは、クリムガンを連れた金髪の男を見て、2つの顔を明るくした。
(ジヘッドのこの反応……もしかして、あの人達が!)
(うん、間違いない。あの中の誰かが、ジヘッドのトレーナーだ)
その様子を見ていたリコとイルマは、あの三人のうちの誰かが、ジヘッドを捨てたトレーナーであると看破する。その間にも、ジヘッドはノッシノッシと路地裏を進もうとした瞬間に聞こえてきた声に、足を止めた。
「ホントにさ~、
「負け続きだったもんな~、よっちゃん」
「あぁ、強いポケモンに進化するから育ててみたら、数ヶ月も掛けてようやくジヘッドに進化したのに、喧嘩ばっかりでロクにバトルしない上に弱くってさぁ、捨てようとしたらついてくるもんだから、口輪と鎖で縛ってきたよ」
「ギャハハ、ひっでぇ。流石よっちゃん」
「バーカ、あんな弱いポケモンいらねーだろ。寧ろ、進化するまで育ててやった事に感謝して欲しいよ」
再びギャハハと笑い声を上げる若者達。
それを聞いていたイルマとリコは、激しい怒りを抱いていた。
「あの人、ポケモンの事をなんだと思って……」
「……」
リコは幼馴染みのイルマでさえ聞いた事がないような怒りを込めた声色で呟き、イルマも爪が食い込んで血が出てしまいそうな程拳を握りしめたあと、彼等に一言言ってやると足を踏み出そうとした時だった。
「「ッ!?」」
イルマ達の足元にいたジヘッドが、青い光を放ち始めたのだ。
イルマとリコが驚いてジヘッドに視線を向け、よっちゃん達もその光に気付いたのか、後ろを振替って、青い光を放ちながら、だんだんとシルエットを変化させていくジヘッドに気付いた。
そして、青い光が弾け、そのポケモンの姿が露になった。
「サザアァァァァァッ!!」
「し、進化しちゃった!?」
「サ、サザンドラ!?」
「「ヒィイイッ!?」」
現れたのは、両腕が頭のような形状をしていて、目元を覆っていた毛も逆立って赤く鋭い眼光をさらしており、背中に左右対称の合計6枚の翼を持ったポケモンだった。
そのポケモンが上げる咆哮に、イルマ達は風圧から目元を腕で覆い、よっちゃん達はその禍々しい姿に怯えるなか、リコは咆哮にやや怯みながらもスマホロトムを取り出した。
『サザンドラ。きょうぼうポケモン。あく・ドラゴンタイプ。本体の頭のみが脳を持っている。知能は高いが破壊の事しか考えていない』
「なんで急に進化を…?」
「も、もしかして、あの人の言葉を聞いたショックが引き金になっちゃったとか……?」
なんの前触れもなく進化したことにイルマが困惑し、リコはまさかと言った表情で推測を口にする。
リコの言う通り、ジヘッドは信頼していたパートナーに裏切られたショックと怒りにより、ジヘッドはサザンドラへと進化を果たしたのだ。
「サザン……!」
サザンドラは、吠えるのを止めた瞬間、引くい唸り声を上げ、ガラの悪そうな三人組のうちの一人、よっちゃんをするギロリと睨み付けた。
「ヒ、ヒィ!?クリムガン、やれぇ!」
「アリアドス、お前もだ!」
「クイタラン!」
トレーナーの指示を聞き、クリムガン、アリアドス、クイタランの3体はサザンドラの前に立ちふさがり、それぞれ“ドラゴンクロー”、“クロスポイズン”、“ほのおのムチ”を放つ。
「サザァッ!!」
「クリ!?」
「アリ!!」
「クイ!!?」
それに対し、サザンドラは頭と腕の三つの口から“りゅうのはどう”を放ち、クリムガン達に直撃した。物理技を使おうとしていたクリムガンとアリアドスはアッサリと吹き飛ばされ、クイタランの“ほのおのムチ”は一瞬で書き消されて竜のエネルギーが直撃した。
よっちゃん達の前で積み重なったクリムガン達は、目を回して気絶していた。
「そ、そんなっ、一撃で……」
「ど、どうすんだよっちゃ……グギャアッ!?」
「グベッ!?」
一瞬でクリムガン達が倒されたことに驚愕するよっちゃんにすがり付こうとした悪友達だったが、その2人はサザンドラが両腕の口で頭を掴まれて地面に顔面を叩きつけられたことで一瞬で気絶した。
「サザァ……ッ!」
「な、なんだよっ、なんなんだお前!!」
憎悪を宿した目でよっちゃんを睨み付けながら近寄るサザンドラに、よっちゃんは腰を抜かしてズルズルと後ろに下がりながら、錯乱したように叫ぶ。
その言葉を聞いたサザンドラは、勢いよくよっちゃんに飛び掛かり、鋭い牙の生えた口を開け、よっちゃんに食らいついた。
噛みつく音と、肉が抉れるような生々しい音が路地裏に響く。
しかし、よっちゃんはいつまで経っても痛みが感じないことに疑問を持つと、恐る恐る目を開けた。
「……は?」
「サザ?」
目の前の光景に、よっちゃんだけでなく、サザンドラでさえ驚愕に目を見開き、サザンドラは口を開けて、噛みついていたものを離した。
「くっ…うぅ……」
「イルマッ!!」
『おい、イル坊!』
「ニャアッ!!」
「ぽにぽにぃっ!」
「ぶいっ!」
「ラル!」
よっちゃんの前に立ち、サザンドラが食らいついていたのは、サザンドラがよっちゃんに食らいつこうとした瞬間に飛び出して、よっちゃんを庇ったイルマであった。
サザンドラに噛みつかれたイルマの右肩から、彼の血によって純白の服に赤黒い染みが広がっていき、リコやポケモン達は血相を変えてイルマに駆け寄った。
「イルマっ、血が……!」
「だ、大丈夫……それよりジヘッド……いや、サザンドラとあの人の事をどうにかしないと……」
イルマは噛まれた痕から流れ出る血の感覚に顔を歪めながらも立ち上がり、驚いたようにこちらを見ているサザンドラの頭に手を当て、優しく語り掛けた。
「……サザンドラ、君が彼を憎んでるのは分かるし、それが当たり前のことだって分かるよ。……でも、ただ憎しみのままに怒りをぶつけても、君の心は晴れないと思う」
「……」
イルマの言葉を聞き、サザンドラは静かに彼を見つめている。
突然そんな光景を見せられたよっちゃんは、未だに混乱が収まらない様子で騒ぎだした。
「おい!なんなんだよお前ら!なんで俺がサザンドラに襲われなくちゃならねぇんだ!?」
「何でって……あのサザンドラは、貴方のポケモンだったんですよ!!」
まるで自分は無関係だと言うような態度のよっちゃんに、怒りを露にしたリコが詰め寄る。
「あのサザンドラは、貴方がこの町で捨ててきたジヘッドが進化したポケモンなんです!私達が見つけなかったら、死んじゃう程衰弱してたんですよ!その上、さっきの会話を聞いてたんです!だからサザンドラはこんなに怒ってるんですよ!」
まるで自分のことのように彼を責めるリコ。ポケモンの気持ちに寄り添い、思いやれるトレーナーを目指すリコにとって、彼のジヘッドに対する行いや発言は到底許せるものではなかった。
その言葉を聞き、その男は慌てたように口を開いた。
「しっ、仕方なかったんだよ!アイツ、モノズの時から負けてばっかで、進化したら2つの頭が喧嘩してばっかで面倒でさ!そしたらクリムガンを見つけて、楽して強いポケモンが手に入ると思ったらアイツが邪魔になって……」
「邪魔って……!」
自分は悪くないと言う態度を装っているが、口から出てくる台詞は全て自分勝手で傲慢な理屈でしかなく、リコはいい加減怒りを爆発させそうになるが、よっちゃんは気にした様子もなく、今度はサザンドラに話し掛けた。
「サ、サザンドラ!さっきの会話聞こえてたって言ってたけどさ!ほんとはそんな風に思ってないんだぞ!なんだかんだで長い付き合いだろ!?」
「サザ……」
「サザンドラ!?」
よっちゃんの言葉を聞いたサザンドラは、ゆっくりとよっちゃんに近付いた。
リコ達が彼のようなトレーナーに付いていく必要はないと引き留めようとするが、サザンドラは無言でよっちゃんの前にたどり着くと……
サザンドラの尾が、よっちゃんの顔面を強打し、地面になぎ倒す。
顔面をギャグ漫画みたいに無様な顔になったよっちゃんを抱え、ヒィヒィと泣きながら一目散に逃げていく男達の後ろ姿を見て、イルマは呆れ半分複雑半分と言った風に溜め息を吐いた。
「……結局、こうなっちゃうんだ」
「サザ」
『そうでもないっぽいぜ。進化した直後よりは落ち着いてるみたいだ』
サザンドラに人を傷つけさせないようにしたのに、結局こうなった事に苦笑するイルマだが、サザンドラは先程の暴走気味だった進化直後よりは落ち着いている様子だった。
フゥ、と息を吐いたリコは、イルマの右側のジャケットが赤黒く染まっていることに気付いた。
「イルマ!その腕、どんどん血が出てるよ!早く船に戻って止血しないと!」
「はい、これで治療は終わり。後は無理に右腕を動かさなければ、数日で傷は消えるよ」
「ありがとうございます、モリーさん」
ラルトスの“テレポート”でブレイブアサギ号に戻ったイルマは、決して傷は浅くないため安静にするようにと言われたイルマは包帯が巻かれた肩を擦りながら治療室を出ると、そこにはニャオハを抱き抱えたリコが立っていた。
「イルマ、腕は大丈夫だった?」
「大丈夫だよ。数日もすれば治るから」
「そっか……でもイルマ、もうあんな無茶は止めてね」
「……善処します」
そんな風に会話をしながら甲板に出てくると、バチコやフリードやキャップと共にいるサザンドラを見つけた。あまりこういう人間が多い場所は好きじゃないのか、船に入ろうとしなかったので、ここにいてもらった次第だ。
バチコやフリード、キャップに向けて警戒心を露にして唸り、ロイやホゲータを怯えさせていたサザンドラは、イルマが出てきたことに気付くと、静かに飛行してイルマとリコの前で滞空する。
「サザ……」
「……サザンドラ、これからは君の自由に生きてね」
イルマはサザンドラに向けて笑みを浮かべてそう言うと、サザンドラはしばし考え込むように下を向いた後、クルリと後ろを向いて飛び立っていく。
イルマとリコは、並んで空へと消えていくサザンドラの背中を見つめていたが、次の瞬間、疑問符を頭に浮かべた。
「……」
「サザンドラ…?」
空中のサザンドラは、ブレイブアサギ号の甲板から差程離れていない場所で止まり、チラリとイルマを見て、なにかを考えている様子だった。
なにがなんだかよく分からないイルマに、バチコはポケットから取り出した物をイルマに投げ渡した。
「イルマ、ほら」
「わっ」
イルマはそれを左腕でキャッチして見てみると、それは空のモンスターボールであった。
「着いていきたいんじゃないのか、イルマと」
「え?」
フリードの言葉に、イルマは目を丸くする。だが隣でそれを聞いていたリコは、フリードの言葉に同意するように頷いた。
「イルマはジヘッドのために体張ってくれたんだもん。きっと、イルマを認めてくれたんだと思うな……」
「……そうなの、サザンドラ?」
サザンドラは声を返してくることはせず、ジッとイルマを見つめたままだったが、やがてコクリと首を縦に動かした。
「分かった……行くよ、モンスターボール!」
イルマがボールを高く投げると、モンスターボールがサザンドラの頭にあたり、サザンドラが紅い光になって中に吸い込んだモンスターボールが、甲板の上に落ちる。
ボールが独りでに数回揺れ、星のエフェクトが飛ぶ。
「サザンドラ、ゲット!」
「くふぅ」
「ぽにぃ!」
「ぶーい!」
「良かったね、イルマ」
左腕でに拾い上げたモンスターボールを掲げてイルマがそう言うと、フクスロー達が新たな仲間を喜ぶように声を弾ませる。その光景を見ていたリコやライジングボルテッカーズの面々も、笑みを浮かべながらその光景を眺めていた。
「サザンドラ!」
「サザ!」
直ぐ様、イルマはボールからサザンドラを呼び出すと、現れたサザンドラにてを差し出した。
「これからも、よろしくね」
「……」
イルマからの握手に対し、サザンドラは暫くの間その手をジッと見つめた後、ゆっくりと動きだし──、
「ゑ?」
「「「「は?」」」」
サザンドラが、イルマの頭に噛みついた。
イルマを含め、全員がその光景に目を丸くするが、イルマの頭を口に飲み込まれたイルマの頭から血が流れていることに気付くと、四人は慌ててイルマをサザンドラの口から救出した。
「…ラル……?(…ミブリムさん、気付いていましたか……?)」
「……ミッ(……うん)」
新しい仲間のお祝いにみんなが喜んでいる中、イルマの隣に立つラルトスは、リコのフードの中のミブリムに視線をやり、その視線に気付いたミブリムはコクリと頷いた後、人間の感情をキャッチすることが出来る2体のエスパータイプのポケモンはイルマに視線を向けた。
思い出すのは、ジヘッドの元トレーナーの本性を聞き、あまりにも胸糞悪い話しにラルトスやミブリムでさえ不快感を露にしていた時、この2体は、同じように冷たい目をしていたイルマからある感情をキャッチしていた。
(今まで、人間の悪意を感じたことは何度もあった。……でも、まるで
今魔で、多くの人間の感情を見てきたラルトスは、通常は体からオーラのように発している感情が、まるで体の内側から沸き上がっているように見えたイルマの“怒り”という感情を思い返し、ラルトスは僅かに身震いしながら、イルマ達の後を追いかけた。
そこは、何一つとして物体が存在しない暗黒の世界だった。
赤黒い霧が辺りに漂い、その霧には「悪」「欲」「殺」「凶」といった『悪意』を連想させる文字が纏わりついており、悪夢と呼ぶにふさわしい場所で、1人の少年が静かに佇んでいた。
とある少年とよく似た容姿をした少年は、紫がかった青い髪を微風に靡かせながら、切れ長な目で虚空を見上げ、口角を吊り上げながら小さく呟いた。
「……『俺』も、そろそろ出てきても良い頃かもな……」
彼の表情は、とても愉しそうに見えていた。
・ポケモン紹介
サザンドラ(♂) イメージCV.大塚明夫
テラスタイプ:不明
性格:せっかち
特性:ふゆう
技:ドラゴンダイブ・あくのはどう・りゅうのはどう・ほのおのキバ
解説:元々はよっちゃんという愛称で呼ばれているトレーナーのポケモン。アニポケでいうとサトシのリザードン、ポカブ、ゲンガー的立ち位置。アニポケの二次創作を書くならばこの設定を背負うポケモンを一度だしたいと思っていました。
トレーナーに騙されて二ヶ月の間放浪生活を送ってきたが、イルマとリコと出会いトレーナーと決別を果たし、イルマに興味をもって自らゲットされる。放浪生活の二ヶ月の間でかなりの人間不信に陥っており、イルマの指示をほとんど聞かない。
サザンドラの採用理由は、イルマくんの飛行手段として飛べるポケモンを加入してみようかと思い、その中でサザンドラは作者が小学生の頃にポケモンのゲームをプレイする中でその見た目に心を奪われ、以降ポケモンゲームで旅パで必ずいれていたポケモンだからです。600族ということで大器晩成型のガブリアスのどちらにするかどちらにするか最後の最後まで悩んだ末に、サザンドラを選んだ。
6体目をガブリアスにするか、それ以外のポケモンにするか、活動報告で6体目のポケモンを募集しておりますので、是非ご協力お願いいたします。
~ラスト~
背景の元ネタは『仮面ライダーゼロワン』の通信衛星アークの仮想空間から。
感想、評価お待ちしております。