お待たせ致しました。
それでは、どうぞ!
マスコミ騒ぎから数日後
午後0時30分
相澤「今日のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイト……そしてもう1人の3人体制で見ることとなった。」
相澤先生は教卓に立ち、そう告げた
創破『なった?……特例か?』
僕は相澤先生の話に少し違和感を受けた。
「なった」ということはそうしなければならない事情が起きてしまったという可能性が高い。
瀬呂「ハーイ!何するんですか!?」
「災害水難なんでもござれ、
今回の訓練はコスチュームを着るか体操服を着るか自由に選べるということだった。僕はレスキューにも支障がないコスチュームのため、前回の戦闘訓練同様の黒コートに赤手袋のコスチュームを着ている。
ピィィィーーーーー!!
飯田「1A集合!! バスの席順でスムーズに座れるように、2列で並ぼう!」
緑谷「飯田君……フルスロットル……」
緑谷君がそう呟いた、たしかに彼なりに委員長の仕事を行ってるなぁ……と思う。
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バスの中 移動中
飯田「くそ……こういうタイプだったか………」
創破「意味なかったなぁ。」
バスの席は電車のように縦長の席であった、たしかに意味はない。……ドンマイ。
すると、自分から見て向かいの席に座っているクラスメイトの
蛙吹「私、思ったこと何でも言っちゃうの……緑谷ちゃん」
緑谷「は、はい!蛙吹さん!」
蛙吹「梅雨ちゃんと呼んで、貴方の個性オールマイトに似てる。」
緑谷「!そそそ、そうかな!?いいい、いやでも僕はその…腕壊しちゃうし、あまり似てないというか…その~……」
創破「?」
緑谷?オールマイトのファンじゃないのか?訓練の時とか教室で喋ってる時も誰よりもオールマイトのことに詳しかった。オールマイトに似てるって言われてファンだったら喜びそうな気がするけど、何で否定するような感じなんだ?
切島「待てよ梅雨ちゃん、緑谷の言うようにオールマイトは怪我しねぇよ。似て非なるあれだぜ。」
蛙吹さんの反対側に座ってる切島がそう言った。
切島「しっかし、増強型のシンプルな個性は良いよな。派手で出来ることが多い。おれの硬化は対人戦は強ぇけど、いかんせん地味なんだよな~。」
腕を硬化しながら何か考えるようにして切島は言う。
緑谷「僕は十分カッコいいと思うよ!プロにも十分通用する個性だよ!」
切島「プロなぁ。だけどプロも、人気商売みたいなとこあるぜぇ?」
切島をフォローするように緑谷は言う。
青山「僕のネビルレーザーは派手さも強さもプロ並みさ☆」
芦戸「でも、お腹壊しちゃうのは良くないね。」
青山「うっ…。」
今度は金髪でいかにもナルシストな性格である
切島「まあ派手で強ぇって言ったら、皇と霧雨、轟と爆豪だな!」
僕や霧雨の名前が挙がった。ありゃ爆豪君も轟君もあまりリアクションが薄い。まぁ僕もだけど……
蛙吹「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気でなさそう。」
爆豪「!!んだとコラ!出すわ!!」
蛙吹さん、勇気あるなぁ……
上鳴「この付き合いの浅さで、クソを下水で煮込んだような性格として認識されてるのスゲェわ。」
爆豪「てめぇのボキャブラリーはなんだコラ!殺すぞ!!」
チャラチャラしてる金髪の
そんなこんなでバスの中が賑やかになってると
相澤「もう着くぞ!!良い加減にしとけ!!」
「「「「「はい!!」」」」」
案の定、相澤先生が注意してきた……
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???「皆さん、待ってましたよ!」
バスから降りると、宇宙飛行士のような格好をした人が演習場入口前に立っていた。
緑谷「スペースヒーロー『13号』だ!! 災害救助でめざましい活躍をしている紳士的なヒーロー!!」
お茶子「わー私好きなの13号!」
そこにいたのはトップヒーローの一人である13号であった。緑谷の解説に加え、お茶子さんも手を上下に振り、2人とも目をキラキラさせてる。
13号「では、早速中に入りましょう。」
「「「「「よろしくお願いします!」」」」」
演習場の中に入ると、そこには様々な施設やら建物やらがあり、まるでテーマパークのような光景が広がっていた。
切島「スッゲー!!USJかよ!」
13号「 水難事故、土砂災害、火事……etc。あらゆる事故や災害を想定し僕が作った演習場です。その名も
「「「「本当にUSJだった。」」」」
名前、誤解されるぞ絶対。もうちょい捻ったものつけないの?と思っていると。
創破「ん?」
相澤先生が13号に近づいて何か尋ねてる。
相澤「13号、オールマイトは?ここで待ち合わせる筈だが?」
13号「先輩それが……通勤時に制限ギリギリまで活動してしまったみたいで……今仮眠室で休んでます。」
相澤「不合理の極みだなぁオイ。」
?制限ギリギリ?オールマイトが?どういうことだ?オールマイトって何か時間に制限があるのか?
そう思っていると13号と相澤先生は仕方なくこのままやろうということになった。
13号「えー 始める前にお小言を1つ……2つ……3つ……4つ……」
『増える……』
そんなにあるの?と皆思った。
13号「皆さんご存知だと思いますが、僕の個性は『ブラックホール』。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
緑谷「その個性でどんな 災害からでも人を救い上げるんですよね。」
13号「えぇ…… しかし簡単に人を殺せる力です。皆さんの中にもそういう個性がいるでしょう。」
創破「…………。」
たしかに……僕の個性も使い方を間違えれば人はおろか、世界を壊すことだって出来るかもしれない……それが仮面ライダーだ。
13号「超人社会は個性の使用を資格制にし、厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。しかし、 一歩間違えれば容易に人を殺せる、いきすぎた個性を個々が持っているということを忘れないで下さい。」
創破「………。」
13号「相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、 オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。」
13号「この授業では心機一転!!人命のために個性をどう活用するかを学んでいきましょう!君たちの力は人を傷つけるためにあるのではない、助けるためにあるのだと心得て帰ってくださいな」
『13号、カッコいい!』
やっぱり、トップヒーローの言葉は身に染みる。
13号「以上!ご静聴ありがとうございました!!」
パチパチパチパチパチパチ
「ステキー!」
「ブラボー!!ブラボー!!」
皆にも大絶賛みたい、拍手が鳴り止まない。
相澤「よし、そんじゃあまずは……」
相澤先生が指示を出そうとしたその時だった
創破「!!!!」
USJの中心にある噴水の所から邪な気配を感じ取る。
相澤先生も同じく、気配を感じたらしく、噴水の方を向いた。
武蔵『気を付けろ創破!何か来るぞ!』
創破『武蔵さん分かってます!』
僕は素早く、今回の訓練で使おうと思っていたオーズドライバーを装着した。
噴水の方には何か黒いモヤのようなものが渦を描くようにして、不気味に動いている。
創破「!!!」
よーーく見てみるとその渦中には、手を顔面に貼り付けた水色髪の男がこちらを覗くようにしてモヤから出てきている様子が見えた。
創破『あいつ!まさか!』
この間、マスコミ騒ぎで感じた気配と同じだ!
相澤「 一塊になって動くな!」
緑谷「え?」
相澤「13号、生徒をまもれ!」
13号「!はい!」
あのモヤから続々とこちらに殺意丸出しの人が出てきている、間違いない。
切島「何だありゃ?また入試ん時みたいな、もう始まってるぞ パターン?」
いや、違う。
相澤「動くな!あれは
奇しくも今日、命を救える救助訓練に現れた者達。
プロが何と戦っているのか 何と向き合っているのか
それは途方もない悪意だった。
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???「13号にイレイザーヘッドですか…… 先日いただいた教師側のカリキュラムではオールマイトがここにいるはずなのですが………」
???「どこだよ……平和の象徴は……せっかくこんなに大量に引き連れてきたのにいないなんて…………
子供を殺せば来るかな?」
今回はここまでです。
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