騎馬戦の前編となります。
前編後編に分けるか、1話に纏めるか迷いましたが分けることにしました。
さて、ヒロアカも終わってしまいましたが、引き続き書いていきますので、気長に待っていただけると幸いです。
第2種目 騎馬戦
ミッドナイト「15分経ったわ!!それじゃあいよいよ始めるわよ!!」
プレゼントマイク『さぁ起きろよイレイザー!!15分のチーム決め兼作戦タイムを得て、フィールドには12組の騎馬が並び立った!!』
相澤『……中々面白ぇ組が揃ったな』
フィールド上には騎馬を組み、鉢巻きを頭に結び、今か今かと開始の合図を待つ生徒達がいた。殆どの生徒達は、1体の騎馬に注目している。
いや、生徒だけでなく観客も教師達も注目をしていた。
その騎馬は『10000225P』という他の騎馬が持つPとは規格外のPであった。
その恰好の餌をぶら下げている、いや頭に巻いている人物は━━━━━
創破「いよいよ始まるぞ………霧雨!」
霧雨「おう!」《前騎馬》
創破「発目さん!」
発目「フフッ……はい!」《後騎馬》
創破「2人ともよろしくね!」《騎手》
━━━━━創破である。
プレゼントマイク『さぁ上げてけ鬨の声!!』
緑谷「麗日さん、常闇くん、心操くん、よろしくね!」
お茶子・常闇・心操「「「うんっ!/おう!/あぁ!」」」
プレゼントマイク『血で血を洗う雄英合戦が』
爆豪「てめぇ等全員!気合い入れてけぇ!!」
切島・芦戸・瀬呂「「「おう!/やってやる~!/よし!」」」
プレゼントマイク『今!狼煙を上げる!!』
轟「絶対獲るぞ、1000万!」
飯田・上鳴・八百万「「「あぁ!/うっし!/はい!」」」
プレゼントマイク『準備は良いかなんて聞かねぇぞ!!いくぜ残虐バトルロワイヤル』
物間「鉄哲、恨みっこ無しだぞ!」
鉄哲「おうよ!!」
プレゼントマイク『3ィィィィ!!!』
爆豪「狙いは━━━━」
プレゼントマイク『2ゥゥゥゥ!!』
轟「1つ━━━━」
プレゼントマイク『1ンンンン!』
創破「・・・力借りるぞ
パラド!!」
パラド『オッケー♪存分に遊ぼうぜ♪』
プレゼントマイク『STARTーー!!!』
開始の合図が鳴り響き、殆どの騎馬は一斉に創破達の騎馬に向かってきた。
鉄哲「実質、
鉄哲を騎手とした骨抜、泡瀬、塩崎の騎馬と
葉隠「ハッハッハ~!皇君、悪いけどいただくよ~!」
葉隠を騎手とした耳郎、砂藤、口田であった
創破「(いくぞ!!)」
カチャン
『PERFECT PUZZLE』
『♪♪~WHAT'S THE NEXT STAGE?~♪♪
♪♪~WHAT'S THE NEXT STAGE ?~♪♪』
創破の背後に『PERFECT PUZZLE 』と表記されたゲームモニターからたくさんのエナジーアイテムが飛び出し、会場の上空に散らばった。フィールドの地面には青く波打つようにして、ゲームエリアが展開され、その不可思議な光景に生徒達は驚く
葉隠「うわ!?なになに!?」
鉄哲「なんだぁ!?」
緑谷「何だ……あれ?……
常闇「麗日、皇の手に持っているものは知っているか?」
お茶子「ううん……うちも初めて見るやつや」
心操「・・・」
創破「変身」
キーン!(ガシャットギアデュアルのボタンを押す)
『DUAL UP!!』
『Get the glory in the chain!PERFECT PUZZLE !』
創破はバグスターでありながら天才ゲーマーとも呼ばれ、人類のため、
創破「さぁ……」
仮面ライダーパラドクス パズルゲーマー 《レベル50》に変身した
創破「ノーコンティニューでクリアしてやる」
プレゼントマイク『皇の姿がまた変わったーー!!今度は何かゲームに出てくるような奴に変わったぞ!!しかも、会場中にメダルのようなものが出てきた!!なんじゃあれ!?』
相澤『多彩な奴だ』
プレゼントマイク『一体今度は、どんなものを見せてくれるのか!!?』
鉄哲「関係ねぇ!!骨抜、いけぇ!!」
骨抜「おう!」
ズボズボズボズボ
霧雨「おわ、沈む!?」
発目「ありゃ!?」
創破「(!!あの人の個性か!)2人とも頭避けて!」
シュゴオォーーーン!!
2人は言われた通り頭を引っ込める、それから創破は手元のスイッチを押すと、創破が背負っているジェットパックと発目・魔理沙の足のブーツから火が噴き、空を飛んだ
鉄哲「飛んだ!?皇、いやサポート科のアイテムか!?」
葉隠「耳郎ちゃん!!」
耳郎「分かってる!!」
葉隠は騎馬メンバーの耳郎に指示を出し、耳郎の個性『イヤホンジャック』で追おうとしたが
バシッ!バシッ!
耳郎「痛ッ、皇か!」
だが、イヤホンジャックは創破の手から放たれた青いパズルピース型のエネルギー弾によってはじかれる
創破「よし、一旦着地するぞ」
創破達は周囲に他の騎馬がいないことを確認し、着地した
発目「どうですかベイビー達は!可愛いでしょ!!可愛いは作れるんですよ!!」
創破「可愛いかどうかは分からないけど、機能性バッチリだ。凄いベイビーだよ、発目さん」
発目「そうでしょそうでしょ!!」
霧雨「おい2人とも、次来たぞ!」
魔理沙の呼び掛けで前を向くと、今度は障子が個性『複製腕』で両手を広げながら突っ込んで来た
創破「え、障子君1人……!!ってうぉ!?舌?……!!そういうことか、蛙吹さん!!」
障子1人かと思いきや、広げている腕の中から舌が飛び出してきた。それは蛙吹の舌で、障子の腕に上手く隠れていたのだ
蛙吹「流石ね皇ちゃん、あと梅雨ちゃんと呼んで」
創破「あぁうん……!?発目さん足元気を付けて!!」
発目「え?うわ!危なかったです、何ですかこれ?」
危うく踏みそうになったそれは、峰田の個性『モギモギ』であった。どうやら障子の腕の中にいたのは蛙吹だけでなく、峰田もいるようであった
峰田「皇ぃぃぃ~~!!お前このヤロウ!!なに女子2人と騎馬組んでやがるんだぁぁ!!しかも別クラスの奴とも組みやがってぇぇぇ!!」
創破「えぇ……」
峰田は血涙を流しながら創破に向かって恨み言を叫び出す。その姿に創破は困惑し、魔理沙と発目も引いていた
霧雨「あいつ、競技中でも全くブレねぇな」
発目「流石の私も、アレはちょっと無理です」
蛙吹「峰田ちゃんの話は聞かなくていいけど、攻撃の手は緩めないわよ皇ちゃん」
峰田「オリャオリャオリャオリャ!!」
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュッ!!
シュルシュルッ!!
霧雨「フッ!!」
ガキーーン!!
峰田のモギモギと蛙吹の舌が襲いかかってくる中、魔理沙は騎馬の周囲にマスターバリアを張って防いだ
創破「もっかい飛ぶよ、顔避けて!」
シュゴオォーーーン!
創破はもう一度空を飛び、障子達から距離を取る
空中を飛んでいたその時
爆豪「調子乗ってんじゃねぇぞ!!鎧野郎!!」
BOM!BOM!
爆豪は掌からの爆破で騎馬から離れ、1人突っ込んできた
創破「!?ハァッ!!」
バゴン!バゴン!バゴン!
爆豪「ッッ!!クソが!!」
爆豪は今は無理だと判断すると、一旦退き騎馬の瀬呂のテープにより回収された
プレゼントマイク『おおぉぉぉ!!騎馬から離れたぞ!ありなのかあれ!?』
ミッドナイト「テクニカルなのでオッケー!!地面に足が付いてたら駄目だったけど!!」
創破「(あれありなのか……良いこと聞けた)よし、着地!」
着地したところで、創破は空中に手を向ける
創破「さぁ、やるぞ」
創破はゲームエリア展開時に出てきたエナジーアイテムを一箇所に集めた
ヒューン
プレゼントマイク『何だなんだ!?皇が変身した時に出てきた丸っこいメダルの様なものが集まり出したぞ!!』
緑谷「何だ……あれ?何か絵が描いている?」
創破は肩部分の『マテリアライズショルダー』の装置、『マテリアコントローラー』によってステージに散らばったエナジーアイテムを宙に長方形型に並べ、手を
シュ!シュ!シュ!シュ!シュ!
創破「よし、まずはこれで行くか」
PAN!PAN!PAN!PAN !PAN!
『???!』『???!』『???!』『???!』
『???!』
創破は中央の5つのエナジーアイテムを選び、身体に取り込ませた。その結果、創破の身体は
フッ………
「「「「「!!!?」」」」」
消えた。そして、騎馬の魔理沙と発目だけがいる
発目「ありゃりゃ!皇さんの言った通りになりましたね!」
霧雨「よし、私達は今は逃げに徹するぞ!」
発目「はい!」
魔理沙と発目は騎馬の体勢のまま、他の騎馬から逃げるようにしてフィールドを駆け回っていく
プレゼントマイク『What 's!?皇があのメダルに触れたと思ったら、突然姿が消えたぞぉぉ!!?』
相澤『………(違う、消えたんじゃない)』
一方で1000万Pを持っている創破が突如消え、フィールドには創破の騎馬を追うものと創破自身を探す者、そして1000万Pではなく他の騎馬の鉢巻を奪いに行く者に分かれていた
葉隠「皇君は~……どこだ~?」
耳郎「葉隠のように透明になったのか?………って
おい葉隠!!鉢巻なくなってる!!」
葉隠「へ?………え!?うそ!?いつの間に!?」
砂藤「まじか!?」
骨抜「!!?おい鉄哲、鉢巻ねぇぞ!!」
鉄哲「ふぁっ!?………さっきまで頭に巻いてたぞ!!それに誰の騎馬も近付いてなかった!!」
障子「どこだ、何処に行った?……皇」
蛙吹「!?峰田ちゃん、鉢巻は!?」
峰田「え、ここに……あれ!?無ぇぇぇ!?」
3組の騎馬は、鉢巻が忽然と無くなっていることに慌てふためく
切島「皇の奴、どこ行ったんだ?」
爆豪「(あのメダルのようなもんが、書いてあるイラスト通りの効果を発揮するんだとすりゃあ)……全員周囲を警戒しろ!!」
芦戸「え、なんで?」
爆豪「鎧野郎が潜んでいるかもしれねぇからだ、クソが!」
そうしている間にも、次々と騎馬から鉢巻がいつの間にか無くなっていた。
プレゼントマイク『おいおいどうした!?皇の姿が見えなくなって、鉢巻を無くした生徒が続出!!一体何が起きている!?』
相澤『………おいマイク、現状の騎馬のPを見てみろ』
プレゼントマイク『Oh~、急にどうしたミイラマン!』
相澤『いいから、スクリーンに映せ』
プレゼントマイク『分かったぜ!!それじゃあ現在の保持Pを見てみよう、こんな感じだぁぁ!!━━━━━━━━━━━あぁぁえぇぇ!?』
大型スクリーンに映し出されたのは、現在の騎馬の保持Pと順位表なのだが
1位 皇チーム 10,002,140P
2位 爆豪チーム 665P
3位 轟チーム 615P
4位 緑谷チーム 605P
5位 物間チーム 470P
6位 拳藤チーム 235P
7位 鱗チーム 0P 鉄哲チーム 0P 青山チーム 0P 峰田チーム 0P 葉隠チーム 0P小大チーム 0P
全12チーム中、6チームが7位0Pとなっていた。しかもそのPは、全て創破チームの騎馬のPとなっている
創破チーム以外の生徒達「「「「「「!!!」」」」」」
プレゼントマイク『こりゃどういうことだぁ!?始まってまだ5分も経ってねぇのに、あっという間に半分のチームが0Pになってぞ!!一体何が起きてんだ!?』
相澤『100%アイツの仕業だろ……』
プレゼントマイク『やっぱアイツか!!』
プレゼントマイクと相澤の実況を実況を聞き、創破チーム以外の騎馬は驚く
緑谷「(皇君が奪った……けどどうやって?)」
緑谷はどうやって一瞬の内に鉢巻を奪っていったのかを考えてた
緑谷「(あのメダルのような物を取り込んで、その効果で鉢巻を奪ったんだと思う。だけどどんな効果が……皇君が取り込んだのは……確かアレとアレと……アレとアレとアレ……あ!?あのイラスト!!もしかして!!)」
緑谷は周囲を警戒しつつ、チームメンバーに小声で話し掛ける
緑谷「分かったかもしれない、皇君が鉢巻をどうやって奪ったのか!」
お茶子・常闇・心操「「「!!!」」」
切島「爆豪!お前絶対に鉢巻から目を離すなよ!皇が何したのか分かんねぇから!」
爆豪「るせぇ切島!もう大体検討はついてんだよクソが!」
瀬呂「えっ、マジ!?早く教えろよ!!」
八百万「轟さん、それは本当なんですか?」
轟「あぁ、間違いねぇ……奴は━━━━」
緑谷・爆豪・轟「「「小さくなって(るんだ!/やがる!/いる!)」」」
3チームの騎馬メンバー「「「「「えぇ!?」」」」」
3チームの騎手の発言に騎馬メンバー達は驚く
心操「どういうことだ?」
緑谷「多分、あの宙に浮いているメダルの効果なんだと思う」
爆豪「あのメダルに描かれてような効果を発揮しやがるんだとすりゃあ」
轟「皇が触れたメダルは、全部で5つ……」
緑谷は現在も宙に四角状に並べられ、宙に浮いているメダルの内の1つを指差す
緑谷「その中に、あのクリーム色のメダルの効果は多分、『縮小化』なんだと思う!」
お茶子「『縮小化』……言われてみれば、そんなイラストに見えるかも」
心操「だが緑谷、小さくなっただけじゃあ、あっという間に俺達の鉢巻を奪えないだろう?」
緑谷「うん、他にもメダルを取り込んでたから、そのメダルの効果も重なっているんだと思うけど……(そうなると、かなり厄介だぞ)」
創破が取り込んだメダルは5枚
だが取り込んだメダルがどういう能力かまでは分からず、イラストで判断するしかなかった
緑谷「皆!近くに他の騎馬が居ないからって油断はしないで!周囲を今まで以上に警戒しながら、逃げに徹して!」
お茶子・常闇・心操「「「了解!」」」
緑谷チームは創破に警戒しながら、今持っているPを保持するために他の騎馬から逃げるようにする
フィールド上では、あっという間に0Pとなってしまった6組の騎馬達が慌てて鉢巻を取りに行こうとしていた
芦戸「うわわ!!こっちにいっぱい来たー!?」
瀬呂「やべぇぞ爆豪!鉢巻してねぇ奴らだから、躊躇い無しに来る!」
爆豪「んなもん見りゃ分かるわ!上等だ、返り討ちにしてやる!!」
切島「やりすぎはレッドカードだかんなぁ!!」
この騎馬戦、0Pになっても騎馬は失格とならないため、身軽になった方が攻める側としては有利なのだ
爆豪のチームはB組の騎馬達に囲まれてしまっていたが、爆豪はいつも通りの凶悪な笑みを浮かべ、次々と攻撃をさばいていく、だが
???「単純なんだよ、A組」
爆豪「!!」
芦戸「やられた!」
爆豪「んだてめぇコラ!!返せ殺すぞ!!」
一瞬の隙にB組の騎馬の1組が爆豪の鉢巻を奪った。それにより、爆豪チームは一気に7位0Pとなる。その者は爆豪に向かって続けざまに言う
???「ミッドナイトが第1種目と言った時点で、予選段階から極端に数を減らすとは考えにくいと思わない?」
爆豪「!?」
???「だからおおよその目安を仮定し、その順位以下にならないように予選を走っていたのさ………大体40位以内に入れるようにね」
芦戸「!?」
???「後方からライバルになる者達の個性や性格を観察させてもらった、その場限りの優位に執着したって仕方ないだろ?」
切島「!!
この生徒、B組の
物間「まぁ、全員の総意ってわけじゃないけど良い案だろ?
爆豪「・・・」ピクッ
円場「!!・・・おい物間!!」
物間「あ、あとついでに君有名人だよね?『ヘドロ事件』の被害者!今度参考に聞かせてよ」
回原「ちょっおい!」
爆豪「・・・」ピキピキピキッ
物間「年に1度、敵に襲われる気持ちってのをさ」
爆豪「・・・・・・」
プッツン!!!!!
黒色「おい!!物間ってば!!」
物間「大丈夫分かってる、彼を煽るのも程々にするから。でも、面白いぐらいこっちにつっかかって来てくれるから、こっちとしては好都合だよ」
円場「ちげぇよ!!鉢巻だよ鉢巻!」
物間「???鉢巻がどうし……た……
え?………1つしかない……」
物間が爆豪を煽っている時、騎馬メンバーの3人が物間が首に掛けてあった鉢巻がいつの間にか無くなっていることに気付いた。3人は物間に声を掛けたが、物間はどうせあまり煽るなとかの類いの内容だと思い、聞き流していた
だが、円場に言われて鉢巻を確認すると所持していた自分チームの『305P』と青山チームから奪った『165P』が無くなり、残っていたのはさっき爆豪チームから奪った『665P』のみであった
物間「(馬鹿な!!少し意識が逸れてたとはいえ、首に巻いてたんだぞ!!普通気付くだろ!!一体どうやって!!?……いや、それよりもまずはこの鉢巻を何としても守り切━━━)」
バゴォン!!!
物間チーム「「「「!!!」」」」
もし、物間が煽っていなければ、または煽る相手が爆豪でなければ
彼らは逃げ切れたかもしれない
爆豪「切島……予定変更だ……」ゴゴゴゴォォ
もっとも、物間達の会話を聞いて隙を付き、鉢巻を奪った者は
爆豪「鎧野郎の前に……」
彼らの会話から、こういうことになるのを予測し
爆豪「こいつら全員、殺そう……!!」ブチギレ!!!
敢えて鉢巻を1つ残したのだ、矛先が物間にいくよう
創破「よし、2つゲット」
そして、確実に鉢巻を奪うため
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
騎馬戦
10分経過
プレゼントマイク『さぁ残り時間5分を切ったぞ!!ここで現在の順位を見ていこう!!これだ!!』
再びモニターには、順位表が表示される
1位 皇チーム 10,002,610P
2位 轟チーム 850P
3位 物間チーム 665P
4位 緑谷チーム 605P
5位 爆豪チーム 0P 拳藤チーム 0P 鉄哲チーム0P 鱗チーム 0P 峰田チーム 0P青山チーム 0P 葉隠チーム 0P 小大チーム 0P
プレゼントマイク『5位以下の騎馬は全て0P!!鉢巻を保持しているのは4組の騎馬のみ!!そして、1位ずっと1000万Pを保持している皇の騎馬だ!!』
相澤『アイツの騎馬には余裕もある。たとえ1000万を奪われたしても他の騎馬から奪った鉢巻7本、合計2,610Pがある』
プレゼントマイク『それな!!しかも、鉢巻を持っている張本人の皇は、未だに姿が見えない!!皇チームの騎馬は2人しかいねぇから、他の騎馬よりも身軽!!だから中々捕まえられない状況だぁぁ!!』
轟「チッ!(皇が消えている種が分かったとしても、アイツの騎馬2人が速い!おまけに奴らは空を飛べるから、氷結でも乗り越えられちまう!)」
轟、爆豪、緑谷は創破が小さくなり何らかの方法で鉢巻を奪っていると予測している。そして轟は、創破は今、騎馬2人の頭の上か肩の上にいるものだと思っていたのだ
ルール上、騎馬が崩れてもアウトにはならないが悪質な妨害がレッドカードのように、騎手が明らかに騎馬から降りた場合でもレッドカードなのだろう
その一例が、爆豪チームのように爆豪が騎馬から離れたが、地面に足がついていなかったため、セーフであるというのをミッドナイトが宣言したものである
轟「(B組の奴から鉢巻を奪ったが……騎馬戦でもこのままアイツにやられっぱなしなのは、何か気に食わねぇ……)」
轟チームは先程、大勢の騎馬に囲まれたがメンバーの1人、上鳴の個性『帯電』による無差別放電と八百万の個性『創造』によって産み出された絶縁シートと伝導棒を利用して動きを止め、その後凍結で確実に凍らせたのだ
その騎馬の中には鉢巻を持っている拳藤チームがいて、凍結によって動けないところを奪ったのだ
轟「念のため貰っておく」
拳藤「くっ!ちっくしょう……」
他の騎馬達は必死に足についている氷を取ろうとするが時間がかかりそうであった
その場を後にした轟は、今も逃げ続けている創破の騎馬メンバーの魔理沙と発目を目にすると
轟「・・・お前ら」
上鳴「ん?」
飯田「轟君?」
八百万「もしかして……行くのですか?」
轟「あぁ、そろそろ
一方、爆豪の方は
散々煽られた物間チームの鉢巻を般若の形相で取り返そうとしていた。物間チームは何とか攻撃をさばいていったが
切島「待て待て待てぇ!!」
物間「!?」
BOM!!BOM!!
瀬呂「勝手すなぁぁ爆豪ーー!!!」
ここで爆豪が再び騎馬から離れ、物間チームに突っ込んで来た
物間「円場!!
円場「っしゃあ!」
B組、
爆豪「てっ!!」ガッ
円場「ハハッ!見えねー壁だ!ざまぁみろ!」
爆豪は円形の空気の壁により阻まれる━━━かに見えたが
爆豪「おらぁ!!」
バリィン!!
円場「なっ!?」
ガシッ
物間「くっ!(取らせるかぁ!!)」
爆豪は空気の壁を破壊し、物間の首に掛かっている『665P』の鉢巻を奪おうとする。だが、物間も取らせまいと『爆破』を発動させた
B組、
物間は触れてストックしてあった個性の『爆破』を発動させ、牽制しようとしたが
爆豪「んな爆破!!!」
BOM!!BOM!!BOM!!
物間「なっ!!?」
爆豪「俺の方と比べるまでもねぇんだよ!物真似野郎!!」
BOOM!!BOOM!!
シュッ!!
物間が片手の平から発した爆破よりも、爆豪の両手の平から発した爆破の方が威力も大きさも桁違いに大きく、物間は一瞬怖じ気づいてしまい
ガシッ!!!
爆豪に鉢巻を奪われてしまった
切島「しゃっあ!!」
芦戸「やった、爆豪!!」
チームメンバーは喜んでいたが、爆豪だけは一切笑みを浮かべずにいた。目線の先にいるのは、今も逃げ続けている創破の騎馬メンバーの魔理沙と発目であった
爆豪「次だぁ!!鎧野郎のとこだ!!」
瀬呂「えっ!?でも、これでも予選通過は出来るぞ!?」
爆豪「ただの予選通過じゃ意味ねぇんだよクソが!!完膚なきまでの1位じゃねぇと……それ以外は全部ゴミなんだよ!!」
芦戸「爆豪……」
切島「おっしゃあ!!俺は爆豪に従うぜ!どうせなら、1位を取って、俺達の漢らしさをアピールしてやる!」
芦戸「いやいや漢らしさって、私女なんだけど……まぁ良いよ、私は!!折角ここまで来たんだしね!」
瀬呂「しょうがねぇ、最後まで付き合ってやるよ爆豪」
騎馬メンバーの話を聞き、またもや怖い笑みを浮かばすと爆豪は吠えた
爆豪「行けぇヤロウどもぉ!!1000万をぶん
緑谷チームはチャンスを伺っていた。緑谷チームの保持しているPは『605P』であり、4位となっているため他の騎馬から狙われていた
峰田「緑谷!鉢巻寄越せ!!」
緑谷「峰田君……と蛙吹さん!障子君!」
蛙吹「梅雨ちゃんと呼んで、緑谷ちゃん」
ヒュッヒュッヒュッヒュッ
シュッ
創破の時と同様、峰田のモギモギと蛙吹の舌が今度は緑谷チームを襲った
常闇「防げ!ダークシャドウ!」
ダークシャドウ「アイヨ!」
ガキィン!ガキィン!
障子「常闇……」
蛙吹「ケロッ、やっぱり手強いわね」
峰田「あーちくしょう!」
常闇がダークシャドウに指示を出し、攻撃は全て弾かれた
緑谷「心操君!」
心操「おぉ……お前らそこに皇がいるぞ」
峰田「えっ!!どこ………」
蛙吹「峰田ちゃん?」
障子「峰田?」
心操「頭についてるブドウで自分の騎馬を足止めしろ」
峰田「・・・」
モギッ、プヨ!プヨ!プヨ!プヨ!プヨ!プヨ!
障子「!!おい、峰田!!」
蛙吹「峰田ちゃん!何してるの!!?」
心操の呼び掛けに峰田が答えてしまったことで峰田が洗脳された。そして峰田は心操の命令通り、自分のモギモギを騎馬の障子にくっつけてしまった
蛙吹「峰田ちゃん!!」
バシッ!!(峰田の顔にビンタ)
峰田「・・・あれ?おいら一体何を?」
蛙吹「やられたわ……峰田ちゃん貴方、操られていたのよ」
峰田「へっ?……って障子に何でおいらのモギモギが!?」
蛙吹「貴方がやったのよ、尤も意識がない状態で操られてね」
峰田「そんなぁ~!!障子すまねぇ!!」
障子「気にするな……だが足に何個もくっついていて取れん」
峰田「うぉぉ!!まさかおいら自身の個性に苦しめられるなんてぇぇ!!」
モギモギは障子の足と地面に何個もくっついているため、残り時間のことも考えると復帰は難しい状態であった
心操「緑谷、あっちは片付いたぞ」
緑谷「うん!このままこの鉢巻をキープすれば確実に予選は突破出来る……(逃げ続ければ……でも)」
お茶子「・・・」
常闇「麗日、どうした?」
お茶子「あっ!?ううん!?何でもないよ!」
緑谷は思う。このまま安全範囲に収まったままで良いのか?
障害物競走でも、この騎馬戦でも、全く彼の姿さえ捉えることが出来なかった
オールマイトからも言われた、彼は、皇創破は間違いなく越えるべき壁として立ちはだかる。彼を乗り越えなければ、自分が来た!ということを世間に、知らしめられないのではないか
緑谷「・・・皆、これは僕自身の我が儘みたいなものなんだ。否定してくれても良い、聞いてくれないか?」
常闇・心操「「???」」
お茶子「デク君?」
緑谷「・・・僕は、1000万の鉢巻を
お茶子・常闇・心操「「「!!!」」」
緑谷「ごめん、リスクがあるのは分かってる!このままこの鉢巻を持って逃げに徹した方が………でも!!」
緑谷はフィールド上を逃げている創破の騎馬メンバーの魔理沙と発目を視界に捉える
緑谷「彼に、勝ちたいんだ!!」
お茶子「デク君………」
常闇「……俺は良いぞ緑谷」
緑谷「常闇君!」
常闇「常に上を目指すのは、俺とて同じ……俺を選んだのはお前だ緑谷、存分に使え!」
心操「………ここで皇の鉢巻を奪えりゃ俺、いや俺達普通科も世間にちょっとは覚えてもらえるかもな...…」
緑谷「心操君!」
心操「俺も良いぜ、緑谷」
お茶子「勿論うちも賛成や!」
緑谷「麗日さん!」
お茶子「そうくんに勝ちたい気持ちは、うちも一緒!」
緑谷「皆、ありがとう!!」
緑谷は目に涙を浮かべて礼を言う
常闇「その言葉は奴から鉢巻を奪ってからにしろ、緑谷」
緑谷「う、うん!」
緑谷は涙を払い、視線を創破の騎馬に向ける
緑谷「行くよ、皆!!」
お茶子・常闇・心操「「「おう!!」」」
騎馬戦終了まで、残り3分
轟チーム、爆豪チーム、緑谷チームは
創破チームに向かっていく
霧雨「おい、来たぞ皇」
発目「これはこれは、A組の騎馬ばかりですね」
創破「あぁ……霧雨、発目さん、絶対勝つぞ」
霧雨・発目「「おう!/はい!」」
レム「姉様姉様、原作の騎馬戦とは違い、大変面白い展開になってきました」
ラム「レムレム、貴方はどうなると思う?」
レム「私は……彼が1000万を保持したまま1位になり、緑谷、爆豪、轟の騎馬が2位以下となると思われます」
ラム「レム、私はこうなると思うわ、━━━━━━━━」
レム「えっ?……しかしどうやって……」
ラム「分からないわ……でも、そうなると思うのよ、ラムは」