丸腰でポケモンの世界に転移したが持ち前の幸運(?)+αで生き抜いていきます   作:黒霧春也

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 10月17日、16時02分。
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41話・VSダイゴ2

 ダイゴさんに煽られるように、俺は左腕につけているキーストンに触れた。

 

「我が身を照らす未来回路よ、俺達を導く光となれ! メガ進化T!!」

「ハアァァ!!」

「この光は……ハハッ、他のメガ進化よりも強いな!」

「メタァァ!」

 

 ぶっちゃけ俺もクソ眩しいのでサングラスを用意するか悩んでいると、サーナイトの姿がメガ進化Tのおかげで変化した。

 

「こっからはガチのガチよ!」

「!? 君は面白いね!」

「メタァ!」

 

 通常のメガサーナイトとは違う姿のルナを見たダイゴさんは笑う。そして彼も胸元につけているメガラベルピンを取り出して口付けした。

 

「ではコチラも。石の輝き、絆となれ。メタグロス……メガ進化!」

「メタァァ!!」

 

 相手もメガ進化の光に包まれた結果、先程よりもさらに強そうな見た目になったメガメタグロスが現れた。(語彙力低下中)

 

「そのメガサーナイトの強さを見せてもらうよ!」

「わかりました! ルナ、マジカルフレイム!!」

「ハアァ!!」

「よし! コチラもラスターカノン!」

「メタ!!」

 

 先程と同じく『マジカルフレイム』と『ラスターカノン』の撃ち合い。その結果、バトルフィールドの中央で爆発した。

 

「さっきと違って互角か!」

 

 サファイアが何かを叫んでいるが聞いている余裕がないので、俺は余裕そうなルナに次の指示を出す。

 

「ルナ、サイコキネシス!」

「ほんと、クウヤはいい男ね!」

「い、いきなりなんだ?」

「さあ?」

 

 流れをぶち壊されたがなんとか立て直して、ルナが勢いよく『サイコキネシス』を使ってメガメタグロスを拘束した。

 

「!? メタグロス!」

「メタァ!」

 

 先ほどよりも火力が上がっているのか相手は拘束を振り解けない。その為、このままルナは最高火力の『マジカルフレイム』を放った。

 

「これでもくらいなさい!!」

「!?」

 

 フルパワーの一撃は、メガメタグロスに直撃。効果は抜群なので相手は後方に吹き飛ばされた。

 

「まさかここまでやるなんてね! でも!!」

「メタァ!」

「う、うそ!?」

 

 多少はふらついているが余裕で立ち上がるメガメタグロス。てか、ここまでやっても多少なのがやばすぎるわ!?

 

「メタグロスには炎技は効果抜群ですよね……」

「ああ、だけどボクのメタグロスはそう簡単にはやられないよ」

「メタ!」

 

 流石にあそこまで余裕そうにされると心が折れそうだが、ルナは苦笑いを浮かべながら楽しそうにした。

 

「こんなに大きな壁があるとは面白いわ!」

「確かに!」

 

 チャンピオンのエース。

 現実ではここまで高いレベルになるのかと驚くが、今の俺はこの状況を面白いと感じた。

 その為なのか、ダイゴさんも真剣な表情を浮かべる。

 

「君の実力に敬意を表してボクも本気でいくよ!」

「メタァ!!」

「いくよ……金剛の皇帝、発動!」

「なっ!?」

 

 ダイゴさんが「金剛の皇帝」と叫んだ瞬間。メタグロスが銀色のオーラを纏った。

 その姿はまるで……。

 

「王者の光みたい」

「まあ、そうだね!」

 

 見た感じは相手の能力が上がる系。俺はそう思ってルナに向かって指示を出す。

 

「ルナ、相手はおそらく能力が上がる系のサイドスキルを発動したと思う!」

「そんなの見なくてもわかるわよ」

「なら大丈夫だな」

 

 火力が上がる系のサイドスキルはフエンタウンで見ている。その為、まだ落ち着いてられるが……。

 

「それはどうかな? メタグロス、コメットパンチ!」

「メタァ!!」

「速い! ルナ!!」

「ぐっ! まもる!」

 

『テレポート』は間に合わないと判断したのかルナは『まもる』を発動。相手のメタグロスの攻撃をなんとか止めるが、バリアが破壊された。

 

「し、しまった!」

「ここだ! バレットパンチ!」

「メタァ!」

「ぐうぅ!」

 

 相手は銀色のオーラを纏わせた右腕から高速のパンチを繰り出してルナを殴り飛ばす。

 

(威力はコメットよりはマシだが……)

 

『バレットパンチ』でも先程の『コメットパンチ』レベルの威力がある。そうなるとかなりまずいと思っていると、地面に転がったルナがなんとか立ち上がった。

 

「ま、まだよ!」

「へえぇ! ボクのサイドスキルを使ったメタグロスの攻撃を耐えるなんてね」

「! その余裕、ぶっ潰してあげるわ」

 

 ルナはフラフラだが闘志は失われてない。俺は彼女の気合いに最高の気持ちで応えるために自分の頬を叩く。

 

「最後まで行くぞルナァ!!」

「ええ、頼むわよパートナー!!」

「「天弦の調律!!」」

「「!?」」

「メタァ!?」

 

 ここまできたら一緒に最後まで進む。

 俺とルナは互いに心を通わせるように叫ぶとまるで互いの感覚がシンクロしたように思えた。

 

(こ、この痛みは!)

 

 感覚を共有した事でルナの痛みを感じて倒れそうになるが、彼女はなんとか立っているので我慢して笑う。

 

〈行くぞ、ルナ〉

〈ええ!〉

 

 言葉は話してないが互いにテレパシーのように言いたい事がわかる。すると、対戦相手のダイゴさんが笑う。

 

「まさか君も……メタグロス、ここからは全く気を抜かないでよ!」

「メタァ!!」

「る、ルナさんの髪色が銀色に変わったし師匠の雰囲気もおかしい気がする……」

 

 相手も本気の本気で来るみたいなので俺はルナに伝達するように指示を出す。

 

〈ルナ、マジカルフレイムを放った後にサイコキネシス!〉

〈了解したわ!〉

 

 俺の考えを読み取ったルナは空中に複数の紫色の炎を浮かべ、メガメタグロスに射出した。

 

「何を考えているかわからないけど迎え撃つよ! メタグロス、ラスターカノン!」

「メタァ!」

〈〈()()()()()()()()()()()〉〉

 

 向こうはさっきと同じく『ラスターカノン』のビームで紫色の炎を消そうとするが、ルナは俺の指示通り『マジカルフレイム』に『サイコキネシス』を使い相手のビームを掻い潜らせた。

 

「メタァ!?!?」

「!? 面白いね!」

 

 炎技は相手に効果抜群なのでこのまま複数個ぶつけていると、先程よりも威力が上がっているのかメガメタグロスが苦しそうな表情を浮かべた。

 

「ボクの金剛の皇帝と同じく能力が上がっているみたいだね!」

「そ、それはどうですかね」

 

 流石にこの状況で返答するのはきついのでこのまま押し切らせてもらう。と思っていたが、ダイゴさんは冷静に一言。

 

「メタグロス、ぎんかのこぶし!」

「め、メタァァ!!」

「えっ、キャァぁ!」

「!? ぐぁぁ!?」

 

 先程まで優勢に見えていたがメガメタグロスが目にも止まらない速さで動き、比べ物にならない威力のパンチをルナにぶつけた。

 

(あ、やばい……)

 

 ルナが地面に倒れる寸前、シンクロが切れていく感じと意識。それと自分の意識が遠くなっていくように感じる。

 そして、自分の意識は深海に沈むように落ちていく。

 

〈余談〉

・今回サーナイト〈ルナ〉に起きた現象は原作のキズナヘンゲと同じ理屈ですが、クウヤとルナの気持ちが色んな意味で繋がったので起きた現象です。

 

 

 

 

 

 

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