仮面の英雄と約束の場所   作:Kod

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毎度のことながら投稿が遅くなってしまいすみません。
体調が悪い時間が続いてしまい、久しぶりの投稿です。

僕のヒーローアカデミア、アニメも間もなく終わってしまい寂しい気持ちもありますが、頑張ってペースを取り戻していこうと思ってます!

それでは、どうぞ!


ライトレイン、そして向日葵

 

 

 雄英体育祭が終わり、それに出ていた生徒達は振休1日目を各々の時間に費やしていた

 世間としては普通に会社や学校に通う人達が歩いている中、体育祭1年の部優勝者である皇創破は今日、クラスメイトでもある霧雨魔理沙と会う約束をしていた。とある場所に一緒に来て欲しいところがあるのだというのだが…………

 

 

創破「………」

 

バイス『いやぁ、すっげぇなオイ!!映画に出てくるチョーお金持ちって感じじゃん!!』

 

ラブコフ『ラブラブ!!』

 

カゲロウ『………』

 

 

 昨夜、魔理沙からメールが来た。何時頃にここに来て欲しいと

 創破自身、今日は魔理沙とは会いづらかった。夢での出来事だったとはいえ妙に記憶に残っているものなのだった

 

 両親にも自分の中にいる住人達にも恥ずかしくて言えない

 

 なるべく平常心でいたのだが時々ボーッとしたりなにもないところでつまずいてしまったりと、普段ありえないミスを連発してしまっていた

 

 

 その創破は今、魔理沙に指定された場所は………

 

 

創破「ライトレインコーポレーション……」  

 

エジソン『まさかこんな大企業と関わりのある娘だったとはな』

 

 

ライトレインコーポレーション

 

 この日本……いや、この世界において一二を争う大企業。生産・医療・日常生活で使用するアイテム開発・技術開発・ヒーローが使用するサポートアイテムの開発等、幅広い分野で活躍している世界的大企業

 

 総資産額は数十兆円を越え、世界中に支社が設立されている。同級生である八百万百の実家、八百万グループもそこらの企業より上だが、ライトレインコーポレーションには遠く及ばない

 

 魔理沙が指定した集合場所はそのライトレインコーポレーションの日本本社であった。入り口近くの受付カウンターの女性に話をすれば案内してくれるということだったため、取り敢えず創破は向かった

 

 そこで創破が見たのは立派な高層ビル。敷地面積も広く近くには勤めている社員がスーツ姿で中に入ったり何処かへ向かおうとしている姿も見られる

 

 一応創破は黒色の落ち着いた私服を着て来たのだが、何となく場違い感が拭えなかった。急ぎ早足でビルの中に入ると受付のカウンターらしき場所へ行くと、1人の女性がこちらをじっと見ていた

 

???「皇創破さま……ですね?」

 

創破「は、はい……そうです」

 

 周囲に黒スーツ姿の人達が行き交っている中、その女性だけは纏っている格好も雰囲気も普通ではなかった。メイドだ、メイド服を着ているのだ。銀髪のボブカットに、もみあげ辺りから三つ編みを結っており髪の先には緑色のリボンが付いている

 

???「ようこそお越しくださいました、皇創破さま。私の名は十六夜咲夜(いざよいさくや)。霧雨家に仕えるメイドです」

 

創破「(霧雨家に仕えるメイド?)」

 

 その女性、十六夜咲夜はまるで教科書にも載ってるような綺麗なお辞儀をした

 

 

十六夜「ご案内いたします。私に着いて来てください」

 

創破「は、はい!」

 

 創破は慌ててメイドの十六夜咲夜の後を着いていった

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 創破と咲夜はエレベーターを使って上の階へと登る。目的の階に着くまで創破はずっと気になっていたことを聞く

 

 

創破「あの、十六夜さん」

 

十六夜「はい、何でしょう?」

 

創破「さっき霧雨家に仕えているとおっしゃってましたよね?もしかして……ここの、ライトレインコーポレーションって」

 

十六夜「申し訳ありません。私はその質問にはお答え出来ないのです、お許しください」

 

創破「……そうですか」

 

十六夜「ですが、その質問の答えは私の口からではなく私の主の口から聞ける筈です」

 

創破「主?」

 

十六夜「着きました。どうぞ、こちらへ」

 

 

 エレベーターの扉が開き、咲夜は再び案内を始めた。

 

 

武蔵『創破』

 

創破「(ん?武蔵さん?)」

 

武蔵『あの女、ただのメイドではない。強い』

 

創破「(武蔵さん?)」

 

武蔵『あの体幹のぶれていない動き、並みの人間では出来ない。強者特有の気配を感じるんだ、私には』

 

創破「(武蔵さんがそこまで言う程ですか……)」

 

武蔵『念のため警戒だけはしておけ、創破。お前達ももしもの時に備えて戦えるようにしておけ』

 

弁慶『あぁ分かった』

 

ビリー・ザ・キッド『了解』

 

パラド『え~~別に良くない?魔理沙ちゃんが招待してくれたんだしさ。そんなに警戒しなくてもさ~』

 

グリム弟『そうだよ。あの娘も魔理沙ちゃんも、悪意なんてこれっぽっちも無いよ。大丈夫だって』

 

グリム兄『甘いぞお前達!悪意が無かったとしてもそれを個性で隠しているのかもしれんだろう!』

 

ロビンフッド『落ち着け、お前達。もしもの時に備えるだけだ。何事もなければそれで良い』

 

 英雄達が話し合っている中、心の隅でバイス・カゲロウ・ラブコフ達悪魔が何やら話し合っていた

 

バイス『なぁ、本当にやるのか?』

 

カゲロウ『……あぁ』

 

バイス『本当に?』

 

カゲロウ『しつこいぞバイス。俺はやる。俺自身のためにな』

 

ラブコフ『ラブ~……だけどいいの?創破に無断でやるんでしょ?嫌われちゃうよ……』

 

カゲロウ『結構だ。あいつに嫌われようが俺は生きていれればそれで良い。それにこの作戦は俺一人でもやれるんだからな。お前達に話したのは1人でも加わってくれりゃあ生存率が高くなるから話しただけだ』

 

バイス『あぁもう分かった分かったよ!やりぁ良いんでしょやれば!』

 

ラブコフ『ラ~ブ……分かったわよもう』

 

 英雄達や心の中の住人達が万が一の時に備えて戦える準備をしている中で悪魔達は彼らや創破にも知らせず、カゲロウ主導のもと何かを企んでいるようだ

 

 

 創破は咲夜に連れられとある部屋の前まで来ていた

 

 

十六夜「この部屋です。こちらに奥様がおられます、お入りください」

 

創破「は、はぁ……(ここって社長室だよな)」

 

 

十六夜「失礼します。皇創破さまをお連れしました」

 

 

 扉の上には『社長室』と言うネームプレートが貼られており、他の部屋とは明らかに違っていた。咲夜は扉をノックして先に入っていった。創破もそれに続く

 

 

創破「失礼します」

 

 

 

 

 

???「こんにちは、皇創破くん」

 

創破「ッ!!(この人、もしかして……)」

 

 

 そこにいたのは穏やかな笑みを浮かべている金髪の女性がいた。その女性の顔は魔理沙に何処と無く似ており、彼女は下にいた社員のようなスーツを着ておらず、紫にフリルのついたドレスを着ていた

 

 そして何より……彼女の纏っている雰囲気というかオーラが凄まじい

 

 

???「はじめまして。私はライトレインコーポレーションの社長。そして霧雨魔理沙の母、霧雨紫(きりさめゆかり)*1です」

 

創破「(やっぱり……霧雨のお母さんだったのか)は、はじめまして、皇創破です。いつも霧雨……あっいや、魔理沙さんにはお世話になっております」

 

紫「ふふっ、そう固くならないで良いのよ」

 

 

 座ってと言われ、創破は社長室にある椅子に座る

 

 

紫「質問したいことは色々とあると思うけど、まずは私の話しを聞いてちょうだい」

 

創破「分かりました」

 

紫「まずは、雄英体育祭の優勝おめでとう」

 

創破「えっ……あ、ありがとうございます」

 

紫「私はテレビで見ていたけど体育祭の決勝戦、貴方と魔理沙の戦いは目を見張ったわ。あの娘のあんな楽しそうな姿、久しぶりに見たわ」

 

創破「???」

 

紫「あの娘は……魔理沙は昔からとても強い娘だったの。同年代では誰も敵う子がいないぐらいね」

 

創破「魔理沙さんが?」

 

紫「えぇ、ライトレインコーポレーションの社長の娘……その肩書きが周囲に自然と壁を作ってしまってたの」

 

創破「そ、そうだったんですか……てっきり魔理沙さんは昔から誰とでも打ち解ける人だと……」

 

紫「いいえ。昔の魔理沙はあまり周囲の人達と関わろうとする娘じゃなかったの。幼稚園小中と友達も作らず、1人を好む物静かな娘だった」

 

創破「(今の霧雨からは想像できないな)」

 

 創破にとって魔理沙は雄英に入ってから出来た友達。いつも明るく男勝りな性格で、お茶子や他のクラスメイト達とも楽しく会話している所をよく見掛けていたため、昔からそういうものだと今まで思っていた

 

 小さい頃、親の肩書きが原因で折角出来た友達が翌日になってよそよそしくなってしまったことや中学の時には金目当てで言い寄ってくる輩がいたことが何度もあったらしい

 

紫「だからあの娘はひたすら1人で勉学に励み、自分の個性を鍛え続けたの。夢であるヒーローになるためにね。でも親である私は少し不安だったの、娘が強くなっていく度に周囲から孤立してその内本当に1人になってしまうんじゃないかって」

 

創破「(霧雨が……)」

 

紫「そんなあの娘が雄英高校ヒーロー科に入ってからはすっかり明るくなったの。自分と同等かそれ以上の奴が現れたって、とっても嬉しそうに話したのよ。貴方のことを」

 

創破「ッ!」

 

 紫は椅子から立ち上がり、創破の方へと来た

 

紫「本当にありがとう。娘と友達になってくれて。親としてとても嬉しく思ってる」

 

創破「そんな……お礼を言われる程のことはしてませんよ。それに自分だって魔理沙さんには感謝してるんです。何時も特訓に付き合ってくれますし……的確なアドバイスもくれて本当にありがたいんです。ぶっちゃけ言うと自分も他の人より強い個性で……小さい頃の魔理沙さんの気持ちも何となく分かるんです」

 

 紫の話しの中で創破も共感できるところがあった。幼稚園の頃は問題なかったが、小中はどうしても他者と比較してつっかかってくる人達が何人かいた。個性が相手よりもカッコいい、反対のカッコ悪い個性。ヒーローに向いている、反対の敵みたいな個性。とても派手、反対の地味な個性。どうしても優劣をつけてしまうような年頃であるがゆえに起こってしまうことが少なからずあった

 

紫「今日貴方をここへ呼んだのは、そのお礼を直接したかったの、どうしても」

 

創破「えっ?」

 

紫「私はこれでもこの会社の社長、中々スケジュールを空けれる日がなくてね。ようやくこの日を空けることが出来たの。これからも娘と仲良くしてあげて、皇創破くん」

 

創破「ッはい」

 

 

 目の前にいる人は大企業の社長。でも、自分の娘のことを考えている1人の母親。創破はそう思った。紫は手を差し伸べ、創破も手を伸ばして握手を交わす

 

 

紫「そうだわ。これ、君に特別にあげる」

 

創破「えっ?これって?」

 

 紫から渡されたのは1枚の紙だった

 

紫「私の名刺よ。連絡先も載っているから、何か私に出来ることがあれば連絡してきて頂戴」

 

 

 それはライトレインコーポレーション社長の名刺。所謂コネクションであった。一介の学生に与える物ではない

 

 

創破「良いんですか!?でもこれ、本当に信用出来る人にしか渡しちゃいけないじゃ?」

 

紫「良いの。話してみて貴方になら渡しても良いと思ったから。それに私はこういう役職に就いてるから、人を見る目は確かよ。受け取って、大事にしてね」

 

創破「ありがとうございます。大事にします」

 

紫「ふふっ、貴方やっぱり礼儀正しい子ね」

 

 

 その時、ドアが向こうからノックする音が聞こえた

 

 

十六夜「奥様、お嬢様をお連れいたしました」

 

紫「入って頂戴」

 

 

 失礼します。という言葉と共に社長室に入ってきたのは十六夜咲夜と

 

 

魔理沙「やっと会えたぜ。悪いな皇、呼び出した本人が遅くなっちまって」

 

 

 魔理沙がいた

 

 

魔理沙「母さん、話し長ぇよ!折角今日は皇と羽目外して遊ぶつもりだったのに!あと半日しかねぇじゃん!」

 

紫「ごめんなさいって言ってるでしょ。しつこい女は嫌われるわよ魔理沙」

 

創破「きりさ……魔理沙、さん落ち着いて」

 

魔理沙「へっ……魔理沙さん?お前何で……あぁそうか、母さんも霧雨だからか」

 

 変な感じって笑う魔理沙を見て、創破も自然と笑顔になる

 

 

紫「ふふっ、じゃあ私はこれから会議に行かなくちゃならないから。あとは若い2人で休みを楽しんで」

 

 

 紫は手を振りながらそう言い残し、十六夜を連れて社長室を出ていった

 

魔理沙「はぁ……ったく、悪いな皇。休みなのにこんな場所まで呼び出しちまって……」

 

 魔理沙の話によると本来の待ち合わせ場所はまったく違った場所であったらしく、魔理沙の母である紫が創破に会いたいということで仕方なくライトレイン本社に変えたという

 

 

魔理沙「母さんは社長だからスケジュールがギッチリ詰まってて中々空けることが出来ないんだ。他の役員に無理言って何とか今日こうしてスケジュールを空けて貰ったみたいだから、私も断りづらくてな」

 

創破「そうだったのか。まぁ俺は全然気にしてないぞ。というか、霧雨の母親ってライトレインの社長だったのか」

 

魔理沙「まぁな……隠してたつもりはないんだ。ただ、中々言い出せる機会がなくて……ごめん、これじゃ言い訳だよな」

 

創破「………なぁ霧雨」

 

魔理沙「ん?」

 

創破「魔理沙って呼んでも良いか?」

 

魔理沙「えっ?どうしたんだよ急に」

 

創破「何となくさ、その方が友達っぽいかなって思って!」

 

 自分には小さい頃から幼馴染みのお茶子がいた。だが、魔理沙には今まで友達と呼べる程の存在がいなかった。いつも特訓や勉強に付き合ってくれる魔理沙に少しでもお返ししたかった

 

魔理沙「………へへっ、何だよそれ。まぁ良いぜ、そんじゃ私は………」

 

 魔理沙はニッコリ笑い

 

 

魔理沙「そうくんって呼ぶぜ!」

 

 創破の名前を言った。昨夜見た、夢と同じように

 

 

創破「えっ?………///////」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 創破と魔理沙は現在、近場のカフェで昼食を取っていた。魔理沙はサンドウィッチを、創破はナポリタンを食べている。いるのだが……

 

 

魔理沙「な、なぁお前、大丈夫か?なんか、会社出てから何か顔赤いぞ?」

 

創破「………大丈夫////」

 

魔理沙「………そうくんって呼んじゃ何か不味かったか?」

 

創破「いや、そういう訳じゃ……ないんだけど/////」

 

 昨日の夜、夢に出てきたウエディングドレス姿の魔理沙を思い出してしまったのだ。言える訳がない

 

創破「い、良いぞ。その呼び方で」

 

魔理沙「そうか?ならそう呼ばせてもらうぜ!そうくん!」

 

創破「あ、あぁ………魔理沙」

 

魔理沙「へへっ!」

 

創破「そ、そういえば結局、魔理沙が言ってた場所って何処なんだ?」

 

魔理沙「あぁ………まぁ着いて来てくれ」

 

 食事を済ませ、カフェを出た創破は魔理沙に連れられた場所、それは━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

創破「ここって………」

 

魔理沙「今日が晴れで良かったぜ………綺麗だろ?『太陽の畑』って呼んでる」

 

 

 

 

 

━━━━━━草原一面に咲き誇っている向日葵(ひまわり)畑だった

 

 

創破「凄い数の向日葵……」

 

魔理沙「夏にしか見れないんだぜ、この景色は……」

 

 魔理沙は来いよっと手招きしながら向日葵が咲いていない道を歩き始め、創破もまた着いていく

 

 その先にあったのは小さな西洋風の一軒家。一階建てで人一人が住めるような家があった。*2中に入ると本当に狭く、机と椅子、それに本棚等があった

 

魔理沙「ほらっ座りな。今麦茶入れっから」

 

創破「あ、ありがとう」

 

 何となく、部屋の中を見渡してみる。本棚の他にも紫色の液体が入ったビーカーやフラスコ、拡げたままの本、よく分からない形の装飾品等もある。あと隣にも部屋があるのか扉があった

 

創破「なぁ、この家って?」

 

魔理沙「ここか?ここは私の秘密基地みたいなとこかな。ここの土地はライトレインコーポレーションの私有地だから、ここに来るのは私か母さんぐらいしかいないけど」

 

創破「へぇ~凄いな。ここの向日葵って全部魔理沙が育てたのか?」

 

魔理沙「まぁな。向日葵は比較的育てやすい花だし、夏に満開に咲く花だから好きなんだよ」

 

 はい、麦茶と魔理沙からコップに入った冷たい麦茶が渡された

 

創破「ありがとう」

 

 受け取って一口飲んだ。魔理沙も自分の分の麦茶を持って向かい側の椅子に座り、同じように飲んだ

 

 

創破「冷たくてうまい」

 

魔理沙「夏の暑い日はやっぱり麦茶だよな」

 

創破「そうだな」

 

 2人はそうして家の中で雑談を交わしたり、外に出て向日葵畑を散歩したりして休みを過ごした。夕陽が出始めてきた頃、そろそろ帰ろうとしたとき

 

 

バイス『なぁ創破、ちょっと良いか?』

 

創破「(ん?どうしたバイス?)」

 

バイス『外に出ても良いか?俺っちも向日葵見てみたいんだ!』

 

創破「(出れば良いだろ?)」

 

バイス『いや霊体じゃなくてさ、スタンプ押して実体化させてくれねぇか?』

 

創破「(えっ?……何で、霊体状態でも向日葵は見れるだろ?)」

 

バイス『いやさ~……その~……久々にシャバの空気吸いたいって思ってさ』

 

創破「(刑務所から出所した人間かい!……まぁ良いよ。最近は特訓の時とかしか実体化してなかったからな)」

 

バイス『やったぜ!イェイ!』

 

ラブコフ『あ、創破~!だったらアタイも出して!シャバの空気吸いたい!』

 

創破「(ラブコフも?……分かった、ちょっと待ってな)」

 

 創破は魔理沙に太陽の畑を見てみたいと心の住民達が言っているからこれから実体化させると告げる

 

魔理沙「心の住民って何だそれ?」

 

創破「まぁ俺の個性によって意思を持っている人達って感じかな?(ウイルスや悪魔とかもいるけど)」

 

魔理沙「へぇ~、そういう奴もいるのか!会ってみたい!」

 

 

 創破はティーレックスの絵柄が付いている『レックスバイスタンプ』とコブラの絵柄が付いている『コブラバイスタンプ』を召喚。天面の『アクティベートノック』を押した

 

 

『レックス!』

 

『コブラ!』

 

 

 2つのスタンプからアラートが発せられ、自身の身体に押印した。それにより霊体だったバイスとラブコフが実体化され姿を表した

 

バイス「やっほーい!!やっぱシャバは良いわねぇ!!」

 

ラブコフ「ラ~ブ~!」

 

 

魔理沙「うぉっ!何だこの2人!?」

 

創破「こっちの黒い方が『バイス』、青いコブラの姿をしているのが『ラブコフ』だ」

 

バイス「は~い!創破に紹介されましたけど、活かした悪魔バイスです!よろしくな!」

 

ラブコフ「ラブコフだよ~!よろしく!」

 

魔理沙「私は霧雨魔理沙だ!こっちこそよろしくな!」

 

創破「バイスとラブコフは人間じゃなくて悪魔に分類されるんだけど、俺と一緒に戦ってくれる頼もしい仲間だ」

 

バイス「何だよ~、照れるじゃんか創破~」

 

ラブコフ「ラブラブ~♪」

 

魔理沙「ハハッ、たしかに悪い奴じゃなさそうだな」

 

 創破はバイスとラブコフを魔理沙に紹介する。魔理沙は見た目に少し驚いたが悪い者ではなさそうだと判断した

 

バイス「じゃあ俺っち達、魔理沙の育てた向日葵見てくるから!」

 

ラブコフ「ラ~ブ~!」

 

魔理沙「あぁ!向日葵を傷つけないようにしてくれよ~!」

 

 バイスとラブコフは向日葵を見に外に出ていった。創破と魔理沙はバイス達が帰ってくるまでまた魔理沙の家でまた談笑しながら待つことにした

 

 

魔理沙「前から思ってたけど、お前の個性って何て言うか、本当に幅広いんだな。常闇のダークシャドウみたいに人格がはっきり分かれていて、意思を持って自立行動することが出来るなんてな」

 

創破「まぁ色々と制限みたいなのはあるんだけどな」

 

魔理沙「そうなのか?」

 

創破「あぁ、例えば実体化させていられる時間とか」

 

魔理沙「あまり長く実体化は出来ないのか?」

 

創破「自分が鎧を纏って変身している状態であれば変身解除までの間はずっと顕現出来るんだけど、このままの状態だったら長くて3時間くらい。敵との戦闘とかがあると1時間が限界かな、今のところは」

 

魔理沙「それでもすげぇじゃん。災害救助とか避難誘導もお前がいれば手数を増やせて活躍出来るし」

 

創破「でもなぁ。全員が全員凄く個性的なんだよ。頼もしいんだけど……ちょっと不安を感じてしまうことがある」

 

魔理沙「ほぉ~……それはそれで何か面白そうだ!機会があったら紹介してくれよ!」

 

創破「ん~まぁ、良いぞ」

 

 

 会話に花を咲かせること約10分程でバイスとラブコフが戻って来た。2人とも満足したみたいでご機嫌で創破の中に戻っていった

 

 

創破「それじゃあ魔理沙、今日は楽しかったよ。ありがと」

 

魔理沙「別に良いさ!また、学校でな!」

 

創破「おう!」

 

 

 創破は太陽の畑を後にした。創破の休み1日目はこうして終わった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カゲロウ「よし………あとは待つだけだ」

*1
東方projectの八雲紫

*2
イメージは東方projectの霧雨魔法店






今回はここまでです。

次回は休み2日目、お茶子との話をします!

読んでいただきありがとうございました!感想や評価もよろしくお願いします。


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