記憶
「約束だからね、○○くん!」
あれ、君は誰?
「あぁ、約束だ!」
自分の声?
というか、ここはどこ?
見渡す限り、真っ白い景色が広がっているけど、頭の中で声が響いている。
「 ………ありがとう。」
待ってくれ!君は誰なんだ!ここはどこなんだ!?
聞きたいことが山程あったのに、声が聞こえなくなった。
あれ、そもそも、俺は、
誰?
名前が分からない!
何で!どうして!僕は誰なんだ!
分からないことが多すぎる!
「あれ?」
なんだか身体の中が熱くなってきてるような?って
なんじゃこりゃ!
色とりどりのオーブのようなものが身体の中に入っていってる!しかも大量に!
ヤバい。今まで感じたことのない苦しさ
意識が、遠のいて、いく
───────
???side
ごめんなさい
彼を転生させてそう思わずにはいられなかった
彼の意志を無視し、無理やり転生させてしまった
そして、彼の大切な記憶を封印してしまった。
本来、こんなことは許されない
恨むのであれば私を恨んでください
でも、きっとあなたなら、どんな困難も乗り越えていけるはずです。
私が与えた力を正しく、誰かのために使ってください。
その力はあなたのココロに共鳴して、誰よりも負けない力になるはずです。
何度も地球の危機を救い、誰よりも強い信念を持っていた人たちの力をあなたは使いこなせるはず。
私を助けてくれたあなたならきっと。
???side out
───────
う~~ん、
あれ?
ここはどこ?
目を開けると、さっきの真っ白な場所ではなく、
青い天井が見える。
一体何がどうなって?
???「あっ!目が覚めたのね、創破(そうは)」
目の前に白いエプロンを着た、長い黒髪の女性がのぞいてきた。
えっ誰!?
誰か尋ねようとして、口を開いたら
「あにゅにゃれれすか?」
えっ!何で!うまく舌が回らない。
???「うん、どうしたの創破?おなかすいた?」
目の前の女性が僕を抱き上げた。はぁ!?なんで!
まさか、
部屋に立て掛けてある鏡に写っていたのは
女性に抱き抱えられた、黒髪の赤ん坊の姿だった。
えっ!これが僕?
というか、創破(そうは)って僕のこと!?
ちがう、ちがいます、僕の名前は・・・・・あれ?
思い出せない。なんで!
これが異常だってことは分かっているのに!
というか、ここはどこ!?
「あぅ、あぅろぁ!ろぅうらぁろろ!」
???「あら、あら。ほんとうに大丈夫?」
大丈夫じゃないです!
???「どうかしたか?」
男性の声が聞こえた。
???「あなた、ちょっと来て!」
やって来たのは同じく黒髪の背が高い男性だった。
???「創破がどうかしたか?」
???「さっきまで寝ていたんだけど、ーーー」
話し声が聞こえてくるけど、今の状況を把握するために聞いてられない。
もしかしてこれって、
転生した?