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セメントスが個性『セメント』で会場のステージを作り直し、最終種目にふさわしい闘技場が完成した。プレゼントマイクの声が会場中に響き渡る
プレゼントマイク『色々やってきたが結局これだぜ!ガチンコ勝負!頼れるのは己のみ!心技体に知恵知識!総動員して駆け上がれ!』
『『『『『WAAAAAAA~~!!!』』』』』
ついに始まった最終種目に観客達は歓声をあげる。早速、Aブロック第1回戦の選手である創破と塩崎がステージに上がると、会場の熱気が更に膨れ上がった
プレゼントマイク『第1回戦!その強さはまさに無敵!これまで成績も強さもNo.1!ヒーロー科、皇創破!!』
創破「ふぅ~」
プレゼントマイク『
塩崎「申し立て失礼いたします」
プレゼントマイク『えっ?』
塩崎「刺客とはどういうことでしょう?私はただ勝利を目指しここまで来ただけであり、試合相手を殺めるために来たわけではありません」
プレゼントマイク『あっ、ご、ごめん!』
塩崎「そもそも私が雄英高の進学を希望したのは、決して邪な考えではなく、多くの人々を救済したいと思ったからであり━━━━」
プレゼントマイク『だからごめんってば!!俺が悪かったから!!』
塩崎「分かって頂けて感謝いたします」ペコッ
塩崎は教会のシスターのように両手でお祈りするようにして、プレゼントマイクの言葉を否定した。飯田とは別ベクトルで真面目な雰囲気とセリフに堪らずプレゼントマイクも謝ってしまう
創破「(なんていうか、聖者みたいだな)」
塩崎「皇創破さん」
創破「?はい?」
塩崎「既にご存知かと思われますが、B組の塩崎茨と申します。今回私達は、競い合う相手となってしまいましたが、ヒーローは助け合う者。人の命を救う者同士として、お互いに全力でやりましょう」
創破「……そうだね!塩崎さん、こっちも全力で相手をするよ!」
塩崎と創破はお互いに一礼し、構えをとる
プレゼントマイク『気を取り直して第1回戦!!START!!』
塩崎「フッ!!」
塩崎茨 個性『ツル』頭髪のツルは伸縮自在。切り離すこともでき、水と日光さえしっかり摂っていればすぐに生えてくる。プレゼントマイクの開始合図とともに、塩崎は頭のツルを創破に向かって伸ばしてくる
創破「ッ!(植物のツル……それも伸びてくるのか!)」
創破は地面を這いながらこちらに襲ってくるツルの束を一旦後ろに下がりながら回避する
だがそれでも襲ってくるツルに、創破は後ろだけでなく左右に動いたり、バック宙で空中に逃げたりして回避している
プレゼントマイク『皇!塩崎のツル攻撃をアクロバティックな動きで回避ーー!!アイツ鎧纏ってなくてもあんなに動けんのかよ!?』
相澤『アイツは、普段から個性なしでのトレーニングしてるみたいだからな』
塩崎「だったら、逃げ場をなくします!!」
塩崎はフィールド地面全体に満遍なく、ツルを伸ばした
創破「おぉっ!!?」
塩崎「捕えました!!」
創破は満遍なく張り巡らされたツルに足をとられ、塩崎はツルで創破の身体中を繭のようにしてギッチリ拘束した
プレゼントマイク『塩崎ーー!!皇をグルグル巻きにして捕まえたーー!!まさかここで、皇を打ち破る者が現れたかーー!!?』
相澤『…………』
生徒観覧席にて、第1回戦の試合を見ていたA組の生徒達は創破が拘束されてしまったことに個人差はあるが全員が驚いていた
お茶子「そうくんが、グルグル巻きにされてしもた………」
緑谷「塩崎さんのツル、あんなに早く伸ばして動かせるなんて……皇君が変身する隙を与えなくしたんだ!」
常闇「彼女の狙いは……短期決着、ということか」
八百万「たしかに、皇さんが変身してしまえば様々な能力を発揮してくるので不利になってしまう」
蛙吹「だから変身する隙を与えずに、ああやって直ぐに攻撃を仕掛けてきたのね」
爆豪「…………」
轟「……………」
鉄哲「塩崎!アイツやりやがった!!」
物間「やったーー!!ザマァA組!!2連続1位とって調子のってたから呆気なく負けたんだ!!あぁ恥ずかしい恥ずかしいがぁ!!?━━━」
拳藤「言い過ぎだっつーの、それにまだ勝負は終わってないし」
角取「ソウデス!アレミテクダサイ!」
物間がA組の方へ壁越しに煽り文句を言っているところへ拳藤が手刀をいれ、気絶させる。角取はまだ塩崎と創破の試合が終わっていないと、フィールドを指差した
塩崎「ミッドナイト、判定を………!!?」
塩崎は創破が行動不能となったことを、ミッドナイトに伝えようとしたとき
『Authorize!』
ピカーーーーーーン!!!
♪~♪♪♪~♪♪♪~♪♪♪~♪(待機音)
ブチッ!!
キィィィィーーーーーーン
塩崎「なっ!?」
『
プレゼントマイク『なんだありゃ!?バッタか!?』
相澤『バッタだな……』
━━━━━銀色のボディに黄色のラインが走っているバッタが飛び出してきた。
そのバッタはツルを破壊しながらフィールド場をピョンピョンと跳ね回っている。繭から脱出した創破の腰には、ゼロワンの世界にて飛電インテリジェンスの社長の座に就く者しか使用出来ないベルト『飛電ゼロワンドライバー』を装着している
右手には黄色いカードディスク状のバッタのライダモデルが描かれている『ライジングホッパープログライズキー』を持ち、キーモードへと展開し、ドライバーのライズスロットに挿入した
「変身!!」
『Prograize!』
♪♪飛び上がライズ!ライジングホッパー!♪♪
''
創破は、人工知能搭載人型ロボット『ヒューマギア』と人間が手を取り合う未来を作るために戦った……飛電インテリジェンス社長が変身する令和最初の仮面ライダー
塩崎「そのお姿は………?」
創破「ゼロワン………それが俺の今の名だ」
仮面ライダーゼロワンへと変身した
プレゼントマイク『皇、繭を破って変身したーー!!今度はなんだ!?黄色のメカメカしいバッタが現れたと思ったら、スーツのような鎧に変わったぞ!!』
創破は繭に閉じ込められた時、ゼロワンドライバーとプログライズキーを召喚し、キーにベルトを読み込ませた。通信衛星ゼアは創破の中にあるため、バッタのライダモデルは創破の中から召喚されるため、それを利用して繭から脱出した
塩崎「変身したとしても、私は最後まで戦います!」
塩崎はツルを伸ばす。今度は全体にではなく、創破に一点集中する形で伸ばし、場外へと押そうとする
創破「行くぞ、ハッ!!」
創破はツルがなくなった地面を見つけると、そこに瞬間的に移動し、そのままの勢いで塩崎に一気に近付いた
塩崎「(はやっ!?)」
創破「おりゃあ!!!」
塩崎「キャッ!」
創破は塩崎の手を掴み、物凄い勢いで場外へと投げ飛ばした。塩崎はあまりの速さにツルでカバーすることも出来ず、場外に出てしまった
ミッドナイト『塩崎さん場外!!皇君2回戦進出!!』
「「「「「WAAAAA ーー!!」」」」」
プレゼントマイク『決まったーー!!皇、ピンチを勝利へと変えたーー!!』
相澤『塩崎の対応も悪くなかった。相手に有利な状況を作らせない合理的な判断だったが……力を見誤ったな』
創破は場外に投げ出された塩崎の元へ向かい、礼をする
創破「塩崎さん、ありがとうございました」ペコッ
塩崎「!!………こちらこそ、自分の力不足を明確にする良い機会となりました。ありがとうございます」ペコッ
お互いに一礼をし、認め合うその姿に生徒も観客達の歓声も一層響き渡った
それから2人はフィールドを出て行き、念のためリカバリーガールのいる出張保健所まで行く
塩崎「ありがとうございます、手を貸していただいて」
創破「いいよ全然、ヒーローは助け合いでしょ?」
塩崎「……フフッ、拳藤さんや角取さんのおっしゃっていた通りの方ですね」
創破「えっ?2人が?」
塩崎「はい、実技試験の際に助けてくれた、優しく心強い方だと。入学した後もクラス関係なく接してくれたともおっしゃっておりました」
創破「そ、そっか……何か、聞くと恥ずかしいな」
塩崎「フフッ、この体育祭で貴方という人を知ることができ、実際に手合わせしてくれたこと、改めて感謝いたします」
創破「塩崎さん……」
塩崎「私の分まで、頑張って下さい」
塩崎は創破にエールを送る
創破「ありがとう、頑張るよ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
A組生徒観覧席
塩崎を保健所へ連れて行き、創破はA組の生徒観覧席へと来た
切島「おっ!皇!お疲れさん!!」
常闇「見事な戦いだったぞ」
尾白「2回戦進出おめでとう!」
創破「皆、ありがとう」
霧雨「ほら、ここ空いてるぞ!」
創破「あぁ、ありがとう」
創破は2回戦進出したことでクラスメイト達から祝福された
芦戸「皇~!!」
創破「ん?どうしたの?」
芦戸「ずっと気になってたんだけどさ!騎馬戦の時、皇消えたじゃん!?あれって爆豪が言ってたように身体が小さくなってたってこと?」
創破「あぁそうだよ。あのメダルみたいなのは『エナジーアイテム』って言ってね、触れることで色んな効果を発揮することが出来るアイテムなんだ。その中の1つが『縮小化』」
芦戸「でもでも、皇が小さくなってから結構な騎馬の鉢巻がいつの間にか奪われちゃったじゃん!あれもそのエナジーアイテムによるものなの?」
創破「まぁ、そうとも言えるね。エナジーアイテムは自分以外人にも触れることで効果を発揮出来るけど、一度に取り込めるエナジーアイテムは1枚だけなんだ」
芦戸「1つだけ?」
切島「あれ?でもお前、青い奴に変身したとき何枚も取り込んでただろ?」
創破「そう、騎馬戦で変身したのは『仮面ライダーパラドクス』っていうんだけど、あれに変身すれば本来1度に1枚しか取り込むことが出来ないエナジーアイテムを複数取り込んで能力を併用させることが出来るんだ」
蛙吹「ケロッ、それじゃあ次々と鉢巻を奪っていったのは……」
創破「『縮小化』と4枚のエナジーアイテムの能力を併用したんだ。『高速化』でスピードを上げて『伸縮化』で足や腕を伸ばし、そして『マッスル化』2枚で力を上げて奪っていったんだ」
上鳴「そんなに種類あんのかよ!チートじゃねぇか!」
耳朗「しかも他人にも使えるなんて……反則でしょ」
観覧席にいるクラスメイト達は、騎馬戦で見せた創破の力に驚く。それは、爆豪と轟も同じであった
爆豪「(………クソが)」
轟「(エナジーアイテム……あれだけの数を併用して使えるっつーことは、いくつも個性を持っているのと同じことになる……やっぱアイツの個性は厄介だな)」
それから暫くして、第2試合緑谷vs心操の戦いが始まった。騎馬戦と同じメンバーであったため、個性はお互い知っている者同士の戦い
緑谷「だぁーー!!」
心操「おらぁーー!!」
プレゼントマイク『緑谷
心操人使 個性『洗脳』本人の呼び掛けに答えてしまうと洗脳スイッチが入り、自分の命令に従わせることが出来る。ただし、本人にその気が無い場合は洗脳スイッチはかからない
騎馬戦にて種が割れているため、心操の呼び掛けに緑谷は答えず、授業で培った戦闘技術で心操を場外まで押そうとする。一回うっかり洗脳にかかってしまったが、何とか意識を取り戻すことが出来たため、緑谷はその勢いで心操を場外にやろうとする。だが、心操も負けない。A組へ宣戦布告した後、心操は体力トレーニングや付け焼き刃だが基礎的な対人訓練の本を読む等して体育祭に臨んだ。ヒーロー科だけでなく、俺達を、普通科も見ろと、そんな想いを抱き
心操「俺は勝つ!!緑谷!!」
緑谷「ッ!!(僕だって負けられないんだ、心操君!!)」
心操・緑谷「「おぉ~ーー!!!」」
両者共に、拳を振り上げる………結果は━━━━━━
ミッドナイト『心操君行動不能!!緑谷君の勝ち!!2回戦進出!!』
「「「「「WAAAAAーー!!」」」」」
プレゼントマイク『エブリバディ!!両者の健闘を讃え、クラップユアハンズ!!』
「「「「「WAAAAAーー!!」」」」」パチッパチッパチッ
日頃の戦闘訓練を受けている緑谷が勝利した。心操は身体中に打撲やら傷を受け、動けずに仰向けで空を見つめていた
心操「………あ~あ、チクショウ」
緑谷「心操君………」
心操「緑谷………負けたのに……何でだろうな。こんなに清々しいんだ……」
緑谷「ッ!!」
心操「お前らの教室を訪ねてから、体育祭が始まるまでのこの1週間、ひたすらトレーニングして必死に体力つけて、格闘技覚えたんだ。そしてこの会場で………大勢に見られながらヒーロー科の奴と戦えて……全力で戦えて、良かった」
緑谷「心操君……」
動けない心操を、救護ロボット達がタンカーに乗せて保健所の方へ連れていこうするとき、観覧席にいる同じ普通科の生徒達が、よくやった、普通科の誇りだ、等々、心操を労う言葉を送る。そして、プロヒーローからも心操の『洗脳』を使えば、人質事件や敵に対して怪我を負わせず有利に立つことが出来ると、絶賛していることを伝えると
心操「ッッ!!ッ~~ッ!」
思わず、涙を流しそうになってしまった
心操「緑谷!!」
ハンソーロボを止めさせ、心操は仰向けに寝ながらも緑谷に向かって言い放つ
心操「今回は駄目だったとしても、絶対に諦めない!ヒーロー科入って、資格取得して!絶対に!お前らより立派にヒーローやってやる!!」
緑谷「ッ!!……うん!……ハッ………」
つい返事をしてしまった緑谷は、洗脳スイッチが入ってしまった
心操「フッ……普通構えるんだけどな、俺と話す人……」
緑谷「(や、やられた……)」
心操は緑谷の洗脳を解除し、言葉を紡ぐ
心操「そんなんじゃあすぐ足元を掬われるぞ、せめてみっともない負け方はすんなよ、緑谷」
緑谷「(心操君………)うん!!あっ!…………」
心操「…………フッ……(騎馬戦の時……)」
緑谷『心操君!君がいれば、この騎馬戦で優位に立てる!皇君の1000万Pも獲れるかもしれない!君の力が必要なんだ!!』
心操「(………ありがとな、俺と騎馬を組んでくれて)」
心操は洗脳を解除し、ハンソーロボに運ばれて行きながらそう思った
━━━━━━━━━━━━━━━
緑谷と心操の試合が終わり、緑谷もA組の観覧席へと戻って来た
お茶子「あっデク君、お疲れ!」
飯田「隣、空けてあるぞ!」
緑谷「あっ!ありがとう!」
緑谷は飯田の隣に座る
お茶子「デク君、2回戦進出やったね!」
飯田「流石、緑谷君だ!」
緑谷「ありがとう……だけど今回のは運が良かったのが大きいかな……」
もし心操の個性を知らなかったら、満足に対策も立てられず、やられてたかもしれない。偶然同じ騎馬メンバーとなり、個性を知れたということも運が良かった。だがその運もここまでかもしれない
緑谷「(次の僕の相手は………皇君だ)」
2回戦の第1試合は、ここまで他を寄せ付けない圧倒的な強さを見せてきた創破が相手。1回戦の時とは違い、リラックスしろと言われても出来ない状態であった
飯田「緑谷君?大丈夫かい?何だか顔が強ばっているようだが?」
緑谷「えっ!?あっ!?そ、そう!?」
砂藤「無理もないぜ、緑谷の次の相手は皇なんだからよ」
創破「…………」
飯田「あっ!!そうだった!!すまん緑谷君!」
飯田は手をカクカクしながら謝る
緑谷「い、いや全然気にしてないから良いよ!」
お茶子「………(そうくんとデク君……)」
そうこうしている間に次の第3試合の準備が整い、プレゼントマイクの声が会場中に響き渡る
プレゼントマイク『お待たせしました!!続きましては~コイツらだ!!』
フィールド上には轟と瀬呂が向かい合っている
プレゼントマイク『優秀!!優秀なのに拭いきれぬその地味さは何だ!ヒーロー科、瀬呂範太!!』
瀬呂「ひでぇ」
プレゼントマイク『
轟「ッ………」
プレゼントマイクの紹介に、轟はイラッときた
プレゼントマイク『START!!』
開始の合図から直ぐに瀬呂は、自身のテープを轟に巻き付ける
瀬呂「負ける気はねーー!!」
プレゼントマイク『場外狙いの
そして勢いよく、場外へ投げようとするが━━━━━━
轟はフィールドに上がる前に、自分の父エンデヴァーに言われたことを思い出す
エンデヴァー『醜態ばかりだな、焦凍』
轟『………』
エンデヴァー『
轟『…………』
エンデヴァー『良い加減子供じみた反抗をやめろ。お前には
オールマイトを越えるという義務があるんだぞ』
轟『ッ………』
エンデヴァー『分かっているのか?兄さんらとは違う、お前は
最高傑作なんだぞ!!』
轟『ーーーッッ!!てめぇはそれしか!!言えねぇのか!!』
エンデヴァー『…………』
轟『お母さんの力だけで勝ち上がる!戦いでてめぇの力は使わねぇ!』
エンデヴァー『………
視点は戻り、瀬呂の攻撃に対して轟は
轟「…………
悪ィな」
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
瀬呂「イッ!!?」
ガッキィーーーーーン!!
プレゼントマイク「ッ!!」
相澤「ッ!!」
緑谷・飯田・お茶子「「「ーーッ!!?」」」
創破「……………」
霧雨「さぶっ」
轟は、瀬呂のテープを瀬呂本人ごと閉じ込めた。その氷結は広大なスタジアムの屋根の高さを突破する程の大氷塊。会場中の空気が一瞬にして、冷める
瀬呂「や、やりすぎだろ………」
ミッドナイト『せ……瀬呂君……う、動ける?』
瀬呂「動けるハズないでしょ……痛えぇ………」
ミッドナイト『瀬呂君、行動不能!!轟君2回戦進出!!』
観客a「ど、どんま~い……」
観客b「どんま~い……」
観客c「ど~んま~い」
観客達が瀬呂に向かってどんまいの声がそこかしこから沸き上がった。轟は凍りついている瀬呂に近付き、自身の
轟「すまねぇ……やりすぎた。イラついてた」
創破「…………」
緑谷「…………」
未だに続くどんまいコールの中、緑谷と創破は
轟「…………」
自身が凍らせたのを左手で溶かしていく轟の姿を見て、ひどく悲しく見えた
レム「姉様姉様、まもなくAブロックの試合が終わります」
ラム「………そうね」
レム「姉様?」
ラム「レム、私は少し離れる。どうやら邪魔者が来たみたい」
レム「ではレムも!」
ラム「いえ。貴方は万が一を考え、彼を周囲を見守っていなさい。最悪彼以外が無事なら、それで良いから」
レム「分かりました。お気を付けて」
ラムは手に持っていたポップコーンを置き、会場の外へと歩きだす
ラム「(私達のために、消えなさい)」