仮面の英雄と約束の場所   作:Kod

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ヒロアカ原画展2025皆さんは行きますか?

来場者特典とか貰いたいと思っている今日この頃、予定空いたら行きたいなぁと思っています

それでは、どうぞ!




全てを持って生まれた男の子

 

騎馬戦が終了し、プレゼントマイクによる結果発表が行われているが

 

 

プレゼントマイク『2位!と言いたいが、皇チーム以外P持ってねぇー!!どうする!?元々上位4チームの勝ち抜けが約束されていたが、皇チームが片っ端から鉢巻を奪ったので2・3・4位は実質存在しなくなっちまった!!』

 

相澤『アイツめ……面倒なことをしてくれたもんだ』

 

 

一方で轟・爆豪・緑谷は混乱状態から回復したが、電子モニターに表示され結果に呆然としていた

 

爆豪「ふっざけんな!!俺が予選敗退だと!?クソがぁぁ!!」

 

特に爆豪は騎馬戦の結果に激怒していた。鉢巻を奪うどころか逆に奪われてしまい、しかも自分は混乱状態にさせられ騎馬戦が終わるまで相手にもされなかったという屈辱の結果に、爆豪は拳を地面に叩き付けて怒りを露わにする

 

轟「(くそ!また、勝てなかった……(みぎ)だけじゃ勝てねぇのか……!?)」

 

緑谷「くっ……!(まったく、相手にすらならなかった)」

 

轟と緑谷はあまりの悔しさに歯を噛み締めていた。轟はとある事情から、もう1つの(ひだり)の力は使わないと心に決めていたが、今までの結果からその心には迷いが生じていた。緑谷は自分の我が儘で、鉢巻を奪われてしまったことに騎馬として組んでくれていたメンバーに申し訳なく思っており、ひたすら謝っていた

 

緑谷「皆、ごめん!折角組んでくれたのに……僕があんなこと提案しなければ……!!」

 

お茶子「デク君……」

 

常闇「待て緑谷、お前だけの責任じゃない。賛同したのは俺達もだ。俺達にだって一端の責任はある」

 

心操「あぁそうだ、俺はお前を責めたりしないさ」

 

お茶子「うちも!それに、まだどうなるかは分からんし!」

 

緑谷「みんな………!!うわぁーーー!!(涙)」

 

緑谷は3人の心遣いに、涙を滝のように……いや雨のように流した

 

 

プレゼントマイク『おっとここで!!審判ミッドナイトからの連絡だ!!』

 

ミッドナイト『午後の第3種目の出場者の選別は、昼休憩の時に我々教員での会議で決めたいと思います。それまで暫くお待ちください!』

 

プレゼントマイク『だってさ!ということで、午前の部は終了、昼休憩に入るぜ!!安心しろ若人よ!まだお前達にはチャンスがある!!それまでしっかり英気を養っておけよ!!じゃあなーー!!』

 

ミッドナイトの連絡を最後に、体育祭午前の部が終わった

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

学校関係者専用通路

 

 

轟「……………」

 

緑谷「……………」

 

創破「……………」

 

 

昼休憩に入り、殆どの生徒達は食事を取るために食堂やら屋台やらに行っていた。だが、創破と緑谷は騎馬戦終了後に轟から話があると言われ、人通りの少ないこの通路に来ていた。轟は冷たい威圧感を放ち、見る人によっては睨み付けているような表情で2人を見ている

 

創破「話ってなんだ?昼休憩だが1時間しかないから早くしてくれ」

 

緑谷「うん。そ、その……速くしないと食堂混みそうだしさ……」

 

轟「あぁ悪い、どうしても聞きたいことがあったからな………緑谷」

 

緑谷「な、なに?」

 

轟「単刀直入に聞く。お前は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オールマイトの隠し子か何かか?」

 

緑谷「…………へっ?」

 

創破「はっ?」

 

突然の爆弾発言に創破も思わず緑谷を見る。オールマイトは結婚もしていないし、誰かと付き合っているという話もない、そのため子供なんているわけがないのだ。緑谷も思わぬ発言で面食らってしまったのか一瞬キョトンとしてしまったが、慌てて否定する

 

轟「どうなんだ?」

 

緑谷「ちっ、違うよ!……って言ってももし本当に隠し子だったら違うって言うに決まってるから納得しないと思うけど!!………とにかくそんなん(・・・・)じゃなくて!!」

 

創破「(緑谷……お前咄嗟な嘘とか下手なタイプだな)」

 

「そんなんじゃなくて」ということは、隠し子ではないにしろ何かしらオールマイトと関係があるということを指し示していることになってしまう

 

緑谷「そもそも、逆に聞くけど僕なんかに何でそんな……」

 

轟「………『そんなんじゃなくて』……って言い方は少なくとも何かしら言えない繋がりがあるってことだな」

 

緑谷「ッ!!」

 

緑谷は思わず目線を下に向けてしまう。それにより、創破と轟は確信する

 

創破「(図星か……オールマイトとの関係……一体何だ?)」

 

轟「俺の親父はエンデヴァー………知ってるだろ?」

 

緑谷「う、うん、勿論」

 

創破「No.2ヒーロー、フレイムヒーロー・エンデヴァーだろ?」

 

轟「そうだ。お前がNo.1ヒーローの何かを持っているんだとしたら………尚更勝たなきゃいけねぇ」

 

創破「…………」

 

緑谷「…………」

 

轟は語り始めた。

 

 

それは、轟焦凍の出生の秘密だった

 

 

 

丁度同じ時、ドーム内にてNo.1ヒーローとNo.2ヒーロー、オールマイトとエンデヴァーが話していた。いや、オールマイトがエンデヴァーを見つけ、声を掛けていた

 

オールマイト「よっ!久しぶりだなエンデヴァー、お茶でもどうだ?」

 

エンデヴァー「……オールマイト」

 

オールマイトは持ち前の笑顔で気さくに話しかけるが、エンデヴァーは真逆の反応を見せる

 

オールマイト「10年前、メディアで対談した以来だな!見掛けたから挨拶しておこうと思って!」

 

エンデヴァー「……そうか、ならもう済んだろ。去れ」

 

オールマイト「えっ……」

 

エンデヴァー「茶など冗談じゃない……便所だ、失せろ」

 

オールマイト「HA~~!HAHAHAHA !」

 

エンデヴァーは誘いを少々乱暴な言葉で断り、階段を降りていくが、オールマイトは笑いながら空中3回転ひねりを決め、階段の下に降りる

 

オールマイト「つれないこと言うなよ!」

 

エンデヴァー「……チッ」

 

オールマイト「君の息子さん、焦凍少年。力の半分も使わないで凄い実力だ!君の教育が良いのかな?」

 

エンデヴァー「………何が言いたい」

 

オールマイト「いやぁ、マジで聞きたくてさ。次代を育てるハウツーってやつを!(緑谷少年や他の少年少女達の教育に活かせるものがあれば、ぜひ聞きたい!)」

 

エンデヴァー「……俺がお前に教えると思うか。相変わらず……そのあっけらかんとした態度が癪にさわる」

 

エンデヴァーはイラつきながら、階段を降りていく

 

オールマイト「ご、ごめん」

 

エンデヴァー「………これだけは覚えておけ」

 

オールマイト「?」

 

エンデヴァーは立ち止まり、話し始める

 

 

 

 

エンデヴァー「あれは(・・・)、いずれ貴様を越えるヒーローにする………そうするべく作った子(・・・・)だ」

 

オールマイト「ッ………なにを……?」

 

エンデヴァー「今はくだらん反抗期だが、必ず越えるぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

越えさせる!!!

 

オールマイト「ッ!?」

 

振り返ったエンデヴァーのその表情は、怒りとプライドによって目が血走り、何かに取り憑かれたような、そんな表情であった

 

 

 

視点は戻り、創破達のいる学校関係者専用通路

 

轟「親父は極めて上昇思考の強い奴だ。ヒーローとして破竹の勢いで名を馳せたが………それだけに、生ける伝説であるオールマイトが目障りで仕方なかったらしい……」

 

緑谷「…………」

 

轟「自分ではオールマイトをオールマイトを越えられないと思った親父は、次の策に出た」

 

創破「(次の策?)」

 

緑谷「な、何の話だよ轟君、僕に……何を言いたいんだ」

 

轟「…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個性婚って知ってるか?」

 

緑谷「!!」

 

創破「それって……!!」

 

ニュートン『たしか、自身の個性をより強化して継がせるためだけに配偶者を選んで、結婚を強いること……』

 

ナイチンゲール『その産まれた子に発生した個性を……自分の目的に使うために使用すること………超常が発生して第2~第3世代間で問題になった………倫理感の欠落した邪な発想』

 

グリム兄『まさか……』

 

創破「(まさか……!!)」

 

轟「実績と金だけはある男だ………親父は母の親族を丸め込み………母の個性を手に入れた」

 

緑谷・創破「「!!!」」

 

轟「俺をオールマイト以上のヒーローに育て上げることで、自身の欲求を満たそうってこった」

 

緑谷「(そんな!)」

 

創破「…………」

 

つまり轟焦凍は、父親であるエンデヴァーの道具(・・)として、産まれたということになる

 

パラド『おいおい……何て奴だよ、本当にヒーローか?』

 

グリム弟『そんなこと、許されないよ!!』

 

グリム兄『落ち着けお前達!!まだこの話が全て本当かは分からないんだぞ!』

 

グリム弟『けど兄さん!!』

 

創破「(皆さん、ちょっと黙ってて下さい)」

 

轟の話を創破の中で聞いていた者達は、殆どが怒りを露わにし、エンデヴァーに怒りの声を上げていたが、創破は集中して話を聞けずにいたため強めの口調で黙らせた

 

轟「うっとうしい……!!そんな屑の道具に、俺はならねぇ!!………記憶の中の母はいつも泣いている……『お前の左側が醜い』と、母は俺に煮え湯を浴びせた」

 

創破「ッ!!」

 

緑谷「ッ!!」

 

創破と緑谷は、轟の左側の火傷の真実に息を呑む

 

轟「……ざっと話したが俺がお前達につっかかんのは見返すためだ。オールマイトと何かしら関係のある緑谷……そして、今の俺よりも高い実績を持っている皇。クソ親父の個性なんざなくたって、(みぎ)の力だけでお前達に勝って……………いや、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

使わずに1番になる(・・・・・・・・・)ことで奴を完全否定する

 

緑谷「ッ!!」

 

創破「…………」

 

轟は、そう断言した

 

緑谷は、あまりに違う世界の話しで正直ビビってしまっていた。何と声を掛けるのが良いのか、はたまた掛けなけらば良いのか分からない。ただ、ヒーローになるという夢は同じでも、こうも生きている世界が違うのかと思っていた

 

轟「言えねぇなら別にいい。緑谷がオールマイトの何であろうと、皇がどれほど強くても、俺は(みぎ)だけでお前達より上に行く……………時間とらせたな、悪かった」

 

緑谷「…………」

 

コミックだったら………彼は主人公だ。それ程の背景を彼は背負っていたと感じる緑谷は……向こうに去っていく轟に向かって口を開く

 

緑谷「僕は……」

 

轟「?」

 

緑谷「ずうっと助けられてきた。騎馬の時だって、USJ の時だって、誰かに助けられてここにいるんだ」

 

創破「…………」

 

緑谷「オールマイト………彼のようになりたい……その為には1番になるくらい強くなきゃならない。君に比べたら、些細な動機かもしれない……」

 

轟「………」

 

緑谷「でも!僕だって負けらんない!…………僕を助けてくれた人達に応える為にも……!!さっき受けた宣戦布告、改めて僕からも………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕も君に、君達に勝つ!

 

緑谷は轟だけでなく、創破にも言い放った。轟は後ろを振り返り聞いて何も言わず行ってしまったが、緑谷の言葉を受け止めている感じがした

 

創破「………緑谷」

 

緑谷「あっ!?皇君、ごめん……何か巻き込んじゃって」

 

創破「それは良い、寧ろ自分も絶対に負けらんないって改めて気合い入ったからな」

 

緑谷「そ、そう?」

 

創破「あぁ、ほら食堂混みそうなんだろ?早く行った方が良いぞ?」

 

緑谷「あっ!!そうだね、じゃあまた」

 

緑谷は走って食堂のある方へと向かっていった

 

創破「さてと………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

盗み聞きとはらしくないな、爆豪」

 

爆豪「ッ!?」

 

そう、先程の会話を通路の曲がり角から爆豪は聞いていたのだ。創破は初めから気付いていたが、緑谷と轟は全く気付いていなかった。爆豪はイラついた表情で曲がり角から顔を出す

 

爆豪「勘違いすんなや!!俺はたまたまここを通りかかったら、お前達が勝手に話をしていただけだ!クソが!!」

 

創破「いや、だったら直ぐに引き返せば良いじゃん。ずっとそこに立って、しかも気配も限りなく殺していたじゃん」

 

爆豪「ッ!!……そりゃあ!!………チッ!!クソが!!」

 

創破「………まぁ、話がこじれそうだから2人には黙っておくが、こういうプライベートに関する盗み聞きはよくないからな」

 

爆豪「分かっとるわクソが!!これまでずっと1位になってるからって調子に乗ってんじゃねぇぞ!!鎧野郎!!」

 

創破「はいはい、それじゃあ僕は昼食べに行ってくるから。お客さんも来てるんだし、無闇に爆破当たり散らさないようにね」

 

爆豪「余計なお世話だ!!とっとと行けや!!」

 

創破も昼食を食べに、食堂へと向かった

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

食堂

 

 

創破「………やっぱ混んでる……」

 

 

案の定、食堂は混雑していた。何とかランチラッシュから定食を貰い、空いてる席は無いかと辺りを歩き回ってみるもののどこも満席であった

 

「お~い!!皇~!!」

 

創破「ん?」

 

呼び掛ける声に振り向くと、そこには魔理沙が座っているテーブルがあり、席が1つ空いていた。創破はその席に座る

 

創破「助かったよ、どこも満席だったからさ」

 

霧雨「気にすんな、それより何処行ってたんだよ?」

 

創破「まぁ~………ちょっとね」

 

霧雨「………ふ~ん……まぁ良いけど」

 

 

それから昼食を食べ終え、昼休憩が終了した

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

午後の部

 

 

昼休憩が終了して、生徒達はステージに集合していたのだが

 

プレゼントマイク『ん?ありゃ?』

 

相澤『なにやってんだ………アイツら?』

 

この体育祭のために、学校側は本場アメリカからチアガール達を呼んでいたのだが……

 

お茶子「………」

 

蛙吹「………」

 

葉隠「………」

 

八百万「………」

 

芦戸「…………」

 

耳郎「…………」

 

霧雨「…………」

 

 

創破「………なんで?」

 

A組女子も何故か、チアガールとなっていた

 

プレゼントマイク『どーしたA組!!?何のサプライズだぁ!!?』

 

 

上鳴・峰田「「イエーイ!!」」

 

 

八百万「峰田さん、上鳴さん!!騙しましたわね!?」

 

昼休憩の時、峰田と上鳴は相澤先生からの言伝と言いながら、午後は女子全員あの格好で応援合戦をしなきゃならないと、真面目な八百万に吹聴していた

 

八百万は2人に騙されたと分かると、峰田と上鳴へ手に持っていたボンボンを投げつけた。当の2人は親指を上げて作戦成功を喜んでいるが

 

創破「いい加減にしろ」

 

峰田「ごはぁ!?」

 

上鳴「ぐへぇ!?」

 

創破は2人に腹パンを決め、地に這いつくばせた

 

創破「やりすぎだ、これは相澤先生にも報告しとくからな」

 

峰田は腹を抑えながらお慈悲を~、とか言っているが無視

 

耳朗「アホだろアイツら!」

 

葉隠「まぁまぁ良いじゃん!折角なんだし、やったろ!!」

 

芦戸「そうそう!こういうの一回着てみたかったんだよね!」

 

蛙吹「透ちゃん、三奈ちゃん、そういうの好きね」

 

耳朗はボンボンを地面に叩き付け、葉隠と芦戸は折角の機会なのだからかボンボンを振り、その様子を見ていた蛙吹は彼女達の明るさに言葉を漏らす

 

一方、お茶子と魔理沙は、顔を少し赤くしていた

 

お茶子「うっ~~(は、恥ずかしい……そうくんの前で……)//////」

 

霧雨「ーーッッ//////」

 

創破「お茶子さんに、霧雨も………霧雨、お前だったら嘘だって気付きそうなんだが……」

 

霧雨「へへッ、折角だし着てみようと思ったんだが……実際に着てみたら……想像以上に恥ずいなこりゃ……///////」

 

創破「まったく……ほら、これでも着て」

 

創破は自分の体操着の上着を渡した

 

霧雨「えっ良いのか?」

 

創破「あぁ」

 

霧雨「…………あんがとな/////」

 

創破「後で返してよ」

 

霧雨「分かってるって~♪」

 

「「「「「…………………」」」」」

 

創破「ん?どうした皆?」

 

 

峰田「皇ィィーー!!この野郎ーー!!」

 

上鳴「なに見せつけてくれてんだよ!!チクショー!!」

 

 

芦戸「キャーー!!皇やる~!」

 

葉隠「イケメンだぁ~!」

 

耳朗「アイツ……その内刺されるんじゃない?」

 

 

突如周りがキャーキャーと騒ぎだす。血涙を流す者や頬を赤く染める者、そして

 

 

お茶子「…………(何やろ……変な気分や)」

 

蛙吹「……………(皇ちゃん……)」

 

 

人知れず表情を暗くする者がいた

 

 

 

それからミッドナイトより個人戦最終種目の内容が発表された。最終種目はトーナメント方式で行われる一対一の個性ありのガチバトル

 

そして、先生方で協議した結果、13名をトーナメントに組み込むことが決定したという。参加者はこの後のレクリエーションの成績上位13名から選出されるらしい。勿論、トーナメント出場の資格を持っているのは、騎馬戦出場者のみ

 

だから唯一勝ち残った創破達にはレクリエーションには出ないで欲しいとのことがミッドナイトから言われた

 

事実上、敗者復活となった午後の部レクリエーション。騎馬戦敗退組はやる気と熱意に滾っていた

 

 

 

 

 

その結果…………トーナメントはこのようになった

 

 

 

 

 

Aブロック

 

 

第一試合:皇vs塩崎

 

創破「初っ端からか……(相手はB組の人……)」

 

塩崎「…………」

 

 

第二試合:緑谷vs心操

 

緑谷「心操君と……!!」

 

心操「へぇ~……」

 

 

第三試合:轟vs瀬呂

 

轟「…………」

 

瀬呂「マッジかよ……」

 

 

第四試合:飯田vs発目

 

発目「飯田って………貴方ですか?」

 

飯田「ん?あぁいかにも、俺は飯田だ!」

 

発目「やっぱり!!実はですね!━━━━━━」

 

 

Bブロック

 

 

第五試合:霧雨vs八百万

 

霧雨「八百万とか……」

 

八百万「霧雨さんと……対決……!!」

 

 

第六試合:常闇vs芦戸

 

常闇「手加減はせんぞ」

 

芦戸「こっちだって!!」

 

 

第七試合:鉄哲vs切島

 

鉄哲・切島「「またか!!被りすぎだろ!!」」

 

 

第八試合:麗日vs爆豪

 

爆豪「ア''ァ?……麗日?」

 

お茶子「ッ!!爆豪君と……!!」

 

 

各々が、これから自分と対戦する相手を見る。発表された後、セメントスがステージを作るまで待機するようにとのことだったので、Aブロック第一試合の創破と塩崎は選手控室に行く。他の生徒や選手達は生徒観覧席にて観客達と同様に試合を見ている

 

 

緑谷「第一試合………いきなり皇君が出てくることになるなんて」

 

飯田「相手はB組の生徒、個性も戦い方も全く分からない状況だ」

 

緑谷「うん………それにたしか、塩崎さんって障害物競走では第6位。かっちゃんの次にゴールした人だった筈」

 

飯田「!!そうだったのか……やはり油断出来ない相手だな」

 

緑谷「うん……(オールマイト……僕はまだ貴方の個性を十分に使いこなせていません。貴方のアドバイス通り、皇君の戦いを見て少しでも何かを掴みます!)」

 

 

 

体育祭が始まる数日前、緑谷はオールマイトに呼ばれて仮眠室にいた

 

緑谷「えええっ!!?怪我が治ったんですか!!?」

 

オールマイトは創破が脇腹の傷を治してくれたことを緑谷に話す

 

オールマイト「あぁ、この通り!」

 

緑谷「やっ……やったぁー!!これで活動限界とかは気にせずにヒーロー活動が出来るんですね!!」

 

オールマイト「………いや」

 

緑谷「えっ?」

 

オールマイト「たしかに、皇少年が治療してくれたおかげでこうやって普通にマッスルフォームを維持できるようになった。だが、私の中のワンフォーオールは………ぶっちゃけあと少ししか残っていない」

 

緑谷「なっ……!!」

 

オールマイト「ワンフォーオールそのものは、君に譲渡したんだ、今私に残っているのはその残り香だ。USJ での戦いで、結構消費してしまったから………私がヒーローとして活動出来る時間は………そう長くはないだろう」

 

緑谷「そんなぁ………ごめんなさい」

 

オールマイト「HAHAHAHA!!な~に謝らんで良いよ!!まったく似たとこあるよな!!君と私!!」

 

緑谷はUSJ にて、オールマイトと脳無の戦いを見ていることしか出来なかったため反射的に謝ってしまうが、オールマイトはそれを何でもないかのように笑い飛ばす

 

オールマイト「はい、お茶」

 

緑谷「あっ、ありがとうございます」

 

オールマイト「それより体育祭の話だ、君まだワンフォーオールの調整出来てないんだろ?」

 

緑谷「はっはい……あっでも!!USJ での時に敵に向けてSMASHを撃った時に反動がなかったんです!」

 

オールマイト「!!」

 

緑谷はUSJ事件の時に、黒霧のワープに飲み込まれず、入り口付近にいた。その時、岩のような身体をしたチンピラ敵が同じく入り口付近にいた芦戸に襲いかかろうとし、迎撃するためにワンフォーオールを使用した。敵は吹っ飛ばされ、緑谷の右腕に反動はなかった

 

反動がなかった理由は、初めて人に向けて放ったことから緑谷が無意識的にブレーキをかけたのではないかと結論づけた

 

そしてオールマイトは雄英体育祭にて、次世代の平和の象徴(オールマイト)の卵……緑谷出久が来たということを世の中に知らしめて欲しいと話した

 

緑谷「僕が……来たってことを………」

 

オールマイト「そうだ!」

 

緑谷「でも……どうやって……」

 

オールマイト「簡単さ!体育祭にて様々な競技で成績を残し、自己アピールするのだ!!」

 

緑谷「…………はぁ」

 

オールマイト「『はぁ』って!!」

 

あまりのテンションの低さにオールマイトは座っていたソファごとずっこける。あんなことのあとでイマイチピンと来ていないやらモチベーションやら今の状態で目立てることは出来るのか等、ブツブツブツと様々なことを言い始めた緑谷

 

オールマイト「ナンセンス界じゃ他の追随を許さないな君は!!?」

 

緑谷「ナンセンス界!?」

 

オールマイトは立ち、ソファを戻しながら話し始める

 

オールマイト「緑谷少年」

 

緑谷「はっはい!」

 

オールマイト「君はUSJ での皇少年の戦いを見て、どう思った?」

 

緑谷は一瞬驚き固まるが、話し出す

 

緑谷「………凄い。そして、強いと思いました」

 

幼馴染みでもある爆豪が脳無に襲われそうになったとき、目にも止まらぬ速さで防いでくれた。2体の脳無が現れた時は、前衛に立ち、オールマイトと自分達を逃がしながら脳無と戦闘し、勝利をおさめた。その強さは間違いなくA組の中で突飛している

 

オールマイト「皇少年はこの体育祭で必ず何かしら結果を残すだろう………常にトップを狙う者とそうでない者、その僅かな気持ちの差は社会に出てから大きく響くぞ」

 

緑谷「ッ!!」

 

オールマイト「君が乗り越えなければならない壁は、とても高い。皇少年は必ず、君がトップを掴む上での最大のライバルになるだろう。そのライバルに勝つためにも、この体育祭で相手を学び、自分の技に変えるんだ!そして、君が勝て!」

 

緑谷「ッッ……………はい!」

 

仮眠室でのオールマイトとの話はこれで終わった

 

視点は戻り、生徒観覧席

 

 

緑谷「(皇君……君の戦いは絶対に見逃さない!)」

 

そう思いながら、緑谷は自作のヒーローノートを持ちながらフィールドを観る

 

 

 





3年雄英生「………どうしたん?そんなに1年の部が気になんの?」

???「うん、まぁ1年の部もそうなんだけど………」

3年雄英生「???」

???「あの子が私は気になるかな?」

3年雄英生「あぁ、あの選手宣誓した子か。凄いよね、これまでの競技で1位なんだって?」

???「うん………








相変わらず凄いなって思って」
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