ポケットモンスター 〜New Generation〜 作:なかムー
話は変わりますが、アニポケのキタカミの里、やっぱり良い。続きが気になる所存です。この調子でブルーベリー学園とエリアゼロも出てくれたらとても良きです。
……コホンッ!さて、前置きはここまでにして、今回は前回予告しました通り、『見つけたよ、ホゲータ』からとなります。
それでは、本編をどうぞ。
「『いにしえの冒険者』、ですか?」
「ああ、そうだ」
ロイに自分達の経験談を話したその夜、サツキはキョウスケとチカを自分の部屋に招いて、昼間ロイが話していた『いにしえの冒険者』の事で話し合いをしていた。ちなみに余談だが、ロイは話が終わった直後にサツキに自宅付近まで送っていったのだった。
そしてサツキは2人に尋ねたのだが、案の定といったところか、2人には心当たりすらなかった。
「しかしお前やロイの話を聞く限り、その『いにしえの冒険者』がどんな人物か気になるな。一応俺らにとっては大先輩にもなるわけだが…」
「『だが』、なんだ?」
「その『いにしえの冒険者』、絵本とかの創作上の人物って事はあり得ないか?」
キョウスケの指摘にサツキ達は何処か納得していた。よくよく考えれば自分達に心当たりが無いのは、フィクションとかでの架空の人物の可能性が高いのだ。そうだと仮定すればサツキ達の世代ではなく、リコやロイの世代に絵本とかで見かけた…というのが自然である。
「その可能性も大いにありますね。時間があったらそれ関連で書物を探してみましょう」
「その方がいいね。しかし…」
「「?」」
「アイツら、元気かな……ロイに話をしてたら懐かしくなってきた」
サツキは何処か遠い目をしながら黄昏ていた。日中、ロイに話をしているうちに懐かしく感じたようだ。
「多分元気であるのは間違いない」
「そういうキョウスケのところはどうなんだ?」
「アイツらか。そうだな…世界の何処かで元気に放浪したり、海に泳いだり、別のところで俺…というより俺らを見ているに違いないさ。唯一、俺の手元にいるアイツは最近見かけないけど、多分そんなに離れたところに行ってないのは確かだ」
サツキに話を振られて、キョウスケは自分が仲間にした伝説のポケモン達の所在を、自身が熟知しているからか、大まかに説明した。
ちなみに余談だが、キョウスケの手持ちはカントー地方にいる、トレーナーから育て屋に転身した親友がおり、その人物に自分が今までゲットしたポケモンを預けているのだ。しかし、その親友から『唯一手元にいる伝説』だけは最近見かけないと報告を受けているのであった。
「……そうか。多分キョウスケのところが無事なら僕らのところも無事だな」
「そうですね。それでは私はそろそろ寝るとします…おやすみなさい」
「俺も寝るかな。おやすみ」
「時間取らせてしまったね2人とも。おやすみ」
時間も頃合いからか、チカとキョウスケはサツキの部屋を出て自分の部屋に向かうのであった。サツキも、ベッドに入って部屋の照明を消して眠るのであった。
そして夜が明けて翌日。この日は曇り空であるが、幸い雨は降ってなかった。しかし天気というのは急に変わるため油断は出来ない。それに、パルデアに行かなければならないので今日中に船の修理を絶対に終わらせたいところだ。
そんな中、キョウスケはいつもより早く目は覚めたが、二度寝するにも微妙な時間帯であったのだ。その際、自身より早く起きてるマードックが朝食の準備をしている事を思い出したのか、キョウスケは身支度を整えてマードックのいる台所に向かった。そして台所に到着すると、そこには朝食を作っているマードックと…チカがいた。
「おはよう。マードック、チカ」
「おう。おはよう、キョウスケ」
「おはようございます。今日はいつもより早いんですね」
「たまたま目が覚めてな。朝飯作るの手伝うよ」
「ありがとう。それじゃ、スープに入れる野菜をカットしてくれないか?」
「了解」
マードックから指示を受けたキョウスケは、包丁を1本手に持って、空いてるスペースでその場にあった野菜をカットし始めた。その後は人数が増えたおかげからか、数十分程度で朝食を作り終えた。
「ありがとな2人とも。特にチカは毎日来てくれるから助かるよ」
マードックはニカっと笑みを浮かべながら2人にお礼を言った。彼はこの船で料理担当をしているが、10人程度いるこの船で料理で全員分作るのは多少手は掛かるのだ。だからチカ(とここにいないユウナ)が率先して手伝ってくれるのだ。もちろんキョウスケとサツキも手伝いはするのだが、チカ達で事足りるのはここだけの話だ。
「このくらい大丈夫です。それでは私はみんなを起こしてきますね」
「分かった。じゃあキョウスケ、俺らはポケモン達の飯を用意するか」
「了解」
朝食作りを終えると各々が動こうとした。
「おはようございま〜す!」
しかしその時、船の外から誰かの声が聞こえた。しかしキョウスケ達はその声の人物に心当たりがあった。
「……マードック、見てくるからあとは頼んだ」
「ああ、分かった」
そう言ってキョウスケは一旦台所を出て船の外に向かった。途中、フリードと起きてきたサツキと合流して外に出た。そこには、昨日自分達が会ったロイがいたのだ。
「おはよう、ロイ」
「おはよう、サツキ!」
サツキは寝起きだったためか欠伸しながら挨拶をするも、対照にロイは元気に挨拶をしていた。
「おはようさん。しかし随分と早いな…」
「サツキやフリードさん達に聞いて欲しい事があるから早く来ちゃいました!」
「聞いて欲しい事か。なんだ?」
「フリードさんに言われた事から考えたんだですけど……僕、やっぱりホゲータとパートナーになりたい…そう決心したんだ!」
ロイは真剣な表情でそう宣言した。しかしキョウスケ達は特に驚かず真剣にロイの話を聞いていた。
「そうか。お前がそう決心したのなら俺らが言う事は特にない。それなら次はホゲータに話を聞きにいかないとな」
「そうなんです!だから僕、ホゲータと話をするお膳立て、っていうんですか?をしてきました!」
そう言ってロイは自分が背負ってるリュックを地面に下ろすと、中からきのみを数個取り出した。
「それは?」
「お近づきの印!」
「……まぁ、それでいいかもな。ホゲータは食いしん坊だから多分喜ぶと思うぞ」
まさかきのみをプレゼントする事になるとは……見方によっては『物で友情を釣る』と言われても文句は言われるのは確かだが、ホゲータの場合はそんな事を考えてるのは一切無く、よくも悪くも単純であるのだ。
フリードは内心呆れるも、ロイにフォローを入れるのであった。
しかしその時、誰かの腹の音が鳴ったのだ。誰かと思い周囲を見渡したが、ロイが苦笑いしながら後頭部を掻いていた。
「まさかとは思うが、ロイ…もしかして朝飯食べてないな?」
「えへへ…実はホゲータの事ときのみ集めしてたからご飯食べてなかった」
前者はともかくとして、ロイのその行動力にキョウスケとフリード達は呆れるほかなかった。
「…それならここで飯を食ってけ。流石に朝食を抜くのはキツイぞ?」
「えっ、いいんですかっ⁉︎」
「1人くらい構わないさ」
朝食を抜くのは流石にマズイと感じたフリードはロイに食べていくよう催促した。ロイは即座に了承して、一同は朝食を食べに船の中に入った。
「あっ、おはようリコ!」
「おはようロイ、サツキさん達」
「「「おはよう」」」
その後は向かう途中でキョウスケがマードックに1人分追加の一報を入れたり、起きてきたリコと合流するのだった。
「お、おはよ…」
一旦甲板に到着すると他のメンバーもそこにはいたが…目の下にクマが出来てるオリオが彼女のパートナーポケモンであるメタグロスの上に
「まさか、徹夜で⁉︎」
「応急処置も限界……」
どうやら夜通しで船の修理をしていたようで、特に気球部分はオリオ曰く『穴を塞いでもまた別の箇所から穴が空いて、塞いでもまた別の箇所が穴が空いて…と、オタチごっこ状態だった』という無限ループに見事嵌ったそうだ。
「オリオさん。船の修理をしてくれるのはありがたいのですが、徹夜は関心しませんね。貴女が倒れたら修理を担ってくれるのはそうそういないですし、何より徹夜は肌艶の天敵ですよ?」
「グハッ‼︎」
オリオの話を聞いた上でチカは苦言を呈するも、言ってる事が正論であるため周りも何も言えなかった。痛いところを突かれたかオリオはそのままメタグロスの上で突っ伏してしまった。肝心なメタグロスは『やれやれ』と言わんばかりに呆れていた。
「今日こそ、材料を何とか調達してくるよ」
「穴って?」
「船の気球の中の袋だ。そこが穴が空いてるんだ。このままだと船底がやられる」
唯一、船の現状を理解していないロイは頭に疑問符を浮かべるも、サツキの大まかな説明で何とか理解した。
「大変だ。だったら、島のポケモンに手伝ってもらったら?」
「う〜ん…島のポケモンか……」
ここでロイから一つの提案が浮かんだ。確かにポケモン達に協力を得られれば船の修理は捗るかもしれないからだ。
「ロイ、何か心当たりはないか?」
「じいちゃんなら何か知ってるかも」
「よし!朝飯を食ったら行ってみるか」
「あたし達は、砂浜に移動しとくね」
朝食後の行動方針が決まった【ライジング・ボルテッカーズ】は、朝食を終えると各々の仕事に取り組み始める事となった。
「あっ、サツキ。ちょっといいかな?」
「どうした?」
「これ、ホゲータに渡してくれないかな?」
船を降りる前、ロイは思い出したように声を掛けると同時にリュックからきのみを数個取り出してサツキに差し出した。
「……分かった。ホゲータを見かけたら渡しておく」
「ありがとう!じゃあ行ってくるね!」
ロイの言いたい事を理解したサツキは了承して、きのみの上着のポケットの中に入れた。ロイはお礼を言うと同時に船を降りるのであった。
その後、フリードはリコとロイを連れて、ロイの祖父から話を聞くため一旦島に上陸してロイの家に訪ねに行った。そして、船にいる残りのメンバーとポケモン達で船を砂浜に移動する作業を行なった。
オリオの指揮の元、彼女の指示とキョウスケのドラパルト、サツキのカイリューとサザンドラ、チカのサーナイトのサポートもあってか、予定していた時間より早く終わる事ができた。
時間を確認すると、昼食までまだ時間があるので何をしようか考えてたところ、気球部分を3人同時に塞ぐという意見も出たが、オリオに「下手に弄ったら更に酷くなる可能性がある」と忠告を受けたため断念した。
結局昼食まで時間を潰す事になったのだが、キョウスケとサツキは甲板で海を眺めていた。チカはオリオとモリーと共にガールズトーク、マードックは昼食の仕込みを始めたため、その間何もする事が無いのだ。
海を眺めていたその時、甲板にホゲータがやってきた。
「あっ、ホゲータ。お前に渡すものがある」
『ホゲ?』
サツキはホゲータの前でしゃがむと、先程ロイに渡されたきのみを取り出してホゲータに差し出した。
『ホゲ?』
「ロイがお前に渡したいって言ってたよ。ロイはお前とパートナーにらなりたい…そう言ってた」
『ホゲ!』
きのみをホゲータに渡した後、サツキは気休め程度にロイの真意をホゲータに伝えた。するとホゲータの頭の触覚がピンと立った後は、何かを感じ取ったのか何処かへ走り出した。そしてその行き違いでチカが2人の元にやって来た。
「ホゲータは何かあったのですか?何やら慌ただしい様子でしたが…」
「あー、それは…」
事情を知らないチカにサツキは先程まで何が起きたか軽く説明した。するとチカは納得するように頷いた。
「…それなら私達が言う事はありませんね。あとは本人達次第です。いい結果になればいいのですが……それと、お昼が出来たので2人を呼びに来ました」
ロイとホゲータの身を案じつつ、2人に昼食の用意が出来た事を伝えた。
「分かった。じゃ行こうか」
「そうだな」
そう言って、2人はチカと共に昼食を食べに行くのであった。
昼食が終わると、今度は全員でポケモン達に昼食を与えながらフリード達が来るのを待っていた。ちなみに、キョウスケはフリードに一度連絡した際には、「船を直すアテは森のポケモン達に協力を仰げば何とかなりそうだ。昼飯食ったら協力してくれるか交渉してみる」と(今度はちゃんと)報告が来たため、全員で船に待機していたのだ。
その間、キャップがリザードンに乗って船の周囲を警戒に当たっており、ゲッコウガとルカリオも見張り番をしていたのだ。
船で待機している最中、船が傾き始めている事に気づいたため海に着水するのは時間の問題だ。その際モリーが船を降ろした方が安定するとまで言い出したので、時間もそんなに猶予がないところまで差し掛かっているのだ。
「「!」」
「ピカピカっ!」
その時、ルカリオとゲッコウガが何かに気がついたようだ。それと同時にキャップも何かに気づいたようでとある方角を指差した。すると、キャップの指差した方角にアーマーガアとエアームド2体が船に向かっているのであった。
「あれは…エクスプローラーズ!」
「見つかった!」
「そうなったら仕方ない…キョウスケ、チカ!僕らで奴らの相手するぞ!その間にマードック達はポケモン達の避難を頼む」
エクスプローラーズの存在に気づいた全員であるが、サツキはすぐさまその場で指示を出した。
「なっ…サツキ!それは危険だ!ここは俺らが「悪いけどみんなじゃ奴らを相手にするのは無理だ。それにキョウスケと僕…特にキョウスケは奴らと交戦回数が多いからよく熟知している」…クッ!」
大人としての責務からか、マードックは食い下がろうとするがサツキに一蹴された。それもそのはず…オリオ、マードック、モリーはお世辞にもバトルの腕前は良いとは言えず、侵攻を跳ね除けられる実力も十分ではないからだ。
だからバトルに腕のある自身やキョウスケ達に任せた方がいいとサツキは判断したのだ。
「……分かった。だけどお前たち、無茶はするなよ?」
「分かってる。その辺はちゃんと熟知してるよ」
観念したマードックは了承すると同時にサツキ達に無茶はするなと忠告を入れた。それに了承したサツキ達は船に降りて島に上陸するのであった。そして到着したその時、それぞれの鳥ポケモンから降りて上陸したアメジオ達の姿があった。
「またお前か、アメジオ」
「それは此方のセリフだ。ペンダントとあの少女を連れて行くのが目的なのに行く先々でお前と鉢合わせする。それほどまで俺達の邪魔をする気か?」
「お生憎、リコを無事パルデアに送り届けるのが俺らの使命でね。お前達の望みを叶える余裕なんて此方には無いのだよ」
キョウスケと鉢合わせしたアメジオは忌々しそうな目で彼を睨みつけた。しかしキョウスケはそれに動じず、アメジオを一蹴した。しかしそのアメジオの背後にはジルとコニアがモンスターボールを持ちながら控えていた。
「ジル、コニア。俺はキョウスケの相手をする。お前達は残りの2人を任せる」
「「了解しました」」
「おや、俺の相手をしてくれるの?ちょうどよかったよ、なんせ2回も戦ってどちらも決着がついてないからな」
「安心しろ、このバトルで勝敗を着ける」
ジルとコニアにサツキとチカの相手を任せたアメジオは、ソウブレイズ…かと思いきや、先程まで移動用員として運用していたアーマーガアを前に出した。
「おや?以前のようにソウブレイズじゃあないのか?」
以前に目の前のアメジオとは2回バトルした経験のあるキョウスケだが、先発を変えてきた事に指摘した。
「お前相手では油断はしない。キョウスケ、お前の事は調べさせてもらった。カントー地方やジョウト地方では随分と有名人のようだな」
「有名?」
「あの少年が、ですか?」
反応を見る限り、ジルとコニアには何の事か理解していなかったようで頭に疑問符を浮かべていた。しかしキョウスケ達には心当たりがあった。
「なんだ。仲間には知らせてなかったのか?」
「調べはしたが、内容が半信半疑な上に確証がないから伝えるのは控えさせて貰った。過去のジョウト地方のシロガネ大会において手持ちの6匹のうち2匹しか公表せずにリーグ優勝を果たしたそうじゃないか」
「このガキがっ⁉︎」
「リーグ優勝経験者⁉︎」
アメジオの口から語られたキョウスケの戦績を聞いたジルとコニアは驚く他なかった。サツキ達は当然知っているので驚きはしなかった。ちなみに他の船のメンバーがいたとしたら、(リコ以外の)全員に知らされているため驚く事はないだろう。
「更にそこから間もなくしてカロス地方のミアレ大会において、そこにいるサツキと激戦を繰り広げた末に準優勝に納まっているようだな。だが2人の激戦はカロスのポケモンリーグでは神話並に語り継がれている。そしてその半年後のカントー地方のセキエイ大会でリベンジを果たしたみたいだが、その事からメディアはお前達2人はライバルと認識していると。更にお前たち2人はその後もリーグでは優勝準優勝、最低でもベスト4に残っている事から次世代の四天王やチャンピオンなどと呼ばれているそうじゃないか」
「随分と調べたな…」
「敵を調べて損はない。それが勝利への近道だからな」
「ほう?だったらこのバトルに勝ってそれを証明してみろ」
キョウスケは傍らに控えているゲッコウガではなく、モンスターボールからドラパルトを出してすぐさま臨戦対応するよう指示を出した。
「ドラパルト、『ドラゴンアロー』!」
「アーマーガア、『エアスラッシュ』!」
キョウスケとアメジオが各々のポケモンに指示を出すと2体はワザを出し合った。すると2体のワザがぶつかり合って軽い爆発が起こるのであった。
一方、ジルとコニアは各々のポケモンであるサイドンとゴルダックを取り出してサツキ達と対峙していた。
「さて。チカ、この2人を何とかするぞ」
「えぇ、勿論ですよ」
サツキとチカもモンスターボールを取り出してバトルの態勢に入る…
「なんだぁ?結構楽しそうじゃねぁか」
その時、何処からか声が聞こえたと同時にサイドンとゴルダックの前に何かが降ってきた。降ってきた箇所には頭の巨大な刃が特徴の陣羽織のような戦国武将の風貌のポケモンがいた。
「あれは…ドドゲザン⁉︎」
「という事は…もしかしてベリル様っ⁉︎」
「ピンポ〜ンっ!大ッ正解ッ‼︎」
ポケモン…ドドゲザンの降ってきた箇所の上を見上げた一同が目にしたのは、高さが3メートル近くある青色のポケモン…ゴルーグが空を飛んでいた。その時、誰かからゴルーグの背中を飛び降りて砂浜に着地した。
するとそこには、右側のこめかみから頬にかけてタトゥーが特徴の、黒い革のポンチョに身を包んでいる男であった。
「ベリル!お前が何故ここにいるっ⁉︎」
「オイオイつれねぇなぁアメジオ坊ちゃんよぉ。俺はハンベルのじいさんに頼まれてここにいるヤツと合流しろって言われたから来ただけだぜ?」
「(ハンベル、余計な事を……!)」
まさかの男…ベリルの突然の来訪に驚きを隠せなかったアメジオはすぐさま問いただすも、返ってきた内容にここにいないハンベルに毒付くのであった。
「誰だお前は。せっかくのバトルに水を差す気か?」
「俺は頼まれただけ…なるほど、それじゃ俺はあのガキの相手をするからお前ら2人は残った小娘の相手をしてやれ」
「しかしベリル様「俺は幹部だぜ?上司の指示を無視する気か?」…分かりました」
ジルは食い下がるも、ベリルの指摘に黙ってしまった。確かに組織で下が上に従わないのは問題極まりない。だから渋々上司の指示に従わなければならないのだ。
「お前が僕の相手をするのか。なんだか腑に落ちないが、相手がエクスプローラーズである以上、どの道相手をしなければならない」
現状を理解したサツキはルカリオを控えさせて、モンスターボールからカイリューを出した。カイリューもバトルする態勢に入っている。
「カイリュー、『ドラゴンクロー』!」
「ドドゲザン、『アイアンヘッド』!」
トレーナーの指示を受けたカイリューとドドゲザンは、お互いがワザを出すと、ワザが同時にぶつかり合った。しかしその隙を突いたのか、ゴルーグはカイリューの背後に回り込み『れいとうパンチ』を繰り出して、ワザが当たったカイリューは地面に叩きつけられてしまった。
「オイ、流石に2体は反則だろ?」
「オイオイ、今は公式戦じゃねぇんだぜ?ルールは無用だ……違うか?」
卑劣ともとれる不意打ちにサツキは怒りを露わにするも、ベリルは下衆の笑みを浮かべながら正論…もとい、屁理屈を講釈するように垂れた。
「そうか……それなら」
ベリルの卑劣さに怒りを露わにしているサツキはモンスターボールを取り出してサザンドラを出した。サザンドラは、カイリューの隣に並んでドドゲザンとゴルーグと対峙した。
「……これで文句は無いだろ?」
「当然。むしろ……そう来なくっちゃあなぁ!It's show time!」
サツキの反応に対してベリルは舌を出しながら笑い飛ばした。サツキとベリルの突然のダブルバトルが始まった。
「やれやれ。私達の行く手を阻むとは…どうやら灸を据える必要がありそうですね」
チカも、サツキと同じく怒りを露わにしながらモンスターボールからサーナイトを出した。
「来なさい。貴方々の相手になりましょう」
「2VS1か…コニア!この小娘を片付けてアメジオ様達のサポートに入るぞ!」
「言われなくても!」
チカの扇動を皮切りに、ジルとコニアはチカの相手をする事になった。
キョウスケ、サツキ、チカ。3人のバトルが今は始まるのであった────。
まずは感想、お気に入り登録をしてくれた方、こんな拙作を応援いただきありがとうございます!こんな拙作読んでくれるだけでもありがたいです!
次回の投稿は他の作品の進捗次第ですが、次話の続きになります。今年もあと2ヶ月くらいになるので、今年の目安をお話ししますと、他作品も執筆しつつ、この作品では黒いレックウザまで出したいところです。来年にはパルデアに到着させますので今暫くお待ちくださいますよう、よろしくお願いします。
あと今回は前回声の出演だけだったエクスプローラーズ側のオリキャラ…ベリルが本格的が本格的に登場しました。此方のプロフィールは纏まり次第、後書きに軽いプロフィールを掲載しますので今暫くお待ち下さい。だけど、容姿や手持ち、概要程度ですが(苦笑)
それと、今回は軽いアンケートを取ります。〆切は日付は未定ですが、次回の投稿日の前日を予定しておりますのでX(旧Twitter)で私のアカウントのチェックを常日頃からチェックしてくださいますようよろしくお願いします。
それでは、また次回。
スカーレット・バイオレットには未登場のポケモンをテラスタルさせても……
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断然OK!だってアニポケだもの!
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ダメ。パワーバランス崩れるおそれがある。