主人公と主人公の戦いです
第一回戦が全て終了し、第二回戦がいよいよ始まる
A組観覧席には、創破への想いを自覚したお茶子がやって来た
お茶子「2人、まだ始まっとらん?」
飯田「あ、麗日君!あと少しで始まるぞ!怪我はもう大丈夫かい?」
お茶子「うん!平気平気、もうバッチし回復したよ!」
飯田「そうか……なら良いんだが……」
飯田は試合前のお茶子の気合いの現れから、敗退してしまったことで人一倍ショックを受けているのではないかと心配していたが、その様子は見られなかったため安心する
お茶子「次の試合、そうくんとデク君か……」
飯田「あぁ、僕の主観だが軍配は皇君の方が高い。だが、緑谷君の頭の回転の速さと超パワーを考えると絶対とは言い切れない」
お茶子「そうやね……(デク君、そうくん……2人とも頑張って)」
お茶子は心の中でエールを送る
プレゼントマイク『Aブロック二回戦第1試合!!皇
『『『『『WAAAA ~~!!!』』』』』
プレゼントマイクの実況に会場中が沸いている中、創破と緑谷はステージ上でお互いを見ていた
緑谷「(とうとう………ここまで来た………皇君!!)」
緑谷は創破の実力を間近で見てきた内の1人。個性の使い方や戦い方等は自分を明らかに上回っていると自覚していた
緑谷「(作戦は立てたけどイチかバチか………でも、絶対に勝ち進みます!見ていて下さい、オールマイト!!)」
緑谷は教師陣がいる観覧席に座っているオールマイトに向かって投げかけた。一方でオールマイトも観覧席からステージ上にいる2人を見ている
オールマイト「(緑谷少年……)」
オールマイト自身、創破の実力が同年代の少年少女達と比較しても圧倒的に強いことをUSJでの一件で感じていた。単純な力勝負であれば………もしかすれば、超えているかもしれない
まだワンフォーオールを上手く扱えていない緑谷が勝てる確率は0に近い……だが
オールマイト「(君は勝つために必死で考え、最後まで諦めずに戦い抜くだろう。……ヒーローは最後まで勝つことを信じて戦う。私も信じているぞ、君の勝利を)」
いよいよ、Aブロック二回戦第1試合が始まる
プレゼントマイク『二回戦第1試合!!』
緑谷は右手でデコピンの構えを取る
緑谷「(チャンスは一瞬……)」
プレゼントマイク『
緑谷「(彼が変身する前の、
プレゼントマイク『
緑谷「SMAAAASH!!」
開始の合図とともに緑谷は右手を上げ、ワンフォーオールを纏わせたデコピンによる衝撃波を放った。塩崎の時と同じように短期決戦で勝負を決めるつもりだった
創破はその場から動かず、右手を前に出し『アタッシュショットガン(アタッシュモード)』*1を盾にして防いだ
創破「(凄い衝撃……生身で受けてたら場外まで吹き飛んでたな)」
緑谷「(防がれた!でも、このまま押し切る!)」
緑谷は指の自壊覚悟で衝撃波を放つ
緑谷「SMAAASH!!」
ダンッ!ダンッ!ダンッ!
創破はアタッシュモードで盾にしながら防御しつつ、『エイムズショットライザー』を腰の『ホルスターベース』に装着する
『バレット!』
創破は『シューティングウルフプログライズキー』を取り出し、エイムズショットライザーに装填する
『Authorize』
(Kamen Rider……Kamen Rider……Kamen Rider ……)
そしてキーを展開し、ショットライザーの引き金を引く
創破「変身!」
BAN!!
『ショットライズ!』
エイムズショットライザーから青色の弾丸が緑谷に向かって発射された。緑谷はギョッとし、慌てて横に転がり回避する
青の弾丸は空中を蛇行し、創破に向かってくる
創破「(ハッ!!)」
正拳突きで弾丸を真正面から砕いた。砕いた破片から身体全体に青と白のスーツが生成され、顔はオオカミの様なデザインのマスクが装着された
♪~~♪シューティングウルフ!!♪♪
"
創破は何でもかんでも力でキーを、心をこじ開け、そしてゼロワンと共にヒューマギアと共存する未来を掴むために戦った……俺がルールの仮面ライダー
仮面ライダーバルカンに変身した
プレゼントマイク『皇!!今度は銃のような物で変身した!!その姿はまるで、狼だーー!!』
相澤『緑谷は皇が変身する前に勝負を着けようとしてたみたいだが……』
緑谷「くっ……(変身された!!……でも、まだ負けたわけじゃない!皇君の行動を今まで以上に注視していかないと!)」
緑谷は指で衝撃波を撃つのを止め、創破の攻撃に備える構えを取る
緑谷「(手に持っているものは……カバンかあれ?)」
創破「いくぞ……」
『Attche Shotgun』
"Attache case opens to release the incredibly powerful shotgun"
緑谷「銃!?」
創破「ほらッ」
BAN!BAN!BAN !
緑谷「うぉっ!?」
「アタッシュケースを開くことで凄まじい威力を持ったショットガンを解放する」という言葉と共にアタッシュモードからショットガンモードへ変形させ、緑谷の足元に向かって銃撃した
緑谷は咄嗟に回避したが、体勢を崩す
緑谷「あれ銃なのか!?(不味い、1回距離を取らなきゃ)」
創破「逃がさないぞ、緑谷」
創破はホルスターベースからエイムズショットライザーから分離し、拳銃として撃ち続ける
緑谷「ぐわっ!!?マジか!?」
プレゼントマイク『皇の銃撃を緑谷、必死に躱している!!アイツ本当に多彩だな!!』
相澤『このままじゃあ緑谷は……負けるな』
プレゼントマイク『Oh、なんでだミイラマン?』
相澤『緑谷の戦闘スタイルは近接格闘。個性の都合上、あの衝撃波以外は近づいて攻撃するしか手段はないが……皇は違う。アイツは遠距離も近距離も相手に有効打を与えられる攻撃を持っている』
プレゼントマイク『成る程な!』
飯田「緑谷君……」
お茶子「デク君……そうくん……」
上鳴「やべぇよ緑谷、一方的じゃねぇか」
切島「このまま皇に近付けないようじゃあ……」
砂藤「いずれ体力が尽きて負けちまう」
蛙吹「皇ちゃん……容赦ないわね」
爆豪「デクは負ける」
轟「(あの銃撃は、俺の氷も簡単に砕かれそうだな)」
霧雨「………」
A組の生徒観覧席では、そう言ったコメントが出てくる
ステージ上では今も必死に緑谷が創破の銃撃を避けているが、創破も狼のように縦横無尽に動き、狙っていた
緑谷「(まずいまずいまずい!あんなに動きじゃ、SMASHを撃っても絶対に避けられる!このまま避け続けていても体力が先に尽きるのはこっちだ)」
緑谷はこの状況が自分にとって最悪であることは分かっていたが、打開策が思い付かずただ逃げに徹している
創破「(そろそろ決めるぞ、緑谷)」
『バレット!』
創破「ハッ!!」
BAN !BAN !BAN!BAN!
ウォッー!ウォッー!ウォッー!ウォッー!
緑谷「ッ!?(青い狼!?)」
創破はエイムズショットライザーに装填されたシューティングウルフプログライズキーのスイッチを押し、緑谷に向かって撃つ。撃たれた4つの弾は今までの弾とは違い、まるで狼の顔を模したようなエネルギー弾であった
4つのエネルギー弾はホーミング弾のように空中で軌道を変え、緑谷に襲いかかった。これまで創破の銃撃を回避し、体力が失くなりかけた状態の緑谷は、ワンフォーオールのデコピンで迎え撃つ
緑谷「SMASH !!」
だが、狼型のエネルギー弾はまるで意思を持っているかのように回避し、緑谷の手足に噛み付くようにして着弾する。緑谷はその場から動けなくなってしまう
緑谷「ぐわぁっ!!」
オールマイト「ッ緑谷少年!!」
創破「これで終わりだ!」
そして更に、エイムズショットライザーのトリガーを引いた
『バレットシューティングブラスト!!』
創破「ハァッ!!」
青いエネルギー弾が銃口から放たれた
緑谷「ーーッ!!うわぁ!!」
エネルギー弾は緑谷の足元に着弾し、爆発する。その爆風によって緑谷は吹っ飛び、場外へと出てしまった
ミッドナイト『緑谷君場外!皇君、準決勝進出!!』
「「「「「WAAAAAA!!!」」」」」
プレゼントマイク『決まったぁ~~!!やはりこの男の快進撃は誰にも止められないのか~!!』
創破「……ふぅ~」
創破はプログライズキーをエイムズショットライザーから取り外し、変身を解除した
創破は未だ倒れている緑谷に駆け寄り、話し掛ける
創破「緑谷、怪我させた僕が言うのもアレだけど大丈夫か?」
緑谷「す、皇君……ハハッ……見ての通りだよ……やっぱ強いね、まったく敵わなかった………(本当に……全く)」
創破「……緑谷、全力で戦ってくれてありがとうございました」
緑谷「皇君……」
創破は緑谷に一礼した。本気で戦ってくれた選手に対しての敬意だった。緑谷はボロボロになった身体を何とか起こし、こちらも一礼した
緑谷「こちらこそありがとうございました。本気で戦ってくれて……あっ」
創破「おっと!」
緑谷はくらっと立ち崩れてしまいそうになったが、創破が緑谷の身体を受け止める
創破「無理するな。このままハンソーロボに乗せてリカバリーガールのとこで治療を受けろ」
緑谷「う、うん……そうするよ、ありがとう」
こうして、創破は準決勝へと進んだ
創破の雄英体育祭優勝まで、あと2勝…………
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ステージ上の修復が終わり、Aブロック二回戦第2試合である轟vs飯田の試合が始まろうとしていた
プレゼントマイク『どちらもお互いヒーロー家出身のエリート対決だ!ヒーロー科、飯田天哉
飯田「(俺では、轟君の氷結を打ち消すことは出来ない……ならば!)」
轟「………」
プレゼントマイク『READY ~!!START !!』
轟の氷結が飯田に迫る。飯田はエンジンを吹かせ、回避した
飯田「(間を与えないつもりか!)」
轟「ッ!!」
轟は氷結を再び繰り出し、飯田の退路を経つ
プレゼントマイク『Ah!飯田囲まれた!!』
轟「ハァ!!」
轟は飯田に向かって一直線上に、氷結を放った
プレゼントマイク『轟一気に決めて来たーー!!』
飯田「ハァァァ!!」
お茶子「おぉ!立ち幅跳びだ!」
飯田はその場でエンジンを利用し、氷結より高く跳んだ。そして一気に轟へと一気に近付く
轟「チッ!」
飯田「レシプロォォーーバーーストォォ!!」
騎馬戦の時に見せたレシプロバーストを発動し、轟に蹴りを当てようとする。1発目は避けられてしまったが、2発目は轟の頭にクリーンヒットした
轟「っぐっ!?」
瀬呂「大分重いの入ったぞ!」
上鳴「速すぎだろあの蹴り!」
轟は何とか立て直そうとするが、飯田はエンジンが止まる残り10秒の内に轟の服を掴み場外へと持っていこうとする
飯田「(エンジン停止まであと8秒、行ける!!このまま場外へ投げ飛ば……!!)」
突然、エンジンが止まってしまった。目を向けると右足のマフラーが氷結によって凍らせ、詰まってしまっていた
轟「蹴りん時……範囲攻撃ばかり見せてたから、こういう小細工は頭から抜けてたよな」
パキッパキッパキッパキッ
飯田「ッ!!」
轟はその隙に飯田に触れ、身体を凍らせた
飯田「ぐううっ……」
轟「レシプロ……警戒はしてたんだが、流石に避けられなかった」
飯田「くっ………兄さん……」
ミッドナイト『飯田君行動不能!!轟君、準決勝進出!!』
轟「(………いよいよだ、皇……お前をこの手で倒してやる)」
轟はそう心の中で思いながら、生徒観覧席にいる創破をステージ上から見上げた
創破「…………」
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それからAブロックの二回戦が終わり、Bブロックの二回戦が始まった
Bブロックの第1試合は霧雨vs常闇
プレゼントマイク『Bブロック第1試合!霧雨
常闇「いけ!ダークシャドウ!」
ダークシャドウ「アイヨ!」
ダークシャドウが魔理沙に向かって攻撃を仕掛けてくる
霧雨「悪いが、お前のダークシャドウは私の個性とは相性が悪い」
魔理沙は箒を召喚し、上空へと飛行する。ダークシャドウも魔理沙の後を追う
常闇「逃がさん!」
霧雨「へへっ!ほらほらこっちだ、こっち!」
空を箒で縦横無尽に飛び回る魔理沙、ダークシャドウは中々捕まえることが出来ず苛立つ
ダークシャドウ「アァ!クッソ!」
常闇「落ち着けダークシャドウ!(何というスピードだ、いやスピードだけじゃない……空中での切り返しやターンが上手い)」
霧雨「ほらよっ!これでも喰らっとけ!!」
魔理沙は空中から大量の黄色と緑色の魔法弾、弾幕を放った
あまりの量と輝きにダークシャドウは弾幕を浴び、悲鳴をあげた
ダークシャドウ『ギュアァァ!!ヤメテクレェェ!!』
常闇「ダークシャドウ!!(まさかこれ程までとは!!)」
魔理沙はその隙に常闇に近付き、掌を常闇へ向ける
霧雨「これで終いだ!!『マスターインパクト』!!」
常闇「ぐっほぉ!?」
常闇は場外へ吹き飛んでしまった
ミッドナイト『常闇君場外!霧雨さん、準決勝進出!!』
芦戸「常闇のダークシャドウが……」
お茶子「あんなにあっさり……」
障子「個性との相性が良かったのもあるが、霧雨の戦闘能力は凄まじいな」
蛙吹「ケロッ、たしかに魔理沙ちゃん凄いわ。常闇ちゃんのダークシャドウの猛攻をあんなに軽々と避けれるなんて」
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二回戦最後の試合は、爆豪vs切島である
今切島は自身の肌を硬化させ、爆豪に攻撃を仕掛けていた
切島「ウォラァー!!」
爆豪「ッ!」
ドガァン!!
切島の拳を肌を掠めながらも避け、脇腹にカウンターの爆破をお見舞いさせた。だが……
切島「ハッハァ!!効かねーっての爆発さん太郎があ!!」
爆豪「チッ!(よろけもしねぇ……流石に固ぇだけじゃねぇな)」
切島には効いていないようだった。その様子を見たB組観覧席にいた鉄哲は思わず立ち上がる
鉄哲「切島ぁ!!顎だ顎ぉ!!」
骨抜「昨日の敵は今日の友ってか?」
一回戦での試合で切島と戦った鉄哲は、個性や性格が似ていることもあり、男同士の友情が結ばれていた
拳藤「ハハッ……いつにも増して熱いね、鉄哲」
角取「アノA組ノ方モ、鉄哲サンニニテイマスネ!」
切島は硬化した拳を絶え間なく爆豪に浴びせ続ける。爆豪は爆破が効かないため後ろに避けるしかなかった
プレゼントマイク『切島の猛攻に中々手が出せない爆豪!!』
緑谷「あのかっちゃんが防戦一方。切島君の個性はシンプルだけど、それゆえにやっぱり強いな」
観覧席には治療が終わった緑谷も来ていた
切島「うらぁ!オラァ!早よ倒れろ!!」
爆豪「(ここだ!)ッラァ!!」
切島「ッ!?」
切島の猛攻に再び爆豪はカウンターの爆破を喰らわせた
プレゼントマイク『あぁーー!!爆豪再びのカウンター!!っなんだ!?さっきと違って効いてるみたいだぞ!?』
切島「って!!」
切島の脇腹あたりの硬化が、少し解けかかっていた
爆豪「てめぇ全身ガチガチに気張り続けてんだろ!」
切島「ッ!!」
爆豪「その状態で速攻仕掛けてちゃ、いずれどっか綻ぶわ!!」
ドッカァーン!!
切島「ぐっ!!!」
爆豪「オラオラオラオラオラァーー!!死ねぇ!!!」
ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!
ドッカァーーン!!!
爆豪は綻びが生じた部分を集中砲火。連続の爆破によって切島は意識を失ってしまう
切島「ッッッ………」
爆豪「まぁ、俺と持久戦やらねえってのも分かるけどな」
ミッドナイト『切島君戦闘不能!!爆豪君、準決勝進出!!』
プレゼントマイク『爆豪えげつない絨毯爆撃で準決勝進出!!これでベスト4が出揃った!!』
雄英体育祭もいよいよ終盤に差し掛かった。果たして優勝者は、1年最強は誰になる?
轟「(こっからだな……)」
個性『半冷半熱』、No.2ヒーローの血筋であり推薦入学者でもある轟焦凍か
爆豪「(次の相手はあの金髪女か……ハッ!上等だ、ぶちのめしてやら)」
個性『爆破』、圧倒的な格闘センスとタフネスを持ち、完膚なきまでの優勝以外に興味がない爆豪勝己か
霧雨「(もうちょっとだ……もうちょっとでそうくんと本気で戦える)」
個性『魔法』、圧倒的火力と汎用性が高い個性を駆使し、これまで創破に次いで高い成績と実力を持つ霧雨魔理沙か
創破「…………」
全ての仮面ライダーに変身し、これまでの成績や実力は文句無しのトップである皇創破か
???「………」
3年雄英生「まーた1年の部見てるの?」
???「わっ!?……もう驚かせないでよ」
3年雄英生「ごめんごめん……でも『ねじれ』さぁ、時間空いてる時はいつも1年の部スマホで見てるじゃん」
ねじれ「そ、それは……その……」
3年雄英生「目当ては皇創破君でしょ?」
ねじれ「ッ!!//////」
3年雄英生「ねじれ、顔真っ赤だよ……(あの不思議ちゃんのねじれがこんなになるなんてねぇ)」
雄英3年生の女子は、同じく雄英3年生であり『ビッグ3』とも呼ばれているヒーロー科の女子生徒、波動ねじれにそう言った
3年雄英生「なぁねじれ、ぶっちゃけ聞くけどあの子のこと好きなの?」
ねじれ「へぇあ!?い、いや、す、すす好きってそんな//////」
3年雄英生「(分かりやす……けど、何でねじれがあの子を?)」
ねじれ「~~ッ/////////」