IS 少女の怨嗟と憎悪による復讐   作:来亜

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第十三話

私は食堂で昼食を食べていた。まわりにはだれもいない。最初は屋上で食べようとしたがすでに先客がいたのであきらめた。わたしは午後の授業におくれないよう食事を済ませた。

 

 

 

放課後

 

「はい、ええそうです。おねがいできますか?」

私は、トルコのIS研究所に連絡をしていた。話す相手は・・・。

「かわりました。香川英行です。いったいどんなご用件で?」

「ええ、あなたが開発したとされるミラーマスターについて詳しく教えてくれませんか?」

神崎の言っていたミラーマスターの開発者の、香川英行だった。私は香川氏に話を聞こうと連絡をした。

「あの機体のことですか・・。あの機体に関しては、私も詳しいことは言えないのです。」

「それを承知で頼んでいます。お願いされませんか?」

「・・・・・。」

香川氏は言葉をを止めてしまった。わたしは半ばあきらめかけた時

「これだけは言っておきます。私はミラーマスターを開発した人間ではありません。」

なんだと?私は驚愕した。香川氏は、ミラーマスターを開発したのは自分ではないといったからだ。

「どういうことですか?」

「私は開発に携わっただけの人間です。ミラーマスターを開発したのは高見征士郎という人物です。現在は行方不明ですが。なので私が開発者になっています。」

これは初耳だった。香川氏が開発したのではなく別の人物が開発していたとは。このことを神崎は知っているのだろうか?

「では、あの映像のことは・・・。」

「残念ながら、あの形態のことも、あの巨人のこともわかりません。おそらく、高見征士郎しかわからないことでしょう。」

私は、クラス対抗戦に乱入してきた緑の巨人と神崎の戦いの映像を事前に見せていた。

「そうですか。お手数をおかけしました。」

「いえ、こちらも大した情報を提供できませんでしたので。あぁ、それと神崎君のこともよろしくお願いします。」

「わかりました。彼女のことについては、私が責任を持って面倒を見ますので。」

そう言い終えると通信はきられた。

 

「高見征士郎・・・。」

この人物が、ミラーマスターの開発者。現在は行方不明。これだけわかった。しかしどうすればいい。さがそうにもなにも手がかりがない。こんなことなら高見征士郎に関する資料など見せてもらえばよかったな。

 

 

 

 

後日

 

今日は授業が午前だけ。授業が終わり、わたしは寮に戻る支度をしていた。すると、

「幽。」

「・・・・何?」

織斑一夏が話しかけてきた。

「いまからアリーナでみんなとISの訓練をやるんだ。幽もこないか?」

とくに用事はないのだがみんなというとその中には専用機持ちはいるはず。わたしがいようがいまいが変わらない。だから・・・。

「・・・・わたしはそんな必要はない。だからいかない。」

断った。

「そ、そうか。ごめんな。ひきとめちまって。」

「・・・・。」

わたしは教室をあとにした。。

 

 

 

 

寮に戻る途中・・・

『おい、体を借りるぞ』

「え?」

またあの声がした。その瞬間わたしは意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

アリーナ

 

おれたちはアリーナに来ていた。最初はいつもの3人が教えてくれことになっていたのが・・・・。

「こう、ズバーッとやってからガキィンというふうにだな。」

「なんとなくわかるでしょ。カンよ。カン。はぁ?なんでわかんないのよ。」

「防御をする際は左斜め上に10度。回避の場合は後方に50度の方向ですわ。」

 

「ぜんぜんわかんねえよ!」

こんな状態である。箒の場合は擬音が多すぎてわからないし、鈴の場合は感覚の話をしてわからないし、セシリアの場合は細かすぎてわからない。

 

 

「はぁ!?あんたちゃんと人のはなし聞いてたの!?」

「ここまでかみくだいて教えて、なぜわからんのだ。」

「わたくしの理論釈然とした説明のどこがいけなかったのでしょうか・・・。」

3人のコーチ(?)は自分の教え方に問題があるのに気づいてないようだ。

 

 

「えっと、一夏がオルコットさんや鳳さんに勝てないのは、射撃武器の特性を理解してないからだと思うよ。」

「え?そうか?これでも一応、わかってるつもりだぞ。」

「でも、知識だけでしょ?」

 

たしかにそうだ。おれは射撃武器は一度も使っていない。

 

「この白式って後付装備(イコライザ)がないんだよね?」

「ああ、雪片二型が拡張領域(パススロット)をすべて使ってるみたいなんだ。」

「それって単一仕様能力(ワンオフアビリティー)が容量を全部占めてるんじゃない?」

 

「ワンオフアビリティ―?たしか操縦者とISの相性が最高の状態の時に発動するやつか?」

「そうだよ。でも本来は第2形態じゃないと発動できないはずなんだけどなぁ。」

 

シャルルの教え方はわかりやすい。後ろの3人は悔しそうな顔をしていたが。

さっき少しだけ模擬戦をしたが複数の射撃武器を駆使して圧倒された。同じ男なのにかなり扱い慣れてる感じだったな。

 

 

「それにしても澪落白夜って、織斑先生の使ってたISと同じ能力だよね?いくら姉弟だからって、同じ能力が発動するものなのかな?」

「うーん。どうだろうな。」

おれ自身、白式のことをあまり知らない。日本のIS研究所から渡されたくらいであとはなにも・・・。

 

「まあ、いいや。それじゃあ今度は射撃武器の練習をしてみよっか。一夏。これ使って。」

「え?でもほかのISの武器を使えるのか?」

「普通は無理だけど、所有者が使用許諾(アンロック)をだせば使えるよ。」

 

おれはシャルルからアサルトライフルを借り、シャルルの手を借りながら的を撃った。

ドンッ!

 

「うお!?」

強烈な反動で狙いをそらすもシャルルのおかげで一応ターゲットには全弾命中した。

 

「どうだった?一夏。」

「なんつーか・・・。速いな。」

「そう。速いんだよ。弾丸は小さいから空気抵抗をあまり受けない。だから、弾丸の軌道を予想すれば弾は必中するよ。」

 

 

するとまわりにいた生徒たちがざわつく。

「ねえ、あれドイツの第三世代型じゃない?」

「うそ。もう完成していたの?」

「でも、本国ではまだトライアル段階だったはずじゃ・・・。」

 

生徒たちの視線の先には・・・。

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒ・・・。」

彼女だった。黒いISをまとってこちらを見下ろしていた。

 

 

 

「おい。」

「なんだよ。おれになんか用か?」

「貴様も専用機持ちのようだな。ちょうどいい、私と戦え。」

なにを言ってるんだ?いきなり戦えだなんて。おれは理由もなく戦う気はないので断った。

「断る。理由がねえよ。」

「貴様にはなくとも、私にはある。貴様さえいなければ、教官は世界大会2連覇の偉業を成しただろう。それを貴様が妨げた。わたしはそれが許せない。だから私と戦え。」

そういうことか。だから最初に来た時も。

 

「公式戦であたったら相手してやるよ。」

近々学年別トーナメントがある。そこでなら戦うと提案したが・・・。

 

「ならば、戦わざるを得ないようにしt」

「さがしたぞ。」

ガキィン!

ラウラがレール砲を撃とうとした瞬間ラウラのISから火花が散った。だれかに攻撃された感じだった。

 

「貴様!」

「はははははっ。」

 

攻撃をしたのは幽だった。だがいつもとは違う。ISも全体が黒かった。

 

「邪魔者め!まずは貴様から・・・!」

『そこの生徒たち!何をしている!いますぐクラスと名前を言え!』

 

担当の教員がアナウンスでその場を収めた。

 

「くっ。いまは引いてやる。」

そういうとラウラはISをしまいその場を立ち去った。幽もいつのまにかいなくなっていた。

 

 

 





ベノサーベルを使いました。







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