仮面の英雄と約束の場所   作:Kod

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僕のヒーローアカデミア「YOUR NEXT 」観てきました!
ヒロアカ映画を映画館で観たのは初めてだったんですけど、スッゴイど迫力でした!

原作の方も明日、最終話を迎えます。

堀越先生、お疲れ様でした!そして、ヒロアカを生み出してくれてありがとうございます!




障害物競争、各々の戦い

 

 

ミッドナイト「さぁ!!運命の第1種目!!いわゆる予選よ!!毎年ここで多くの生徒が涙を飲むわ(ティアドリンク)!!今年は~……!!」

 

 

ドゥルルルル~~♪♪

 

 

ドラムロールが鳴り響き、会場に設置されているドデカイモニターに様々な競技種目がスロットマシーンのように回っていき

 

 

ダン

 

 

1つの競技種目の所で止まった

 

ミッドナイト「コレよ!!」

 

 

その競技は

 

 

創破「(障害物競争・・・か)」

 

映し出された競技は『障害物競争』であった

 

ミッドナイト「計11クラスの総当たりレースよ!!コースはこのスタジアムの外周約4kmよ!!」

 

創破「4kmか……」

 

ミッドナイト「我が校は自由さが売り文句。コースさえ守れば・・・・

 

何をしたって構わないわ!!

 

創破「・・・・」

 

ミッドナイト「さぁさぁ!!位置につきまくりなさい!!」

 

 

ミッドナイトはルールを説明を終えると、スタート地点となっているゲートを指差した。続々と生徒達はゲートの所に集まり出した。

 

ゲート上部に取り付けられている信号機のような、3つのランプがあるスタートシグナルの内の1つが赤色に点灯する。

 

 

『Pi!』(1つ目のランプ点灯音)

 

 

ランプの点灯音とともに、各々がこの体育祭にかける想いを心の中で叫ぶ

 

 

爆豪「(ぜってぇ1位を獲る!!完膚なきまでの1位だ!!)」

 

轟「(証明してやる……お母さんの力だけで!!)」

 

お茶子「(まずこっからや!!半端な順位じゃアカン!!最初から上位を狙う!!)」

 

 

『Pi!!』(2つ目のランプ点灯音)

 

 

鉄哲「(俺の力!!A組の奴等に思い知らせてやる!!)」

 

拳藤「(絶対に勝つ!あたしだって、やる時はやる女だからね!!)」

 

角取「誰よりもハヤク、ゴールしてみせます!!」

 

???「(ここで上位を狙わなくても良い、ここでは他の科の………特にA組の個性を見る……本番は次からだA組!!)」

 

心操「ヒーロー科の奴等は個性の使用に慣れてるから、殆どが前に進む筈、だったら他の科の奴等を対象にするか」

 

???「(フッフッフッ・・・・いきなりのアピールチャンス!!私のベイビー達の性能を見せて勝ち抜けば!!より多くの注目を浴びる筈!!見ていて下さい!!出来るだけ大手企業の皆さん!!)」

 

 

『Pi !!!』(3つ目のランプ点灯音)

 

 

霧雨「(さぁ!!特訓の成果!!見せてやるぜ!!)」

 

緑谷「(見ててください、オールマイト!!)」

 

創破「・・・・・・・」

 

 

『Piiiiiーーー!!!』

 

 

ミッドナイト・プレゼントマイク「「スターートォォ!!」」

 

 

今、戦いの火蓋が切って落とされた!!

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

ゲート内 スタート地点

 

 

開会式が行われた会場の外周を走ってこなければならないため、一度会場の外に出る必要があり、その入口となっているゲートがスタート地点となっている。が、そのゲートは一度に11クラスの生徒全員が潜れるほど広くなく、生徒達は我先にと外に出ようとするため、満員電車のごとくぎゅうぎゅう詰めとなってしまっていた。

 

しかもこれは競争のため、生徒全員が我先にと進もうと更に身動きが取りづらい状態であった。

 

 

 

プレゼントマイク『さーて実況していくぜ!解説Are you ready!?ミイラマン!!』

 

相澤『だから、お前が無理やり呼んだんだろうが』

 

 

第1種目障害物競争の実況を始めた、プレゼントマイクと相澤は早速モニターに映されている生徒達の様子を見る。

 

 

プレゼントマイク『早速だがミイラマン!!注目すべき点は!?』

 

相澤『・・・・今だよ』

 

 

 

生徒a「おい押すなってば!」

 

生徒b「ここ狭すぎだろ!」

 

生徒c「うまく進めねぇ!!」

 

 

だが、気付く生徒は気付く……

 

緑谷「!!(そうか、つまりスタート地点でもう)」

 

創破「(試されているってことか)」

 

轟「(最初のふるいだ。)」

 

パキパキパキ

パッキィーン!!

 

 

「「「!?」」」

 

 

突如地面と足元が凍り、進めなくなってしまった。そんなパニックの中、1人の生徒が一番乗りでゲートから抜け出していた生徒がいた

 

 

生徒d「!!痛ってぇーーなんだ!?」

 

生徒e「凍った!?」

 

生徒f「動けねぇ!寒ぃーー!!」

 

生徒g「んのヤロォォォォ!!」

 

 

1年A組 轟焦凍であった。彼の個性『半冷半熱』は右手で氷結を、左手で炎熱を生み出すことが出来る個性である。ゲート内の狭いスペースでは地面に氷結を繰り出すことで、一気に大人数の生徒を足止めした。

 

だが、

 

 

爆豪「そう上手くいくかよ!!半分野郎!!」

 

八百万「甘いですわ!轟さん!」

 

切島「へへっ!!こんくらい、痛くも痒くも無いぜ!」

 

青山「想定内さ☆」

 

尾白「2度も食わないぞ!!」

 

緑谷「フンッ!フンッ!!フンッ!!!(やっぱこうなった。上手く躱せたけど滑る、上手く前に進めない!)」

 

峰田「ヒッ!ヒッ!!ヒィッ!!」

 

麗日「ハァッ!!( よし避けられた!でもまだ超必(・・)は使われへん!)」

 

芦戸「うぉ!っとっととと!!」

 

蛙吹「ケロ!!(高く上がれば問題ないわ)」

 

常闇「よっと、良いぞダークシャドー」

 

心操「・・・やっぱヒーロー科は個性使い慣れてるな」

 

 

A組を筆頭に己の個性を活かす者、或いは轟の個性を把握していたためこう来ると予想し、咄嗟にジャンプしていた者は地面の氷結を躱していた。

 

 

轟「クラスの連中は当然として、思ったより避けられたな」

 

霧雨「後ろ向くなんてよっぽど余裕だな、轟?」

 

轟「なっ!?霧雨!?」

 

 

自分が先頭であり、まだ他の生徒よりも距離があると思っていた轟は、突如横から声が聞こえ、振り向いた先には魔理沙が箒に乗りながら自分と並走していた。

 

 

霧雨「お先に失礼~♪」

 

轟「くっ!!待て!!」ピキピキピキ‼

 

 

魔理沙はそのまま箒に乗りながら空を飛び、あっという間に轟を追い越して行った。轟は右手を振り、氷壁を繰り出すが高さが足りず、魔理沙には当たらなかった。

 

 

プレゼントマイク『おっと!!スタート地点で早速!!1年A組轟焦凍が仕掛けて来たぁ!!スタート地点で足が離れない生徒が続出!!先頭は轟かと思ったが、同じくA組の霧雨魔理沙が箒に乗って空を飛びながら独走していく!!それを追い掛ける轟含むA組と他クラスの生徒達ぃぃぃ!!初っ端なのに熱い展開だぁぁ!!』

 

観客達「「「「「WAAAAAA~~!!!」」」」

 

相澤『スタート地点での轟の氷結は良かったが、霧雨や他の氷結を逃れている連中は以外に多い。霧雨は空を飛べる分、他の生徒達の個性による妨害はされにくい。こっからどう巻き返して行くのか、または先頭をキープできるのか見物だな。』

 

プレゼントマイク『Thank you ミイラマン!!おっと!!そうこうしている間に霧雨は1つ目の関門に到着したぞ!』

 

 

 

第1関門広場

 

 

 

霧雨「・・・・」

 

 

プレゼントマイク『手始めの障害物は!!第1関門はぁぁぁ!!』

 

 

飛んでいた魔理沙の前に出現したのは

 

 

???「「「「「ターゲットカクニン、ブッコロス!!」」」」」

 

 

入試試験の時に対峙した仮想敵(かそうヴィラン)ロボであった。

 

 

プレゼントマイク『大量のロボットが相手のロボインフェルノだぁぁ!!』

 

 

ビルぐらいの大きさの0P敵もいれば、生徒1人ぐらいの大きさの仮想敵もそこかしこにおり、道を塞いでいた。クリア方法としては生徒同士で協力したり、自分の個性を用いて上手くやり過ごしたりするのが良いだろう。何も無理して倒す必要は無いのだ。

 

だが、魔理沙にとって

 

 

霧雨「私には関係ないな」

 

 

対策を考える必要は無い、空を飛んでいるのだから

 

 

プレゼントマイク『先頭は霧雨魔理沙!!ロボインフェルノより高く飛び上がり、軽々と突破したぁぁ!!眼中に無いってか!!』

 

相澤『まぁ、そうするのが一番合理的だな』

 

プレゼントマイク『おっと!少し遅れてA組の轟、少し遅れて他の生徒達も続々と第1関門に到着!!』

 

 

 

轟「クソ、障害物が地上にあるなら霧雨は空を自由に飛べる分この競技には圧倒的に有利だ。だが、まだチャンスはある!」

 

 

0P敵「ターゲット・・・大量!!」

 

 

緑谷「入試のときの仮想敵!?」

 

峰田「マジかよ!?0P敵もいるじゃねぇか!?」

 

切島「ロボが多すぎて通れねぇ!!」

 

八百万「どこからお金が出てくるのかしら?」

 

 

仮想敵の迫力に全員が立ち止まってしまう

 

 

轟「(せっかくなら、もっと凄ぇの用意してもらいてぇもんだな!!)クソ親父が見てんだからよぉ!!」ピキピキピキ‼

 

 

カチーーーーーン!!

 

 

轟が大きく右手を振るい、前方の巨大な0P敵をあっという間に氷漬けにさせてしまった

 

 

轟「よし、早く追い付かねぇと」

 

 

仮想敵が止まったことで出来た隙間を轟は走り抜ける

 

それに続くようにして、他の生徒達も走り抜けようとする

 

 

生徒h「あいつが止めたぞ!!あの隙間から通れる!!」

 

生徒i「よっしゃあ!!やったぜ!!」

 

 

だが、

 

 

轟「やめとけ、不安定な体制の時に凍らせたから」

 

 

ポキッポキポキポキポキポキポキッ‼

 

 

「「「!?」」」

 

轟「倒れるぞ」

 

 

ドガァァァァァァン!!!

 

 

0P敵が激しい音を立てながら、豪快に倒れた

 

 

プレゼントマイク『1ーA轟焦凍!!攻略と妨害を一度に!!こいつぁシヴィィ!!すげぇぜ!!霧雨同様、アレだな、もうなんか、ずりぃな!!』

 

 

「「「「「WAAAA~~!!!!」」」」」

 

 

真正面から巨大ロボを一撃で撃破した様子は、観客達に興奮をもたらした。一方で氷漬けされたロボが倒れ、混乱している後続の生徒達はというと

 

 

生徒h「おい!!誰かロボットの下敷きになったぞ!!」

 

生徒i「死んだんじゃねぇか!?死ぬのかこの体育祭!?」

 

 

轟により、倒れた0P敵の重量は数十トンある。普通の人間ならば、押し潰されて簡単に死ぬが

 

 

切島「死ぬかぁぁ!!」

 

 

プレゼントマイク『1ーA切島、潰されてたぁ!!』

 

 

切島は巻き込まれたものの、自身の個性『硬化』によって生きていた。硬化は身体がガッチガッチに硬化する。最強の矛に最強の盾にもなる。

 

 

切島「轟の野郎!!ワザと倒れるタイミングで!!俺じゃなかったら死んでたぞ!!」

 

 

ロボの残骸から出てきた切島の隣で

 

 

「皇のような奴がいるから、A組の中には他にも良い奴がいると思ったが」

 

切島「ん?」

 

 

鉄哲「アイツは嫌な奴だな!俺じゃなきゃ死んでたぞ!!」

 

切島「!!B組の奴!!」

 

プレゼントマイク『B組、鉄哲も潰されていたー!!ウケる!!』

 

 

1ーB鉄哲徹鐵も潰されていた。だが、彼の個性『スティール』によって切島同様、無事であった。

スティールは身体が鋼のようになる。最強の矛にも最強の盾にもなる。

 

 

切島「個性ダダ被りかよ!?ただでさえ地味なのに!!」

 

鉄哲「オラッ!!待て!!」

 

 

2人はロボの残骸から完全に抜け出して、再び走り出した。

 

 

上鳴「良いよなぁアイツらは、潰される心配なく突破できるなんて」

 

B組生徒「取り敢えず、俺らは一時協力して道開くぞ!!」

 

 

そう宣言した直後

 

 

BOOM!!

 

 

爆豪「(先行かれてたまるかよ!!金髪女、半分野郎!!1位はこの俺だぁぁ!!)」

 

BOM!!BOM!!BOM!!BOM!!BOM!!

 

 

爆豪は掌からの爆破を出し、0P敵の頭上に飛び上がる。

 

 

プレゼントマイク『1ーA爆豪!!下が駄目なら頭上かよー!!実にクレバー!!』

 

 

瀬呂「おめーこういうの正面突破しそうな性格してんのに、避けんのね!!」

 

常闇「俺たちも便乗させてもらうぞ!!」

 

爆豪「!?」

 

 

爆豪が後ろを振り向くと、自身と同様に0P敵の頭上まで飛び上がっていた瀬呂と常闇がいた。瀬呂は個性『テープ』を、常闇は個性『ダークシャドウ』を上手く利用しながら飛び越えた。

 

 

プレゼントマイク『おっとぉ!!爆豪に続く形で、1ーAの瀬呂と常闇も乗り越えたぁ!!』

 

 

「「「「「Yeahhhhhhhhh!!!!」」」」」

 

 

プレゼントマイク『良いぜ良いぜ!!盛り上がって来たぁぁ!!一足先に行く連中はやっぱA組が多いが、こっから戦況はどうなって行くのか!?』

 

 

 

 

オールマイト「(B組や他の科の生徒達の動きも決して悪くはない!!………ただ━━━)」

 

 

相澤「(━━━━立ち止まる時間が短い)」

 

 

実況席と観客席で生徒達の様子を見ていたオールマイトと相澤は、真剣な表情をしながらそう思った。

 

 

相澤「(上の世界を肌で感じた者、恐怖を植え付けられた者、対処し凌いだ者、各々が経験を糧とし━━━━)」

 

オールマイト「(━━━迷いを打ち消している!!)」

 

 

魔理沙や轟、爆豪だけでなく他のA組生徒達も、0P敵の迫力に少し立ち止まってしまったが、意識を切り替えて各々の個性を用いて対処を行っていた。

 

 

緑谷「(こんな序盤でワンフォーオールは使えない!!)」

 

3P敵「ヒョウテキホソク、ブッコロス!!」

 

緑谷「来た!!(このロボはターゲットをロックして追尾してくる!!そんで急には━━━)」

 

 

緑谷は轟が倒したロボの装甲を拾い、小さい3P敵が突進してくることを確認すると

 

 

緑谷「(━━━止まれない!!)勢い付けて!!」

 

 

ゴンッ!!

 

 

拾った装甲を思いっきり叩きつけ、見事3P敵を破壊した。

 

 

緑谷「っし!!(動く、動く!!盾にもなるし汎用性高いぞこれ!!)」

 

 

緑谷は仮想敵の装甲をそのまま持ち、走り出そうとしたとき

 

 

ドガァァァァン!!!

 

 

「「「「「!!!!」」」」」

 

 

いきなりの爆発音とともに、0P敵がもう1体倒れていた。0P敵を撃破したのは

 

 

八百万「ちょろいですわ」

 

個性『創造』によって大砲を生み出した八百万であった。

 

 

 

生徒j「道が拓けた!!」

 

緑谷「あの0Pがあんなに容易く……(流石推薦入学者ってことか!)」

 

 

八百万の砲撃によって一気に道が拓き、そこに向けて全速力で大勢の生徒達が走っていく。

 

 

 

 

スナイプ「入試の時は、避けるべき物として出したからな。倒すべき物として見れば、どんくさい鉄の塊。突けてくる隙も見えてくる」

 

オールマイト「Um……(緑谷少年、無茶を承知で発破をかけたが、ギリギリでも良い、通過してくれよ)」

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

後続の生徒達も殆どが第1関門を突破し、第2関門の場へと移動する。

 

 

プレゼントマイク『オイオイオイ!!第1関門はチョロイってよ!!んじゃ第2はどうさ!!』

 

 

麗日「ハァ、ハァ、これって・・・・」

 

 

プレゼントマイク『落ちればアウト!!それが嫌なら這いずりな!!ザ・フォール!!

 

 

目の前に広がるのは、底が見えない深い谷と所々にある島であった。島と島の間にはロープが渡されており、次の関門に行くにはここを乗り越えなくてはならない。

 

 

だが、

 

 

霧雨「そんなの私には関係ねぇぞ~」

 

 

プレゼントマイク『霧雨魔理沙!!空を飛び、この関門も呆気なく通過!!一抜けだぁ!!』

 

 

轟「クソ!!」カチカチカチカチカチカチッ!!

 

爆豪「チッ!!」BOM!!BOM!!BOM!!

 

 

プレゼントマイク『少し遅れて轟が第2関門突破!!おっとここで爆豪も追い付いてきたぁぁ!!』

 

 

後続から大きく離して先頭を行くのは、変わらず霧雨魔理沙。少し後ろには轟焦凍、爆豪勝己である。魔理沙は箒で空を飛び、轟はロープを氷結させて足場を広くさせ、爆豪は掌の爆破で浮遊しながら乗り越えていた。

 

 

一方で後続の方は

 

 

蛙吹「ケロッ」ピョーン!

 

芦戸「あ!梅雨ちゃん!!」

 

麗日「ジャンプした!!」

 

 

蛙吹「ケロッ、大袈裟な綱渡りね」ピタッピタッピタッ

 

 

蛙吹は蛙のようにジャンプし、綱に着地したと思えばそのまま何の恐れも抱かずに綱渡りを始めた。

 

その様子にお茶子と芦戸が感心していると、隣から声が聞こえてきた。

 

 

???「フフフッ、来たよ来ましたよアピールチャンス!!」

 

麗日・芦戸「「!?」」

 

 

そこにいたのは何やら変わったデザインのゴーグルを掛け、メカメカしい物を足と背中に装着しているピンク髪の女子生徒がいた。

 

 

???「ウフフフッ………私のサポートアイテムが脚光を浴びる時!!見よ、全国のサポート会社!!これこそ、ザ・ワイヤーアロウ&ホバーソール!!」

 

麗日「サポート科の生徒!!」

 

 

そのサポート科の女子生徒は背負っているバックパックに付いているスイッチを押すと、ワイヤーが射出されて向こう岸の島に引っ掛かった

 

 

???「行きますよぉ!!サポート科にとって、体育祭は己の発想・開発技術を企業にアピールする絶好の場なのです!!さぁ、見てて!!出来るだけどデカイ企業!!」

 

 

サポート科の女子生徒はそのまま崖にダイブした。しかし手に持っているポタンを押すとワイヤーが縮まっていき、向こう岸の島に凄い勢いで近付いていく、このままでは島に衝突すると思われたが

 

 

???「私のドッ可愛い━━━」

 

 

両足に取り付けているブーツのような装置から空気が噴出され、島に近付いた時の衝撃を和らいでいた

 

 

???「ベイビー達を!!」

 

 

そしてそのまま、次の島へと同じようにして飛んで行った

 

 

お茶子「凄い……でもうちだって、負けない!!」

 

お茶子は自身の身体を指でタッチし、自身の体重をゼロにした

 

 

お茶子「(私だって、そうくんみたいに、強くなってるんだ!!)うぉぉぉ!!とう!!」タッタッタッ!!ピョーーーン!!

 

お茶子は助走をつけ、走り幅跳びの要領で向こう岸の島まで跳んで行った

 

 

芦戸「えぇ、マジ!?(麗日、たしか自分自身を浮かせるのってとても負担がかかるって言ってたような)」

 

 

お茶子の個性『無重力(ゼログラビティ)』は指先の肉球で触れた対象物を無重力状態にする。無重力化できる重さには許容量があり、限界を超えてしまうと目眩や吐き気を催してしまう。また、自分自身を浮かせることも出来るが、対象物を浮かせる時よりも負担が大きく、短時間の使用で嘔吐をするほど負担が大きいのである。

 

 

だが、

 

 

お茶子「(大丈夫!!若干気持ち悪いけど、まだ動ける!!ここで一気に差を縮める!!)」フワッフワッフワッ

 

 

お茶子はこの2週間での特訓で、自分自身の浮遊時間を延ばすことに成功していた。2週間前は約5秒で嘔吐していたが、今は約20秒自分自身を浮き上がらせても嘔吐はしなくなった。

 

 

 

お茶子「(13、14、15、解除!!)よし!まだまだぁ!!」

 

これを繰り返し、お茶子はより上位に食い込めるように走っていく。

 

 

 

プレゼントマイク『第2関門にも実に色々な方がチャンスを掴もうとしていますねぇ、イレイザーヘッドさん?』

 

相澤『・・・・・・』

 

プレゼントマイク『おいおいスルーかよ、ミイラマン』

 

 

実況席から相澤はある生徒が映っていないことに気付き、少し違和感をもつ

 

 

相澤『・・・・(あいつの姿が見えない)』

 

プレゼントマイク『おっとここで!先頭が一足抜けて、最後の関門に到達しそうだ!!後続は殆ど団子状態!!現状のトップは競争が始まってからずっと1位をキープしている、霧雨魔理沙だぁぁ!!』

 

 

「「「「「WAAAAA!!!」」」」」

 

プレゼントマイク『なぉ、上位何名が予選通過するかは公表してねぇから、安心して突き進め!!』

 

 

プロヒーローa「1位の生徒、圧倒的じゃねぇか!」

 

プロヒーローb「今はまだ空を飛んでいるだけだが、障害物にどう対処するかも見てみたいな」

 

プロヒーローc「1位の子だけじゃなく、2位と3位の生徒も中々の動きだな」

 

プロヒーローd「あぁ、2位の生徒はあのフレイムヒーロー『エンデヴァー』の息子さんなんだぜ!」

 

プロヒーローc「マジかよ道理で!!オールマイトに次ぐトップ2の血か!!」

 

プロヒーローd「3位の子もエンデヴァーの息子に必死に食らいついてるし、結構なタフネス持ちと見た」

 

プロヒーローb「こりゃあ、早くもサイドキック争奪戦だな」

 

プロヒーローa「一体誰が1位になるんだ?」

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

障害物競争 先頭

 

 

 

霧雨「(今のとこ、私が1位で……2位が轟、3位が爆豪か……)」

 

 

今の所、魔理沙は空を飛んで障害物を避けているため、疲労感は飛んでいる時に使う力だけのため、体力の消耗は殆ど無いに等しい。

 

順位もずっと1位をキープしているため、このまま行けば次の種目への進出は確定するが

 

 

霧雨「(何でそうくんが上位にいないんだ?)」

 

 

創破の活躍が実況で出てこないのがどうしても引っ掛かっていた。魔理沙自身、創破の実力は特訓を通じてよく分かっていたため、必ず自分と1位争いになると思っていたが、彼の姿は何処にも無い。

 

プレゼントマイクの実況にだって創破は取り上げられると思っていたが、それも無かった。

 

 

そうこう思っている間に、魔理沙は最後の関門へと到着した

 

 

プレゼントマイク『おっと早くも最終関門に到着した。果たしてその実態はぁぁ!?』

 

 

霧雨「・・・・(やっぱりこう来るか)」

 

 

プレゼントマイク『一面地雷原!!怒りのアフロガンだぁぁ!!地雷の位置は目を凝らして見れば分かるようになってるぜ!!地雷の威力は大したことがねぇが、音と見た目は派手だからな!!失禁必至だぜ!!』

 

相澤『人によるだろ………』

 

 

霧雨「これも私にはかんけ━━━━」

 

 

ジュドォォォォーーン!!!

 

関係ないと言い掛けた途端、地雷が仕掛けられているアフロガンの左右の茂みから突如として

 

 

霧雨「!!!」

 

ヒューーン!ドガァァン!

 

ミサイルが飛んできた。そのミサイルは飛んでいる魔理沙に直撃し、彼女がいた所には黒いけむりが立ち上っていた。

 

 

プレゼントマイク『そしてもう1つ!!アフガンを飛んで乗り越えようとするとセンサーが発動して、ミサイルの餌食になっちまうぜ!ちなみにミサイルも音と見た目が派手なだけで、威力はそこまで高くは無いぜ!!』

 

相澤『だから、人によるだろ・・・・』

 

プレゼントマイク『先頭の霧雨は早速ミサイル喰らっちまったが、大丈夫か!?』

 

 

空中に漂っている煙が晴れると

 

 

霧雨「まったく、ちょっとビックリしたぜ」

 

 

プレゼントマイク『無事だったぁぁ!!っていうか霧雨を中心に何か透明な壁のようなものが見えるが、バリアか!?』

 

相澤『恐らくそうだろう。あいつの個性は『魔法』と聞いている。鍛えれば鍛えるほど、やれることが増える。本当に魔法みたいな個性だからな。あのバリアもその1つだろ。』

 

プレゼントマイク『何だよそれ!?チートじゃねぇか!?』

 

 

プロヒーローe「魔法か、だから箒で空を飛んでいたのか!」

 

プロヒーローf「鍛えればやれることが増えるなんて、中々無いスゴい個性だぞ!」

 

プロヒーローg「ミサイルが飛んできた時の瞬発力も凄かったなぁ」

 

 

 

霧雨「・・・・(原作とは少し違っているが、この程度だったら何も問題ねぇ!!)」

 

 

魔理沙は創破との特訓を得て、魔法のレパートリーを増やすことに成功した。その1つが自身の周囲に球状の薄黄色バリアを展開して、攻撃から身を守る『マスターバリア』であった。

 

 

魔理沙はマスターバリアを展開したまま、地雷原を乗り越えようとする。

 

 

霧雨「(2位の轟と3位の爆豪は………よし、まだ十分距離がある。このまま行けば1位通過だ)」

 

 

チラッと後ろの状況を見てみると、2人はまだ最終関門には辿り着いてすらいない状態であった。対して自分は今、地雷原の1/4の距離にいるため、このペースを保っていれば必ず1位通過できる

 

 

そう思った時であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレゼントマイク『ん!?あれぇぇぇ!!??えぇぇぇぇ!!??お前!!何やってんだぁぁぁ!!!』

 

 

霧雨「???」

 

 

いきなり大声でプレゼントマイクが心底驚いたような声が響き渡った。

 

 

魔理沙「(なんだ?)」

 

 

魔理沙だけでなく、他の生徒達も突然の驚嘆声に思わず耳を傾ける

 

 

 

 

生徒達「「「「「???」」」」」

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

数分前

 

 

会場 教師席

 

 

13号「先頭の方はもう最終関門にいますね……あれ?」

 

ブラドキング「ん?どうかしたか、13号?」

 

13号「いえ、その………

 

 

 

 

 

 

 

 

皇君の姿が見えないと思いまして」

 

 

13号の発言に多くの先生達は「えっ?」と思い、モニターの映像を隅から隅まで確認すると、確かに皇の姿が見えなかった

 

 

スナイプ「・・・・確かにいねぇな。アイツならどっかで絶対目立つ筈なんだが、エクトプラズムは?」

 

エクトプラズム「・・・・ワタシも見つけられていない」

 

ブラドキング「先頭の方には・・・・いないよな?」

 

オールマイト「それだったら、後続の方にか?・・・・・・あれ、いない?」

 

 

既に、最終関門に突入している魔理沙や差し掛かろうとしている轟・爆豪がいる先頭にも第2関門をようやく突破した後続にも、

 

創破の姿はいなかった。

 

入試や普段の戦闘訓練、USJでの活躍に加え、選手宣誓での優勝を目指す発言をしていることから必ずどこかで注目されるのでは無いかと教師達は思っていた。

 

 

創破を探しているその時であった

 

 

プレゼントマイク『ん!?あれぇぇぇ!!??えぇぇぇぇ!!??お前!!何やってんだぁぁぁ!!!』

 

 

教師達「「「「「!?」」」」」

 

 

突然、実況のプレゼントマイクが驚嘆したような声を上げ、教師達は驚く。

 

 

だが、彼が続けて放った言葉に更に驚くこととなる。

 

 

 

 

プレゼントマイク『1ーA皇創破ァァ!!未だにスタート地点に残ってやがる!!』

 

 

教師達「「「「「はぁ!?」」」」」

 

生徒達「「「「「えっ!?」」」」」

 

観客達「「「「「ッッ!?」」」」」

 

ザワザワザワ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

創破「・・・・・・」

 







???「頑張れ」
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