丸腰でポケモンの世界に転移したが持ち前の幸運(?)+αで生き抜いていきます   作:黒霧春也

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 11月9日、16時06分。
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64話・驚きの発言

 伝説のポケモンやエスパータイプポケモンと共にゲームコーナーに突っ込んだ結果、潰すレベルで稼いでしまい出禁になった。(なお、俺とレールはほぼ何もしてない)

 まあ、それはさておき。

 必要なアイテムのおかげで手荷物はかなり多くなったが、空を見上げると真っ暗なのでポケモンセンターに戻る。

 

「ふう、やっと着いた……」

 

 泊まる用に大部屋を一つ借りているが景品に圧迫されている。まあ、それはいいとして俺は夜桜からあることを言われた。

 

「そういえば主人は何をしたいのかのう?」

「俺か? そうだな……」

 

 最初は脇役で主人公の成長やイベントを見たいだったが、今はストーリー崩壊をさせてしまって何が起きるかわからない。

 +崩壊されたイレギュラーには俺達も入っているので……。

 

「最初は生き残る為だったが今はバッジを集めつつ適当に街を観光する。それで最終的にはいろんな地方を回ってみたいな」

「ほうほう! なるほどのう!」

 

 嬉しそうに俺の膝に座る夜桜は俺の道に顔を近づけ一言。

 

「ちなみに妾にもすごい力があるのじゃ」

「すごい力? そもそもお前は伝説だろ」

「そうじゃなくて妾もお主達がやっているメガ進化に近い事ができるんじゃよ」

「……はい?」

 

 彼女の一言に思わず固まるしかなかったが、向こうがカラカラと笑っているのでなんともいえない。

 

(マジかよ。ルギアがメガ進化やゲンシカイキするかよ!?)

 

 このホウエン地方だとグラードン、カイオーガ、レックウザが伝説としてシンオウにつくレベルでやばい。

 てか天変地異を起こせる伝説のポケモン達でやばいのはわかる。てか、最弱と名高い伝説のポケモンであるレジギガスも大陸を動かしたと言われているんだよな。

 

「主人、どうしたのじゃ?」

「いやなんでもない」

 

 強い力を持てば人は狂う。どこかで聞いたことのある言葉を思い出しながら俺は心の中で。

 

(魅力的だが発散しないとな……)

 

 正直やばいところもあるが、なんとか自分なりに進んでいくことを決める。

 

 ーー

 

 3日後。

 あの後、サファイアも観光を一旦終わらせてキンセツジムに行くようだ。なので応援ために俺とカイラは彼女についていく。

 

「師匠、カイラと見ていてくださいね!」

「ああ!」

「てかいつのまにジムトレーナーを5人抜きしていたのよ……」

「えへへ! 昨日のうちにです」

 

 嬉しそうに笑っているサファイアの姉のように頭を撫でるカイラ。この短期間でかなり仲良くなっているみたいで個人的にもよく感じる。

 

(まあ、それはさておき)

 

 久しぶりのキンセツジム。まあ、前は散々お世話になったので緊張するのは今更な気がするが。

 

「師匠はキンセツジムはクリアしているんですよね」

「ああ、もちろん」

「おお! ではその時に使われたポケモンはなんだったんですか?」

「エレキブル、ジバコイル、メガライボルト」

「……それってかなり強くないかしら?」

「言うな」

 

 前者の二体はともかく相棒のメガライボルトを使ってきたテッセンさん。その時は危ないところもあったので思い出すだけでもハラハラする。

 

(てかあの時はガチだったよな)

 

 あくまでジムのタイプはほぼ専門だが、ダイパで有名なジムリーダーの電気タイプ互いのデンジは水タイプのオクタンを使ってきた。

 なので固定ではないしおそらく不利タイプへの対策もあるだろうな……多分。

 

「? マメパトに突かれたような顔をしてどうしたの?」

「いや、なんでもない」

「あ、そう」

 

 コチラの反応を見てカイラが頭に疑問符を浮かべている。まあ、ゲームの時の話をしても仕方ないので俺は頭の中から消す。

 そして適当に話しているとキンセツジムに到着したので、サファイアの先導で建物中に入っていく。

 

「すみません、ジムリーダーへの対戦お願いします!」

「はい! 昨日ジム試験をクリアした方ですね」

「ええ! そうです」

 

 サファイアは自分の仲間を受付に伝えると相手はニッコリと笑い頷く。そして、係の者が現れて彼女は奥に進んだ。

 

「さて、どうなるかしらね」

「だな」

 

 俺とカイラは少し心配しつつ観客席に向かい、中に入るとそこには立派な白鬚を生やした老人が座っていた。

 ……というか、座っているのはテッセンさんじゃん!

 

「おお! クウヤ君、久しぶりじゃな!」

「お、お久しぶりですテッセンさん」

「ホホッ! 隣のお嬢さんは初めましてかのう?」

「は、はい! カイナと言います」

「そうか! ワシはテッセンじゃ」

 

 テッセンさんは立ち上がりカイナと軽く話しているので、俺は席に座ってバトルフィールドを覗く。

 すると俺の左にはテッセンさん、右にはカイラが座った。

 

「こうやってクウヤ君の顔を見れるのは嬉しいが今日は何用で来たんじゃ?」

「あー、それは弟子がジムリーダー戦するので来ました」

「そ、そうなのかの!」

 

 嬉しそうにカラカラと笑っているテッセンさんを見つつ、逆に隣にいるカイラが不安そうに前を見る。

 

「そういえばクウヤ。ここのジムリーダーはどんな人なの?」

「「……」」

「ど、どうしたのそんなマメパトに突かれた目をして」

(さてどうしよう)

 

 正直シンプルだが難しい質問が来て思わず戸惑う。てかどう答えるか悩みすぎて頭が痛くなるんだが。

 ……俺は迷いに迷っていると愉快に笑うジムリーダーが1人。

 

「ハハッ、お嬢さんはこのジムのリーダーはどんな感じが思い浮かぶのじゃ?」

「うーん、個人的にはモデルみたいな金髪の美人さんを思い浮かべるわ!」

「お、おおう(汗)

(そ、それはある意味あっているが違う!?)

 

 確かに金髪モデルで電気タイプのジムリーダーは存在する。でも彼女はイッシュ地方のジムリーダーでホウエンではない!

 個人的に突っ込みたくなったがそれはさておき。隣にいるテッセンさんが大笑いしていた。

 

「な、なるほどのう! それは良い事を聞いた!」

「! その反応は当たっているのね!」

「さあ? 見てからのお楽しみじゃな!」

「えー!」

(犯人は隣にいるんだが)

  

 祖父と孫みたいなやりとりをする2人に内心で突っ込みつつ適当に時間を潰す。

 するとバトルフィールドにサファイアと金髪ロングの美人さん……クレアさんが現れて互いに顔を合わせた。

 

「やったあ! わたしの予想は当たっていたわ」

「そ、それは良かったな……」

 

 確かにクレアさんはモデルみたいな美女だが、あの人はジムリーダーであるテッセンさんの秘書だったのでは?

 俺は思わずテッセンさんの方に視線を向けると向こうは頷く。

 

「ハハッ、クレアもジムリーダーの資格を持っておるから大丈夫じゃよ」

「ほ、ほう……」

「へえぇ! あの美女さんはクレアさんと言うのね」

 

 思いっきり食いついているカイラを尻目に、サファイアとクレアさんが互いにトレーナーゾーンに移動した。

 

「これよりキンセツジムのジムリーダー戦を行います! 使用ポケモンは3体、どちらかのポケモンが全て戦闘不能になった場合に決着になります!」

 

 まずは審判からのジム戦での簡易説明。そしてルールを聞いた、クレアさんとサファイアの顔が互いに真剣になる。

 そして……。

 

「バトル開始!」

 

 審判の一言で互いにボールを手に取り、バトルが開始された。

 

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