IS 少女の怨嗟と憎悪による復讐   作:来亜

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第2話

昼休み

 

 

 

 

 

わたしは昼食を持って席をさがしていた。

 

 

 

ピークなのか、席がほとんど空いていない。

 

 

 

かといって他人との相席をする気はない。

 

 

路頭に迷っていると、「幽!」とわたしを呼ぶ声がした。

 

 

 

振り向くと織斑一夏がこちらに手を振っていた。

わたしはそっちに向かっていった。

 

「・・・何か用?」

 

 

 

わたしがそう尋ねると、

 

 

「席が空いてないのなら座れよ。」と言ってきた。

 

 

このまま席をさがしていたら食べる時間がなくなりそうなので座ることにした。

 

篠ノ之箒がこちらをにらみつけてるのを無視して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜだ?

 

なぜ一夏はこの女にばかり肩入れしたりする?

私、篠ノ之箒考え事をしていた。

 

この女が来る前には私のことには気づいていたはずだ。 

 

授業が終わって立ち上がったかと思うといのいちばんにこの女に話しかけに行ったのだ。

そして名前で呼んでいたのだ。それで私がいるのにこの女を席に招いた。

まったく昔からこれだ。自覚がない分なおのこと始末が悪い。

私が話しかけたらさっさと引いたが。だいたい幼馴染をほっといてほかの女の所に

行くなどと。えぇい、どれもこれも一夏が悪い!後で叱ってやる!              

 

 

 

 

 

 

 

篠ノ之箒がこちらを見て何か考えてるようだ。さしずめこの状況に不満があるのだろう。

 

 

だがわたしには関わり合いのないことなので黙々と注文したかけそばを食べた。

 

 

 

「なぁ、幽。ISのこと、おれに教えてくれないか?このままじゃセシリアに手も足もだせず

負けそうだ。」

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

「な、なぜだ一夏!私より後に来たこいつになぜ教えを請う?」

 

 

 

「だ、だって、放課後ISの参考書のことまかされてるならISのことだって・・」

 

 

 

 

「・・・・」

 

 

 

「う、うるさい!私だって!」

 

 

 

「・・・彼女がやると言うのならわたしは構わない。」

 

 

 

「「えっ?」」

 

 

 

「・・・・織斑一夏の指導を篠ノ之箒に任せるということ。」

 

 

「・・・はい?」

 

 

「ふふん。そういうわけだ一夏。神崎が任せると言った以上彼女に無理強いはできないぞ?」

 

 

 

篠ノ之箒は誇らしげに言った。

 

 

 

それに対して織斑一夏はというと・・・

 

 

「な、なんだよそれーーーーー!」

 

 

 

「・・・・・ごちそうさま」

 

わたしは食器を持ってあしはやに去って行った。後ろにまとわりつくような視線を

振り払うように・・・

 

 

 

 

 

 

放課後わたしは教室で織斑一夏に参考書の内容を教えていた。

 

気がつけば日も暮れ始めていた。すると・・・

 

 

「織斑君、神崎さん」

 

 

山田先生がやってきた。

 

 

「よかった。まだ寮のほうには行ってませんでしたね。」

 

 

「山田先生。どうしたんですか?」

 

 

 

「私もいるぞ。」

 

 

織斑千冬もいた。

 

 

 

「織斑、参考書の内容はおぼえたか?」

 

 

 

「今日からおぼえろって言って数時間でおぼえられるわけないでしょう。」

 

 

 

 

「さっさとおぼえろ。」

 

 

 

 

 

「・・・それを言いに来たわけじゃないでしょう?」

 

 

 

 

 

「そうだ。山田先生。」

 

 

 

 

「はいっ、織斑君。」

 

 

山田先生はかみきれを渡した。

 

 

「これは?」

 

 

 

「寮の部屋番号です。」

 

 

 

「おれってたしか・・・」

 

 

「そのことだが急遽おまえは寮で暮らすことになった。政府の事情でな。」

 

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

 

安全面の確保といったところか。

 

 

 

「神崎。」

 

 

「・・・なんですか?」

 

 

 

 

「おまえは職員室に来い。」

 

 

 

何か問題があったかな?なんて思いつつわたしは、織斑千冬について行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

カッカッカッカッカッカッカッカッ

 

 

 

いつか見た光景であった。

 

 

何も言葉を交わさず、黙々と廊下を歩く。

 

 

そして職員室に入ると織斑千冬が一枚の写真を見せた。

 

 

 

男の写真だった。無愛想な顔をしていて望みなどとっくに捨てたような顔だった。

 

「この男に見覚えはあるか?」 

 

 

わたしはその写真をみた瞬間驚愕した。動揺を隠せなかった。

 

「この男に会ったことがあるのか!!!!」

 

わたしは織斑千冬に掴みかかっていた。

 

 

「ぐっ!はなせ!」

 

 

「答えろ!!!!!!!」

 

 

抵抗されてもわたしは放さなかった。

 

 

「わかった!話すから下ろせ!」

 

 

 

「・・・ッ!」

 

わたしは乱暴気味に手を放した

 

 

「ゲホッゲホッ!」

 

 

織斑千冬はまだ咳をしている。わたしはまだ落ち着いていなかった。

 

 

「おまえがこの男にどんな執着があるかわからんが

この男に関わらないほうがいい。」

 

 

なに?

 

 

「私が会った中では最悪の男だった。」

 

 

 

このおんナは、ナにヲヌカシていルんダ?

 

 

 

「おまえもきをつけろ。」

 

 

 

ドノクチガイッテルンダ?

 

シャシンノオトコノヒトヲ・・・オニイチャンヲ殺シタヤツガ・・・

 

 

「おまえはこの男を知っているのか?」

 

 

 

わたしはこの言葉で目を覚ました。だが殺意は渦巻いていた。

 

 

バン!!!!!

 

「!?」

 

 

「・・・・知らないっ!」

 

わたしは机を思い切り叩き、そう言って職員室を出ていった。

 

 

 

 

 

わたしは人気のない寮の廊下で頭を打ち続けていた。

 

ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!

 

わたしの頭はすでに血が流れ出ていた。

 

「ああああーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

 

それでもやめなかった。殺意が収まる気がしなかった。

 

 

「何してるの!?やめなさい!!」青い髪の女子生徒がすぐに止めにきたが振りはらった。

 

必死に止めようとしたがわたしは彼女を殴りつけて、また続けた。

 

 

騒ぎを聞きつけた女子生徒達はこの異様な光景に悲鳴をあげる者

 

先生を呼びに行くもの、と様々だった。青い髪の女子生徒は必死になって止めた。

 

 

織斑一夏も来た。当然止めに入った。必死に止めに入る2人、

怒号をあげて2人を振り払いながら頭を打ち続けるわたし。

 

やがて先生達がきて織斑千冬が止めに入ったところで抵抗するもようやく頭を打つのをやめた。

 

意識もほとんど無かったわたしに山田先生が泣きそうになりながら傷の応急処置をしてくれてたのが見えた。ふと鏡を見ると男がこちらを見ていた。そこでわたしの意識は無くなった

 

 

 

 

 

 

 

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