緑谷「━━━━━━って伝えて欲しいんだ!僕は予選敗退したから、もう轟君との試合は出来ないけど……このまま轟君を放っておくことは出来ないから………お願い!」
創破「……偶然だね、緑谷。僕も緑谷と同じ気持ちだよ」
緑谷「えっ?」
創破「安心して、僕もこの気持ちをこの後の試合で轟にぶつけてくる。お前に頼まれなくても似たようなこと言うつもりだったから」
緑谷「ッ!!じゃあ!」
創破「うん、緑谷の分まで頑張ってくる」
緑谷「ありがとう、皇君!試合頑張ってね!」
創破「おう!」
第二回戦も終了し、準決勝に入った
最初はAブロック、創破vs轟の試合。これまでの競技から2人の個性はとにかく強力、しかも片方は現役プロヒーローの子供であり、もう片方は競技で1位を取り続けている生徒。観客達、全クラス1年生達も今か今かと待ちわびていた
そんな中、創破はトイレを済ませ、控え室に戻ろうとしていた時であった
創破「………んっ?(前方から生徒でも先生達でもない強力な気配、誰だ?)」
控え室に行くための曲がり角の所から感じたことのない気配がして、創破は立ち止まる
エンデヴァー「おぉ、いたいた」
創破「ッ!!エンデヴァー!!」
曲がり角から出てきたのは、轟焦凍の父でありNo.2ヒーローのエンデヴァーであった。エンデヴァーは創破に用があったのか、創破に近付いて来た
創破「(この気配、エンデヴァーのだったのか)」
武蔵『中々の気配だ。現No.2ヒーローと呼ばれるだけあるな』
グリム弟『だけど、コイツ……』
創破「……どうも、始めましてエンデヴァーさん。名前はご存知かもしれませんが、皇創破です」
エンデヴァー「あぁ、よく知っているとも、昔から」
創破「えっ……昔から?」
エンデヴァー「約10年前に起きた電車脱線事件」
創破「ッ!!」
エンデヴァー「当時まだ5歳の子供が、たった1人で暴走した電車を止め、乗客全員を救った……その子供が君だろう?皇創破君」
創破「………(ヒーローなんだし、知っているのは当然か)えぇ、僕です」
エンデヴァー「そんな君が私の息子である焦凍と同じ雄英に入ってくれたことはとても運が良かったと思えている」
創破「そ、そうですか」
エンデヴァー「君の今までの活躍は見せてもらった。とても素晴らしい個性だ。色々な姿に変わり、多種多様な能力を扱えるのであれば、焦凍にとってこれ程良い経験となる相手はいない」
創破「ッ!!………それはどういう意味でしょうか?」
エンデヴァー「……ウチの焦凍には、オールマイトを超える義務があるのだ。君との試合は、テストベッドとしてとても有益なものとなるだろう」
創破「ッッ」
エンデヴァー「くれぐれも、みっともない試合はしないでくれたまえ……」
その言葉を聞き、創破は昼休憩時に轟の口から言われた自身の出生の秘密のことを思い出す
轟『俺をオールマイト以上のヒーローに育て上げることで、自身の欲求を満たそうってこった』
轟『クソ親父の個性なんざなくたって、氷みぎの力だけでお前達に勝って………いや、使わずに1番になることで奴を完全否定する』
創破「…………」
エンデヴァー「言いたいのはそれだけだ。直前に失礼したな」
エンデヴァーはそう言うと、向こうへ歩いて行こうする。創破はエンデヴァーの名前を言い、呼び止めた
創破「エンデヴァーさん」
エンデヴァー「ん?」
創破「色々と僕から貴方へ言いたいことや尋ねたいことはあります………けど時間が無いので、これだけは言わせて下さい」
創破はエンデヴァーの方を振り返り、言い放った
創破「━━━━━━━━━━━━━━」
エンデヴァー「なに?」
創破「それでは、試合があるので失礼します」
創破は控え室へと歩いて行った。そんな創破の後ろ姿を、エンデヴァーはただ黙って見ていた
エンデヴァー「………」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
プレゼントマイク『Aブロック準決勝!!間もなく始まるぜ!!対戦するのはこいつらだ!!』
創破「………ふぅ~、よし!」
轟「………」
ステージ上に、創破と轟の2人が上がってくる
プレゼントマイク『障害物競走1位!騎馬戦1位!そのままトップを制するのか!?ヒーロー科、皇創破!!』
創破「……やってやりますよ(エールをくれた塩崎さんやお茶子、そして緑谷の分も背負っているんだ)」
トーナメントで戦い、創破に負けたにもかかわらず頑張ってくれと言ってくれた塩崎と緑谷。そして、屋上での約束を果たすために全身全霊で戦い抜いたお茶子。その3人分の想いも込めて創破はここに立つ
プレゼントマイク『
轟「………」
対して轟は、創破のことを冷たい眼差しで見ていた。今までの試合は全て
A組の観覧席ではクラスメイト達がどちらが勝つのか、どんな試合になるのかという気持ちの者がほとんどだった
瀬呂「皇vs轟……いよいよだな」
障子「A組の中でも格上の個性を持っている2人の直接対決……」
上鳴「やべぇ、まだ始まる前だってのに俺緊張してきた」
切島「この緊張感たまんねぇな……俺も決勝の舞台で戦いたかったぜ」
砂藤「何か、これまでの試合の雰囲気と違ってピリピリしてんの俺の気のせいか?」
常闇「いや、気のせいではない。俺も感じている……まるで嵐の前触れのような、そんな不気味な静けさ」
峰田「怖ぇ!怖ぇーよなんか、あの2人!!」
そんな中緑谷は、いつも持ち歩いているヒーローノートを片手に持ち、創破を見ていた
緑谷は創破が控え室に行く前、エンデヴァーと出会す前に緑谷は創破に、轟に、伝えたいことがあったのだ。自分はもう、轟に伝えることが出来ない……だから同じく轟の境遇を知っている創破に頼んだのだ
緑谷「(皇君……轟君を頼む!)」
お茶子「デク君大丈夫?何か顔険しくなってるよ?」
緑谷「ひゃあ!?う、麗日さん!?ちょ、ちょっと考え事しててね……(ち、近い……)」
お茶子「考え事って、そうくんと轟君の試合のこと?」
緑谷「ま、まぁそうかな……」
お茶子「やっぱりそっか……デク君はどっちが勝つと思う?」
緑谷「う~ん……客観的に見れば皇君の方が個性も身体能力も高いから勝つ可能性は高いと思う。でも、轟君の
お茶子「あそっか、轟君は熱も使えるんだっけ?今まで氷結しか使ってないから……本気出してないんや」
緑谷「……うん」
緑谷の脳裏にも、昼休憩時の轟の言葉がよぎった
轟『使わずに1番になることで奴を完全否定する』
緑谷「…………轟君」
爆豪「………チッ」
お茶子「あれ、そう言えば飯田君は?」
緑谷「あぁ確か、電話がかかってきたからちょっと出ていくって言ってたけど………まだ戻って来てないなぁ……」
視点は変わり、雄英教師達のいる観覧席
13号「轟君と皇君……2人の個性は対人戦ではどちらも有利になれる力。こう言っちゃあ何ですが、一般のプロヒーロー以上の実力を既に持っています」
スナイプ「だな……今年の1年は本当に将来有望な子ばかりだ。皇や轟も然り、次の試合の爆豪や霧雨もまた今でも十分に社会で活躍出来る程の力を持っている」
エクトプラズム「ダガマダ高校1年生、個性ノ扱イヤヒーローニナルウエデ覚エネバナラナヌ事ガ沢山アル」
ブラドキング「それらを学ぶ第1歩として、この体育祭が終わった後の職場体験がある。実際にプロヒーローと行動を共にし、更なる成長を促す」
オールマイト「………」
13号「オールマイト先生?どうかしましたか?」
オールマイト「あ~いや、皇少年の纏う雰囲気が少し違うような気がしてね」
13号「雰囲気……ですか?」
オールマイト「あぁ、私の気のせいかもしれないが………」
オールマイトは創破から、『怒り』に似たようなオーラを感じていた
エンデヴァー「………」
エンデヴァーは観客席の傍で、腕を組みながらステージ上にいる2人を見下ろしていた
プレゼントマイク『それじゃあいくぜ!!準決勝第1試合!!皇
轟「…………」
創破「…………」
轟は右腕を僅かに上げて氷結を発動させる構えを取ったが、創破は今までと違って何の構えも取らないでいた
轟「(何を企んでやがる、皇)」
創破の無防備な姿に轟はそう疑問に思った
プレゼントマイク『
創破「…………」
プレゼントマイク『
轟「(一気に決める!!)」
開始の合図と共に━━━━━━━
ガッキィーーン!!!
━━━━━━━瀬呂との試合で見せた、会場の外にまで届いてしまう程の大氷塊を放った
また見せた轟の規格外の氷結に会場中は一瞬静かになった
プレゼントマイク『で、で、出たぁぁ!!轟の大規模大氷塊!!皇はどうなった!?』
その言葉に会場にいる人達は創破がいた場所に目を向けた
観客a「あ、ありゃあ~……」
観客b「凍っちゃってる……」
緑谷「っ!!(皇君!!)」
お茶子「そうくん!!」
創破「……………」
そこには、頭の上から足のつま先まで凍り付いている創破の姿があった
プレゼントマイク『皇創破、変身する間もなく大氷塊に飲み込まれた!!瀬呂の時よりデケェんじゃねぇかコレ!?開始からまだ10秒も経ってねぇが、早くも決着かーー!!?』
蛙吹「ケ、ケロォ……さ、寒いわ」
芦戸「また、一気に決着ついちゃった?」
葉隠「轟君、やっぱ強すぎ……」
耳郎「マジか、皇だったら轟にも勝てるんじゃないかって思ってたんだけど………」
八百万「瀬呂さんの時よりも深く凍らされてしまっています。あの状態では、もう動くことさえ………」
霧雨「なーに言ってんだよ、お前ら」
芦戸「魔理沙?」
霧雨「皇はまだ負けてねぇ、あれを見ろよ」
クラスメイト達が、創破が負けたことを言っている中、魔理沙は氷漬けにされている創破の手の部分を指差す。目を凝らして見ると、何か金色の剣にも見える槍のようなものを持っていた
そして、槍の柄の下部分を引っ張っているような姿であった。轟もそれに気付き、訝しげな表情を浮かべている時、変化は突然現れた
ジャックライズ!!!
という音が響いた瞬間、パッ……と創破を飲み込んでいた大氷塊が消えた
轟「はっ?」
轟がらしくないような声をあげたと思うと
JACKING BREAK!!!
ガッキィーーーーン!!!
轟「なっ!!?」
大氷塊が今度は、轟自身の方へ向かって来た。まさか自分の最大出力の氷結を避けるや迎え撃つのではなく、返されるとは思っていなかった轟は、頭の処理が追い付かず飲み込まれてしまった
プレゼントマイク『な、な、な、何が起こったぁーー!!?皇を覆っていた氷が突然なくなったと思ったら、今度は轟が氷に飲み込まれたぞ!!?』
相澤『…………恐らく、皇が手に持っている槍のような物が轟の氷結を吸収して放ったんだろう』
プレゼントマイク『吸収!?あいつそんなことも出来るのかよ!?ここまで来ると何かアレだな、色々とずりぃな!!』
会場中がまさかの出来事に驚きを隠せない。それは生徒達も同じであった
創破が召喚したのは、ZAIAが生み出した仮面ライダーサウザーの武器である『サウザンドジャッカー』であった
緑谷「あの大氷結を……そんなことも出来るなんて……ブツブツブツブツ」
お茶子「あははっ……デク君またブツブツ言うてる」
瀬呂「俺、喰らったから分かるが、相当の威力だぞアレ」
緑谷はブツブツと言いながらノートに書き込んでおり、実際に喰らったことのある瀬呂は創破に若干畏怖していた
轟「チッ、くそ!!」
轟は必死に身体を動かし、氷結から脱出しようとするが中々出られなかった
その隙を創破は見逃さず
創破「はぁっ!!」
サウザンドジャッカーを思いっきり振りかぶった。轟は氷結から逃れた片腕から防御のために氷を出したが、威力が強く呆気なく砕かれ攻撃がダイレクトに当たった
だが、それのおかげで氷結から身体が解放された
轟「ッ!!(変身してなくてもこんなに威力があんのかよ!!)」
創破「っし!!」
創破は吹き飛ばした轟を追撃するため、再び走って近付いてくる。轟は身体を震わせながら創破に向かって氷結を繰り出すが
BAN!BAN!BAN!BAN !
創破はもう片方の手にエイムズショットライザーを持ち、向かってくる氷結を撃って破壊しながら近付いてきていた。その様子を見た轟は、少し焦りながらも氷結の数を増やしこちらに近付かせないようにしているが、銃弾1発の威力が今出せる轟の氷結を簡単に破壊させてしまう程の威力であり、接近を許してしまった
JACKING BREAK!!!
創破はサウザンドジャッカーの柄のレバー『ジャックリング』を引き、『アタックトリガー』を押した。今度は氷ではなく、『パンチングコング』による拳状のエネルギー弾『コングデモリッション』を射出した
それは轟が防御のために為に何重にも張った氷結を貫き、身体にめり込んだ
轟「グッハッ!!」
プレゼントマイク『皇の攻撃がクリティカルヒット!!轟、防戦一方だぁぁ!!』
相澤「………(轟の動きが明らかに遅い)」
切島「皇の奴、轟相手でも一方的じゃねぇか!」
上鳴「どんだけ強ぇんだよ、アイツ」
爆豪「………(いや、鎧野郎が強いだけじゃねぇ)」
緑谷「轟君の動きが、遅い」
お茶子「えっ?」
尾白「轟の?」
緑谷の言葉が聞こえた者達は、一斉に轟を見る
蛙吹「たしかに、言われてみれば……飯田ちゃんとの試合の時よりふらついているような」
砂藤「皇の攻撃がそんだけ重いんじゃねぇか?」
常闇「もしくはこれまでの試合による疲れが出てきているのでは?」
霧雨「いや、違う」
あれこれ予想を言っている中で、魔理沙の声を皮切りに全員が彼女に注目した
緑谷「霧雨さん、違うってどういう?」
霧雨「轟はたしかに、これまでの試合よりも動きが鈍くなっている。だけどそれはそう……皇の攻撃が根本的な原因じゃない」
緑谷「それじゃあ一体?」
霧雨「よく考えてみろ。個性だって眼や耳みたいに身体能力の1つなんだぜ?眼をずっと開けっぱなしにしたり、大音量の音をいつまでも聞ける訳じゃない。ましてや轟の個性は氷結を生み出せる訳であって、轟自身の身体が氷結に対して完璧な耐性を持っていると思うか?」
緑谷「……あっ、そうか!!轟君自身、氷結を出す限界があるんだ!!」
上鳴「……えっと、どういうことだよ?」
霧雨「ようはRPGゲームで言うと、轟は魔法使いのような役割だ」
芦戸「ま、魔法使い?」
霧雨「魔法使いはMPが切れると魔法が使えなくなるだろ?イメージで言うと氷がMPってとこだな。そして恐らく、轟は氷を出す時の冷気が発生して、それは轟の身体に反映されて冷気が蓄積されてしまうんだ」
瀬呂「あ~成る程な!何となく理解出来た!!」
霧雨「皇は多分、轟の個性の弱点を見破っていたんだろ。だから1発目の攻撃はあんな大氷結にしたんだ」
お茶子「えっ?どういうこと?」
緑谷「皇君は轟君が1発目にあの大氷結を放つのが分かってたんだと思う。そうすれば轟君がまず大氷結を発生させたことによってMPを消費、身体にも寒さが蓄積される。それを皇君は撃ち返すことで自分の体力を節約しつつ、轟君に更に寒さを蓄積させることが出来る………」
霧雨「そういうこと」
瀬呂「マジかよ」
A組の殆どは、創破のいまだ底知れぬ力に驚きを隠せないでいた
霧雨「だが、轟の動きの鈍さを解消する方法が無いわけじゃない」
「「「「「えっ?」」」」」
魔理沙の言葉に爆豪を除いた全員が言葉を漏らす
そんな中、緑谷は気付いた
緑谷「そうか!!
霧雨「そう、MPは回復出来ないと思うが少なくとも身体に蓄積された冷気による震えを解消することは出来ると思うが………」
魔理沙は今もなお戦っている創破と轟を見る
霧雨「本人は使う気がないみたいだな………」
ステージ上では、創破の攻撃を必死に避けようとしている轟がいる。その轟が放っている氷結も今までのような大きさや正確性は少しずつ欠如されていた
轟「ハァ、ハァ、ハァ……」
創破「……ふぅ~」
息切れを起こし、身体を震わせている轟に対して創破は少ししか疲れていない様子であった。周囲には粉々に氷や所々凍らされた地面、小さな氷の粒が空中に舞っていた
創破「どうした轟、この程度か?」
轟「ッ!!なめんじゃねぇ!!」
イラッと来たのか、最初の大氷塊と比べると小さいが横幅の広い氷結を出して来た。だが創破はエイムズショットライザーで銃撃し、破壊する。だが轟はそれを囮にし、創破の後ろに移動していた
轟「(奴は見ていない!ここだ!)」
JACKING BREAK!!!
轟「ッ!?」
ガッキィーーン!!!
創破は轟に背を向け、サウザンドジャッカーの槍先を轟に向けた状態でJACKING BREAKを放った。槍先から放たれたのは試合最初に吸収した大氷塊。今度は何とか躱すことができた轟だが、回避行動を取る際によろけて転んでしまう
プレゼントマイク『轟!!………じゃなくて皇!!またしてもあの大氷塊は放ったぁ!!会場中がもう季節外れのウィンターシーズンだぜこりゃあ!!』
相澤『…………(アイツ、何故変身しないんだ?)』
実況席にいる相澤は、何時でも変身が出来た時があったにも関わらず、創破が未だに変身していないことに疑問を持つ
創破「身体が震えてるぞ、轟」
轟「ハァハァ……やっぱお前なら気付くか」
轟はフラフラになりながらも立つ
創破「その震え、左の熱を使えば幾分か解消出来るんじゃないのか?」
轟「………使わねぇ」
創破「それで負けるとしてもか?」
轟「ッ!!まだ負けた訳じゃねぇ!!」
右手を振りかざし、氷結を繰り出すが創破にたどり着く前に銃撃によって破壊される
轟「ちっ、油断しとけよ」
創破「轟、もう一度言うけど左は、熱は使わないんだな?」
轟「何度も言っている、使わねぇ!!」
創破「そうか………それじゃあ」
創破は再びエイムズショットライザーとサウザンドジャッカーを構え、走り出す
創破「後悔すんなよ!!」
轟「━━━ッ!!なんで!!」
今度は何本もの氷柱が波打つようにして創破に襲い掛かってくる
広範囲なうえ、今までの氷結攻撃により足場が不安定になってきたため、エイムズショットライザーをホルスターベースに装填し、両手でサウザンドジャッカーを構えた
ジャックライズ!!
JACKING BREAK!!!
サウザンドジャッカーの中にある『フレイミングタイガー』のデータを取り出し、無数の火炎弾を放って対抗した
轟「俺は後悔なんてしねぇ!!」
その言葉には、力強い意思が感じられた
轟「俺は、右だけで勝つッ!!アイツを!!」
創破「…………」
轟「俺はっ!!アイツを超える!!右だけで!!この、お母さんの力だけでっ!!ヒーローに━━━━━」
力強い言葉と意思とは裏腹に、どんどん弱くなっていく轟の氷結
創破はまた『フレイミングタイガー』のJACKING BREAKを轟に放った。これで何度目か分からない砕ける氷、吹き荒れる風
その2つが轟を吹き飛ばした。場外には出なかったが確実にダメージは負っている。顔色も悪そうで立っているのもやっとのような感じだった。何の事情も知らない第3者から見れば必死に頑張ろうとしている選手に見えるが、創破から見ればその姿に、苛立ちを覚えた
轟「負けねぇ、俺は、勝って……ヒーローに!!」
創破「なれねぇよ」
その一言が、一瞬轟を完全に停止させた
轟「な、んだ、皇、今なんて言ったぁぁ!!」
技術も何もない、ただ怒りという感情に任せた氷結が創破を襲うが、エイムズショットライザーの銃撃と『フレイミングタイガー』のJACKING BREAKによって破壊した
創破「何度でも言う、君はヒーローになれないよ。そんな志でヒーローを目指してるようじゃ!!」
轟「黙れ!!」
氷柱が一直線に飛んでくる。創破は右に避けたが次々と向かってくるため走り続けながら回避する
創破はエイムズショットライザーで抑制し、隙を見ながら轟の足元にも2発掠めるようにして撃った
轟「うっ……テメェ!!」
バランスを崩し、床に尻餅をついた轟の見上げる視線が創破に突き刺さった。創破もそんな轟を真っ直ぐ睨み返す
創破「気付いているか轟……今のお前の顔、そっくりだぞ、お前が憎んでいる人の顔に」
その言葉に、轟は呆然としながらも自分の顔を触った
創破「まだ高校生の俺が偉そうにヒーローを語る資格なんて無いと思うけど………それでも言わせてもらう。どの面下げてヒーローになるつもりだよ。轟にとってのヒーローってなに?」
轟「………ッ」
ゆっくりと立ち上がった轟の表情は見えない。手に覆われた顔がどうなっているのか分からないが、創破にとってはどうでも良かった
創破「体育祭が始まる前、俺に勝つって宣戦布告したのは良いよ。
心操はボロボロになりながら、個性だけに頼らず付け焼き刃の戦闘スタイルで緑谷と戦った。お茶子は約束を果たすため必死に爆豪に喰らい付き、意識を失うまで戦った
緑谷は……競い合う相手の筈なのに、轟を助けて欲しいと試合前に創破に伝言を託した
緑谷『皇君……轟君に伝えて欲しいことがあるんだ』
創破「………」
他の皆だって変わらない。誰しもこの体育祭に全力で挑んでいるのだ。背負っているものとか、どんなに辛かったことがあったとかなんて関係ない。ただこれまでの無念にも敗退してしまった普通科やサポート科、経営科、そしてヒーロー科の生徒達の想いが踏みにじられたような気がして、ふざけるなって思った
創破「人の夢を、馬鹿にすんな!!」
JACKING BREAK!!!
『ラッシングチーター』のJACKING BREAKによって瞬時に轟に近付き、轟の顔面目掛けて素手で殴った。鈍い感触と共に轟身体が浮き上がる。そして踏ん切れなかった轟の身体は凍った地面へと沈んだ
轟「━━━━ッ」
そこにはただ、悲痛な顔で空を見上げる轟の姿があった
創破「ハァ、ハァ………」
パラド『おい創破、そろそろ決めないとお前の体力が持たないぞ。今なら簡単に場外負けに出来るぞ』
創破「………悪いけど、まだ変身するわけにはいかないんだ」
今はちゃんと、面と向き合って話をしなくちゃならない。創破は少し息切れしながらそう答えた
轟「……………なら、どうしろって言うんだよ!!」
不意に轟の口からそんな言葉が出た。創破が目を向けると、よろめきながらも立ち上がる轟の姿があった。その眼に宿る光から、どうやらまだ諦めてはいないようであった
轟「この力じゃなきゃ、この力で勝たなきゃ、意味がねぇんだよ!お母さんの、お母さんの個性で勝たないと意味がねぇんだよ!!」
轟の酷く歪んだ顔が、創破を睨み付ける
轟「お前に、何が分かんだよ!!」
そう言って向かってくる轟の動きは鈍い。片足を引きずりながら、寒さに震えているのかあまり力のこもっていない拳を構えてくる姿に、浴びせている啖呵に、力を感じさせない
プレゼントマイク『この特攻は、ぷはっ!?なにすんだよミイラマン!?』
相澤『少し黙ってろ。ステージ付近の音声も切れ』
プレゼントマイク『What 's!?』
ゆっくり近付いてきた轟のスローパンチを躱し、サウザンドジャッカーの柄の部分で殴ってカウンターを決める。更に倒れそうになる轟を足を引っ掛けて転ばせた。サウザンドジャッカーを地面に突き刺し、エイムズショットライザーを腰のホルスターベースに装填した後に、両手で倒れた轟の胸ぐらを掴んでヘッドバッドを決めた
轟「ぐっ……!!」
轟は鼻血を出し、また倒れ込もうとするが今度は左腕を掴み、場外に向かって投げ飛ばした
何度か地面をバウンドする轟だが、場外ギリギリのところで氷結を場外側へ出し、踏み止まった
そしてまた、創破に向かって恨みがましい視線を送る
轟「お前にっ、何がっ!!」
創破「知らん!!」
一際大きい声で、創破は言い切った。それを聞いた轟は、目に見えて動揺していた
創破「お前の事情は聞いたから知ってるけど、お前の抱いている感情は知らん!!俺は轟焦凍じゃないからな!!」
同情や共感はする。だが、その人の気持ちはその人にしか分からないのだ
創破「俺はお前の兄弟でもない、同じ高校のクラスメイト………将来ヒーローになりたいって思っているクラスメイトってところだろ?そのクラスメイトの視点から見ると、お前のそのヒーローになりたい理由は、聞けば聞く程ただ復讐の、見返すための道具だってしか聞こえないんだよ!!」
轟「ッ!!そ、それは………」
創破「………それでなったら良いよ、右だけの力でヒーローに……だけど、さっきも言ったように後悔するなよ……左を使えば助けられたかもしれない人がいることを」
轟「ッ!!」
息を呑んだような、そんな表情になる
創破「プロになってそれで左の力を使えば、命を救えたかもしれない人がいて、その為に悲しむ人がいて、その時にお前はこう言いな、『諦めてくれ、事情があったんだ』って」
轟「ッ!!そんな、こと━━━━━!!」
創破「そんなことが出来ないんだったらやんな!!」
JACKING BREAK!!!
地面に刺さったサウザンドジャッカーを引き抜いてJACKING BREAKを発動させる。『ラッシングチーター』で再び近付き、右頬に拳を叩き込む
轟は咄嗟に手でガードしたがそのまま振りかぶり、よろめいた轟の胸ぐらを掴んで言い放った
創破「言い訳何て出来ない!!そういう時、出来るか出来ないしかない!!だから俺達は、頑張っているんだぞ!!」
轟「ッッッーー!」
創破は背負い投げで、轟を地面に叩き付ける。くはっ!と肺に残っている空気が一気に口から排出される
轟「………ッ!!……ッ!!」
創破「………」
創破は地面に刺さったサウザンドジャッカーを引き抜き、生まれたての小鹿のように足をピクピクとさせながらも何とか立とうとする轟に槍先を向け、大声をあげた
創破「お前がヒーローを目指してるのは、本当に復讐のためだけなのか!!?」
轟「………」
創破「それだったらヒーローを目指すのを辞めれば、充分な復讐になった筈だ!!それでも目指すのを辞めなかったのは、もっと別の理由があったんじゃないのか!!?」
轟「ッ!!」
創破「お前の
轟「ッッ…………」
過去、それは轟自身も忘れかけていた
幼い頃、今は離れて暮らしている母と一緒にテレビを見ていた。そこには、オールマイトがインタビューに答えていた
オールマイト『個性というものは親から子へと受け継がれていきます。しかし、本当に大事なのはその繋がりではなく、自分の血肉……自分である!と認識すること。そう言う意味もあって私はこう言うのさ!………
私が来た!ってね』
轟『嫌だよお母さん……僕、お父さんみたいになりたくない』
冷『………』
轟の記憶にある母、轟冷は鍛練に耐えられず泣きついてきた息子の1人、轟焦凍を優しく抱き抱え頭を撫でた
轟『お母さんをいじめる人になんて、なりたくない……』
冷『でも、ヒーローにはなりたいんでしょ?いいのよ、お前は………血に囚われることなんかない』
轟「ッッ」
冷『なりたい自分に、なっていいんだよ』
轟「ッッーーー!!」
ゴォォォォォ!!!
突然、轟の身体から炎が吹き出た
プレゼントマイク『こ、これはーーー!?』
相澤『轟………』
八百万「轟さんが、炎を………」
上鳴「使った……あいつ、騎馬んとき絶対使わねぇって言ってたのに」
緑谷「轟君!!」
お茶子「アチチッ、熱きたぁ!」
蛙吹「ここまで熱いのが伝わるなんて……」
オールマイト「ッ!!(皇少年、まさか君は轟少年を救おうと!?)」
轟「なんでだよ、勝ちてぇくせに……ちくしょう」
創破「………」
左半身に炎を纏わせ、創破に向かって話していく
轟「敵に塩送るなんて、馬鹿かよ」
創破「………」
轟「俺だって、ヒーローに……あの背中に憧れて来たんだ………!!」
創破「ッ!!良い顔になったじゃん、轟」
轟は、どこか吹っ切れたような笑みを浮かべると創破も釣られて笑みを浮かべる
エンデヴァー「焦凍ォォォォ!!」
エンデヴァーが突然雄叫びをあげ、ステージ上に向かって叫び出す
エンデヴァー「やっと己を受け入れたか!!そうだ、良いぞ!!ここからが、お前の始まり!!俺の血を持って俺を超えて行き、俺の野望をお前が果たせ!!」
いきなりのことに、周囲にいた観客達は何も言えず、呆然としてエンデヴァーを見ていた
プレゼントマイク『エ、エンデヴァーさん、急に激励すか?親バカなのね……付き合いねーから意外だぜ』
オールマイト「…………」
創破「…………」
轟「…………なに笑ってんだよ」
創破「そっちこそ」
轟「…………お前が俺を本気にさせたんだ、お前も本気で来い」
創破「分かってるよ」
創破はサウザンドジャッカーを消失させ━━━
創破「こっちも本気でお前を倒す」
━━━━ランペイジガトリングプログライズキーを召喚し、『セレクターマガジン』を親指で弾いて回す
『ランペイジバレット!!!』
ギチギチギチギチギチギチギチギチギチギチギチギチ
創破「おんどりゃあ!!!」
ランペイジガトリングプログライズキーを強引に展開し、そして勢いよく腰のホルスターのエイムズショットライザーに装填した
『All Rise!!!』
(Kamen Rider……Kamen Rider……Kamen Rider ……)
創破「変身!」
BAN!
フルショットショットライズ!
ホルダーから外しトリガーを引くと、エイムズショットライザーから
シューティングウルフ、パンチングコング、ラッシングチーター、ライトニングホーネット、スティングスコーピオン、フライングファルコン、バイティングシャーク、フレイミングタイガー、フリージングベアー、ブレイキングマンモス
10種のライダモデルが姿を表し、轟を襲う
轟「ッ!!」
プレゼントマイク『何だなんだ!!?いきなり無数のアニマルが飛び出して来たぞ!!こりゃあまるで動物園じゃねぇか!!』
相澤『マンモスは居ねぇだろ』
塩崎「あれは、もしかして………」
緑谷「僕や塩崎さんの時にみせたものと同類のもの?」
霧雨「…………」
創破「来い!!」
ウォォォォォォン!!
シューティングウルフのライダモデルが吠えたと思うと、背後から無数の青き銃弾が創破の身体に当たったと思うと、金色と青の強化スーツが生成された
Gathering Round !
創破「お前らも……来い!」
そして、ライダモデルが一斉に創破の左半身に装甲として装着され、左複眼には触覚や鰭など各ライダモデルのパーツが10種類装着された
ランペイジガトリング!!!
Mammoth!Cheetah !Hornet!Tiger!Polarbear!Scorpion!Shark!Kong!Falcon!Wolf!
ウゥ!キィア!ブゥ!グォ!ガァ!シュル!シャァ!ウホォ!キュゥ!ウォォォーー!
創破は仮面ライダーバルカンの最終強化形態。10種のプログライズキーの力を持ち、暴れ狂うオオカミとなった夢を見つける戦士
仮面ライダーランペイジバルカンとなった
轟「……それがお前の本気か?」
創破「……まぁね、さぁいくぞ、全力で来い!!」
轟「どうなっても知らねぇぞ、皇!!」
轟は右足に氷結を集中させ、左半身の炎を更に膨張させる
創破はエイムズショットライザーに装填されているランペイジバルカンプログライズキーのマガジンを3回回した
POWER !
SPEED!
ELEMENT!RAMPAGE !
エイムズショットライザーを撃ち、『ポイズンスコーピオン』『フレイミングタイガー』『フリージングベアー』の能力を抽出した
創破は左手に火炎弾を右手に冷気を纏わせた
エンデヴァー「ッ!!(あれは!?)」
No.3ヒーロー「へぇ~……あんなことも出来んのか」
轟「ッ!!お前、そいつは!?」
創破「どうだ?この姿なら、俺もこんなことは出来るんだ。同じような力で、どっちが勝つか、決めようか」
轟「………へっ、上等だ」
そう呟くと、無数の氷柱が一気に創破になだれ込んできた
創破は火炎弾を極限まで膨らませ、氷柱に向かって放つ。更に足元から地面に冷気を伝わせた
創破・轟「「ハァァーーーー!!!」」
プレゼントマイク『おいおい待て!!』
相澤『皇ッ!轟ッ!』
セメントス「流石にもうこれ以上は!!」
ミッドナイト「2人も会場も持たない!」
セメントスはステージ上の2人の間にセメントの壁を、ミッドナイトはコスチュームを破って眠り香を出した
轟の氷柱と創破の火炎弾がセメントの壁とぶつかり合う
ゴゴゴゴゴゴォォォォォォーーーーーー!!!!!!!
バッゴォォォーーーーーー!!!!!!!
ぶつかったことで、大爆発が発生。だが創破はその爆発の中、左腕から伸ばした『ポイズンスコーピオン』の尻尾アシッドアナライズを轟に向かって突き刺し、それを見た轟は左手に炎を纏わせて放出した
創破「シャア!!」
轟「………(皇━━━)」
『ランペイジエレメントブラスト!!』
轟「(━━━ありがとな)」
ドッカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!
グォォォォォォォォォォォォォ!!!
ミッドナイト「キャアー!!」
更に大きな爆破が発生し、審判台にいたミッドナイトは吹き飛ぶ
その爆破は、生徒達の観覧席や観客席にも衝撃波が届き吹き飛ばされそうになる
緑谷「ぐっ!!」
お茶子「のわぁ~!!」
峰田「何これぇぇ~!!」
障子「峰田!じっとしてろ!」
上鳴「マジかよ!!」
八百万「どうなっていますの!!」
霧雨「ッ………」
拳藤「おわっ!!角取、大丈夫!?」
角取「ハ、ハイ!アリガトウゴザイマス!」
その衝撃は身体の小さいA組では峰田、B組では角取が吹き飛びそうになっており、障子と拳藤がそれぞれ腕を掴んで飛ばされないようにしていた
セメントス「威力が大きけりゃ良いってもんじゃないけど………凄いな」
プレゼントマイク『何今の……お前のクラス、何なの……』
相澤『散々冷やされた空気が轟と皇によって瞬間的に熱され、一気に膨張したんだ』
プレゼントマイク『それでこの爆風って、どんだけ高熱なんだよ!ったく、何も見えねー!オイこれ、勝負はどうなって………ミッドナイト、大丈夫か!?』
ミッドナイト「っ~~……え、えぇ、なんとかね」
ミッドナイトは吹き飛ばされたが、何とか立ち上がって煙の立ち込めているステージ上に眼を向けると
ミッドナイト「あっ!!」
オールマイト・エンデヴァー「「ーーッ!!」」
創破「…………」
轟「…………」
そこにいたのは、ボロボロで体操着の半分が破れた轟が場外ギリギリで倒れそうになっているところを、創破が轟の手を掴んで倒れないようにしていた
緑谷「ッ!!……皇君」
お茶子「そうくん……」
実は創破、最後のアシッドアナライズを轟の腕に絡ませ、炎と氷の爆発から轟が吹き飛ばないようにしていたのだ。爆風が収まるとアシッドアナライズを伸縮させ、轟の近くに寄って手を掴んだのだ
轟「なんで……」
創破「緑谷からお前に、伝言を預かっていたんだ。こう言ってたよ」
緑谷・創破『「君はエンデヴァーじゃない。それは、君の力だ。君の
轟「ッ!!」
創破「俺も、そう思ってる」
轟「…………ありが、とな」
そう言うと、轟は意識を失った
創破「………ミッドナイト、判定を」
ミッドナイト「え、あ~~はい!!轟君戦闘不能、皇君決勝戦進出!!」
「「「「「WAAAA!!!!」」」」」
プレゼントマイク『イヤッホォ~~!!スゲェ試合だったぜ!!激闘を制したのは、皇創破!!だが轟も、何時もの轟より熱かったぜぇぇ!!両者の健闘を称え、エブリバディ!クラップユアハンズ!!』
会場中から、大量の拍手が2人に向かって起こった
創破は轟に肩を貸しながら、リカバリーガールの元へと向かっていった
『轟焦凍:オリジン』
エンデヴァー「…………」
創破『僕は、彼の目を覚まさせます。そして思い出させます、彼のヒーローを目指すきっかけになった
エンデヴァー「………」
エンデヴァーは、試合が始まる前に創破が言ったことを思い出しながら、轟のいる保健室へと向かう