仮面の英雄と約束の場所   作:Kod

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遅くなり、すみませんでした。

ここから体育祭に入るまで3話閑話挟んでいきます。

更新は続けていきますので応援よろしくお願いします。

それでは、どうぞ!!


謎の夢と秘密

 

 

 

 

場所:???

 

 

 

 

 

 

創破「うっ!……………………ッッ~~!!」

 

 

いつの間にか寝ていたのか朝日のような眩しい光が閉じていた目蓋の隙間に入り込み、僕の意識は瞬時に覚醒した。

 

 

 

 

 

創破「……………ここは?…………どこだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見渡す限り……白い………白い…………白一色の空間がどこまでも広がってる。

 

 

 

 

どうなってんだ?………はっ!そうだ!

 

 

 

 

 

 

USJにいたんだ!それで敵と戦って……どうなったんだ?

 

まさか……死んだ?

 

 

 

 

 

創破「・・・・・・・・ん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰かいる?

 

      ピカーーーーーーーーン!

 

!!?なんだ!?

 

人の気配がすると思ったは、急に光が!眩しい!

光の先に誰かいる?それも複数人!

 

 

 

 

創破「あの!!誰かいますよね!?ここは一体!?貴方達は誰ですか!?」

 

眩しい光によってその人達の顔はよく見えない…………だけど……………………なんだろう………………………この安心する感じ………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何だか…………懐かしい

 

そう思った瞬間

 

 

ピカーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

 

 

 

創破「!!??うわぁぁぁぁ!!」

 

 

光が目を塞いでいても眩しくなるほど、急に強くなりそのまま僕は光に飲み込まれてしまった。

 

 

 

 

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雄英高校保健室

 

 

 

 

 

 

 

創破「・・・・!!!ハッ!!!・・・・あれ?」

 

 

ここは?

自分はベッドの上に寝かされていた。

 

 

???「起きたかい、皇創破くん。」

 

創破「え?貴方は?」

 

目の前には、警察の服を着た知らない人がいた。

 

 

???「ここは雄英の保健室、そして彼は警察の塚内君だよ。」

 

 

 

声のした方向を向くと

 

 

 

 

創破「あなたは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オールマイト………ですか?」

 

オールマイトが僕と同じようにベッドに横になっていた。

だがその姿は、骨が見える程痩せ細った姿であった。

 

 

オールマイト「あぁ、私はオールマイトだ。」

 

創破「その姿は一体?あ、あと!皆は!」

 

塚内「その事についても彼等と一緒に順を追ってこちらから説明しよう。」

 

創破「彼等?」

 

 

 

 

緑谷「皇くん。」

 

創破「!緑谷!!それに爆豪君や轟君、切島も!」

 

同じ病室には4人のクラスメイト達がパイプイスに座っていた。

 

塚内「今から話すことは一定の関係者にしか話していない極秘事項。決して他者に漏らしてはいけない内容だから、それを心に留めておいて欲しい。」

 

 

 

 

 

 

 

創破「・・・・分かりました。」

 

 

 

 

 

 

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あの後の話をしようと思う。

 

 

 

 

 

 

オールマイトの時間制限

 

 

オールマイトは昔、敵の攻撃を脇腹に受けてしまい、ヒーローとして活動出来る時間が限られている。そして、今回のUSJ襲撃により更に活動出来る時間が短くなってしまったという話であった。

 

それはリカバリーガールの個性『治癒』でも治せない程深く、酷いものであるものという。

 

 

この秘密が世に知れ渡れば、敵抑制に多大な効果をもたらしているオールマイトを敵達は軽視し、個性の犯罪が急激に増えてしまうため、不特定多数の人にしか知られていない。

 

今回、僕たち5人は実際にUSJで姿を見てしまったため説明されたのだ。

 

 

僕たちは何とかその話を絶対に他者に漏らさないよう説明を受けた後に、解散となった。

 

 

創破「あの、オールマイト少し良いですか?。」

 

オールマイト「何だい?皇少年?」

 

保健室には僕とオールマイト、塚内さん、リカバリーガールだけが残っていた

 

創破「オールマイトのその傷………もしかしたら僕に治せるかもしれません。」

 

「「「!!!!」」」

 

保健室に残っていた僕以外の人全員が驚愕したような顔になる。

 

オールマイト「ほ、ほほ、本当かい!?皇少年!!」

 

創破「確実とは言えませんが、可能性はあります。ですが、今すぐには出来ません。今日はもう体力を使い果たしてしまったので明日になると思いますが、よろしいですか?」

 

オールマイト「勿論だとも!少しでも可能性があるなら私はそれに懸けてみたいと思う!そうなると……明日は臨時休校だから先生しかいないし、生徒には見られないから治療には丁度良い。明日の9時頃に学校の保健室に来てくれ、先生方には私の方から言っておこう!」

 

 

創破「分かりました。」

 

 

 

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オールマイト達と明日のことで話し合った後

 

 

 

創破「・・・・・・・・。」

 

身体の傷は個性で治し、今はA組の教室で家に帰るための支度をしている。

 

外は日が落ち、もう夜になってる。

 

自分以外のクラスの皆はとっくに帰り、緑谷達も保健室から真っ直ぐ家に帰ったようだ。

 

 

創破「・・・・・・・・・・。」

 

 

武蔵『さっきから何を考えている?』

 

創破「・・・・。」

 

ナポレオン「おい創破!」

 

創破「うぇあ!?す、すみません。何ですか?」

 

ニュートン「本当に大丈夫か?さっきからずっと上の空だったぞ。」

 

卑弥呼「妾達の声も聞こえぬほど考え込むとはな。」

 

創破「す・・・・すみません。」

 

ナイチンゲール「まぁまぁ皆さん、無理もありませんよ。さっきまで命懸けの戦いがあり、それが終わったら今度は平和の象徴(オールマイト)に関する他言無用の秘密を聞かされて、疲れないはずがありません。」

 

武蔵「・・・・それもそうか。」

 

創破「・・・・・・。」

 

荷物を全部持ち、すっかり暗くなっている廊下を急いで走る。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━

 

帰り道

 

 

創破「・・・・・・。」

 

僕は暗くなった道を歩いてる。勿論、USJでの出来事があったため、周囲を警戒しながら何かが襲ってきた時に備えて意識を周囲に向けるようにしている……………が…………………

 

……………………今はどうしても集中しきれない。

 

創破「(あの夢・・・・なんだったんだろう。)」

 

ナイチンゲールさんが言ってたように敵の襲撃やオールマイトの秘密も衝撃的ではあったのだが、何故かあの夢のことが頭から離れないのだ。

 

大抵の夢は自分の中の深層意識が現れたものであり、「夢を見た」という自覚はあっても内容については忘れてしまっていることが殆どなのだ。

 

 

 

だが、創破は夢で見たことを全部、事細かに覚えている。

・壁も天井も無く、どこまでも続いてるような真っ白な空間

・どこかで見たことがあるような人達の人影

・空間全体に輝いた、眩しく温かい光

 

 

 

創破「(一体何だったんだ?何でこんなに考えてしまうんだ?・・・・・・・・何で・・・・・・何で・・・・。)」

 

 

たかが夢、そう割り切ることが創破には何故か出来なかった。

 

 

 

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マンション

 

 

見た夢について色々と考えながらも自分の住んでいるマンションに無事到着した。

 

 

ガチャ(玄関ドアを開ける音)

 

 

靴を脱ぎ、リュックを適当な場所に置き、制服のままベッドに勢いよくうつ伏せに寝た。

 

 

創破「・・・ハァッ。」

 

 

今日は本当に疲れた………肉体的にも、精神的にも………

 

 

創破「(今日はもう遅いし、残り物温めるだけでいいか。あ、あと父さん母さんにも電話かけなきゃ。)」

 

雄英の方から連絡はいってると思うけど、それでも不安になってるだろう。

 

スマホの画面を開いて見ると

 

 

創破「(うわ、ヤバい。不在着信30件越えてる。マナーモードにしてたから全然気付かなかった。)」

 

申し訳ないと思いながら、急いで実家に電話を掛けた。

 

創破「もしも「創破!!あなたなの!?大丈夫!?」・・・・。」

 

母さん、予想していたけどもう少し声を抑えて欲しいよ、鼓膜が破れると思ったわ。

 

創破「電話遅くなってごめん。こっちの方は大丈夫だよ。後遺症になるような怪我とかも無いから。」

 

夕姫「そうなの?先生方から命に別状は無いけど、入院するかもしれない怪我を負ったって聞いたから、そっちに行こうと今準備してた所なのよ。」

 

創破「大丈夫だよ。明日と明後日は休校になったから家で過ごすつもり。だけど母さん達は普通に仕事でしょ?こっちの方は大丈夫だから態々こっちまで来なくても良いよ。」

 

本当は明日また学校に行くが、オールマイトからの秘密は絶対内緒なので悪い感じがするが嘘をつく。

 

 

夕姫「・・・・本当に大丈夫なの?」

 

母さんの今の声はとても弱々しい。電車脱線事件の時も入院してる時も意識を失ってた僕の傍に毎日来てくれたいたと父さんは言っていた。

 

食事も少ししか食べず、睡眠時間を削ってまで僕を見守ってくれていたという。本当にこの人は自慢の母親だ。

 

創破「大丈夫だよ。いつも僕のことを思ってくれて本当にありがとう母さん。何か母さんや父さんの助けが必要になったら無理せずに言うから、その時はお願い。」

 

夕姫「・・・分かったわ。本当に無理はしないで、何かあったら直ぐ母さんに電話してね。」

 

創破「分かってるよ、ありがとう。」

 

夕姫「あ、ちょっと待って。父さんに替わるわ。」

 

少しの間を置いて、電話から今度は父さんの声が聞こえてくる。

 

龍司「もしもし、聞こえるか?」

 

創破「聞こえるよ、父さん。心配かけちゃってごめんね。」

 

龍司「何言ってるんだ、お前が謝る必要なんてない。親はいつだって子供のことが心配なんだ。それよりもお前と母さんの会話を傍で聞いたから安心したよ。」

 

創破「父さん・・・・。」

 

龍司「お前が無事で本当に良かった。流石、俺の自慢の息子だ。」

 

そう言われて思わず目頭が熱くなる。いつも僕と母さん、家族を支えてくれている立派な人だ。優しいし賢いし、僕の自慢の父さんだ。

 

 

創破「ありがとう、そう言ってくれてとっても嬉しいよ、父さん。」

 

龍司「お前ももう疲れてるだろう?通話はこれくらいにして、身体を休めなさい。」

 

時計を見るともう少しで21時になるところであった。

 

創破「そうだね。それじゃあまたね、父さん母さん。」

 

龍司「身体には気を付けるんだぞ。」

 

夕姫「何かあったら直ぐに連絡してね。」

 

創破「分かってるよ。じゃあね。」

 

別れの挨拶を言い、電話を切った。少しだけ、心が楽になったような気がする。この世界に転生してから、こんな優しい二人の所に生まれることが出来て本当に良かったと思ってる。

 

創破「さてと、夕飯にするか。」

 

制服から部屋着に着替え、冷蔵庫の中に入っている残り物を温めようとする時だった。

 

 

 

 

ピンポ~~ン

 

 

自分の玄関のチャイムが鳴った

 

もうすぐ21時になる。大半の人は家に帰ってゆっくり過ごす時間帯の筈だが・・・・

 

創破「(?こんな時間に誰だ?)」

 

そう思っていると

 

「皇帰ってるか?私だ!霧雨魔理沙だ!」

 

創破「え!?(霧雨!?)」

 

まあ隣に住んでるから、もしかしたらとは思っていたけど、どうしてこんな時間に?扉の覗き穴から見てみると僕の知ってる霧雨が扉の前に立っていた…………が

 

 

霧雨の両手には中ぐらいの大きさの鍋を持っていた。

 

 

その鍋どうしたの?と思わず扉越しに聞きそうになったが、取り敢えず本人であることは分かったため扉を開けた。

 

 

ガチャ(ドアを開ける音)

 

ドアを開けると霧雨は自分に飛び掛かるくらい前のめりの体勢になったため、少し後ろにのけ反った。

 

霧雨「皇!お前、身体の方は大丈夫か!?」

 

創破「うぉ!?え?あ・・あぁ大丈夫だよ。自分の個性は治癒に関連する能力を持ってるのもあるから、それで治したよ。体力は暫く休まなきゃいけないけど。」

 

霧雨「そうなのか、良かった~~。」

 

一安心したのか前のめりであった姿勢がゆっくり戻り、表情も緊張がほぐれたような顔になった。

 

創破「あ!そう言えば、USJで倒れた時に霧雨やお茶子さん、蛙吹さんが運んでくれたんだよね?リカバリーガールから聞いたよ。ありがとう。」

 

保健室から出る時、リカバリーガールから聞いたのだ。USJで倒れた僕を必死に支えながらリカバリーガールが乗っている救急車まで運んでくれた生徒がその3人だったという。警察からの事情聴取や人数確認のため同行することは出来なかったが、人一倍心配してくれていたらしい。

 

霧雨「いや、気にしないでくれ。むしろ礼を言うのはこっちの方だぜ。お前があの時、身体を張って戦ってくれなきゃ、私たちは本当に死んでたかもしれない。私の方からも、ありがとう。」

 

 

 

僕も霧雨も頭を下げ、お互いに感謝を述べた。

 

 

 

創破「それで、こんな時間にどうかしたの?」

 

霧雨「あぁ、そうだった。皇はもう夕飯は食べたか?」

 

創破「いや、これから残り物を温めて食べようとしたとこだけど。」

 

 

霧雨「実はな、私のところで肉じゃがを作り過ぎちゃってさ、お裾分けしようと思って来たんだ。」

 

創破「え!………こっちとしてはありがたいけど、良いの?」

 

霧雨「良いんだよ。放課後の訓練とか今日助けてくれたお礼も兼ねて食べてくれ、結構美味しく出来たと思うぜ。」

 

そう言って霧雨は鍋を僕に渡してきた。鍋からは肉じゃが特有の香ばしいじゃがいもの煮込んだ香ばしい匂いがしてきた。

 

 

創破「ありがとう霧雨、美味しくいただくよ。鍋は綺麗に洗ってから返すから安心して。」

 

霧雨「おう!それじゃあな、おやすみ!」

 

創破「おやすみ。」

 

 

 

バタン!(ドアが閉まる音)

 

 

創破「・・・・。(まさか、また霧雨の料理を食べることになるとは。)」

 

僕は霧雨から肉じゃがを受け取った後、冷蔵庫から残り物を出し、肉じゃがと一緒に食べた。

 

創破「やっぱり美味しいな。」

 

じゃがいもの中身まで味がしっかり染み込んでおり、柔らかすぎず、程よい感触であった。

 

 

食べ終わった後、食器を手早く洗い、シャワーだけ浴びて今日は直ぐにベッドで寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

感想や評価を頂けるととてもありがたいです。

次の話は、麗日お茶子の話になります。

お楽しみに!
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